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【旅行時のわたしの基本スペック→ブイ担】<br /><br />■「金城のCMしてる台湾へ行こう!」<br /><br /> 友人と台湾へ旅行することを決めたのは1年前のことだった。<br /><br />だが、ともに金城好きであると同時にブイヲタ(というか、こっちのがメイン)。<br /><br /> 「とりあえず10周年終わるまでは動けないって!」「おうさ!10周年でお金使うから、台湾は来年になってから!」<br /><br />なんて言いつつ、ともにとても楽しい10周年を過ごす。そして、そうこうするうちに、わたくし、フィリピンへ行くことに。<br /><br />友人的には「もうすっかり無いものだと思ってた」そうですが、いえいえ、武士に二言はありません。<br /><br />ということで(?)、日本脱出、一路台湾へ。<br /><br /><br /><br />当日、集合は11時に新宿。13時前には成田空港に到着。<br /><br />が、16時のキャセイパシフィック451便に乗り込んだのは、ギリギリ、15時50分頃。もう少し遅かったら、空港内全館呼び出しという辱めを受けるくらいギリギリ。<br /><br />ナゼにそんなにギリギリになってしまったかというと、オープンしたばかりの第1ターミナル、TSUTAYAでアイドル誌をむさぼり読んでいたからさ☆←<br /><br /><br /><br />■機中では、特筆すべきことはなし。微妙に興奮しつつも、私の隣のチャイニーズのいびきが凄かったことくらいしか覚えてない。<br /><br /><br /><br />■「で、チョイ悪か?チョイ悪なのか?」<br /><br />現地時間の18時半、台北の中生国際空港に到着。(ちなみに日本との時差は1時間)<br /><br />そして、到着ロビーにて、我々は運命の出会いを果たした。(って、大げさな)<br /><br />要は現地ガイドが運命の人だった。<br /><br />現地ガイド氏。<br /><br />迎えに来てくれてるのは有難いが、目印のところに行ったらいきなり、苗字を呼び捨てにされた。年の頃は40過ぎか。やや中年肥満の傾向アリ。白い半そでシャツにノータイ。<br /><br />そんなガイド氏をして、友人が見た瞬間「チョイ悪オヤジ」と呟いたので爆笑した。<br /><br />更に友人、絶好調。微妙に姉○似であることを発見。<br /><br />私は、ツボにはまって笑いが止まらない。しかし呼称としてはストレートすぎる為、以降呼び名は「チョイ悪」。<br /><br />「で、結局、チョイ悪は本当にチョイ悪か。チョイ悪なのか?」<br /><br />旅の間中、彼が居ない時も折に触れては思い出し、そんなことを考える羽目になった。<br /><br />言いつつ、所詮私なので、30分も経った頃にはチョイ悪に釘付け。もう夢中。<br /><br />だってチョイ悪、超デキる男なのだ。必要事項以外何も言わない。<br /><br />よくありがちな、「空港から市街地までは何キロくらいあるんですよ〜」だ「この辺りは昔、○○で栄えたんですよ〜」的なことは何も言わない。<br /><br />当然、客である我々に媚びたりもしない(ギャル4人組と話しているときは若干うれしそうだった)。<br /><br />それどころか、自己紹介すらしなかった。<br /><br />彼がしたことといえば、ひたすら、比較的流暢な日本語で、「私が両替します」「皆さん!明日明後日は銀行休みですよ」「私が両替します」を繰り返すことだけだった。<br /><br />きっと、何らかのマージンが入るんだろうなぁ…と容易に想像させるほどの熱心さ。<br /><br />それ以外、彼の口から、事務的なこと以外は何も出なかった。さすが、デキる男はムダ口叩かんな(そうか)。<br /><br /><br /><br />■「少しは陳列考えよう…」<br /><br />チョイ悪のガイドによりホテル到着後、ホテル近くの士林夜市へ行く。<br /><br />台湾最大のスケールで衣料関係や小物類、ゲーム類も充実。美食舘建設中のため、飲食屋台は近くの仮施設で営業中だった(んだそうだ。知ってた?私、今の今まで知らんかったよ…>私信)<br /><br />むせ返るような、様々な食べ物の匂いが充満する中、一軒の屋台に入る。<br /><br />ビーフンと海鮮焼そばを。味は。うーむ。正直イマイチ。<br /><br />というか、バカ舌(味オンチ)の私なので、何が何だかよく分からないが、何か、全料理に共通するスパイスがあるような気がする…。<br /><br />そして、それが、私にはイマイチ苦手だった気がする…。<br /><br />食事後、マーケットへと足を運んだが、このマーケットがもう。<br /><br />何というか、ひとごとどころかよその国のことながら「少しは陳列考えよう…」と言いたくなるようなところだった。<br /><br />例えて言えば、洋服の横に乾物アリ。肉の横に財布アリ、みたいな。「何このラインナップ」と爆笑した。<br /><br />そして、夜市の一角、アイドルショップを見つけたので大喜びで入る。<br /><br />が。が。が。<br /><br />やっぱり、地元ということでF4が強い。<br /><br />おジ☆ニ様といえば、何枚かKAT-TUN(というか亀梨くん)と山Pのものがあるだけ。「このラインナップに、ウチの子達は居る訳ないねぇ…」と二人で半笑い。<br /><br />(でもこの半笑い。同じブイヲタと言いながら、翌日「カミセンヲタ」と「トニセンヲタ」は、明暗を分けることになる…微笑)<br /><br />そんなこんなで1日目終了。<br /><br /><br /><br />■「フィリピンピンクのねずみ女」<br /><br />2日目。朝食後、朝9時にはホテルを出発。気合充分。<br /><br />が、気合が入りすぎて、朝早すぎると店は開いてないということを忘れていた。<br /><br />結局、龍山寺を一瞬ひやかした後、マックで時間をつぶす。<br /><br />マックは特に日本と変わりなし。ジャンクフード大好きな私なので(だからくどいようだがバカ舌)、マック大好き☆妙にテンションあがる。<br /><br /><br />が、それでも店が開く気配は無いので、蒋介石先生を記念した「中正記念堂」へ行く。<br /><br />ここがバカデカイんだ。とにかく。約25万平米だってー。それってどれくらい?だから約25万平米。<br /><br />気温は恐らく30度を超えていた、暑さも相まってもーヘロヘロ。<br /><br />ちょうど開催中だったワールドカップ「サムライブルー」に倣い、友人が「フィリピンピンク」と名付けてくれた結構原色のピンクのパーカーを被って太陽の光をしのいでいた私は、とりわけ、台湾に現れたねずみ女のようだった。<br /><br />途方にくれるほど長い大道を通り、またも途方に暮れそうな89段の階段(蒋介石が89歳で亡くなったから89なんだそうだ)を登ると、そこには白亜の建物、広々としたホール。遠くからでも見えていただけあって、こちらもデカイ。<br /><br />そして、中に居たブロンズ色の座像の蒋介石先生もこれまたデカイ。<br /><br />両脇には、直立不動の衛兵が守っている。今は海軍なんだそうだ。1時間おきに交代なんだそうだ。<br /><br />そして台湾の軍隊は、4ヶ月に1度募集をかけるが、基本的には超エリートしか入れないんだそうだ。<br /><br />(以上、勝手によそのガイドさんの話を聞いた。ちなみにこの日完全自由行動だったので、私達にガイドは居なかった。チョイ悪ぅ〜)<br /><br /><br /><br /><br />■「台湾にトニは存在しません(キッパリ)」<br /><br />その後、お待ちかね、超お待ちかねの西門町へ。<br /><br />実は前述のマック、西門町のマックだった。開くのを待っていたのは主にアイドルショップだった。<br /><br />ということで大喜びでカムバック。ミートアゲイン。目星をつけていたアイドルショップへ入る。<br /><br />が。が。が。<br /><br />台湾でも日本でも、時代はKAT-TUNなんですねお母さん(微笑)。<br /><br />てんこ盛りのKAT-TUNに、「こりゃ無理だわー。ウチの子達いるわけ無いわー」と改めて悟る。<br /><br />だって、ブイはともかく(コラ)、嵐すら居ないんだもの。<br /><br />ダメだーこりゃーと半ばあきらめつつ、1枚だけ見つけた嵐のポスターを見つけて喜んでいたら。<br /><br />ありました!ありましたよ!膨大な写真の中に我らがV6が!!!(大喜)<br /><br />わずか5,6枚だけど、6人が映っている写真を見つけただけで大喜び。<br /><br />「やだ〜。これSEVENの頃〜?」「森田さんかわいい〜!」<br /><br />な〜んて言いつつ見進める。<br /><br />そして続くは、カミングセンチュリーの写真。<br /><br />明らかにどこかから無断に持ってきたと思しきものだけど、いずれにせよカワイイ!<br /><br />カミセン写真の次は森田さんコーナー。相変わらずカッコいい!<br /><br />森田さんの写真の後、その次に健くん。こちらもラブリー、ハズレなし!<br /><br />で、次准坊。相変わらずニヒルだわ〜男前〜。<br /><br />写真の枚数は剛健に比べると、やっぱりちょっと多いかしら。このあたりも、日台同じなのね、ふむふむ。<br /><br />で。さて、次はいよいよお待ちかね…。<br /><br />と、ここで私は異変に気づく。<br /><br />剛くん健くん准坊と来れば、次は坂本くん長野くん井ノ原くんと来るはずだ。だってそれがブイシックス★アジアのスタア俺達6人ブイシックス★<br /><br /><br />が。が。が。<br /><br />どうしてだろう。何故かそこにあるのは、光一王子の笑顔だった。<br /><br />えぇぇぇぇぇ!?と見進めると、一人でカミセン全て分くらいスペースが割いてあった光一王子の後は、当然、堂本剛さん。ツヨシくんのスペースも多い。<br /><br />そして、二人揃った写真。二人揃うとその名はキンキキッズ。こちらは本物、名実ともにアジアのスター、キンキキッズ。<br /><br />「おかしいよ!これおかしいよ!?」と(主に私が)プチパニックになりながら探せど、尋ね人(いぶし銀スタアトニセン)は見つからず。<br /><br />そして、次第に悟る。<br /><br /><br />こりゃ、トニ無いわ(キッパリ)。<br /><br /><br />台湾に、トニセンは存在しませんでした。 <br /><br />皆さんご存知でしたか。あたしゃ全く知りませんでしたよ(笑顔)。<br /><br /><br />それにしても、確かにトニセン、昔はカミセンの彩りだったと思う(コラ)。<br /><br />が、時は経ち、年を経て、ウコンのCMするまでになってきた。「時代がトニに追いついた!」ここ最近の私の口癖だった。<br /><br />でも、まだまだ、トニセンはカミセンの彩りのようだ…(これまでも。そしてこれからも…微笑)。<br /><br />すごいよな。それにしても。需要が無いのかな。無いんだろうな。やっぱりアイドルは顔なのかな。顔なんだろうな。顔だな(結論)。 <br /><br /><br /><br />■「三越なのに匂う〜」<br /><br />そのほか、市街地をぶらぶら。<br /><br />お茶の専門店に行く。<br /><br />店主(おじい)に、まず、「時間があるかどうか」を尋ねられ、ある旨を伝えると、そこから試飲が始まる。<br /><br />本物のお茶とは、大体7回程度試飲をしないと良さが分からないので、時間が無い観光客には試飲をお断りしているということだった。うーん、こだわり。<br /><br />実は友人には一言も言わなかったが、大昔、お茶にハマっていたことがある。<br /><br />一瞬。茶器セットも持っていたのだ。わざわざ香港で買って帰った。<br /><br />知り合いの中国人の方に中国茶のお作法を習っていたこともある。<br /><br />しかし、店主のじいさんの話を初めて聞くように驚き、お茶の味にも驚いた。<br /><br />ついでに(褒めたつもりで)「味が渋いですね〜」と言ったら、台湾人のおじいさんに「『渋い』は柿に使う。お茶は『苦い』を使う」と訂正された。私ネイティブジャパニーズなのに。<br /><br />が、驚いたことも、味に感銘を受けたことも、すべて演技ではない。<br /><br />いろんなことをきれいさっぱり忘れていた。<br /><br />お茶にハマっていたことすら、お店を出てから思い出したのだ。この記憶力の無さよ。<br /><br /><br />そして、三越に行こうと地下鉄から地上に上ったところ人だかり。ステージに向かって皆が騒ぎ写真を撮っている。<br /><br />ヲタク二人なので、そこに有名人がいる匂いがするなら、とりあえず人ごみを見に行く。<br /><br />女性歌手。流れている曲に、友人が「ターンレフトターンライト」の主題歌だと言う。<br /><br />金城主演のこの映画を一緒に観に行ったあたりから、「台湾に行こう〜」なんて話が出始めた気がする。<br /><br />「本物なのかしら!?」と話しながら、もしも偽物でも、今、この曲が流れているなんて、ここでも運命を感じる。<br /><br />(そして、日本で調べたところ本物でした!)<br /><br /><br /><br />で、三越。B1のレストラン街?がとてもジャンクな雰囲気で爆笑する。<br /><br />三越なのになんだか匂うという緊急事態発生(しかも5階とか6階まで)。<br /><br />地下2階の食品売り場では、日本の食品の多さに改めて驚く。<br /><br />そう。日本食がとても多いのだ。だから、普通に暮らせるような感覚に陥っていた。<br /><br />台湾に居る間中、友人と東京で遊んでる、と何ら変わりない感覚だった。 <br /><br /><br /><br />ちなみに横断歩道。<br /><br />青の時は、電光掲示板に映った人型のマークが歩いている。<br /><br />チョコチョコと歩いている。残り時間が少なくなると急ぎ足になる。<br /><br />その様子がまたかわいらしい。<br /><br /><br />その後、友人のリサーチしてくれていたお店で夕食をとった後(どれもこれもとても美味しかった!)、この旅の準メインイベント(メインイベントはヲタること)、エステ&足ツボマッサージへ。<br /><br />しかし、期待していた足ツボマッサージは、「痛いことが良いマッサージではない!痛くないことこそ効果あり!」という、こちらの意図とは違う精神論を持ったマッサージ師に当たってしまったため、ほとんど痛みを感じることなく終了。<br /><br /><br /><br />■「結局、一番印象に残ったのがチョイ悪って…」<br /><br />3日目。朝食後散歩に行く。トニが台湾行ったときにやってたような、石がびっしりと敷き詰めてある足ツボロードを歩く。<br /><br />近所に住むと思しきおじさんと一瞬交流(もちろん日本語。台湾の年長の方は皆、日本語が話せる)。<br /><br />この足ツボロードを歩いていたとき、私は、遠くで友人の小さな叫び声を聞いていた。<br /><br />めったなことでは驚かない友人が声をあげていたので一瞬声のする方を見遣ったが、なにか一人でバタバタしていたので「まーいーやー。ってか痛いぜぇ」と、引き続き歩き続けた。<br /><br />後に聞いたところによると、友人の横で犬2匹が猫を突然追いかけはじめ、猫が駆け上った木から驚いた蝉が落ちてきて、友人の横に飛んできたから驚いていた、とのこと。<br /><br />犬2匹VS猫。仁義なき戦い。被害者は蝉と友人。そんなところか。<br /><br /><br />その後ホテル出発。<br /><br />この日の空港まで送ってくださるガイドがチョイ悪ではなかったので、二人で悲しんでいたら、なんとお土産やさんでチョイ悪を発見。軽く運命を感じる(嘘)。<br /><br />更にチョイ悪、遂には空港でも発見。<br /><br />ちょうどカウンターに荷物を預けているときで、ワタシのいつもの悪い癖で大げさにおどろいたら、友人のみならず、カウンターのおじさんまでもがチョイ悪を見る。<br /><br />「なんでもありません」答える私はきっぱり日本語だった。<br /><br />余談だが、この日のチョイ悪の代わりのガイドさんは、ちゃんと自己紹介をしてくれ、街の由来を話してくれ、と至って普通のガイドさんだった。<br /><br />帰りの飛行機では、残りの硬貨で買ったアイドル誌にKAT-TUNと山P、嵐が載っていて、文字通り目を皿にしながらカミングセンチュリーを探したけれど居なかったことと(トニは、さすがにもう諦めた)、爆睡してたこと以外、何も覚えていない。<br /><br /><br /><br /><br />そんなこんなで台湾旅行。気づけば一番印象に残ったのが「チョイ悪」だった。<br /><br /> 東京で遊んでる時と何ら変わりなかった単なるヲタ旅行。でもとても楽しかった台湾旅行。<br />

ヲタクの台湾旅行

17いいね!

2006/06/23 - 2006/06/25

14448位(同エリア28159件中)

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うー

うーさん

【旅行時のわたしの基本スペック→ブイ担】

■「金城のCMしてる台湾へ行こう!」

友人と台湾へ旅行することを決めたのは1年前のことだった。

だが、ともに金城好きであると同時にブイヲタ(というか、こっちのがメイン)。

「とりあえず10周年終わるまでは動けないって!」「おうさ!10周年でお金使うから、台湾は来年になってから!」

なんて言いつつ、ともにとても楽しい10周年を過ごす。そして、そうこうするうちに、わたくし、フィリピンへ行くことに。

友人的には「もうすっかり無いものだと思ってた」そうですが、いえいえ、武士に二言はありません。

ということで(?)、日本脱出、一路台湾へ。



当日、集合は11時に新宿。13時前には成田空港に到着。

が、16時のキャセイパシフィック451便に乗り込んだのは、ギリギリ、15時50分頃。もう少し遅かったら、空港内全館呼び出しという辱めを受けるくらいギリギリ。

ナゼにそんなにギリギリになってしまったかというと、オープンしたばかりの第1ターミナル、TSUTAYAでアイドル誌をむさぼり読んでいたからさ☆←



■機中では、特筆すべきことはなし。微妙に興奮しつつも、私の隣のチャイニーズのいびきが凄かったことくらいしか覚えてない。



■「で、チョイ悪か?チョイ悪なのか?」

現地時間の18時半、台北の中生国際空港に到着。(ちなみに日本との時差は1時間)

そして、到着ロビーにて、我々は運命の出会いを果たした。(って、大げさな)

要は現地ガイドが運命の人だった。

現地ガイド氏。

迎えに来てくれてるのは有難いが、目印のところに行ったらいきなり、苗字を呼び捨てにされた。年の頃は40過ぎか。やや中年肥満の傾向アリ。白い半そでシャツにノータイ。

そんなガイド氏をして、友人が見た瞬間「チョイ悪オヤジ」と呟いたので爆笑した。

更に友人、絶好調。微妙に姉○似であることを発見。

私は、ツボにはまって笑いが止まらない。しかし呼称としてはストレートすぎる為、以降呼び名は「チョイ悪」。

「で、結局、チョイ悪は本当にチョイ悪か。チョイ悪なのか?」

旅の間中、彼が居ない時も折に触れては思い出し、そんなことを考える羽目になった。

言いつつ、所詮私なので、30分も経った頃にはチョイ悪に釘付け。もう夢中。

だってチョイ悪、超デキる男なのだ。必要事項以外何も言わない。

よくありがちな、「空港から市街地までは何キロくらいあるんですよ〜」だ「この辺りは昔、○○で栄えたんですよ〜」的なことは何も言わない。

当然、客である我々に媚びたりもしない(ギャル4人組と話しているときは若干うれしそうだった)。

それどころか、自己紹介すらしなかった。

彼がしたことといえば、ひたすら、比較的流暢な日本語で、「私が両替します」「皆さん!明日明後日は銀行休みですよ」「私が両替します」を繰り返すことだけだった。

きっと、何らかのマージンが入るんだろうなぁ…と容易に想像させるほどの熱心さ。

それ以外、彼の口から、事務的なこと以外は何も出なかった。さすが、デキる男はムダ口叩かんな(そうか)。



■「少しは陳列考えよう…」

チョイ悪のガイドによりホテル到着後、ホテル近くの士林夜市へ行く。

台湾最大のスケールで衣料関係や小物類、ゲーム類も充実。美食舘建設中のため、飲食屋台は近くの仮施設で営業中だった(んだそうだ。知ってた?私、今の今まで知らんかったよ…>私信)

むせ返るような、様々な食べ物の匂いが充満する中、一軒の屋台に入る。

ビーフンと海鮮焼そばを。味は。うーむ。正直イマイチ。

というか、バカ舌(味オンチ)の私なので、何が何だかよく分からないが、何か、全料理に共通するスパイスがあるような気がする…。

そして、それが、私にはイマイチ苦手だった気がする…。

食事後、マーケットへと足を運んだが、このマーケットがもう。

何というか、ひとごとどころかよその国のことながら「少しは陳列考えよう…」と言いたくなるようなところだった。

例えて言えば、洋服の横に乾物アリ。肉の横に財布アリ、みたいな。「何このラインナップ」と爆笑した。

そして、夜市の一角、アイドルショップを見つけたので大喜びで入る。

が。が。が。

やっぱり、地元ということでF4が強い。

おジ☆ニ様といえば、何枚かKAT-TUN(というか亀梨くん)と山Pのものがあるだけ。「このラインナップに、ウチの子達は居る訳ないねぇ…」と二人で半笑い。

(でもこの半笑い。同じブイヲタと言いながら、翌日「カミセンヲタ」と「トニセンヲタ」は、明暗を分けることになる…微笑)

そんなこんなで1日目終了。



■「フィリピンピンクのねずみ女」

2日目。朝食後、朝9時にはホテルを出発。気合充分。

が、気合が入りすぎて、朝早すぎると店は開いてないということを忘れていた。

結局、龍山寺を一瞬ひやかした後、マックで時間をつぶす。

マックは特に日本と変わりなし。ジャンクフード大好きな私なので(だからくどいようだがバカ舌)、マック大好き☆妙にテンションあがる。


が、それでも店が開く気配は無いので、蒋介石先生を記念した「中正記念堂」へ行く。

ここがバカデカイんだ。とにかく。約25万平米だってー。それってどれくらい?だから約25万平米。

気温は恐らく30度を超えていた、暑さも相まってもーヘロヘロ。

ちょうど開催中だったワールドカップ「サムライブルー」に倣い、友人が「フィリピンピンク」と名付けてくれた結構原色のピンクのパーカーを被って太陽の光をしのいでいた私は、とりわけ、台湾に現れたねずみ女のようだった。

途方にくれるほど長い大道を通り、またも途方に暮れそうな89段の階段(蒋介石が89歳で亡くなったから89なんだそうだ)を登ると、そこには白亜の建物、広々としたホール。遠くからでも見えていただけあって、こちらもデカイ。

そして、中に居たブロンズ色の座像の蒋介石先生もこれまたデカイ。

両脇には、直立不動の衛兵が守っている。今は海軍なんだそうだ。1時間おきに交代なんだそうだ。

そして台湾の軍隊は、4ヶ月に1度募集をかけるが、基本的には超エリートしか入れないんだそうだ。

(以上、勝手によそのガイドさんの話を聞いた。ちなみにこの日完全自由行動だったので、私達にガイドは居なかった。チョイ悪ぅ〜)




■「台湾にトニは存在しません(キッパリ)」

その後、お待ちかね、超お待ちかねの西門町へ。

実は前述のマック、西門町のマックだった。開くのを待っていたのは主にアイドルショップだった。

ということで大喜びでカムバック。ミートアゲイン。目星をつけていたアイドルショップへ入る。

が。が。が。

台湾でも日本でも、時代はKAT-TUNなんですねお母さん(微笑)。

てんこ盛りのKAT-TUNに、「こりゃ無理だわー。ウチの子達いるわけ無いわー」と改めて悟る。

だって、ブイはともかく(コラ)、嵐すら居ないんだもの。

ダメだーこりゃーと半ばあきらめつつ、1枚だけ見つけた嵐のポスターを見つけて喜んでいたら。

ありました!ありましたよ!膨大な写真の中に我らがV6が!!!(大喜)

わずか5,6枚だけど、6人が映っている写真を見つけただけで大喜び。

「やだ〜。これSEVENの頃〜?」「森田さんかわいい〜!」

な〜んて言いつつ見進める。

そして続くは、カミングセンチュリーの写真。

明らかにどこかから無断に持ってきたと思しきものだけど、いずれにせよカワイイ!

カミセン写真の次は森田さんコーナー。相変わらずカッコいい!

森田さんの写真の後、その次に健くん。こちらもラブリー、ハズレなし!

で、次准坊。相変わらずニヒルだわ〜男前〜。

写真の枚数は剛健に比べると、やっぱりちょっと多いかしら。このあたりも、日台同じなのね、ふむふむ。

で。さて、次はいよいよお待ちかね…。

と、ここで私は異変に気づく。

剛くん健くん准坊と来れば、次は坂本くん長野くん井ノ原くんと来るはずだ。だってそれがブイシックス★アジアのスタア俺達6人ブイシックス★


が。が。が。

どうしてだろう。何故かそこにあるのは、光一王子の笑顔だった。

えぇぇぇぇぇ!?と見進めると、一人でカミセン全て分くらいスペースが割いてあった光一王子の後は、当然、堂本剛さん。ツヨシくんのスペースも多い。

そして、二人揃った写真。二人揃うとその名はキンキキッズ。こちらは本物、名実ともにアジアのスター、キンキキッズ。

「おかしいよ!これおかしいよ!?」と(主に私が)プチパニックになりながら探せど、尋ね人(いぶし銀スタアトニセン)は見つからず。

そして、次第に悟る。


こりゃ、トニ無いわ(キッパリ)。


台湾に、トニセンは存在しませんでした。

皆さんご存知でしたか。あたしゃ全く知りませんでしたよ(笑顔)。


それにしても、確かにトニセン、昔はカミセンの彩りだったと思う(コラ)。

が、時は経ち、年を経て、ウコンのCMするまでになってきた。「時代がトニに追いついた!」ここ最近の私の口癖だった。

でも、まだまだ、トニセンはカミセンの彩りのようだ…(これまでも。そしてこれからも…微笑)。

すごいよな。それにしても。需要が無いのかな。無いんだろうな。やっぱりアイドルは顔なのかな。顔なんだろうな。顔だな(結論)。



■「三越なのに匂う〜」

そのほか、市街地をぶらぶら。

お茶の専門店に行く。

店主(おじい)に、まず、「時間があるかどうか」を尋ねられ、ある旨を伝えると、そこから試飲が始まる。

本物のお茶とは、大体7回程度試飲をしないと良さが分からないので、時間が無い観光客には試飲をお断りしているということだった。うーん、こだわり。

実は友人には一言も言わなかったが、大昔、お茶にハマっていたことがある。

一瞬。茶器セットも持っていたのだ。わざわざ香港で買って帰った。

知り合いの中国人の方に中国茶のお作法を習っていたこともある。

しかし、店主のじいさんの話を初めて聞くように驚き、お茶の味にも驚いた。

ついでに(褒めたつもりで)「味が渋いですね〜」と言ったら、台湾人のおじいさんに「『渋い』は柿に使う。お茶は『苦い』を使う」と訂正された。私ネイティブジャパニーズなのに。

が、驚いたことも、味に感銘を受けたことも、すべて演技ではない。

いろんなことをきれいさっぱり忘れていた。

お茶にハマっていたことすら、お店を出てから思い出したのだ。この記憶力の無さよ。


そして、三越に行こうと地下鉄から地上に上ったところ人だかり。ステージに向かって皆が騒ぎ写真を撮っている。

ヲタク二人なので、そこに有名人がいる匂いがするなら、とりあえず人ごみを見に行く。

女性歌手。流れている曲に、友人が「ターンレフトターンライト」の主題歌だと言う。

金城主演のこの映画を一緒に観に行ったあたりから、「台湾に行こう〜」なんて話が出始めた気がする。

「本物なのかしら!?」と話しながら、もしも偽物でも、今、この曲が流れているなんて、ここでも運命を感じる。

(そして、日本で調べたところ本物でした!)



で、三越。B1のレストラン街?がとてもジャンクな雰囲気で爆笑する。

三越なのになんだか匂うという緊急事態発生(しかも5階とか6階まで)。

地下2階の食品売り場では、日本の食品の多さに改めて驚く。

そう。日本食がとても多いのだ。だから、普通に暮らせるような感覚に陥っていた。

台湾に居る間中、友人と東京で遊んでる、と何ら変わりない感覚だった。



ちなみに横断歩道。

青の時は、電光掲示板に映った人型のマークが歩いている。

チョコチョコと歩いている。残り時間が少なくなると急ぎ足になる。

その様子がまたかわいらしい。


その後、友人のリサーチしてくれていたお店で夕食をとった後(どれもこれもとても美味しかった!)、この旅の準メインイベント(メインイベントはヲタること)、エステ&足ツボマッサージへ。

しかし、期待していた足ツボマッサージは、「痛いことが良いマッサージではない!痛くないことこそ効果あり!」という、こちらの意図とは違う精神論を持ったマッサージ師に当たってしまったため、ほとんど痛みを感じることなく終了。



■「結局、一番印象に残ったのがチョイ悪って…」

3日目。朝食後散歩に行く。トニが台湾行ったときにやってたような、石がびっしりと敷き詰めてある足ツボロードを歩く。

近所に住むと思しきおじさんと一瞬交流(もちろん日本語。台湾の年長の方は皆、日本語が話せる)。

この足ツボロードを歩いていたとき、私は、遠くで友人の小さな叫び声を聞いていた。

めったなことでは驚かない友人が声をあげていたので一瞬声のする方を見遣ったが、なにか一人でバタバタしていたので「まーいーやー。ってか痛いぜぇ」と、引き続き歩き続けた。

後に聞いたところによると、友人の横で犬2匹が猫を突然追いかけはじめ、猫が駆け上った木から驚いた蝉が落ちてきて、友人の横に飛んできたから驚いていた、とのこと。

犬2匹VS猫。仁義なき戦い。被害者は蝉と友人。そんなところか。


その後ホテル出発。

この日の空港まで送ってくださるガイドがチョイ悪ではなかったので、二人で悲しんでいたら、なんとお土産やさんでチョイ悪を発見。軽く運命を感じる(嘘)。

更にチョイ悪、遂には空港でも発見。

ちょうどカウンターに荷物を預けているときで、ワタシのいつもの悪い癖で大げさにおどろいたら、友人のみならず、カウンターのおじさんまでもがチョイ悪を見る。

「なんでもありません」答える私はきっぱり日本語だった。

余談だが、この日のチョイ悪の代わりのガイドさんは、ちゃんと自己紹介をしてくれ、街の由来を話してくれ、と至って普通のガイドさんだった。

帰りの飛行機では、残りの硬貨で買ったアイドル誌にKAT-TUNと山P、嵐が載っていて、文字通り目を皿にしながらカミングセンチュリーを探したけれど居なかったことと(トニは、さすがにもう諦めた)、爆睡してたこと以外、何も覚えていない。




そんなこんなで台湾旅行。気づけば一番印象に残ったのが「チョイ悪」だった。

東京で遊んでる時と何ら変わりなかった単なるヲタ旅行。でもとても楽しかった台湾旅行。

旅行の満足度
5.0
同行者
友人
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)

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