2015年12月　大人の遠足#30-1 横浜山手洋館めぐり　1.　ブラフ18番館＆外交官の家

2015/12/20 - 2015/12/20

「横浜山手西洋館　世界のクリスマス」ってイベントに絡め、久しぶりにワールドグルメのメンバーが集まりました。

各国風クリスマス飾りを見学できるのは次の７軒

1．ブラフ18番館　：横浜市認定歴史的建造物
2．外交官の家：国の重要文化財
3．ベーリックホール：横浜市認定歴史的建造物
4．エリスマン邸 ：同上
5．山手234番館 ：同上
6．横浜イギリス館：横浜市指定文化財
7．山手111番館 ：横浜市指定文化財

午前中に５軒、午後から２軒回る予定。
朝９時半から見学可能なので、私たちは先にスタートし、お昼のレストランで全員集合することにしました。



横浜山手西洋館めぐり

1．ブラフ18番館、外交官の家：
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11087922/
2、ベーリックホール：
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11087936/
3．エリスマン邸、山手234番館：
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11087948/
4．グルメ編
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11087957/
5．イギリス館、山手111番館：
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11087959/
6．番外　おまけクリスマスマーケット＠赤レンガ倉庫：
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11087992/

エリア 横浜(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

JR石川町の駅を出てすぐのこの坂を上がって行きます。
いつも山手には元町商店街側からアプローチし、カトリック教会で折り返すので、こっち側は未知の世界。

イタリア山庭園ですってよ。
アメリカ山やらフランス山やら、山手にはやたらと異国の山がありますなぁ。

最初の目的地はブラフ１８番館です。

10分ほど早いけど、とりあえず庭には入れるようなので上がって行きます。

今回参加しているのはこのイベント。
人気があるみたいですよ。

1．ブラフ18番館　：フランスのクリスマス
2．外交官の家：　ウクライナ
3．ベーリック邸：カナダ
4．エリスマン邸：オーストリア
5．山手234番館：ドイツ
6．横浜イギリス館：英国
7．山手111番館：オーストラリア

階段を上って、

また上って、

到着。

ブラフ18番館です。
まだ開館まで少し時間があるので、周りを散策しておこうかな。

庭というか公園というか。
ずいぶんと上ったので、なかなかの見晴らしです。

青い空

バラの花が咲いていました。
洋館にバラ。似合うなぁ。
サーモンピンクっていうんでしょうかね。
なかなか良い色です。

「イタリア山庭園の一郭に移築されたブラフ18番館は、関東大震災後に山手町45番地に建てられた外国人住宅です。
戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3(1991)年まで使用されてきました。
建物は木造2階建てです。1、2階とも中廊下型の平面構成で、フランス瓦の屋根、暖炉の煙突、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、震災前の外国人住宅の特徴を残しながら、外壁は震災の経験を生かし、防災を考慮したモルタル吹き付け仕上げとなっています。また、解体時の調査により、震災前に建築された山手45番地住宅の一部が震災による倒壊と火災を免れ、部材として利用されていることが判明しました。
平成3年に横浜市が部材の寄付を受け、山手イタリア山庭園内に移築復元しました。
館内は震災復興期(大正末期〜昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、元町で製作されていた当時の横浜家具を復元展示し、平成5(1993)年から一般公開されています。また、本館につながる付属棟は、貸し出しスペースとして市民に利用されています。」（HPより）

各館、テーマ国のイメージでクリスマスの飾り付けがされています。
テーブルセッティングと、ツリーは共通テーマらしいので、その辺をメインに見学して行こうと思います。

ブラフ18番館はフランス。
フランスのクリスマスの食卓です。

展示のコンセプト:家族で過ごすクリスマス
レストランで華やかに過ごすのではなく、いつもの食卓にちょっと工夫を凝らしてクリスマスを演出します。

クリスマスツリー
我が家のツリーはこのタイプ。
とってもオーソドックス。

大きな窓がある素敵なリビング

いいですねぇ。
家具は当時の横浜家具を再現ってHPに書いてあったけど、古臭い感じはないですね。
私はもう少しどっしりした感じの椅子の方が好きだけど、こういうのが好みの人は多いと思います。
適度に褪せた絨毯もいい味だしてます。

サロンもあるでよ。

居心地がよさそうです〜。

家族親戚が集まって楽しく過ごすのにいい感じです。

暖炉って憧れるよなぁ。

フランスがクリスマス展示に選ばれたのは、昨年度の来館者アンケートの結果第2位だったので。
リヨン市は、1959年に横浜市と姉妹都市提携しています。

2階へ行ってみましょう。

このお家の特徴の１つはこの窓枠の色ですね。
ペールグリーンっていうのかなぁ。
いい感じです。

キャンドルホルダー式クリスマスツリー？

会議室かな。

ベッドルーム。
すっきりシンプル。

この椅子とクッションは、なんかこの家らしい。
テーマに沿ってコーディネートされているんだろうなぁ。

ブラインドも素敵。

右側奥には渡り廊下のような別館が付いていて、そこはギャラリーになってました。

続いては、外交官の家へ向かいます。

この庭はフランス庭園風。

こっちはもっと眺めがよい。

外交官の家は、明治43（1910）年に明治政府の外交官・内田定槌邸として、アメリカ人建築家、J.M.ガーディナーの設計により、渋谷区南平台に建てられました。
平成9（1997）年にここに移築され、同時に国の重要文化財に指定されました。
建物は木造2階建・塔屋付きで、アメリカン・ビクトリアン様式を基本としています。

目を引くのは、なんといっても八角形の塔屋ですね。
私が思い描く洋館のイメージに一番近いのがこの外交官の家。
昔の日本人の西洋への憧れが形になった外観って感じです。

入り口を探していたらカフェに出ました。
ここはカフェもあるんだな。

入口発見。
いざ、入場。

テーマカラーなのかなぁ、第一印象が「赤」。
暖かい感じがします。

ウクライナの冬のお祝い事は12/19「サンタの日」で始まり、1/19「御公現の祝日」まで続きます。
中でも一番大事とされているのは1/7「クリスマス」。
前日の1/6に家族全員で集まり、聖なる夕食をいただきます。

国が変わるとクリスマスの日も変わるんですね。
ちなみに、我が家では1/6まではクリスマス飾り出しておく決まりになってます。

この食卓で目立つのは何と言ってもこの稲穂。
稲穂で馬？ロバ？を作って飾ってあります。

止まってよくは見られなかった(みんなカメラ構えてる）けど、聖母子像が飾ってあったと思います（記憶が定かでない）。

食器も、クロス類も赤色系で、寒い国らしいクリスマスの風景です。

この家のシンボル椅子に選んだのはコレ。
プリントが東欧-ロシア的な気がする。

鶏って卵を産むから縁起がいいのかしら？

暖炉の上にクリスマスカード。
定番ですね。

居心地のよさそうな居間には、これまた藁を使ったクリスマスの飾り。
東方３賢人がベツレヘムの馬小屋にイエス様を訪れたシーンと思われます。
こういう飾りはスペインや英国では見ますが、日本ではほとんど見ないですよね。

ちなみに、３賢人が到着したは1/6と言われています。
だから、1/6をクリスマスとして祝う国も多いです。
我が家で1/6までクリスマス飾りを出しておくのもその為です。

椅子は南国でも使えそうな感じだけど、各々ムートンが引いてあるのが寒い国らしい。
ウチの犬はムートンのシートが大好きだから、家で使ったら1個は確実に犬に占拠されるな。

こちらは大きなクリスマスツリーのあるお部屋。

ソファに掛かっている厚手の敷布がとっても良いですねぇ。
これ欲しい〜〜

暖かくていかにも居心地の良いお部屋です。

私、この家の外観も内装も好きだなぁ。

ツリーの側にも藁の馬とソリ。
この家の飾り付けは個性的ですよ。

ソリの上に載っているのはクリスマスのプレゼントですね。
サンタさんは馬に乗ってくるのかい。
そういえば、昔、ラクダがプレゼント満載したソリを引くような飾りを見たことあるなぁ。

じゃ、2階へまいります。

ロッキングチェアって昔憧れたわぁ。

ベッドルーム。
ベッドはクラシカルなようで、モダンです。

ツリーもあるでよ。
色合いは下から引続いて赤系のピンク。
フェミニンですね。

お風呂も見れるようになってた。
猫足のバスタブは外国のイメージ。

部屋か見える景色はこんな感じ。
眺めの良い部屋ですよ〜。

コレが外交官の家の全景です。

庭にはバラ。

オレンジ掛かった色が素敵です。