2012/04/30 - 2012/04/30
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amstrobryさん
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4日目。今日は礼文島のトレッキングでは最もボリュームがあるといってもよい8時間コースに挑戦する日。早朝のバスで再北限のスコトン岬へ。あとはひたすら香深港に向けて戻ってくる行程。途中目安となるポイントごとの時間設定は立てておいたのだが、
4日目
香深~スコトン8:30頃 8時間コース開始
スコトン~ゴロタ岬~鉄府~澄海岬~
召国分岐~アナマ手前14:40頃 ※残雪でコース喪失、一時遭難状態
アナマ手前~召国分岐~浜中 浜中から路線バス
浜中~香深 三井観光ホテル宿泊
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 ANAグループ JR特急 JRローカル 徒歩 バイク AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- JTB
-
まずは朝食。
夕食同様、セットメニュー。
種類も豊富で朝からおいしく頂けました。 -
4日目。ホテル客室から。
利尻島の山頂が見える今日も太陽が出る晴天。
今日は礼文島でいつかやってみたいと思っていた8時間コースを歩く。
8時間コースは北のスコトン岬から礼文林道香深井側合流部までの約20kmを歩くコース。海を見ながら丘をのんびりと歩けるのではないかと思っていた。 -
ホテルをチェックアウトし、香深からスコトンまでは路線バスで移動する。
まずは約1時間バスに揺られる。 -
8:30頃スコトン岬に到着した。
ものすごいきれいな青空。
正面のトド島がくっきりと見えている。 -
せっかくなので展望台からの景色を楽しんでから8時間コースをスタートすることにします。
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こちらが最北限のスコトン岬の展望台。
きれいな海にトド島が浮かぶ。 -
今日はいいトレッキングができそうな天気だ。
それでは8時間コースを開始する。8:39スタート。スコトン岬 自然・景勝地
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まず初めはアスファルトの道路上を歩いていく。
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8:55須古頓神社方面への分岐を進む。
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ゆるやかな上り坂。振り返れば青い海とトド島の眺望が見事。
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コースはいったんゴロタ浜という海岸に下りる道となる。
ここからは未舗装の道。軽トラ1台分くらいは通れそうな幅員はある。 -
海岸を降りていくと鮑古丹という小集落が見られる。
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海岸に降り立った。天気も良く最高のスタートが切れた。
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さて、鮑古丹の集落を抜けると再び登りのコースとなる。9:17
-
丘をどんどん登っていく。
これが絶景。期待していた風景がここにあった。 -
今日は4月の最終日。さすがに高山植物の花の時期はまだ先であった。
-
丘をひたすら登り続けいったん振り返ってみるとスコトン岬までの絶景が広がっていた。
これまた見ごたえのある風景だった。 -
コースはゴロタ岬を目指してひたすら丘を登っていく感じ。
-
さらに高度を上げて振り返る。
ちょっとかすんだ感もあるがトド島も見えるようになった。 -
9:33ゴロタ岬に到着した。
高度が上がりちょっと海岸沿いの風景はカスミがかかっている。 -
ゴロタ岬から。進行方向の風景。
険しい西海岸の風景が見える。 -
こちらはスコトン方向。
先ほどあの先端部分からスタートしたのだ。 -
そしてこれがこれから進むコース。
木々の無い丘の尾根部分を歩くので見晴らしがよい。 -
花はまだ咲いていないと思ったがよく目を凝らせば小さな花は咲いていた。
-
さて、ゴロタ岬をピークにコースは下りとなる。
ここから鉄府の集落まで下りが続いていく。 -
一気に下るので最後は階段で降りていく感じ。
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10:05海岸に下りた。
この辺は自動車も通りそうな雰囲気。 -
後ろをふりかえる。
ゴロタ岬が見える。 -
鉄府の集落を抜ける。
次はスカイ岬を目指していく。 -
10:45、鉄府の集落を抜けると再び丘の上をのぼっていくコースとなる。
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ある程度登ったところで後ろをふりかえる。
鉄府の漁港と集落が見える風景。海岸線に沿って歩いてきた。 -
ピークに差し掛かるとスカイ岬のある海岸風景が見られるようになる。
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再び下りに入り、いったん道路に出てスカイ岬を目指します。
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11:07スカイ岬に到着。
8時間コーススタートから約2時間30分経過していた。 -
スコトン岬では快晴ともいえる青空が広がっていたが、気づけばいつの間にか曇り空になっていた。
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スカイ岬には西上泊の集落があり、8時間コースはその集落裏手にコースが続いている。
-
西上泊から再び丘を上がっていくコースとなる。
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11:51、コースはT字路にぶつかった。
8時間コースは右に進んでいく。 -
ここには注意喚起の標識がたつ。
礼文林道まで約13km、そしてここから先車道は無いと。
海も遠くなりこれまでとはコースの雰囲気も違う。 -
そしてここからは残雪が見られるようになった。
12:07。ただ、コースはたどれたのでやめるという発想はこの時点ではまだない。 -
切れ目からは海岸の風景が。
スカイ岬、ゴロタ岬が見える。 -
12:14、アナマまで5.9km。
召国という集落への分岐点。 -
先ほどの丁字路からは多少のアップダウンを繰り返しながら似たような道をひたすら進んでいく。
-
12:23、再び残雪が残る部分に。
こちらも先に続いているコースが見えるのでそのまま進んでいく。 -
ひたすらコースを進んでいく。
写真の通りアップダウンを繰り返しながらコースは続く。 -
やはり断続的に残雪が残っていてコースを覆う。
ただ、すぐに雪が切れるのでコースは追いやすい。 -
やがてササの背が高くなり、視界が狭くなってきた。
-
12:56気づけば海の眺望はなくなり、いつの間にかコースは森の中に。
そして雪が徐々に増えてきた、、、 -
13:03宇遠内まで4kmの標識。
この付近は周囲に木々が広がる森の中が中心。
足元も雪に変わる。歩きづらいが笹や木々の間でコースはたどれるためこのまま歩く。 -
13:06アナマ2km、ウエンナイ3kmの標識。
これが今回、記録できた最後の標識。 -
先ほどのアナマ2kmの標識から少し進むとコースはいったん西海岸が見られるようになる。
ちょうどトラバース気味のコースとなる。 -
ただ、斜面には残雪が残っていてコースを覆う。
恐らくは平坦なコースだが残雪は足元を斜めにする。
一歩間違えれば滑落のリスクもあり木の枝を掴みながら進んでいく。
この付近からちょっとまずいなという思いが生じる。 -
雪の無い部分がありがたい。
この区間、途中に巨大な雪の塊が行く手を阻む。
高いところに回り込んで何とかこえた箇所があった。 -
そしてここが海が見える区間の終盤、谷間のV字に折れる部分。
ここをこえると再び森に入った。13:23. -
森に入るとすぐにコースは完全に雪の中に入る。
おまけにこれまでのようにコースもたどれない。昨日の礼文岳のように木々が等間隔に生えていて道筋の目安がたたない。
それでも勘を頼りに進んでいるといよいよコースは消滅。
14時ごろ踏破をあきらめ引き返す決断をする。しかし今度は戻るコースがわからない。
30分くらい焦りと不安の状況の中雪の森の中をさまよう。
最終的には斜め上に登り続けコースを発見。コースを戻り浜中まで向かうことにした。 -
一瞬コースを見失ったという精神状態から体力と気力を奪われ、何度が転倒した。
遭難したときの気分というものがどんなものか少しだけわかる気がした。 -
そもそも昨日も礼文林道が雪で閉ざされていたり、礼文岳も前半で雪に阻まれた。8時間コースも同様の状況が待ち受けていることを想定できなければならなかった。
今振り返ってみればわかるが、仮に遭難ポイントを過ぎたとしてもアナマまでは森が続くこと、宇遠内から先、礼文林道への道も峠越えで雪に阻まれていたと思う。
宇遠内林道で中止した場合、日没までに道路に出ることはまず無理だっただろう。 -
15:07召国分岐まで戻ってきた。
森を抜け、コース上の雪もだいぶ少なくなったとき、あとは大丈夫だとほっとした。 -
15:25スカイ岬からの丁字路に。
この道を直進すると浜中に至る。
浜中からは路線バスで香深に戻る計画だ。 -
そういえば朝の晴天はなんだったのかというくらいの曇り空だ。
-
15:36、8時間コースの浜中側の入口に到着した。
これでコース歩きは終了。あとはアスファルトの道路を歩く。
このあと8時間コースのスタート地点はスコトンからこちらの浜中に変更となった。 -
16:01。無事に浜中バス停に到着.
雪山に知識なしで挑むのは無謀なことだと身をもって実感。以来、無謀な登山等は控えることができるようになった。ともあれ他人に迷惑をかける事態にならなくてよかった。
推測になるがこのまま仮に進んでいたとしてもウエンナイ?香深井への道が途中山越えになるのでもっと雪深いことが想定される。ここまでくると日没までの引き返しが困難なうえ、自動車が通れる車道もない。断念する決断は遅かったが、日帰り圏内の場所だったのは結果的には運が良かった。
浜中バス停に到着したもののバスの発車時間までだいぶ待つようだったので、そのまま香深に向けて少し歩いた。 -
昨日も訪れた久種湖キャンプ場。16:17。
この後、船泊付近でバスに乗車。
昨日に引き続き三井観光ホテルにチェックインした。 -
夕食は昨夜と同様、値段相応のものではあるが種類も多く味も良い。
さて、8時間コースはまだ時期が早く踏破することができなかった。一歩間違えれば危険な状況で無謀な計画を反省し一日を終えた。礼文観光ホテル 咲涼 宿・ホテル
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