近鉄特急で行く吉野の秋 ～吉野は桜だけじゃない～

2015/11/21 - 2015/11/21

さて、地獄の三連休です。
昨年は果敢にも京都嵐山エリアに突撃し、無事「紅葉はもういいです」と
たいへんお腹いっぱいな旅を実現することができました。

しかし、今週に関しては京都はお休み。
それよりも行きたいところがあったんです。

エリア 吉野(奈良)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回のスタートは近鉄電車の大阪阿部野橋駅。
あべのハルカスがそびえるターミナル駅です。

特急列車で一路吉野まで。

吉野駅到着。
吉野山を上っていきます。

吉野ロープウェイで上へ。
ちなみに現存最古です。搬器の感じとか妙な揺れとか
色々とレトロな雰囲気を感じさせます。

なお、下千本エリアの紅葉はほとんど散ってしまっていた様子。

桜ソフトクリーム。
大概の場合、春の季節限定ですが、この吉野ではいつでも頂けます。

さらに上に。

金峯山寺の仁王門。
改修工事が実施されています。

やはりと言うか、今年は気候の関係上色づきがいまいちみたい。

いい時間になりましたので金峯山寺近くの「豆富茶屋」さんでお昼に。
豆腐屋さんが営む豆腐料理の食事処。吉野に来るたびお昼はここです。

一風変わったメニューのほか、豆乳ソフトや豆腐ドーナツなどのデザートも。
もちろん、厚揚げや揚げだし豆腐など定番のものもありますよ。

あったかい湯豆腐を。
食後のデザートには豆腐ドーナツを頂きました。

豆腐ドーナツと言うもの自体は様々な場所で売られていますが、
何年も前にここのドーナツを食べて以来、他のどれを食べても
微妙な感じに思えてしまって私はヒジョーに困っています。

さらに上を目指します。
ここまで上がってくると人もまばらに。

だいぶ上がってきました。
なお、マイクロバスで奥千本エリアに行くこともできますが、
すでに落葉と言う情報をつかんでいるので今回はパス。

吉野山桜展示園、中千本の三角点の裏手に位置します。
やはりここも紅葉は遅れているようで、まだこれからという感じ。

黄色のほうは鮮やかで、一際目立っています。

赤くなっている部分と合わせてみました。

赤に染まれば、赤と黄色の素晴らしいコントラストが楽しめます。

少し戻ってこちら。
上から順に染まっていってて、なんか燃えてるよう。

なになに？
葛餅パフェ？？

ん〜む。。。
お昼ご飯の後に豆腐ドーナツも買い食いしたしな…

…と言うわけで引き続き下ります。

中千本駐車場付近の様子。
徒歩で吉野を散策する場合、あまり通ることはないであろうルート。
紅葉が進めば見事な紅葉のトンネルになることでしょう。

まさに辺り一面と言う感じ。
どんな景色になるんでしょう？

えー、（先程一旦スルーを決めた）葛餅パフェです。

先ほど店の前を通りがかってからだいぶ下りて、金峯山寺の手前ぐらいまで
下りてきてたんですが、食べなきゃ後悔するぞと言う囁きに苛まれまして…
結構きつい坂道を戻ってきたのがここ「魚歌屋」さん。
（中千本駐車場付近の写真はその戻ってくる途中で撮影したものです。）

さて、これなんですが器を持ってみるとほんのり温かい。
できたての葛餅なんですね、これ。外を眺めながら頂けます。

葛餅とアイス、きなこ、黒蜜…
断言します。これは食べずに帰っていたら後悔したパターン。

金峯山寺仁王門の裏側です。
ここも染まれば辺り一面に広がる感じになりそう。

色づく前に散ってしまわなければいいのですが…

今度は仁王門の側から。

ぼちぼち下ります。
やはり日が傾いてくるとそれなりに肌寒い…

帰りは「さくらライナー」で阿倍野へ。

残念ながら紅葉に関してはなかなかにして残念な結果に。
しかし、おいしいものはたくさん頂けたのでここはひとつ
「花より団子」ということで。

以上、お疲れ様でしたー。

…と言いたいところなんですが、せっかくなので昨年（2014年）の
様子を紹介します。

--- ここから回想シーン ---

2014年秋、一年前のちょうどこの時期の写真です。
場所は上のほうにも載せてある「吉野山桜展示園」周辺。

吉野の桜はほぼ毎年行っているのですが、秋に来たのは
この時が初めて。そして出会ったのがこの光景でした。

（2014年の写真です）
両方ともかなり大きな木で、その色のコントラストに圧倒されました。
必ずや毎年見に来よう、そう思わせるぐらいに。

（2014年の写真です）
上を見上げるとこんな感じに。

（2014年の写真です）
寺社の庭園のように、整然とした光景はそこにはありません。
しかし、これまで見てきたどの紅葉よりも心惹かれたのがここ。

喧騒とは無縁なこの場所で落ち着いて眺めていられるこの贅沢さ。
それがこの吉野にはあります。決して桜だけじゃない。