2015/12/08 - 2015/12/08
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ミズ旅撮る人さん
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2015年12月、オランダ・ドイツ・ルクセンブルク・ベルギーを巡る駆け足ツアーに参加しました。
第7回は、ドイツのボンを訪れます。
第二次大戦後、冷戦の象徴ともなったドイツの東西分裂。それまでの首都であったベルリンが半分、東ドイツになってしまったため、西ドイツはライン河畔の町ボンを首都にしました。
以来、1990年の東西統一まで、政治の中心地でした。
ヨーロッパ随一の経済大国ドイツの首都ですから、もちろん大都会と思いますが、来てみてびっくり。なんだかやけに庶民的?
もちろん観光客が行く場所は、旧市街と決まっているので、一概には言えませんが。
ボンの観光の目玉は、ベートーベンの生家と、シューマン記念館。ボンは古くからの文化都市でもあります。
そして、一段と充実したクリスマスマーケットの開かれる町でもありました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
アーヘンから高速道路を走って、ボンの町に入りました。
ボンは、ケルンの南50kmくらいのライン河畔の町です。
古代ローマの時代から形成された古い町で、1818年にプロイセン王国によって設立されたボン大学があります。 -
ついつい元首都という目で見てしまいますが、どう見ても大都会には見えません。
旧市街もいいけれど、せっかくボンに来たのなら、元連邦議会などの政治の中心地も見てみたかったです。
ところが、すっかり現在の首都はベルリンだと思っていたのですが、1994年に制定された「ベルリン・ボン法」によって、ボンはベルリンと並んで国家の中枢機能を保持する都市となりました。
教育省・郵政省・環境省・食料農林省などとともに国防省まで置かれています。
なので、現在も首都の一翼を担っているのです。 -
さあ、ボン大学の前から徒歩観光の始まりです。
正式名称を「ライン・フリードリヒ・ヴィルヘルム大学ボン」と言います。
1818年にプロイセン王国によって設立されたドイツでは比較的新しい大学ですが、国の積極的な後押しによって、学生数3万人以上の規模を誇ります。 -
「Akademisches kunstmuseum(アカデミック美術館)」が敷地内にあります。
広い緑の芝生では、犬が放し飼いにされていました。 -
この本館には、人文科学部と事務局があります。
カトリック神学部・法学部・医学部・哲学部などの学部は市内に点在しているそうです。 -
ボン大学を抜けると中心街です。マルクト広場に来ました。
大きなクリスマスツリーが立っています。ドイツのツリーはすべて生木です。
様々な大きさのモミの木をクリスマスマーケットで売っています。マルクト広場(ボン) 広場・公園
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15:42。少し夕暮れて来ました。マルクト広場は、とても大きな石畳の広場です。
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マルクト広場に面して、旧市庁舎が建っています。
窓ガラスに白い紙のようなものが散らばって貼られています。これは、アドベントカレンダーです。
12月1日からイブの24日までを示します。
この日は8日でした。向かって右から二番目の2階の窓に貼られています。
6日は日曜だったので、色が変わっています。
ウィーンの市庁舎のアドベントカレンダーは、大きな窓一面が一日を表していて、すごく綺麗でした。市庁舎 (ボン) 建造物
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広場の中央には、何かの記念塔が立っています。
この広場を突っ切って歩きます。 -
広場の北側半分には食料品の市場が開かれています。
「オリーブ・チーズ・前菜」「地中海の特選」魅惑的な言葉が書かれた露店。
クリスマスマーケットではなくとも、こうして露店で食べ歩きが出来るんですね。 -
色彩の乏しい冬の広場に、果物の色が鮮やかです。
パイナップル・りんご(ドイツのは小振りです)・オレンジ・バナナ等々
吊り下げられている量りが懐かしいです。 -
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広場の先は賑やかなシュテルン通りです。
しかし、今はベートーベンの生家に行くので、ここを右に曲がります。 -
ボンガッセの商店街を北に向かいます。
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Namen−Jesu教会。
マルクト広場のそばにある聖レミギウス教会は、ベートーベンが洗礼を受け、オルガンを弾いていたそうです。ナーメン イエス教会 寺院・教会
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生家が近くなると、こういうものも立っています。背後には「ベートーベンホテル」の名前も。
彼がここに住んでいたのは22歳までなので、もっと若いと思うのですが。 -
ベートーベンとは全然関係はないのですが、巨大なスヌーピー発見。
自由な街歩きだったら、入ってみたかったお店です。 -
ボンガッセは見るからに現代的な商店街なので、本当にこんな所にベートーベンの生家があるのか、一人歩きだったら心配になりそうです。
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でも、交差するフリードリッヒ通りを過ぎると、建物が古くなって雰囲気が変わります。
ピンクの家の前に観光客が集まっています。「ベートーベンの生家」です。ベートーベンの家 博物館・美術館・ギャラリー
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「楽聖 ベートーベンの生家」です。
このピンク色の家の屋根裏で彼は生まれたといいます。 -
玄関の上にも「ベートーベンの生家」と彫り込まれています。
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生家の右隣に新館があります。すべての作品を試聴できます。
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ボンガッセの路上には、いくつかの肖像が嵌め込まれています。
歴代の首相か何かかと思って調べてみると、この人はアドルフ・コルピングという司祭さんでした。
名前の横には「コルピング協会の創設者」と書かれています。
「コルピング協会」が何かはわかりませんでしたが、彼の没後100年を記念した切手が発行されているほどの有名人です。 -
ヴィリー・ブラント。政治家。
彼は、第4代連邦首相です。1971年にノーベル平和賞を受賞しています。
第二次大戦後の1957年に西ベルリンの市長となり、東ドイツがベルリンの壁を築いたため、たいへん苦労しました。
当時のジョン・F・ケネディ大統領との会見の模様は有名です。
1969年に首相となり、翌年ワルシャワのユダヤ人ゲットー跡地で膝まづいて献花した光景は全世界に放送されました。
東西ドイツの統一時に、首都をベルリンに戻す決議を提案し、議決されました。 -
アンネマリー・シンメル。イスラム教の研究者です。
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エルンスト・モリッツ・アルント。愛国詩人であり、歴史家。
ナポレオンによって侵略された地域を見てナショナリズムに目覚め、ドイツ統一のために活動するようになりました。
1818年にはボン大学の教授となり、亡くなったのもボンでした。 -
今度はミュンスター寺院に向かって行きます。
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1階は香水屋さんです。
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ミュンスター広場に到着です。
ミュンスター広場 広場・公園
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ミュンスター広場のベートーベン像です。
普段は広場のどこからも見えるこの像も、クリスマスマーケットに埋もれて、カラフルな観覧車をバックに立っています。 -
クリスマス・コインというのがあるんですね。上がドイツ語、下が英語です。
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こうした施設は移動式なので、どうしても小さいのですが、こんなに電飾のすごいのは、珍しいです。
年々派手になっているような気がします。 -
こうして見ると、遊園地そのもののようですね。(シンデレラ城もあるし?)
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グリューヴァインではなく、子供用のノンアルコール「キンダープンシュ」です。
右側には「クリスマスマーケット ボン」と書かれています。
地名が書かれていなくても、このベートーベンでわかりますね。 -
クリスマスマーケットは、明かりが灯る頃から、人が増えて来ます。
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Postbankの建物です。
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先ほどの赤いマグカップがいっぱい並んでいるグリューヴァイン(ホットワイン)屋さん。
屋根の上には、酔っぱらいのトナカイ。このモチーフは、どこの都市でも同じです。
「赤鼻のトナカイ」って、そういうことなのか・・・?危険運転だなあ。 -
マッシュルームがいっぱい。美味しそう!どうやって食べるんだろう。
自由時間が短いから、ほとんど見て歩くだけで精いっぱい。食べてみたいなあ。 -
普段、ちゃんとしたお店には入りにくくても、こういう屋台なら簡単。
指をさして注文すれば、大抵難なく買えます。チップの心配もなし。 -
添加物などにすごくうるさいドイツでも、何故か着色料には寛大?
こんなすごい色の綿菓子、大丈夫?他の飴製品なども原色そのもの。
普段「Bio」製品にこだわっていて、屋台だとこれになるのがわからない。 -
ここで、小型のまな板を買いました。とにかく硬くてツルッツル。
重いので大きいのは買えないけれど、すごくいいです。
買う時に、手に持ったまな板には値札が付いていなくて、おばさん曰く「いくらだっけ?」
一緒に並んでいたまな板で、値札の付いているものを渡したら、「ああ、○ユーロね。」
商売っ気のないおばさん。
「首都」なのに、朴訥(ぼくとつ)な感じが嬉しいな。 -
電飾が綺麗になって来て、ますます人が増えて来ました。
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クリスマス・ピラミッドの周りは飲み屋さんなので、もう大混雑。
でも、クリスマスマーケットは、こうでなくっちゃね。 -
今回、入ることが出来なかったミュンスター寺院。
この八角形の塔が12世紀、最も美しい塔と言われたそうな。内装が素晴らしいのかな?ミュンスター教会 寺院・教会
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ものすごく綺麗な屋台。どんどん電飾が派手になり、飾りが凝っていくなあ。
あんまり現代風になって欲しくないんだけど。
ウィーンのクリスマスマーケットも、市庁舎前広場やマリア・テレジア広場などのクリスマスマーケットは、観光客向けになり過ぎてしまって、地元の人々は行かなくなってるようです。
そうなると、地元御用達のマーケットを見に行くのがまた楽しみ。
マグカップなんか、観光用と全然違って2色使いの簡単なもの。
でも、なんだか愛着があって愛用中です。 -
お菓子屋さんの店頭で吊り下げられているハートのお菓子は「レープクーヘン」。
蜂蜜と香辛料を練り込んだクッキーです。メッセージを頼んで書いてもらうことも出来ます。
愛の告白だったら食べられないね。 -
ミュンスタープラッツの一辺は、この百貨店「GALERIA kaufhof(ガレリア・カウフホフ)」です。
大抵の都市にある百貨店で、トイレに困った時のお助けマンです。ガレリア カウフホーフ (ボン店) 百貨店・デパート
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角の玄関から入って行きます。
無休で、9:30〜21:00営業と書いてあります。 -
トイレは通常上層階にあるので、エスカレータを上って行きます。
トイレの手前の売り場で、可愛いサンダルを見つけました。30ユーロです。 -
トイレと同じ階には、こうしたイートインのフードコートがあります。これもまた、困った時のお助け場所です。
トイレは、たぶん50セントだったと思います。 -
ガレリアの店頭のディスプレー。
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右下に「24時間ショッピング」と書かれているのは、何だろう?
百貨店で24時間営業なんてやってないと思うのだけれど・・・
一部フードコートか何かがやっているのかな? -
一気に暗くなって来ました。
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初めのマルクト広場に戻って来ました。随分、雰囲気が変わりました。
マルクト広場(ボン) 広場・公園
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Sternhotel Bonn ホテル
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旧市庁舎のそばにある電気施設の箱に、旧市庁舎の絵が描かれていました。
どこかの国で、都市の景観を良くするために、こうした施設にわざわざ絵を描いているのだとテレビで見ました。これも、そうしたものなのかな? -
すっかり暗くなりました。これがボンでの最後の一枚になります。
恐ろしく短いボンでの観光。
でも、なかなか一般的なツアーでは訪れることのない都市(アーヘン含む)に来られて、良かったです。
次回は、今夜の宿のあるケルンを紹介します。
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