2015/12/03 - 2015/12/13
148位(同エリア571件中)
mayuさん
今年の旅行は悩んだ結果、去年から行きたかった『モロッコ』へ。
予算や移動を考え、今回はHISの「ぐるっとモロッコ11日間」にお世話になることに。
参加者12名、内8名は一人旅という珍しい仲間たちと
めまぐるしい早さでモロッコをぐるっと一周。
想像以上に見どころ満載で、面白かったモロッコの旅をきままに綴りたいと思います。
1日目:カサブランカ・ラバト泊
2日目:ラバト・ティトゥアン・シャウエン泊
3日目:ヴォルビリス・メクネス・フェズ泊
4日目:フェズ
5日目:砂漠泊
6日目:トドラ渓谷・ワルザザート泊
7日目:アイトベンハッドゥ・マラケシュ泊
8日目:マラケシュ
前後1日ずつ移動日
今回は世界最大の迷宮都市『フェズ』編
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
12月6日(日)
18:00 フェズのホテルに到着。
12月は日が短く、18:00でも暗い。
今までは毎晩夕飯が19:00だったが、この日は別のツアーグループが入っているという理由で19:30夕飯。
≪Fes inn hotel≫
期待せずに来たが、装飾がモロッコらしく煌びやかでなかなかいい。
部屋は2階とロビーからも近く、行き来が楽。
wifiはロビーのみとのことだったが、部屋でも少し入るので便利だった。
温かいお湯もたっぷりでて、シャワーで温まることもできた。
今回の旅で唯一ドライヤーのないホテル。
ドライヤーがいらなかったものリストに入らずにすんで、私は満足。
周辺には、日用品店1軒・キオスク1軒・カフェ1軒と出歩く場所はなし。
ツアーの仲間たちはtaxiでスーパーに行ってきたとのこと。
今回はこちらのホテルに2連泊。 -
タイルがかわいいフロント。
スタッフさんは簡単な英語のみしゃべります。
翌日の夕方にハマムを予約。 -
ロビーもモロッコらしい装飾。
-
お部屋は比較的シンプルだが、ゆったり落ち着けた。
今回の旅、初の連泊。荷物をまとめなくていいのが嬉しい。 -
モロッコのタイルのデザインが好き☆
-
ドアもなんとなくかわいい。
-
ホテルで夕飯。
・モロカンサラダ
・ターキーのフライ・・・ちなみに別のツアーのグループはターキーのグリルだった。
・プリン
お味はまあまあ。
飲み物はミニハイネケン45DH(¥585)とお高め。でもモロッコのビールは本当に小瓶で来る。250mlくらいなのかなぁ。 -
12月7日(月) フェズ観光の1日
☆フェズ☆
≪世界遺産≫1000年以上続く、世界一の迷宮都市といわれ、約9400もの通りがあると言われている。
3つの地区に分けられ
① フェズ・エル・バリ(ボロボロのフェズの意)
→808年、イドリス1世の息子、イドリス2世がここに新しい都を築いた。城壁で囲んだ街の中に大きなモスクやいくつものマドラサ(神学校)を作り、学問の街として栄える。・・・10世紀末に滅びてしまう。(都はマラケシュへ)
② フェズ・エル・ジェディド(新しいフェズの意)
→13C、マリーン朝の時代に再び都がフェズに移る。王宮もここにある。
③ 新市街
→フランス保護国時代にできた街
≪フェズ・エル・ジェディド≫
*王宮*
14Cにつくられたもの。
7つの門・・・王様が即位してからフェズに来るまでの7年間の月日を表す。
ブロンズをつかった門が特徴的で、フェズの職人さん200人で作ったと言われている。
屋根瓦はイスラムの色:グリーン。 -
7つの門の内、1番小さい門でこの大きさ。
-
ガイドのムスタファさんが、「ブロンズはオレンジで磨くとキレイになる」とこを実演中。
※モロッコでは街路樹にたくさんのオレンジの木が植えられているが、街路樹のオレンジは食用には適さず、香りはとてもいいので化粧品などに使われているという。 -
*ユダヤ人街メッラハ*
王宮のすぐ横にある旧ユダヤ人居住区。
もうユダヤ人は住んでいないとのことだが、建築物などもモロッコのスタイルとは違う。バルコニーのある家がほとんど。
イスラム教徒の家は、外側(道路側)に窓がないか窓は小さなもの。 -
ユダヤ人街とムスリム街をつなぐスマリン門の上には、コウノトリがいっぱい。
-
*展望台*
フォトスポット☆
フェズの3つの地区が一望できる場所。見張り台・要塞の跡地?
確か左から、新市街→フェズ・エル・ジェディド→フェズ・エル・バリ -
要塞の上にモロッコ国旗。
赤地にイスラムのグリーンで描かれた星。
なかなかなびいてくれずにやっと撮った1枚。 -
展望台ではこんな商売が・・・
商品は中にならんでいるが、売り子は柵の外。
おそらく違法なのでしょう。 -
≪フェズ・エル・バリ≫
*ブージュルード門*
1913年につくられた、フェズブルーのタイルが美しい門。
フェズ・エル・バリの入口。
思ったよりもずっと小さなこじんまりとした門でビックリ。 -
そして門をくぐって振り返ると、裏側にはイスラムのグリーンのタイル。
どちらも美しい。
左端の大道芸人。写真を撮るとチップを要求してくる。
勝手に入り込んでるだけなので、今回はチップはなしで。 -
車など入ることのできないメディナ(旧市街)での唯一のtaxi的存在=ロバさん。
-
*ブー・イナニア・マドラサ(神学校)*入場可
14Cにつくられた神学校。
モスクでコーランの勉強が終わった生徒たちが、こちらに来てさらに勉強した場所のよう。
ガイドのムスタファさん、随分と熱心に説明してくれましたが写真撮影に夢中であまり聞き取れず。
写真)大教室
中には入れないが、外から写真は撮れる。 -
メディナの迷路の中にある小さな扉を通り抜けると、
こんなに広い大理石の中庭が広がる。
ガイドさんなしには、到底たどり着けないと思う。
壁面の彫刻や、モザイクが本当に繊細で素晴らしい。
写真では伝わりきらないのが残念。本当に細かい手作業と技術で作られている。
モロッコの伝統建築:
建物下部→モザイク細工(ゼリージュ)
建物上部→石膏細工(型抜き)
天井部分→シダーウッド細工(アトラス山脈のアトラス杉を使用) -
細かく彫刻された寄木細工のドア。
細かく木が彫られていない、明るい木のパーツ=修復後
木工細工は気の遠くなるような作業。
お金にもならない修復の仕事は適当に済まされてしまうとのこと。
職人が足りないのかなぁ。 -
*ハミドさん宅でティータイム*
メディナ内にあるハミドさん家でミントティーを入れる実演タイム☆
これがなかなか興味深かった。
個人旅行では難しいと思うので、こんな時「ツアーで良かった」と思う。
モロッコはチップ社会なので、写真を撮ってもチップ・案内してもらってもチップ・ご飯を食べてもチップ・トイレに行ってもチップ・・・ツアーだとチップの煩わしさが大分減って、旅行そのものを楽しめるのでモロッコはツアーがいいと思う。 -
ハミドさん実演中☆
もちろん動画も撮りました〜
おいしいミントティに奥さんが焼いたクッキーまでいただいて至福のひととき。
ミントティー、おかわりもいただきました。 -
そして、ハミドさんの楽器演奏タイム☆
3つほど打楽器を演奏してくれました〜
1つの打楽器でこんなに色んな音が奏でられるのかと感動☆ -
ハミドさん、最高のひとときをありがとう☆
-
やたら高級な真鍮細工のお店なんかによりながら、迷路の中をぐんぐん進んで行きます!!実演を見せてもらい、すごい作業だとも思うし、素敵だなと思うけど、あまりの金額に誰も何も買えず・・・
靴屋さん・・・カラフルでかわいい軒先☆ -
こちらにもファティマの手のドアノブ。
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細い路地をロバが通ります。
-
真鍮細工の職人さん。
こんなお店をゆっくり見て見たかった〜 -
こちらも何かの職人さん。
-
木工職人。
実際に作っている人たちの姿を見ることができるのは、フェズの最大の魅力。
ゆっくり歩かせて〜 -
小さな看板の小さなドアをくぐると・・・
-
お昼のレストランは宮殿のような素敵な空間。
天井も高く、広い空間。
あの迷路の小さいドアの奥に、どうしてこんなにも大きくステキな場所があるのだろう。何か魔法にかけられたような気分。 -
フェズ陶器で有名なCOCEMAの食器にここで出会えるとは。
もともと有名な窯元だったが、クルーズしてしまって新作は作られていないと聞いている。
嬉しい気持ちでランチタイム。
・モロカンサラダ
・チキンのタジン
・フルーツ
どれもおいしくて幸せ気分。 -
*タンネリ(皮なめし)*
午後の1番は皮なめし・染色職人地区へ。
革製品店の屋上からタンネリの様子を見学。
写真で見たのと同じ、なんともいえないかわいい姿に写真撮りまくり。
屋上の入口では臭い消しのミントが配られた。
冬ということもあり、ミントがなくても別に臭くは感じない程度だったが、ミントの香りに包まれてしばし説明を聞く。
中世から変わらず、男性が手作業で皮をなめし染めていく。 -
染まった皮を干す。
ここには干しきれず、遠くに見える丘にも皮が干されていた。
染色には水が必要なため、タンネリはフェズ川のほとりに作られている。 -
こちらが本番、お買いものタイム。
店員さんが張り付いてくる。
なかなか強気で結局1銭もまけてくれなかった。 -
外履き用のバブーシュをゲット。
250DH(¥3250)
道端で売っている50DHとかの安いバブーシュはmade in Chinaだとか言ってたけどホントかなぁ。チャイナから運ぶ方が高くつきそうだけど・・・
予定より高くなっちゃったけど、皮の質は良さそうだし、
履いてみたら歩きやすいし、靴ズレしないし、かわいかったから良しとしよう。 -
*カラウィン・モスク*
859年に完成したモスク。「世界最古の大学」といわれている。
残念ながら中に入ることはできないが、ガイドさんがたぶんチップを渡してドアを開けてもらってくれた。写真だけ。 -
フェズ観光中、アシスタントとしてグループの最後尾を守ってくれたアズーズさん。
オシャレな帽子をかぶり、いつも笑顔でたのしいアズーズさんのおかげでフェズ観光がより楽しくなった。
私たち夫婦いつも最後尾で、写真撮っているとすぐにグループがいなくなってしまうので、アズーズさんなしではフェズの迷路からきっと出られなかったと思う。
ありがとう、アズーズさん☆
後ろの屋台はヌガー屋さん。買いたかった〜。 -
とにかく競歩のようなスピードぐんぐん進んで行ってしまう私たちのグループ。
のんびり道を歩きながら、写真を撮ったり、寄り道したりしたかったよ〜。 -
ロバさんが絵になる象牙色の街☆
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*サボテンシルクの工房*
アガベの一種と思われるサボテンの繊維で布を織る工房。
サボテンシルクはちょっと値が張るので、翌日の砂漠用にお手頃価格のコットンのターバンを旦那くんと色違いで購入。
1枚100DH(¥1300) -
職人のお兄ちゃん。カメラを向けると笑顔をくれました!!
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パン屋さんかなぁ?
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ひつじのドナドナ。
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*フェズ陶器工房*
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工房見学付き。
粘土になる土を水の中に入れて3〜4日置く。そのあとよく捏ねて2度焼き。
1度目は1200℃で12時間素焼き。そのあと950℃で8時間焼いて完成。
タジン鍋をロクロで作る実演も見せてくれました。
ものの1分でタジン鍋1個完成!! -
絵付け工程。
手前の紫色の染料が焼くと、フェズブルーになるんだそう。 -
繊細なデザインを絵付けしていく女性。
-
こちらは焼きあがったタイルをパ―ツに彫っていく男性。
-
17:00 ホテルに戻る。
歩き疲れたので、ホテルの前のローカルカフェで一服。
もちろん『ノスノス』。
1杯10DH
お店のお兄さんがイケメンだった。 -
18:00 ホテルにて予約していたハマムへ。
ビキニ(またはパンツ)のみでまな板の鯉状態。
① サボン・ベルディというオリーブオイルからつくられたジェル状の石鹸を体に塗る。
② しばしスチームタイム。
→台と壁は石がかなり熱くなっているが、室内は涼しめでスチームが少し弱い。
③ あかすり
→なかなか痛かったが、垢がいっぱいでて、年末に1年の汚れを落とせたようで気分爽快。
④ ガスールというアトラス山脈の1部で採れる粘土でパック。
⑤ 頭も含めた全身をキレイに洗って終了。 -
トルコのハマムとはまた一味違ったモロッコのハマム体験。
貴重なひとときになった。体験できて良かった〜 -
フェズ陶器工房で買った食器たち。
お皿は母へのお土産。
お茶碗 大120DH・小100DH
カップ 100DH
全部20%offになりました。
なかなかいい買い物に大満足。
ツアーだから、荷物もバスにのせておけばOKで重さを気にせず買えるし☆
フェズの街もなかなか楽しく気に入っちゃいました!!
あとは自由時間があればもっと良かったんだけど・・・
明日はいよいよ今回の旅の目玉『砂漠』です!!
『砂漠』編に続く・・・
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この旅行記へのコメント (1)
-
- charonさん 2016/01/04 18:21:04
- 安心しました♪
- はじめまして。
今週9日からカタール航空で2泊5日のとんぼ返りでフェズに行くのですが、外務省の安全情報のページには結構、危険みたいな事も書いてありますが読ませて頂いて少し安心しました‼
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