2015/01/21 - 2015/01/22
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Junya_to_youさん
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1月21日。
岩手県花巻市の「マルカンデパート展望食堂」でランチを済ませ、僕らにしてはずいぶんと早い時間に宿へと向かったのでした。
今夜の宿は、花巻駅から無料の送迎バスで30分ほど揺られた山奥にある「大沢温泉」。
以前から気になっていた宿のひとつで、湯治場であるが故に宿泊料金も格安という、僕らにぴったりの宿なのでした。
バスは大沢温泉「山水閣」の前に到着。乗り合わせた人のほとんどがその瀟洒な建物に吸い込まれて行きますが、少し坂を下ったところに、僕らがチョイスした「自炊部」はあります。ああ、この外観、堪らない。重厚な木造の建物。雪景色も相まって、実に美しい存在感を放っています。
さっそく帳場(フロント)で手続きをして、館内の説明を受け、部屋へ向かいます。館内の雰囲気はなんとも文章では書きつくせぬ素晴らしさなので写真をご覧いただくとして、僕らが通された部屋は中館二階の川を望む四畳半でした。
"湯治場"と書きましたが、この「自炊部」は、湯治のために、文字通り館内で自炊をして長期滞在する客のための施設。故に料金は部屋代以外の全てがオプション設定となっていて、布団やタオルなどを持参すれば滞在費を抑えられるというわけです。ネットでの予約ではある程度パッケージングされていて、今回は"冬の陣"という、布団、丹前、コタツ、ストーブがセットになって一泊1名3,800円のお得なプランを利用しました。
館内には食材な日用品も揃う売店や、自炊の為の炊事場が設けられていますが、リーズナブルで美味しいご飯にありつける食堂もあるので、一般の温泉宿として気軽に宿泊することも可能です。但し、部屋は廊下とふすま一枚で仕切られているだけなので、話し声には気をつけなくてはいけないことと、部屋には外からかけられる鍵がないので、入浴時は帳場か、その横にあるロッカーに貴重品を預ける必要があります。
山奥の旅館風情に浸ってひと段落。そろそろお風呂へでかけましょうか。浴場は、自炊部の内湯、混浴露天、女性露天と、橋を渡ったところにある、これまた木造で貫録のある「菊水館」の内湯、瀟洒な「山水閣」の半露天風呂の5か所にあり、迷路のような館内をスタスタと歩き風呂を目指すのもまた一興。
じっくりと暖まったら、売店でミカンを買ってそそくさと部屋のコタツに収まります。テレビはありますが、ここでは宿の脇を流れる豊沢川のせせらぎと、たまに廊下を軋ませる足音に温もりを感じながら静かな夜を過ごしたいところ。
花巻で買ってきたカップ酒をすすりながら、もう一度露天風呂へ行こうか行くまいかと考えているうちに、眠りに落ちてしまったようです。
明くる朝。朝だからと手を抜くことなく、しっかりと5か所の浴場を巡り、食堂で朝ご飯をいただきます。あぁ、なんて落ち着くのだろう。初めての湯治場だったけれど、なんてことはない、ここは天国なのでした。また必ずや、帰ってこよう。そう心に決めて、僕らは盛岡へと歩を進めました。(つづく)
※追記 最近になって「自炊部」から「湯治屋」に名前が変わったようです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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大沢温泉自炊部の外観。築200年です。
※いまは「湯治屋」という名前になっています。趣きある温泉でゆったりのんびり、しかも安く済ませたい人に! by Junya_to_youさん大沢温泉 湯治屋 宿・ホテル
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帳場と、その横の休憩スペース。
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館内にある売店。自炊が出来るよう、日用品や食料品も売っています。
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四畳半の部屋。冬なのでストーブとコタツ付のプランにしました。
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部屋以外は全てオプション。湯治の宿なので、布団等を持参される方もいらっしゃるためです。ネットでの予約では、布団やストーブがパッケージされているプランがあります。
ちなみに、テレビ・冷蔵庫・ポットは元々置いてあります。部屋にはコンセントが4口あります。(テレビと冷蔵庫で2口使用中。部屋によって異なるかもしれません。) -
お風呂の案内。迷路のような館内を浴場目指して右往左往するのも楽しかったです。
自炊部と連絡通路でつながっている山水閣・豊沢の湯は普通の(いや、普通より豪華です)温泉ホテルなので、綺麗な脱衣場やドライヤーも完備されていて安心です。
その他の浴場は狭かったり、ドライヤーがない場所もあるので、湯めぐりをしてから最後に山水閣で締めるといいかもしれません。
そういう意味でも、大沢温泉自炊部はは初心者でも気軽に泊まれる湯治場です。 -
右側の建物が自炊部。豊沢川を渡り、向かいにある菊水館へ向かう途中。
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逆アングルからの写真。手前が自炊部で、橋の右側の建物が菊水館です。
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混浴露天風呂、大沢の湯。
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自炊用の炊事場です。
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「10円ガス」と呼ばれるコンロ。
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館内の様子。ふすまを開けるといきなり部屋なので、靴は廊下の下駄箱へ。
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豊沢川のせせらぎに癒されます。
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自炊しなくとも、館内には安くて美味しい食堂があります。
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豊富なメニュー。
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「やはぎ」の正統派ラーメン。
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こちらは朝定食。
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朝の炊事場の光景。
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大沢温泉へ来る前に立ち寄った、花巻のマルカンデパート大食堂。
こちらは名物のソフトクリームです。 -
レトロな雰囲気に浸った旅でした。
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