2015/01/22 - 2015/01/22
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Junya_to_youさん
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1月22日。大沢温泉を出発し、盛岡に着いたのは昼過ぎでした。
盛岡といえば、わんこそばに冷麺に、じゃーじゃー麺もあれば、びっくりドンキーの前身であるハンバーグレストラン「ベル」もあります。しかし僕らには、それらのグルメを凌駕してやまないランチスポットがあったのです。それは、「盛岡バスセンター」。
盛岡の中心地へは駅からバスで10分ほどで到着。駅には今まで何度か降り立ったことはあったけれど、都心へ歩を進めると、盛岡は想像以上に大きな街だったのでした。それにしても、道が狭い。あいにくの小雪だけれど、探検し甲斐のある街のように思えました。僕らが目指すバスセンターは、そんな中心部の向こう側にありました。
ううむ…そのセンスの良さに思わず見入ってしまうのは、「MORIOKA BUS CENTER」のロゴ。昭和35年の落成時からそのまま使われているそうで、うまいこと言えないけれど、この文字割といい、Rのスラリと伸びた足といい、とにかく素晴らしすぎます。見るにそれぞれの文字から細い管のようなものが延びているので、かつては文字の裏にネオン管が仕込まれていて、夜は文字が浮かび上がるという実に実に憎い演出が成されていたのでしょう。
外観を一回りして、いよいよ中に入ります。内部はというと、もう脳天突き動かされる空間…!完全なる60's!君たちよくぞ生き残った!…と賛辞を述べたくなるような光景でした。売店を飾る行灯は、切り出したアクリル板を重ねて作られた、もはや工芸品。こうした「昭和」が生きながらえているスポットは往々にして"知る人ぞ知る"だったりするけれど、ここは盛岡の第二の玄関。市内への路線バスのみならず、東京への夜行バスも発着していて、待合室は多くの利用者で溢れているのでした。
目に飛び込んでくる情報量の多さに思わず言葉もなく立ち尽くしてしまったけれど、僕らはここへ"ランチ"をしにきたのです。お目当ては、バスセンターの立ち蕎麦屋にある中華そば。先ほどからこう、なんとも言えないダシの香りが館内にたちこめています。きっと、多くの盛岡市民が「バスセンターの匂い」と認識しているであろう香りの根源にありつくのです。
程なくして中華そばのお目見え。安っちいビニールベンチに腰掛け、コツコツとコンクリの床を鳴らす靴音と、ウグイス嬢のような美しいバスの発着アナウンスを聴きながらすする中華そば。料理が五感で味わうものだとすれば、これは三ツ星レストランに相当するのではないでしょうか。
そうこうしているうちに、すっかり時間が経ってしまいました。降る雪はさっきよりも勢いを増している様子。本当はゆっくり街を歩きたかったけれど、とりあえず今はもうお腹いっぱい。予定を少し早めて、僕らは青森行きの高速バスに飛び乗ったのでした。花巻のマルカンデパート、大沢温泉と合わせて、是非また岩手県に来よう。真っ白な盛岡の街を横目に、バスは北を目指して出発しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス
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