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京都の東山界隈に用事があったので、観光もして帰ろう~ということになりました。<br /><br />で、この時期、京都は新年のイベントが終わったばかりで、節分の行事にはまだ早い。<br />非公開文化財が特別公開される【京の冬の旅 2016】は、1月9日から。<br /><br />となると、桜もなく、新緑でもなく、紅葉でもない今、どこへ行こうか・・・・・<br /><br />年末年始の家事には疲れたけど、恋に疲れてはいないし、女がひとりじゃなく夫も一緒だけど、栂ノ尾(とがのお)高山寺へ行くことにしました。<br /><br />高雄周辺は桜や紅葉が美しく、シーズンになると【嵐山高雄パークウェイ】に車と人が溢れます。<br />そんな訳で、“恋に疲れたおんな一人”が似合う【高山寺】へ行きたいと思いながら、これまで行く機会がありませんでした。<br /><br />高雄は【高尾】とも記し、近隣の槙尾(まきのお)、栂尾(とがのお)とあわせて三尾(さんび)と呼ばれています。<br />槇尾 西明寺と、高雄 神護寺にも参拝しました。

♪京都ぉ~栂ノ尾(とがのお)高山寺~♪…と西明寺と神護寺

34いいね!

2016/01/05 - 2016/01/05

810位(同エリア4471件中)

7

56

いちご

いちごさん

京都の東山界隈に用事があったので、観光もして帰ろう~ということになりました。

で、この時期、京都は新年のイベントが終わったばかりで、節分の行事にはまだ早い。
非公開文化財が特別公開される【京の冬の旅 2016】は、1月9日から。

となると、桜もなく、新緑でもなく、紅葉でもない今、どこへ行こうか・・・・・

年末年始の家事には疲れたけど、恋に疲れてはいないし、女がひとりじゃなく夫も一緒だけど、栂ノ尾(とがのお)高山寺へ行くことにしました。

高雄周辺は桜や紅葉が美しく、シーズンになると【嵐山高雄パークウェイ】に車と人が溢れます。
そんな訳で、“恋に疲れたおんな一人”が似合う【高山寺】へ行きたいと思いながら、これまで行く機会がありませんでした。

高雄は【高尾】とも記し、近隣の槙尾(まきのお)、栂尾(とがのお)とあわせて三尾(さんび)と呼ばれています。
槇尾 西明寺と、高雄 神護寺にも参拝しました。

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車 徒歩

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  • 周山街道と呼ばれる国道162号線を車で走って【栂ノ尾バス停】へ着きました。<br /><br />♪京都ぉ〜大原 三千院〜♪へは、何度か行ったし、♪京都ぉ〜嵐山 大覚寺〜♪も、すでに参拝済み。<br /><br />あの、京都観光のテーマ曲みたいな【女ひとり】の2番の歌詞に歌われる【栂ノ尾 高山寺】って、どんなトコやろう〜?と思っていました。<br />「とがのお」という響きも、なんか〜いい〜<br />

    周山街道と呼ばれる国道162号線を車で走って【栂ノ尾バス停】へ着きました。

    ♪京都ぉ〜大原 三千院〜♪へは、何度か行ったし、♪京都ぉ〜嵐山 大覚寺〜♪も、すでに参拝済み。

    あの、京都観光のテーマ曲みたいな【女ひとり】の2番の歌詞に歌われる【栂ノ尾 高山寺】って、どんなトコやろう〜?と思っていました。
    「とがのお」という響きも、なんか〜いい〜

  • バス停横の市営駐車場は無料です。<br /><br />観光シーズンだと、こうはいかないのでしょうが、今日は、どこにでも止め放題〜<br />これだけ広いと、かえって、止める場所に迷う。

    バス停横の市営駐車場は無料です。

    観光シーズンだと、こうはいかないのでしょうが、今日は、どこにでも止め放題〜
    これだけ広いと、かえって、止める場所に迷う。

  • 高雄の三つのお寺は、清滝川沿いに並んでいます。

    高雄の三つのお寺は、清滝川沿いに並んでいます。

  • 【高山寺】は、駐車場から1番近い所にあります。<br /><br />真っ直ぐ行くと、【西明寺】【神護寺】へ。

    【高山寺】は、駐車場から1番近い所にあります。

    真っ直ぐ行くと、【西明寺】【神護寺】へ。

  • ただし、ここは、【高山寺】の裏参道。<br />表参道は、もう少し先へ行った所にあります。<br /><br />私たちは、順路的に、裏から行きます。<br />癒しのお寺は、どんなお寺なのか、ワクワク〜

    ただし、ここは、【高山寺】の裏参道。
    表参道は、もう少し先へ行った所にあります。

    私たちは、順路的に、裏から行きます。
    癒しのお寺は、どんなお寺なのか、ワクワク〜

  • 参道の傍らに続く、苔むした高い石垣。<br />苔は、石垣のほとんどを覆い尽くしています。

    参道の傍らに続く、苔むした高い石垣。
    苔は、石垣のほとんどを覆い尽くしています。

  • 白壁の下の石垣も

    白壁の下の石垣も

  • 表参道に続く道の石垣にも・・・・・そして、木肌にも。。。<br />

    表参道に続く道の石垣にも・・・・・そして、木肌にも。。。

  • お寺全体が苔むしていて、その様は、なんとも言えないワビ・サビの味わいがあります。<br /><br />う〜〜ん、たしかに〜<br />この風景見ただけで、恋に疲れた心が癒される〜

    お寺全体が苔むしていて、その様は、なんとも言えないワビ・サビの味わいがあります。

    う〜〜ん、たしかに〜
    この風景見ただけで、恋に疲れた心が癒される〜

  • 参道の石段をさらに上ると、開山堂や金堂(本堂)があります。<br /><br />が、一番手前にある建物が国宝の【石水院】<br />拝観が出来て、納経所があります。<br />

    参道の石段をさらに上ると、開山堂や金堂(本堂)があります。

    が、一番手前にある建物が国宝の【石水院】
    拝観が出来て、納経所があります。

  • 【高山寺】は、奈良時代に創建された古刹と伝えられていますが、鎌倉時代に明恵(みょうえ)上人が中興開山しました。<br /><br />【石水院】は、明恵上人が後鳥羽院から学問所として賜った建物で、当時「経蔵」と呼ばれていました。<br />明恵上人時代の伽藍は、度重なる戦火や火災でことごとく焼失しましたが、現在、唯一残っている当時の建物です。<br /><br />では、ここへ。。。

    【高山寺】は、奈良時代に創建された古刹と伝えられていますが、鎌倉時代に明恵(みょうえ)上人が中興開山しました。

    【石水院】は、明恵上人が後鳥羽院から学問所として賜った建物で、当時「経蔵」と呼ばれていました。
    明恵上人時代の伽藍は、度重なる戦火や火災でことごとく焼失しましたが、現在、唯一残っている当時の建物です。

    では、ここへ。。。

  • 【客殿】の玄関から、靴を脱いで上がります。<br /><br />ここで、拝観料を支払ったり、ご朱印を受けたり・・・・・<br />横の棚には、お土産も少し並んでいます。<br /><br />奥に進んで左手には、お茶室(抹茶喫茶コーナー)があるようです(ガラス戸の向こう側)。<br />何人かの方が、お茶を、、、そういう風流さが似合う。

    【客殿】の玄関から、靴を脱いで上がります。

    ここで、拝観料を支払ったり、ご朱印を受けたり・・・・・
    横の棚には、お土産も少し並んでいます。

    奥に進んで左手には、お茶室(抹茶喫茶コーナー)があるようです(ガラス戸の向こう側)。
    何人かの方が、お茶を、、、そういう風流さが似合う。

  • さらに奥に進むと、【客殿】と【石水院】をつなぐ渡り廊下に出ます。<br /><br />廊下を渡った所が、【石水院】<br />建物周囲は、回廊のようで縁側風。<br />雰囲気があって素敵です。<br />

    さらに奥に進むと、【客殿】と【石水院】をつなぐ渡り廊下に出ます。

    廊下を渡った所が、【石水院】
    建物周囲は、回廊のようで縁側風。
    雰囲気があって素敵です。

  • 【客殿】と【石水院】の間にある中庭。<br />渡り廊下から見えます。

    【客殿】と【石水院】の間にある中庭。
    渡り廊下から見えます。

  • 【石水院】<br />もともと、金堂の横にあったものを、明治22年に現在の地に移されました。<br />寝殿造り建築ですが、後年、拝殿が造られたりして、その時代の用途に合うように様々な様式に姿を変えて、現在の形になったそうです。<br /><br />寝殿造りの特徴として、建物の外周に壁が少なく、蔀戸(しとみど。水平に跳ね上げる戸)を引き上げることで、室内から庭全体を見渡すことができるようになっているのだとか。<br /><br /><br />

    【石水院】
    もともと、金堂の横にあったものを、明治22年に現在の地に移されました。
    寝殿造り建築ですが、後年、拝殿が造られたりして、その時代の用途に合うように様々な様式に姿を変えて、現在の形になったそうです。

    寝殿造りの特徴として、建物の外周に壁が少なく、蔀戸(しとみど。水平に跳ね上げる戸)を引き上げることで、室内から庭全体を見渡すことができるようになっているのだとか。


  • 建物、右手(西)側のお庭。<br /><br />冬枯れの木々と、少〜し色あせた黄緑色の苔で、なんとはなしに寒々とした風景だけど、これが、ミョーに、恋に疲れた心を癒します、、、と思います。<br />恋に疲れてはいなくても、癒されるぅ〜

    建物、右手(西)側のお庭。

    冬枯れの木々と、少〜し色あせた黄緑色の苔で、なんとはなしに寒々とした風景だけど、これが、ミョーに、恋に疲れた心を癒します、、、と思います。
    恋に疲れてはいなくても、癒されるぅ〜

  • 西正面の【廂(ひさし)の間】<br />かつて、春日・住吉明神の拝殿であったところで、今は、【善財童子像】が安置されています。

    西正面の【廂(ひさし)の間】
    かつて、春日・住吉明神の拝殿であったところで、今は、【善財童子像】が安置されています。

  • 西側の縁を、ぐるっと回って、南側の縁へ。<br />南面は清滝川を眼下に、その先に向山と、視界がぱぁーっと開けています。<br /><br />じゅうたんに腰を下ろして、目の前に広がる大自然が織りなす庭を眺めながら、静かに時を過ごしたら、心がきれいに洗われる感じ。<br />恋に疲れた心を癒す、メインスポットだと思います。

    西側の縁を、ぐるっと回って、南側の縁へ。
    南面は清滝川を眼下に、その先に向山と、視界がぱぁーっと開けています。

    じゅうたんに腰を下ろして、目の前に広がる大自然が織りなす庭を眺めながら、静かに時を過ごしたら、心がきれいに洗われる感じ。
    恋に疲れた心を癒す、メインスポットだと思います。

  • またまた、縁をぐるっと回ると、東側の縁。<br />秋、、、今は枯れている木々が紅葉したら、それは、見事でしょう。<br /><br />でも、モノクロなたたずまいの今だからこそ、紅葉の華やかさで見逃しがちな、本来のお寺の姿や風景に感動できます。<br />愁いに満ちた女ひとりが似合うのも、今でしょ。。。

    またまた、縁をぐるっと回ると、東側の縁。
    秋、、、今は枯れている木々が紅葉したら、それは、見事でしょう。

    でも、モノクロなたたずまいの今だからこそ、紅葉の華やかさで見逃しがちな、本来のお寺の姿や風景に感動できます。
    愁いに満ちた女ひとりが似合うのも、今でしょ。。。

  • 東縁から部屋の中へ入ると、ここに伝わる、国宝【鳥獣人物戯画】が展示されています。<br />これは模本で、ホンモノは東京・京都国立博物館にあるのですが。<br /><br />【鳥獣人物戯画】は甲、乙、丙、丁の全4巻からなる、紙本墨画の絵巻物です。<br />

    東縁から部屋の中へ入ると、ここに伝わる、国宝【鳥獣人物戯画】が展示されています。
    これは模本で、ホンモノは東京・京都国立博物館にあるのですが。

    【鳥獣人物戯画】は甲、乙、丙、丁の全4巻からなる、紙本墨画の絵巻物です。

  • ウサギ・カエル・サルなどが擬人化して描かれた甲巻が特に有名で、昔、学校で習って教科書で見たのも、これですね。<br /><br />これが、高山寺に伝わってきた絵巻物だとは知らなかった・・・か、忘れた・・・か、授業中聞いていなかったか。<br />とにかく、この歳にして初めて知った新知識。

    ウサギ・カエル・サルなどが擬人化して描かれた甲巻が特に有名で、昔、学校で習って教科書で見たのも、これですね。

    これが、高山寺に伝わってきた絵巻物だとは知らなかった・・・か、忘れた・・・か、授業中聞いていなかったか。
    とにかく、この歳にして初めて知った新知識。

  • 千両だか万両だかの赤い実が可愛くて、ここだけ華やか。

    千両だか万両だかの赤い実が可愛くて、ここだけ華やか。

  • 帰りは、表参道を行きます。

    帰りは、表参道を行きます。

  • 山の上にある金堂(本堂)へ至る金堂道の入口。<br /><br />石灯篭も石段も、やっぱり苔むしています。<br />長い歴史が感じられて風情があるけど・・・・・

    山の上にある金堂(本堂)へ至る金堂道の入口。

    石灯篭も石段も、やっぱり苔むしています。
    長い歴史が感じられて風情があるけど・・・・・

  • 秋になると、同じ場所も、こんなんになります〜<br />お寺でいただいたパンフレットの表紙によると。

    秋になると、同じ場所も、こんなんになります〜
    お寺でいただいたパンフレットの表紙によると。

  • 表参道の石段を下りきって、先ほどの国道162号線へ。

    表参道の石段を下りきって、先ほどの国道162号線へ。

  • 次は、槙ノ尾(まきのお)【西明寺】へ。<br /><br />清滝川に架かる【白雲橋】を渡って枝道に入ります。<br /><br />

    次は、槙ノ尾(まきのお)【西明寺】へ。

    清滝川に架かる【白雲橋】を渡って枝道に入ります。

  • この辺りは、普通の道路の両脇にさえも石垣が。<br /><br />かた側に石垣がある道は時々あるけど、石垣と石垣で囲われていて、しかも高い、このような道を歩くのは初めてです。<br />どういう、いわれがあるのか・・・・・普通の道なので観光案内もなくて分からないけど。<br /><br /><br />

    この辺りは、普通の道路の両脇にさえも石垣が。

    かた側に石垣がある道は時々あるけど、石垣と石垣で囲われていて、しかも高い、このような道を歩くのは初めてです。
    どういう、いわれがあるのか・・・・・普通の道なので観光案内もなくて分からないけど。


  • 5分ほど歩いて、【西明寺】へ到着。<br /><br />苔むした石垣や木々に囲まれた清流沿いを歩いてきたので、ウォーキングもまた楽し。

    5分ほど歩いて、【西明寺】へ到着。

    苔むした石垣や木々に囲まれた清流沿いを歩いてきたので、ウォーキングもまた楽し。

  • 清滝川に架かる朱塗りの【指月橋(しげつきょう)】を渡ります。<br />この時期、橋の朱が一段と映えて見える。

    清滝川に架かる朱塗りの【指月橋(しげつきょう)】を渡ります。
    この時期、橋の朱が一段と映えて見える。

  • 清滝川に流れる水は、とっても澄んでいて、きれいです。

    清滝川に流れる水は、とっても澄んでいて、きれいです。

  • 少し小高い参道石段の上り口から見下ろすと、灯篭と清流のツーショットがステキで見惚れます。

    少し小高い参道石段の上り口から見下ろすと、灯篭と清流のツーショットがステキで見惚れます。

  • 参道の石段、上りましょ。<br />上りやすい石段です。

    参道の石段、上りましょ。
    上りやすい石段です。

  • はぁはぁ〜と息を切らす間もなく、山門へ着きました。<br />良かった〜(^^♪<br /><br />山門を取り囲むように並んだ石灯篭が目を惹きます。

    はぁはぁ〜と息を切らす間もなく、山門へ着きました。
    良かった〜(^^♪

    山門を取り囲むように並んだ石灯篭が目を惹きます。

  • 山門をくぐって中へ入ったところにも石灯篭がずらーっと勢ぞろい。

    山門をくぐって中へ入ったところにも石灯篭がずらーっと勢ぞろい。

  • 境内に植えられた【高野槇(こうやまき)】は、樹齢約700年。<br />だから槙ノ尾なのか、槙ノ尾だからなのか・・・・・<br /><br />高野槇を育てるのは、なかなか難しいと聞くけど、立派な木です。<br />高野山で買って来た我が家の高野槇は、青息吐息だけど。。。

    境内に植えられた【高野槇(こうやまき)】は、樹齢約700年。
    だから槙ノ尾なのか、槙ノ尾だからなのか・・・・・

    高野槇を育てるのは、なかなか難しいと聞くけど、立派な木です。
    高野山で買って来た我が家の高野槇は、青息吐息だけど。。。

  • 【西明寺】本堂。<br />天長年間(824年〜834年)に、空海(弘法大師)の弟子 智泉大徳が神護寺の別院として創建したと伝えられています。<br /><br />秋、このお寺は境内全体が赤い楓に包まれるそうです。<br />その時期は、拝観料¥500が要るらしいけど、今は境内は無料で拝観ができます。<br />が、本堂の扉は閉められていて、中を、うかがい知ることもできません。<br />「ご用の方は横の住宅のインターホンを押して前でお待ちください〜」と貼り紙が。<br /><br />希望者は、本堂も拝観できるみたいですが、この時期でも拝観料は必要かも。

    【西明寺】本堂。
    天長年間(824年〜834年)に、空海(弘法大師)の弟子 智泉大徳が神護寺の別院として創建したと伝えられています。

    秋、このお寺は境内全体が赤い楓に包まれるそうです。
    その時期は、拝観料¥500が要るらしいけど、今は境内は無料で拝観ができます。
    が、本堂の扉は閉められていて、中を、うかがい知ることもできません。
    「ご用の方は横の住宅のインターホンを押して前でお待ちください〜」と貼り紙が。

    希望者は、本堂も拝観できるみたいですが、この時期でも拝観料は必要かも。

  • 【客殿】<br />本堂の左方にありますが、本堂より古く、江戸時代前期に移築されました。<br />当時は食堂と称して、僧侶の生活や戒律の道場として使用されたそうです。<br /><br />ちなみに、住宅のインターホンはここではありません。<br />もうひとつ左側の建物のインターホンです。<br /><br />恐る恐るインターホンを押すと、女性の方が対応してくださいました。<br />インターホンを押してお願いしたのは私ですが、本堂前でぬっと立って待っていたのは夫だったので、「わっ!!女の方が!?」と、出てきてくださった方が、スゴクびっくりされたらしい、、、スミマセン〜<br />

    【客殿】
    本堂の左方にありますが、本堂より古く、江戸時代前期に移築されました。
    当時は食堂と称して、僧侶の生活や戒律の道場として使用されたそうです。

    ちなみに、住宅のインターホンはここではありません。
    もうひとつ左側の建物のインターホンです。

    恐る恐るインターホンを押すと、女性の方が対応してくださいました。
    インターホンを押してお願いしたのは私ですが、本堂前でぬっと立って待っていたのは夫だったので、「わっ!!女の方が!?」と、出てきてくださった方が、スゴクびっくりされたらしい、、、スミマセン〜

  • 次は、高雄【神護寺】へ。<br /><br />川沿いに自然がいっぱいの道を行きます。<br />

    次は、高雄【神護寺】へ。

    川沿いに自然がいっぱいの道を行きます。

  • 川の反対側には、旅館のような食事処のような建物が並んでいるけど、シーズンオフのためか、閉まっています。

    川の反対側には、旅館のような食事処のような建物が並んでいるけど、シーズンオフのためか、閉まっています。

  • 見えてきた朱塗りの橋は、【高雄橋】<br />この橋を渡って【神護寺】の参道へ。<br /><br />【西明寺】から10分ほどで到着しました。<br />

    見えてきた朱塗りの橋は、【高雄橋】
    この橋を渡って【神護寺】の参道へ。

    【西明寺】から10分ほどで到着しました。

  • この時期、清滝川沿いでは開店休業中のお店が目立つけど、【高雄観光ホテル】は営業中。<br /><br />時間は、12:30すぎ。<br />喫茶があるし、【名物ゆどうふ】の旗も揺らめきながら誘っているので、ここで、お昼ご飯を食べようか〜と思ったけど、ふと見ると、そばに石段が。<br />先は、まだまだ、続いてそうな雰囲気。<br />ここで、お腹いっぱいになってほっこりしたら、参道の石段上る自信がない。<br /><br />お昼ごはんは、お参りした後の楽しみにとっておいて。。。<br />

    この時期、清滝川沿いでは開店休業中のお店が目立つけど、【高雄観光ホテル】は営業中。

    時間は、12:30すぎ。
    喫茶があるし、【名物ゆどうふ】の旗も揺らめきながら誘っているので、ここで、お昼ご飯を食べようか〜と思ったけど、ふと見ると、そばに石段が。
    先は、まだまだ、続いてそうな雰囲気。
    ここで、お腹いっぱいになってほっこりしたら、参道の石段上る自信がない。

    お昼ごはんは、お参りした後の楽しみにとっておいて。。。

  • 予想通り、上へ上へと続く石段。<br />すきっ腹で大正解〜!!

    予想通り、上へ上へと続く石段。
    すきっ腹で大正解〜!!

  • 参道石段の上り口に<br />「参道の途中で、お気軽にお食事、ご休憩が出来るお店です。→」<br />と立札案内があった<br /><br />【高雄茶屋】も

    参道石段の上り口に
    「参道の途中で、お気軽にお食事、ご休憩が出来るお店です。→」
    と立札案内があった

    【高雄茶屋】も

  • 【硯石亭】もお休みです。<br /><br />ホームページで見てみると、どちらのお店も紅葉のシーズンには、素晴らしい景観になるようです。

    【硯石亭】もお休みです。

    ホームページで見てみると、どちらのお店も紅葉のシーズンには、素晴らしい景観になるようです。

  • 【硯石亭】の向かいにある【硯石】<br /><br />立札の説明によると<br />弘法大師が神護寺に在山中、依頼された額を書こうとしたが、急な五月雨で橋が流されたため、この石を硯として対岸に立てかけた額に向けて筆を投げたら「金剛定寺」の四文字が書けた(この寺は現存しない)<br /><br />という、想像の範囲を超えた石のお話しです。

    【硯石亭】の向かいにある【硯石】

    立札の説明によると
    弘法大師が神護寺に在山中、依頼された額を書こうとしたが、急な五月雨で橋が流されたため、この石を硯として対岸に立てかけた額に向けて筆を投げたら「金剛定寺」の四文字が書けた(この寺は現存しない)

    という、想像の範囲を超えた石のお話しです。

  • 石段や山道を10分以上登って、ようやく、楼門前に着きました。<br /><br />今日、参拝した3ヶ寺の中では、一番キツかった〜

    石段や山道を10分以上登って、ようやく、楼門前に着きました。

    今日、参拝した3ヶ寺の中では、一番キツかった〜

  • そして、広〜〜い。<br /><br />境内には、五大堂、毘沙門堂ほか数多くの伽藍があり、また、木造薬師如来立像など多数の国宝、重要文化財を所蔵されています。

    そして、広〜〜い。

    境内には、五大堂、毘沙門堂ほか数多くの伽藍があり、また、木造薬師如来立像など多数の国宝、重要文化財を所蔵されています。

  • 金堂前のダメ押しの石段。

    金堂前のダメ押しの石段。

  • 【神護寺】<br />奈良時代に建立された古刹。<br />809年から14年間は弘法大師が住持、その後荒廃したのですが、平安末期、文覚上人が再興しました。<br /><br />お参りを済ませたら、投げに行かなくては。。。

    【神護寺】
    奈良時代に建立された古刹。
    809年から14年間は弘法大師が住持、その後荒廃したのですが、平安末期、文覚上人が再興しました。

    お参りを済ませたら、投げに行かなくては。。。

  • 【かわら投げ】だと思っていたけど、ここでは、【かわらけ投げ】<br />【かわらけ】とは土器のことだそうです。<br /><br />楼門横の拝観料を払うところに、【かわらけ】が売っていました。<br />私たち、どこへ行っても、その小さい皿を見つけると、ついつい投げてみよう〜という気になります。<br /><br />で、軽〜い気持ちで買ったものの、【かわらけ投げ】会場は、近くにはなさそう。<br />かなり広い境内で、もう〜いや!!というほど歩いているのに、【かわらけ】を買ったばっかりに、境内の一番奥まで歩くことに。<br />なお、【かわらけ】は金堂でも売っています。

    【かわら投げ】だと思っていたけど、ここでは、【かわらけ投げ】
    【かわらけ】とは土器のことだそうです。

    楼門横の拝観料を払うところに、【かわらけ】が売っていました。
    私たち、どこへ行っても、その小さい皿を見つけると、ついつい投げてみよう〜という気になります。

    で、軽〜い気持ちで買ったものの、【かわらけ投げ】会場は、近くにはなさそう。
    かなり広い境内で、もう〜いや!!というほど歩いているのに、【かわらけ】を買ったばっかりに、境内の一番奥まで歩くことに。
    なお、【かわらけ】は金堂でも売っています。

  • 【神護寺】境内の一番奥、【地蔵院】前の展望広場に【かわらけ投げ】会場があります。

    【神護寺】境内の一番奥、【地蔵院】前の展望広場に【かわらけ投げ】会場があります。

  • 皿は夫と1枚づつ。<br />たった1枚の素焼きの皿に願いを込めて

    皿は夫と1枚づつ。
    たった1枚の素焼きの皿に願いを込めて

  • 思いっきり、【錦雲峡】に向かって投げて、厄除けをします。<br /><br />これまで、鉄の輪をくぐらせるタイプ、下のほうにある石の鳥居をくぐらせたり、石のくぼみに入れたりするタイプなどを経験したけど、ここは、何の制約もなく、とにかく向こうの山を目指して遠くへ投げるタイプ。

    思いっきり、【錦雲峡】に向かって投げて、厄除けをします。

    これまで、鉄の輪をくぐらせるタイプ、下のほうにある石の鳥居をくぐらせたり、石のくぼみに入れたりするタイプなどを経験したけど、ここは、何の制約もなく、とにかく向こうの山を目指して遠くへ投げるタイプ。

  • 夫が投げて、「遠くへ飛んだ〜!!写真撮ってくれ〜!!」って言ったけど、<br /><br />こんなに大きな景色の中へ飛んで行った小皿が、カメラの小さい液晶を覗いて見えるかい〜!!、、、という話しです。<br /><br />私は、、、というと、「私も撮って〜!!」と言ったものの、スグそこに落下しました。<br />「撮る間、なかったわ〜!!」と、言われました(^_^;)

    夫が投げて、「遠くへ飛んだ〜!!写真撮ってくれ〜!!」って言ったけど、

    こんなに大きな景色の中へ飛んで行った小皿が、カメラの小さい液晶を覗いて見えるかい〜!!、、、という話しです。

    私は、、、というと、「私も撮って〜!!」と言ったものの、スグそこに落下しました。
    「撮る間、なかったわ〜!!」と、言われました(^_^;)

  • 屋根の上に居るはずの【鬼瓦】が、庭でニラミをきかせています。<br />【鬼瓦】交換の際の寄付を募っておられるので、もしかしたら、平身低頭でお願いしているのかも。<br /><br />どんよりしているけど、冬にしては暖かい日で歩きやすく、念願の【高山寺】へもお参り出来たし、【かわらけ投げ】で厄払いもしたし、いい一日でした。<br /><br />

    屋根の上に居るはずの【鬼瓦】が、庭でニラミをきかせています。
    【鬼瓦】交換の際の寄付を募っておられるので、もしかしたら、平身低頭でお願いしているのかも。

    どんよりしているけど、冬にしては暖かい日で歩きやすく、念願の【高山寺】へもお参り出来たし、【かわらけ投げ】で厄払いもしたし、いい一日でした。

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  • まむーとさん 2016/01/22 20:48:40
    かわらけ投げ
    いちごさん、こんばんは〜♪

    今朝、用事でヤス川横の道を走行したら、川から湯気が出てスゴく幻想的でとてもとても素敵でした(*≧∀≦*)
    その湯気?で辺りは、モヤでまた雰囲気が良くて!
    心が晴れやかになりました♪

    高雄は、私が初めて原付バイクで一人ツーリングをした所です。
    19

    まむーと

    まむーとさん からの返信 2016/01/22 20:54:16
    間違って押してしもた(T_T)
    すいません。間違って押しました。

    つづき、、
    19才で一人で原付から下りて観光する度胸がなく、トイレすら行かなかった思い出があります。
    どこかの駐車場にたどり着いたので、その事を思い出しました。

    かわらけの様子!
    光景が目に浮かびましたよ♪
    素敵ななご主人さまですね!
    ほのぼのしました!
    幸せのおすそわけを頂き、ごちそうさまでした(*^▽^*)

    いちご

    いちごさん からの返信 2016/01/23 01:03:42
    ツーリングとは、、、カッコいい〜ですね!!

    まむーとさん
    こんばんは〜

    ご訪問、いいね、コメントもありがとうございます。

    野洲川で、そんな素敵な現象が見られるのですね。
    ラッキーでしたね。

    19歳の時に、高雄に一人でツーリングを!!スゴい〜(@_@)
    で、ツーリングする度胸があるのに、観光する度胸はなかったって!?
    それは、また、なぜに???
    おばちゃんには分からない、思春期の複雑な心理なのでしょうかねぇ〜(笑)

    【かわらけ投げ】のコメントで、夫の「素敵さ」が分かってしまいましたか〜(笑)
    我が家が、平和で穏やかに暮らしているように感じてもらったとしたら、それは全て、私の忍耐と努力のたまものです(*^_^*)

    by いちご

    まむーと

    まむーとさん からの返信 2016/01/23 16:42:59
    ツーリングしか言葉知らない→今は死語かな?!

    > ツーリングする度胸があるのに、観光する度胸はなかったって!?

    ほんとにね!
    一人で喫茶店で学校のレポート書いたり、一人で蔵王の地の待ち合わせ場所に行くのは平気だったのに。
    そういえば、みんなが複数でいる場所に一人で行く勇気は
    今もないですね。
    みんなが喋ってるのに自分だけが喋れないのが嫌だったのかな。

    > 【かわらけ投げ】のコメントで、夫の「素敵さ」が分かってしまいましたか〜(笑)

    夫婦って面白いですね!
    私の方は夫が忍耐かな~♪
    私も、小さくなった石鹸を使わない夫を許してるから
    お互いさまかな♪

    いちご

    いちごさん からの返信 2016/01/26 22:04:50
    人生いろいろ、夫婦もいろいろ〜

    まむーとさん
    こんばんは〜

    土曜、日曜と寒かったですねぇ〜
    雪は全然降らなかったけど、冷たい風がぴゅーぴゅー吹いて、あんな寒さも久しぶりでした。
    大丈夫でしたか〜?

    私は、ひとり旅は大丈夫だけど、ツアーに一人で参加したくない。
    「群衆の中の孤独」というのが、どうも、苦手です。

    夫婦は、いろいろ、それぞれですね。
    人の真似しても上手くいかないし、それなりの形がありますね。

    私がン十年もファンをしている、さだまさしさんの珍しく売れた【関白宣言】の歌詞で
    ♪幸せは二人で育てるもので、どちらかが苦労して、つくろうものではないはず♪
    というのがあるけど、そうだ〜!!そうだ!!と共感しています。

    by いちご

    まむーと

    まむーとさん からの返信 2016/01/26 22:26:49
    日曜日の
    こんばんは~

    日曜の寒波情報にドキドキしましたが、全く大丈夫でした♪
    でもね、どこもかしこも洗車機が凍結中で使えなかったんですよ!お昼なのに4ヶ所も。
    泥々の車でお出掛けすることになりました(T_T)

    私は誰のファンなんだろうかな~?!
    今月はサイレントイブしか知らない辛島美登里に行き、
    来月はフジコ ヘミング。
    好きを探す旅です♪

    いちご

    いちごさん からの返信 2016/01/27 09:11:56
    ひとりに決めなくても・・・・・

    まむーとさん

    サイレントイブ、いいよねぇ〜(^^♪
    私も大好き。
    そして、辛島美登里さんの歌は、私もそれしか知らない。

    来月も、楽しんで来て〜!!

    by いちご

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