「深夜特急」を知っていますか@サン・ヴィセンテ岬

2015/09/22 - 2015/09/22

今回の旅行、ポルトガルでのテーマは「岬巡り」。
「ロカ岬」「サン・ヴィセンテ岬」と、２つのユーラシア大陸の端っこの岬に立っててみようと計画した。
実はロカ岬より、今日、訪ねていくサン・ヴィセンテ岬にほうに興味があったのだ。
沢木耕太郎著「深夜特急」の影響なのか。

「人のためにもならず、学問の進歩に役立つわけでもなく、真実をきわめることもなく、記録を作るためのものでもなく、血湧き肉躍る冒険大活劇でもなく、まるで何の意味もなく、誰にでも可能で、しかし、およそ酔狂な奴でなくてはしそうにないことを、やりたかったのだ（沢木耕太郎著「深夜特急」第一章から抜粋）。」

「深夜特急」の中で、サン・ヴィセンテ岬は、彼が＜旅の終り＞の汐どきを見つけた『ユーラシアの果ての岬』として印象深く記されている。

「深夜特急」は、世界にインターネットなんかない時代、我々の世代のバックパッカーのバイブル的な作品だ。
私は作家・沢木耕太郎（作品では「凍」が好き）の感性も好きなので、機会があれば「ユーラシア大陸の最南西端の岬」である、この地を訪れてみたいと思っていた。

※　この旅行記は次の旅行記と合わせて１冊の感じですが、場所が異なるので、２冊にしちゃいました。

エリア サグレス(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

魚市場を後に、やってきました。ラゴスの小さなバスターミナル。
まず、切符購入、4.20ユーロ。
ついでに明日のセビージャまでの切符も購入しておきます。こちらは21ユーロ。

大きな荷物を持った人たちが大勢いましたが、皆、リスボン行きのバスに乗車するようです。

私の乗るバスは10時半発のサグレス経由サン・ヴィセンテ岬行き。到着は?時25分の予定。そして11時55分岬発サグレス行きに乗ってサグレスも観光する予定。

ラゴス〜サグレス間のバスは、それぞれ一日10便以上あるのだけど、サグレス〜サン・ヴィセンテ岬は１日２本。（11時15分と14時25分）
そのうち１本づつがラゴス〜サグレス〜サン・ヴィセンテ岬と走っている。

バスはPortimaoから走ってくるのだが、到着が遅れている。
これでは、サン・ヴィセンテ岬から、11時55分のバスでサグレスに戻ることができなくなっちゃうなぁ。

やっと、10 時48 分に到着。地元のおばちゃんたちの乗り間違いなどもあり、10時55分出発。ラゴスの街を走り出したところです。

田舎の町に寄りながらなかなか楽しいバス旅。
そろそろサグレスに到着。サグレス要塞が見えてきました。

バスはサグレスの町で数人の乗客を降ろし、港のそばまで走って、サン・ヴィセンテ岬へ向かいます。

あれが、サン・ビセンテ岬かな。

違うようです。サン・ヴィセンテの一つ手前の岬のようです。

奥に見える赤い燈台。あそこですね。

11時50分到着。このバスがサグレスまで戻るのですが・・・
運転手さんに出発時刻を確認すると「到着が遅れちゃったから、12時05分にするかな〜。」とのこと。
私、岬の先端を見てきて、このバスに乗るから、絶対、12時5分まで出発しないでね。

バスを降りた場所から岬の先端と反対側。

凄い断崖。

さて、急いで燈台へ。

結構、観光客がいるんです。

燈台、とりあえず撮ってみる。

低い燈台なんですね。建っている場所が高いからかな？

このような断崖の上に建っているのですから。

彼は何を見ているのか。

北の方角の岬たち。

写真を撮って、トイレによって、急いでバスに戻ります。
もう、なんにために来たのだか・・・。

こちらの断崖の方が迫力がありますね。

バスは止まっていてくれましたが、私を待っていたわけではなく、出発を?時10分にしたみたい。
サグレスまでは２ユーロです。

サン・ヴィセンテ岬への入り口にはお土産屋さんやジュース屋さんなどが並んでいて、なんか俗っぽい。
深夜特急のイメージなしです。

次はサグレス要塞の見学だ、と思っていましたが、サグレスのセントロ（観光案内所のあるところ）へ到着したとき、反対側にラゴス行きのバスが停車していたので、飛び乗っちゃいました。
サグレス〜ラゴスは３．８５ユーロ。直通より割高です。

※　サン・ヴィセンテ岬へ行かれる方へ。公共交通機関では行きにくいです。バスが遅れると見学時間がとれないか、３時間という事になっちゃいます。
　サグレスから歩いていくか、地球の歩き方に書いてあるとおり、サグレスからレンタサイクルが良いようです。