一泊七湯、奥の細道湯めぐり紀行・かみのやま温泉へ　～青春18きっぷで降りる旅 vol.5後編

2015/12/12 - 2015/12/12

ＪＲ全線乗り放題の青春18きっぷ。本当の青春時代にやっていた1日中ひたすら乗る旅は体力的にちょっときつい歳になりました。が、好奇心と喰い気だけは若いころより旺盛かも。だから乗るより降りる旅。

今回は陸羽東線を降りる旅。この路線には駅名に「温泉」がつく駅がなんと５つもあります。これらすべての「温泉」駅で下車、温泉をはしごしました。後編では陸羽東線から奥羽本線に乗換え、山形駅、かみのやま温泉駅で途中下車。歴史ある上山温泉の共同浴場めぐりなどを紹介します。

【旅程】vol5.中編・もがみ温泉郷編からの続き
12/13（土）山形駅15：32着/16：31発（奥羽本線）かみのや温泉駅16：44/20：03（奥羽本線）米沢駅20：38/20：40（奥羽本線）福島駅21：25着

【入浴した温泉と入浴料・湯加減】
上山温泉　下大湯共同浴場　150円　熱い
上山温泉　中湯共同浴場　150円　熱い

エリア かみのやま温泉(山形)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

（vol.5中編 http://4travel.jp/travelogue/11085560 からのつづき）山形駅では約１時間の乗継時間があったので駅周辺を歩きました。駅西口の複合施設、霞城セントラル。

霞城セントラル 名所・史跡

最上階の２４階には展望ロビー（入場無料）があります。山形市内では最も高いビルなので展望は抜群、蔵王の山並みが見えます。

山形城跡の石垣。

山形城跡(霞城公園) 名所・史跡

山形では祭りの屋台で定番となっている「どんどん焼」。どんどん焼の専門店があったので入ってみます。

どんどん焼き おやつ屋さん グルメ・レストラン

チーズ入りなど様々なバリエーションのどんどん焼きがあります。シンプルにソース味（190円）を食べます。ここのどんどん焼きのボリュームは凄いの一言。腹が膨れました。

山形駅から各駅停車で奥羽本線で南下します。

山形駅から13分でかみのやま温泉駅に到着。

かみのやま温泉駅 駅

映画「おくりびと」のロケが行われたコンチェルト館。

上山コンチェルト館 名所・史跡

鶴の休石。上山温泉は傷を癒す鶴を見た僧侶が発見したと伝わる温泉です。

下大湯共同浴場。最も古い歴史のある温泉です。

下大湯公衆浴場 温泉

建物は昭和30年代に木造から建替えられたものですが、風情があります。入浴料は150円、洗髪をするには100円追加料金が必要です。泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉で浴槽の湯は熱めです。

ライトアップとキャンドルが灯された上山城。天守閣は昭和57年に博物館として再建されたもの。この日は18時まで入館（通常は16時45分まで）できましたがタッチの差で入ることができませんでした。

風呂上りの一杯と夕食を八千代食堂で。

山形のモツ煮は、東日本では珍しく牛スジが入っていて美味い。

八千代食堂名物の天ぷら中華。あっさりした魚介系スープには天ぷらが意外と合います。天ぷらはエビ天とゲソ天などなど。ゲソ天が入っているのは山形ならでは。

八千代食堂 グルメ・レストラン

駅から近い共同浴場中湯にて、シメの温泉入浴とします。

中湯も歴史があるようです。湯温はかなり熱め。100円の洗髪料を払い、髪を洗いました。

温泉でほてった体を適度に冷やしながら駅に戻りました。家路につきます。

米沢で乗換え。人面シート？

福島駅に到着しました。福島駅前には作曲家、古関裕而のモニュメントがあります。１泊２日の短い行程でしたが、７箇所の温泉を巡り、温泉漬けの旅になりました。温泉好きの自分にとっては充実した旅になりましたが、温泉入浴は割りと体力を消耗するもの。温泉はしご旅はあまり無理しない行程をおすすめします。（おわり）