2015.08 お盆のモロッコ『土と水の魅惑の街』（フェズ）

2015/08/08 - 2015/08/16

テレビや雑誌で話題沸騰のモロッコ！
心が魅了されたジブラルタル海峡横断。
この２つを旅のメインに１週間モロッコとスペインを楽しんできました。

３月にチュニジアでのテロがあり、北アフリカの治安もやや不安で、モロッコもテロの危険があるかもと思いながらも、危険を感じることなく、むしろヨーロッパと比べるとスリの危険がないなど治安が安全な気もしました。

日本政府発令のモロッコは渡航情報レベル１(十分注意してください)　
ちょっとでも渡航情報の出ている国には絶対に行かないと言い続けていたのに、ついてきてくれたヨメに感謝です。

次は渡航情報レベル１だけど、イスラエルとヨルダンに行きたいな！


ここフェズでのポイントは『リヤドアーラム』と『ガイド』
このリアドでの宿泊ががフェズの思い出を最高に！ガイドとしてお世話になったSadiki氏にも感謝です！

旅の概要
8/8(土)
羽田⇒カサブランカ
8/9(日)★ココ★
カサブランカ⇒フェズ
8/10(月)
フェズ⇒シャウエン
8/11(火)
シャウエン
8/12(水)
シャウエン⇒ラリネア
8/13(木)
ラリネア⇒マラガ
8/14(金)
フリヒリアナ
8/15(土)～8/16(日)
マラガ⇒成田

エリア フェズ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

アフリカ大陸で電車の旅ができると思いませんでした。
とてもハッピーな感じで乗車します。

でも、ここはアフリカ。電車に乗る前には必ずONCFのサイトで時刻を確認しましょう。
http://www.oncf.ma/

時刻表によると3時間30分で行く電車と4時間10分で行く電車の2パターンあります。

英語にするとすぐバグるのでフランス語で。
よ〜くわからないけど、なんとなく理解したつもりで♪

カサ ヴォヤジャー駅 駅

切符は朝、窓口で１等車を購入。
全く理解していなかったけど、どうやら座席指定でした。
席を確保するなら１等車オススメ。

13:10カサブンランカ発、フェズ行

電光掲示板ありますけど、掃除してないし、日中は太陽の光でよく見えない。

１等車は最後尾。

近くてよかった。
出発するのかしないのか、よくわかないまま5分ほど遅れて出発。
出発後もすぐに1度止まって、乗り残した乗客を乗せてました。

線路〜は続くよ〜フェズまでも♪

かなりきれいな線路で保線状況も抜群。
なので、かなりの速度で走っていきます！

見た感じ１等車も２等車もコンパートメント。
１等は６人、２等は８人で１部屋。
でも、この列車のエアコンが死んでいるのか、外気温が熱すぎるのかめっちゃ暑い。

部屋の中も暑いし、廊下も暑い。
廊下の窓を開けても熱風が入ってくるので、どうしたことやら。
エアコンの吹き出し口は窓のところにあるので、窓側を希望した方がいいかも。

子供連れのお母さんが通訳してくれて、若干ですけど同じコンパートメントの方とお話ししました。
英語が通じないと会話ができないので、助かりました！

でも、子供たちがはしゃぎすぎ…。

どこまでも続くまっすぐな線路

最後尾の窓からこんな景色も楽しめます。

モロッコの鉄道路線図

モロッコ鉄道のトイレ

お食事中の方すみません。

便器はこんな感じ。
思っていた以上にきれいなトイレです。
途中で掃除の方が掃除をしていたようです。

紙も一応あるようです。
※念のためお持ちになることをオススメします。

カサブランカから約４時間
フェズ駅に到着♪

終点ですので、みんな降ります。
同じコンパートメントの方はさらに進むようで乗り換えてました。

アートを感じるフェズ駅舎

モロッコの鉄道の機関車

力強そうな感じはしますけど、年季が入りすぎ。
エアコンの効きが悪かったのはこのせい？

日本の駅のように地下道もありますけど、荷物が重いのでホームの端から跨線できます。

ちなみ１等車から近いラバトよりの通路から渡ろうとしたら、乗換客の人が出口は反対だよって、こぞって教えてくれるのでこちらまで来てしまいました(笑)

フェズ駅
モロッコちっくなステキな駅舎です。

ここでリヤドのオーナーに頼んで、ドライバーに迎えに来てもらいました。
ちゃんと名前を書いた紙を持っててくれたので、すぐわかりました。
電車が遅れてもちゃんと待っていてくれて助かりました♪

フェズ駅 駅

エアコンのないベンツに乗ってリヤドを目指します。

いわゆるグランタクシーです。

こんな駅から旧市街まではこんな殺風景の景色だとは思っていなかったので、かなり新鮮です。

フェズのホテル『リヤドアーラム』に到着♪

とても気さくなオーナーがとてもおいしいミントティーで迎えてくれます。
ここのミントティーはモロッコで飲んだ中で一番おいしかったです！

リヤドまでの道はこの後で。

リアド アラム ホテル

ブッキングドットコムの写真通りの中庭もオシャレなタイルで装飾されています。
天井にはテントを張って、温度や光の調整をしているようです。
この中庭にはエアコンはありませんが比較的快適な空間。

どうやら部屋はワンランクアップしてくれた様子。

とても広くて快適な部屋。
モロカンデザイン。
これで冷蔵庫とドライヤーがあれば快適。

到着後日本から持参したホットに近いビールを飲んだらあまりにも不味くてびっくりです(笑)

バスルームも広くてモロカンで快適♪

階段もとてもオシャレで抜かりなし。

夕食は20時からなのでちょっと街歩きしてみます。

この写真はメディナから駐車場に出てきて、５０Ｍくらい歩いたところ。
黒い服の人が立っている道を進んでいくとリアドがあります。

黒い服の人がいる道を１０Ｍくらい進むとこんなＴ字路があります。
一応看板もかかっているので、わかると思いますがここを右に曲がるとリヤドがあります。
駅からタクシーでも来れると思います。
たぶん迷わないリヤドです。

駐車場の名前の看板。

この広場についての案内。

この写真は上の看板あたりからメディナ方向を撮影したもの。

ちなみにこの駐車場には荷物運びの青年が何人かいます。
近距離ですけど、持ちたくない方は頼むといいと思います。
ちゃんとリヤカーで運んでくれるので、石畳でホイールが損傷することはなさそうです。

それではメディナに行ってみましょう。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

メディナの大通りから駐車場へ向かう交差点。
ココを左に行くと駐車場。

ブージュルード門から下ってきたところ。

交差点から歩くこと８分ブージュルード門に到着。

ここからメディナが始まる門。門は1913年にフランス政府が建立。美しい幾何学模様がきれいです。

ブー ジュルード門 建造物

門の向かい側はこんな感じ。
タクシーでここまで来てメディナに入るのも１つ。

門の近くのオレンジジュース屋

コップを洗う水があやしいけど、ノープロブレム。
モロッコのオレンジジュース最高にうまい！

イケヤのバックをバックパックにかぶせたカップルと遭遇。
な〜んとなく世界一周旅行してそうだったので、話をしたかっけど挨拶しかできなかった。

門の正面のカフェ街

この道は『ルータアラスギラ』

この道は確か『ルータアラケビラ』
２つの通りが、ブージュルード門から延びる大通り。

この２つの大通りを把握しておけば、ある程度迷わずにメディナ内を歩けるらしい。

この辺で若いモロッコ人集団に絡まれ、みんなで記念撮影(笑)
モロッコ人女性って写真を拒否するのかと思いきや向こうから声をかけてくれるなんて。
ヨメはモロッコ人(女性)にナンパされたと言ってるし(笑)

スーク内の生活品を売る店の集まる場所

スーク (フェズ) 市場

鶏が売られていた。

日本ではまず見ない光景だけど、水槽に入っている魚を見て「新鮮でおいしそう」と言う日本人と、生きている鶏を見て「新鮮でおいしそう」と言うモロッコ人。
違いはありませんね。残酷でもなければ、文化の違いです。

フェズの電気メーターは壁に埋められてます。
しかも目立たないように壁に同化させて。
とてもオシャレな感覚です。

ホテルの外観を見上げてみました。
わずかに空が見える程度で土壁に囲まれた路地がフェズの旧市街。

この旅で一番感動したホテルである『リアドアーラム』の写真を少し載せます。（数年後自分で見たい写真をチョイス♪）

メールでビールがあるかどうか問い合わせたのに、その回答はなかったものの、冷蔵庫にたくさんあるからどんどん飲んでって
(byオーナー)

この旅、一番おいしかったモロカンサラダ♪

これも、この旅一番おいしかったチキンタジン

デザートもオシャレな盛り付け

食後には、おいしいミントティー

テラスからフェズの旧市街中心方向

このリヤドは比較的外れの方に反対側は山

翌朝
鶏の声で目が覚める

9時にガイドが迎えに来るので、8時から朝食予定

どこの家でも朝食の準備だろうか？

宿泊費
デラックスダブルルームEUR105.4＋夕食EUR27＋税EUR4.6＝EUR137≒MAD1,478＝JPY19,267

わざわざネットで現在値のレートを調べてくれて、そのレートを元にMADを計算。
ちゃんとVISAも使えるので、逆に恐縮してしまう。

豪華な朝食

最後のミントティー。

このリヤドほかに宿泊者を見なかったが、ここで初めてアジアのどこかの国(地域)から来た方とご挨拶。
２連泊していて、おとといリアドで夕食を食べたらしい。
その前は砂漠観光をしてきたらしくとても暑かったと

とにもかくにもステキなリアドであるっぽいです。

トリップアドバイザーの評価５に偽りはなかった。


9時にガイドを呼んだものの、早く動けないので、荷物をまとめたらとっくに過ぎてしまった。
宿泊費を払って、オーナーと写真を撮ったりしていたら、何分待たせたかわからなくなった。
やっぱり、ツアーで団体行動する自信がない。

さてさて、ガイドと会いフェズ観光にでかけます。

ロバがおとなしく待機

ベルベル人の家!?

アラブ人の家!?

朝のメディナはガラガラです。

お金を下ろすのにガイドさんに銀行に連れてきてもらいました。

モスクの幾何学模様
細かすぎます！

ふと見上げるとミナレット

名前は忘れましたが、かなり年季が入っています！

狭いところを抜け

リクエストしたアルガンオイル屋

とてもいいおっちゃんだったが、ガイドと一緒に来るとバックマージンを乗せられるらしい。

前のカバーのない扇風機

タンネリ見るか？と聞かれれば、見るとこたえるしかない！

怪しい階段を登って連れて来られたのが、革製品屋
買わなくてもいいって言うから、行ってみたけど。

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

入口でミントをもらっていざ展望台へ

でも、この景色は圧巻です。フェズと言えば、革製品。
これを見なくちゃ帰れない！

お決まりの革製品をセールスされます。

ヨメがバブーシュを試着。

なにやら日本語で文句言うてます。
値段がMAD200＝JPY2,600
『日本で買っても同じだよ』というもガイドに渡す手数料があるのでまけてくれない。
なので、買うのやめました。
鞄とかジャケットとか勧められましたがあまり興味がこちらもパス。

そしたらガイドのSadiki氏『あのバブーシュはあまり質がよくなかったと思うから、買わなくてよかったと思います』と。
正直でいいやつだ！

フェズの特産品の１つランプ細工

とてもステキなんですけど、日本まで持って帰るのが大変。

Sadiki氏いいやつなんだけど、歩くのがめっちゃ早い。

あとで聞いたら、ガイドの雰囲気出すために、バブーシュ履いてきたので足が痛くなったとのこと(笑)

ムリせんでええのに！

ちょっと広くなった広場に鍛冶屋さんやお店がたくさんあった。

鍛冶屋の広場 (サファリーン広場) 広場・公園

カラウィンモスク

イスラム教以外の物は入れないので、みんなと同じ入口からの写真

カラウィン モスク 寺院・教会

14世紀に建てられた神学校

アッタリーン マドラサ 史跡・遺跡

コーラン彫刻がものすごい！

フェズは外観と建物の中が全く違う

手の込んだ作りがとてもステキな神学校でした

拝観料MAD20

スークのドレス屋

日本と同じような賽銭箱

ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会

とりあえずMAD10だけ入れてお祈りをしてみます

地元の人御用達のモスク

ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会

ちょっと入ってみたい気もしますが、やっぱりダメみたいです

泉はお金持ちがお金を出し合って、貧しい人のために設置したらしいです

ネジャーリンの泉 建造物

ここが行き止まりのような感じもしますが、まだまだメディナの中心付近です

ウード博物館 博物館・美術館・ギャラリー

結婚式スーク

ネジャーリン広場にあるお土産屋さん

モロッコっぽいお土産が並びます

さぼてんの実

おいしいらしいですがパスしちゃいました

お昼までちょっと時間があるので生地屋さんに

慣れた手つきでぐるぐる巻きに

彫刻専門店

のぞいていたらガイドが入って行っていろいろ見せてくれた

紙で型を作って、彫刻していくようです

Berrada Family restaurant

試食してから選ぶタイプのレストラン

ガイドと来ると何を頼んでも１人MAD60
ケフタタジンにしました

ロバは重たい荷物を黙って運ぶ

絨毯街道を抜けてホテルに戻ります

さ〜て、次の目的地『シャウエン』に向かいます。

Sadiki氏ガイドありがとう♪ガイドのSadiki氏は世界の日本人妻というテレビ番組ででてきた『Hikali-Safari』に依頼しました。
かなり適当な方ですが、ちゃんと手配してくれますので心配ありません。
http://hikali-safari.net/ja/

↓次の旅図鑑(シャウエン)↓
http://4travel.jp/travelogue/11047493

↓前の旅図鑑(カサブランカ)この旅行記の一番初め↓
http://4travel.jp/travelogue/11047343