県境のまち1509　　「日本で唯一の平地で3県が接する場所 　“埼玉・群馬・栃木三県境”」　　～加須・埼玉～

2015/09/06 - 2015/09/06

全国には、都道府県境にまたがっている場所があります。

今回は、埼玉県加須市にある「埼玉・群馬・栃木三県境」をご紹介します。

平地に三県境が存在する珍しい場所です。


★県境のまちシリーズ

鷲子山上神社（栃木県＆茨城県）
http://4travel.jp/traveler/satorumo/album/10430048/
ＪＲ宝珠山駅(福岡県＆大分県)
http://4travel.jp/traveler/satorumo/album/10477925/
ＪＲ山崎駅（大阪府＆京都府）
http://4travel.jp/traveler/satorumo/album/10466487/
鼠ヶ関（新潟県＆山形県)
http://4travel.jp/travelogue/10483567
堺田越（山形県）
http://4travel.jp/travelogue/10468860
"秘境駅"小和田（愛知県＆静岡県＆長野県）
http://4travel.jp/travelogue/10494114
埼玉・群馬・栃木三県境(埼玉県＆群馬県＆栃木県)
http://4travel.jp/travelogue/11092359
熊野皇大神社＆熊野神社(長野県＆群馬県)
http://4travel.jp/travelogue/11157056

エリア 行田・羽生・加須(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

埼玉県久喜市にあるＪＲ東北本線栗橋駅にやってきました。東武鉄道日光線との接続駅です。

東武鉄道のローカル電車で2駅目の柳生で下車します。

埼玉県加須市に属する駅です。

近くには渡良瀬遊水地があります。

足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ無害化することを目的に渡良瀬川下流に作られた遊水池です。

この周辺は県境が複雑に入り組んでいて、渡良瀬遊水地も栃木・群馬・埼玉・茨城の4県に属しています。

青く色が塗ってあるのが埼玉、左が群馬、遊水地部分が栃木です。

特に埼玉・群馬・栃木の三県が接する場所が柳生駅の近くにあるということなので、訪れてみることにします。

先ほどの東武日光線の線路を越えてゆきます。

せっかくなので、三県境の前に先に渡良瀬遊水地を訪れることにします。

「道の駅きたかわべ」がありました。

渡良瀬遊水地は、2012年ラムサール条約湿地に登録されました。

展望デッキもあります。

デッキに上ってみましょう。

あまり天気がよくありませんが、遊水地や河川敷がよく見えます。

運動公園として利用されているようです。

展望デッキの資料コーナーに三県境の案内もありました。

それでは、三県境の確認に行くことにしましょう。

道の駅があるのは埼玉ですが、すぐそばに群馬との県境がありました。

群馬県エリアはほんの100ｍほどのようです。

河川敷の下の道をいくと、そこは栃木県でした。

埼玉・群馬・栃木を出たり入ったりしているようです。

目指す三県境はこの田園の先にあるようです。

さらにあぜ道を進んでゆきます。

何やら立て札が設置されています。

ここが三県境のようです。

Ｙの字の左が埼玉、真中が群馬、右が栃木のようです。

通常山中や水の上にある三県境が、このように平地に存在するのはきわめて珍しいそうです。その割には手書きの案内板ひとつだけというのも、少々寂しい気がしますね。

わずか数秒で三県めぐりができる、なかなかに興味深い場所でありました。