2015/09/19 - 2015/09/19
34位(同エリア1835件中)
とーりさん
SWと絡め11日間の日程でロシアと北欧方面に行ってきました。
ロシアと言えば、学生のころ見た北方領土を監視する薄気味悪い巡視船の姿が浮かび、鉄のカーテンに包まれた謎深く怖い国「ソ連」というイメージがありました。
さらに地球の歩き方を読むと「バウチャー」「ビザ」「滞在登録」が必要など、個人旅行はまず不可能的な書きっぷり。おまけに英語が通じず難解なキリル文字の世界と、旅行しようとする気を阻む要素ばかりで今まで足が向かなかったのですが、世界三大美術館のひとつ「エルミタージュ美術館」に何としても行きたくなりwebで色々調べたところ、ビザ手続き等多少面倒なところはありますが、普通に個人旅行できることがわかりました。
そしていざ行ってみると、全く問題なく個人旅行ができ、エルミタージュをはじめ素晴らしい建築物・絵画、温かい人々、安いビールなどすべてが魅力的で、それまでの暗いイメージを一気に払拭するものでした。
他にも今回旅の中継点としたフィンランドのヘルシンキや、日帰りやトランジットで訪れたエストニアのタリン、デンマークのコペンハーゲンもまた短い滞在ではありましたが、バルト海という美しい海に面したこれまた美しく魅力的な都市にも足跡を残すことができ、今まで以上に充実した旅行となりました。
日程は以下の通りです。
1日目(9/18)成田発 ⇒ コペンハーゲン経由 ⇒ ヘルシンキ到着
2日目(9/19)ヘルシンキ発 ⇒ モスクワ到着 午後〜モスクワ市内観光
3日目(9/20)モスクワ市内観光
4日目(9/21)セルギエフポサード・モスクワ市内観光
5日目(9/22)モスクワ発 ⇒ サンクトペテルブルク到着 午後〜サンクト市内観光
6日目(9/23)サンクトペテルブルク市内観光
7日目(9/24)サンクトペテルブルク市内観光 夜〜サンクト発 ⇒ ヘルシンキ到着
8日目(9/25)タリン日帰り観光
9日目(9/26)ヘルシンキ市内観光
10日目(9/27)ヘルシンキ発 ⇒ コペンハーゲントランジット観光 ⇒ 帰国
今回は2日目?です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
さていよいよモスクワ観光開始です。
こちらはベラルーシ駅の表側から見たところです。まずはメトロに乗るためメトロ駅入口へ向かいます。
(ホテル12:34 ⇒ 13:06ノヴォクズネスカヤ) -
こちらがメトロ駅の入口。
ロシアのメトロ駅は豪華な造りとのことで、その一端を伺わせる造りです。ただし木のドアは結構傷んでいます。 -
カッサ(切符売場)で事前にwebを印刷してきたものを見せ、「3日券」(400ルーブル)を購入しました。
メトロの他、トラムやバスにも乗れるようです。ペラペラの紙ですが、チップが内蔵されており、スイカのように使えます。 -
改札を通ると次に来るのは噂に聞いていたエスカレーターです。
長いし、速いし、一直線です。
吸い込まれる感じで降りていきます。核シェルターとしての機能もあるのでしょうか、こんなに深く潜る必要はない気もしますが。 -
ようやくホームに到着しました。
なるほど「金かけてんな〜」という感じはしましたが、この駅はまだ序の口でした。 -
駅の端にいきなりありました。
「レーニン」の胸像です。やはりこれがあるとロシア(ソ連)に来たなあという思いが湧きます。 -
4駅目のノヴォクズネツカヤで下車し、地上に出ます。
円形の小洒落た駅舎です。
まず目指すのは昼食処「丸亀製麺」です。
(ノヴォクズネツカヤ13:06 ⇒ 13:15丸亀製麺) -
名前はわかりませんが、いきなりロシアっぽい教会が現れました。
気分が高まります。 -
今回はメトロを多用することと、英語表記が無さそうなので方位磁針を持って行動です。
トラムが走っています。地図通りだなとひとり納得して進みます。 -
それでもちょっと迷いましたが何とか「丸亀製麺」に到着です。
外観は洋風ですが、しっかり「丸亀製麺」のロゴがあり、安心しました。
(丸亀製麺13:15〜13:35) -
店内はこんな感じで日本と同様、トレイを持ってまず麺を注文し、流れてトッピングのかき揚げや天ぷらを入れ、最後に会計する方式です。
何でロシア初日に和食処に来たのかというと、ロシア料理が口に合わなかった場合ここに通い詰めようかと思い、場所などのチェックを兼ねてやって来ました。 -
で、注文したのがこれ「釜玉ぶっかけうどん」にかき揚げ、それとおにぎりがあったので保存食用に買いました。
味の方は、出汁は塩辛く、麺は延びていてイマイチ。かき揚げだけはおいしかったです。 -
丸亀製麺を出て本日のメイン「トレチャコフ美術館」に向かいます。
こちらは途中通った「聖母のイコン教会」だと思います。
(丸亀製麺13:35 ⇒ 13:47トレチャコフ美術館) -
来ました「トレチャコフ美術館」。
ここはロシア美術の殿堂です。
(トレチャコフ美術館13:47〜15:17) -
カッサで入場券を買って、いざ入ります。
と、いきなりありましたボロヴィコフスキー「ロブヒナの肖像」です。
トレチャコフ美術館を代表する画のひとつで、物憂げな女性の表情と仄暗い中に差す光が女性の表情を浮き立たせています。 -
キプレンスキー「プーシキンの肖像」です。
旅行中、プーシキンの名前は色々なところで聞きました。知りませんでしたがロシアでは有名な詩人とのことです。 -
ソローキン「スペインの物乞い娘」です。
あどけない少女ですが、物悲しい表情が印象に残りました。 -
サブラーソフ「ミヤマガラスの飛来」です。
冬の晴れ間のなんてことのない一風景ですが、カラスの鳴き声や羽搏きが聞こえて来そうな感じがします。 -
セミラドスキー「剣の舞」です。
遠景の海と空の碧さが美しく、木漏れ日の中踊る裸の女性と楽器を奏するこちらも女性たちの姿が描かれています。 -
館内はこんな感じで画が展示してあり、来館者もそれほど多くはありません。
なお、地球歩き方には入館料のほかに撮影料がかかると書いてありますが、私が行ったときは撮影料は取られませんでした。 -
ヴルーベリ「座るデーモン」です。
かなり大きな画で圧倒されます。悪魔というのは傍若無人なイメージがありますが、この画のデーモンは体育座りをして、夕暮れをバックに孤独に耐えているように見えます。
ヴルーベリはこの画をはじめデーモンシリーズを手掛けています。 -
レーピン「イワン雷帝と皇子イワン」です。
レーピンはロシアを代表する画家で、トレチャコフ美術館にも多数展示があります。
こちらは実話を基に描かれた画ということで、父が大怪我をしている息子を抱いているという悲壮な画ですが、怪我をさせたのは誰あろう抱いている父イワン雷帝その人だったそうです。
ちなみにこの傷がもとでイワン皇子は亡くなり、リューリク朝の没落を早めた結果となったそうです。 -
作者、画題とも忘れてしまいましたが、こちらの画は印象に残った作品です。
中心にいるのは皇帝でしょうか。 -
スリコフ「モロゾワ侯爵夫人」です。
宗教改革に反対し、鎖で繋がれソリに曳かれてシベリア流刑に処されるモロゾワ侯爵夫人は右手を高くあげ、表情からは強固な意志が感じられます。
画の大きさもさることながら、その鬼気迫る表情は見る者を圧倒します。 -
ヴァスネツォフ「アリョーヌシカ」です。
川辺に佇む若い女性...ですが目が怖いです。 -
ヴェレシチャーギン「戦争の結末」です。
彼は戦争画家のちには反戦をテーマとした作品が多く、これもそのひとつですが、頭蓋骨の山=戦争の結末という画と画題はショッキングで写実的に描かれていることも見る者に何か訴えるものを感じます。 -
風景画もなかなかのものが揃っています。
イヴァンシーシキン「ライ麦畑」です。
精緻で繊細な筆致で描かれ、あたかも自分がその風景の中にいるような気にさせてくれます。 -
キセリョフ「旧スラムスキー峠」です。
こういう景色は山登りなどで、いつか見た風景です。頬に当たる冷たい風や山の香りを感じさせるものがあり、見入ってしまいました。 -
レヴィタン「渦」です。
こういうのもどこかで遭遇したような風景の一部です。水面の色合いや光り輝くさまはなんとも写実的です。 -
そしてこちらが私がとても見たかった、クラムスコイ「見知らぬ女」です。
高貴な身分の女性であるとも娼婦であったとも画家自身が言及していないこともあり、色々な憶測を呼んだそうです。 -
蔑んだ表情でこちらを見ているようですが、近寄って見ると遠くから見るより優しい眼差しのように見えます。
やはり現地で見ると違います。
大満足でトレチャコフ美術館を後にしました。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- moonさん 2016/05/04 21:41:48
- すごいな
- とーりさんへ
moonと申します。
初めましてではないと思いますが、私の負のオーラがにじみ出てる旅行記を見ていただきありがとうございます。
1人旅ですよね?
すごいなーと思います。
荷物も、すぐに見つかり届いて良かったですね。
なんとなく私も1度は経験しそうで、怖い。
色々ご自分で調べられたと思いますが、はやり1人旅の方の旅行は、
共感できるものがあり勉強になります。
続きもゆっくり読ませて頂きます。
moonより
- とーりさん からの返信 2016/05/05 21:30:04
- 御怪我大変でしたね。
- moonさんこんばんは、とーりです。こちらこそありがとうございます。
旅行記拝見しました、御怪我の具合は大丈夫だったでしょうか?旅先での怪我、特に今回は一人旅だったとのことで大変だったと思います。
私も疲れているときはボーっとすることがあり、階段を踏み外しそうになったこともありました。幸い大事には至りませんでしたが、moonさんの旅行記を拝見して改めて注意しなければと気を引き締めた次第です。
アイルランドは美しい国ですね、それとビールがおいしそうな...
また訪問させていただきます、よろしくお願いします。
とーり
-
- ぴよ太さん 2016/03/15 22:13:24
- レーピンの作品
- レーピンの「イワン雷帝とその子イワン」は、中野京子さんの「怖い絵」という本で初めて知りました。
口論の末 、怒りに我を忘れて我が子を殴り、死なせてしまう。我に返って、絶望したイワン雷帝の表情が忘れられず、いつかは本物を見てみたいと思っていました。
ですが、所蔵する美術館がロシアにあると知って、「あ、無理」と諦めていました。その絵と、とーりさんの旅行記で再会できるとは!
本物の前に立ったら、迫力に息を止めて見入ってしまいそうです。
ロシア…小心者の私にはまだまだハードルが高い国です。
- とーりさん からの返信 2016/03/16 23:16:35
- またまたありがとうございます。
- ぴよ太さんこんばんは、またまたありがとうございます。
レーピンの画お楽しみいただけたようで何よりです。ぴよ太さんは美術にもお詳しそうですね、こちらもお喜びいたたき嬉しいです。
私も行く前はロシアは何かと面倒だし怖そうなところかな?と思っていましたが、全然そんなことないですよ。食べ物はおいしいし、見どころは多いし、なによりみんな親切です。是非行ってみてください。\(^o^)/
とーり
- ぴよ太さん からの返信 2016/03/16 23:59:19
- RE: またまたありがとうございます。
- > ぴよ太さんこんばんは、またまたありがとうございます。
>
> レーピンの画お楽しみいただけたようで何よりです。ぴよ太さんは美術にもお詳しそうですね、こちらもお喜びいたたき嬉しいです。
>
> 私も行く前はロシアは何かと面倒だし怖そうなところかな?と思っていましたが、全然そんなことないですよ。食べ物はおいしいし、見どころは多いし、なによりみんな親切です。是非行ってみてください。\(^o^)/
>
> とーり
とーりさん、こんばんは。
こちらこそ、口コミにまで投票いただきありがとうございました。
とーりさんの写真で見るロシアの美術館や、チョコレート色の重厚な建物は本当に好物なのですが、ロシアに行く根性と気力が足りない私…
しばらくはとーりさんの旅行記でロシアを楽しませていただきます(^^;
ぴよ太
-
- ドロミティさん 2016/03/05 11:47:31
- こんにちは♪
- とーりさん、いつもありがとうございます。
「華麗なる王朝建築と「ソ連」&バルト海を臨む国々を巡る旅」を愉しく拝見させていただいております。
一日目のスーツケースのくだり、心配しましたが無事に届いて良かったです^^。
モスクワの地下鉄もやはり地中深いのですね。
我が家も1998年頃サンクトペテルスブルグにツアーで行った時、エスカレーターに乗り、あまりの深さと堅固な造りに、これは有事の際の核シェルターに違いない!と話したことがあります。
本当はどうなのでしょうか?
当時はまだ観光客が自由に歩き回れる雰囲気ではなくて、写真を撮るのもビクビクしていました。
続きも楽しみにいたしております。ドロミティ
- とーりさん からの返信 2016/03/05 21:46:21
- こんばんは、いつもありがとうございます。m(__)m
- ドロミティさんこんばんは、とーりです。いつもありがとうございます。
御心配おかけしましたが何とかロスバケもどきで終わりました。
ドロミティさんもロシアに行っていたのですね。私が行ったときは「ソ連」チックな雰囲気はあまりなく、西欧とそんなにかわりない感じでした。ただハード面はなかなか変えられないのでしょう、相変わらずメトロは深いし、電車は鋼鉄造りのごつい感じで「ソ連」っぽさが残っていました。
まだまだ作成中ですが、長大シリーズになりそうです。順次UPしますので良ければ見てください。m(__)m
とーり
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