2016/01/08 - 2016/01/10
173位(同エリア421件中)
オオイさん
あの日、宮城・石巻で見たのは
「満開のサクラ」 と 「廃墟」 でした。
2011年3月11日から間もなく 「区切りの5年」
当時見た風景を思い浮かべながら
石巻の “今” を歩いてみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
傾斜15度はあろうかという急坂を
-
上り続けること5分
-
芭蕉も歌った 日和山(ひよりやま)の展望台に到着
日和山公園 公園・植物園
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その眼下には
-
太平洋 (石巻湾) を一望
この海は 南三陸金華山国定公園にもなっている -
「石ノ森章太郎 萬画館」 など
穏やかな海辺の街並みが広がる 石巻の街 -
5年前の 2011年4月
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津波により街の様相は一変
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住宅は廃墟となり
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各所で行方不明者の捜索が行われていた
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日和山公園では 「満開のサクラ」 の向こう側に
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ガレキと化した街並みが見え 絶望感が広がったのを覚えている
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あれから5年が経とうとする今の石巻
見る限り ガレキは片付いたものの
依然 そこに住宅はなく 草が生え放題 -
かつての住人たちは 変わり果てたわが町に
どんな思いなのだろうか -
あの日 押し寄せる津波から逃げようと 皆が駆けあがってきた階段
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その階段を下り “街の中” へ行ってみた
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生活に欠かせない道路の新設
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重機が入り 少しずつだが整備は進んでいるようだ
5年前 ちょうどこの場所で撮った写真がある -
道の左右には ガレキと化した住居と 押しつぶされた乗用車
電柱はすべて折れたのか 1本も見えない -
家族の捜索を続ける人も 多く見かけた
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旧 門脇(かどのわき)小学校へ近づいてみる
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ネットで覆われた校舎
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門にはカギがかけられ 中に入ることは許されない
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校舎が津波に襲われ さらに火災で全焼した 門脇小学校
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至近の墓地では 墓石が散乱
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消防車が押しつぶされた惨状を目の当たりにした
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震災後、門脇小学校は 市街地の高台へ移設されたため
この校舎から子供たちの声が聞こえることはない
南三陸町の防災庁舎と同様 「震災の記憶」 として
存続が長年議論されているようだが 結論は出ていないらしい
近所の住人と話をしたら 「壊してほしい」 と言っていたな -
「海」 へ向かってみる
-
あの日とは違い 穏やかな波が打ち寄せる 石巻湾
その背後では -
「二度と津波の被害を受けないよう」 堤防建設が進む
それに合わせ 新しい町も高さ7〜8mの土台を作り
その上に 住宅街を作るという計画らしい
人々が戻ってくるのは まだまだ先になりそうだ -
駅への戻り道 「立て看板」 の方向へ曲がってみた
-
「がんばろう!石巻」
廃材の板に書かれた その看板は震災直後から
復興へのスローガンとなり 石巻市民を励ました -
今は参拝スペースとして周囲は整備され
さらに土台のかさ上げ後は ここ一帯が公園になるらしく
看板は 「震災メモリアル」 として移設・保存されると聞いた
でも本来 復興したら撤去すべきだよなぁ
公園に常設するもんじゃないと思うし…
なんとも複雑な気持ちだよ -
乱暴な言葉かもしれないけど
「さっさと復興しちゃおうぜ! 石巻!!」
「がんばろうぜ! 石巻!!」
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