2015/11/04 - 2015/11/04
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ケロケロマニアさん
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さて、2015年も11月に入り、本年も残すところあと二か月弱となってまいりました。
旅行記というのは、得てして旅が終わってから大分後になって書くことが多くて、臨場感という意味で少し物足りなくなることもあるように個人的には感じているので、今回はまさに現在の状況をそのまま旅行記に書いてみることにしました。そういや、つい最近まで、世の中的にはハロウィンとかで大騒ぎしていましたが、ハロウィンと言えばやはりカボチャですね。
9月下旬〜10月上旬の香港・中国旅を終えて、10月の下旬からはお世話になっている和寒町内の農家さんでのカボチャの出荷が始まりました。折に触れてご紹介させて頂いておりますが、私の住む北海道道北エリアの和寒町は、日本一のカボチャの作付面積を誇っている町なので、その様子を具体的にお伝えするのは、一町民としての使命(?)だと思いますので…。恐らく、12月中旬位までは、ひたすらカボチャと戯れながら、町内で暮らしていくことでしょう。
でも11月に入ったというのに、不気味なほど暖かい最近の和寒。
反動が来ないことを願いつつ、今日もひたすらカボチャを磨きます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝は流石に氷点下位まで冷え込んだ11月4日の和寒。
でも、昼間はお天気にも恵まれ、体感的には20度近くに感じられる暖かさ。
嬉しくはありますが、この先の冬を思うと…。 -
置き去りにされた、腐れた雪化粧(南瓜の品種の一つ)が寂しげです…。
-
9月に収穫された南瓜は、このような鉄コンに入った状態で保管されていて、これを一つずつ取り出して、汚れた個所を中心に磨いていくのが最初の行程です。
私のポジションは基本的にここ(^^;)。 -
勿論、南瓜のサイズは様々なのですが、あまり小さな玉は磨いた先の場所で結構邪魔になるので、後でまとめて磨くため、小さく見える南瓜はこちらの秤にかけ、1キロ(品種によっては980グラム)未満のカボチャを選定して、これらは磨かないままで別の鉄コンへと運びます。
-
そして南瓜磨き。
このような回転ブラシが南瓜の積まれた上記のような鉄コンの前に設置されていて、これを作動させて南瓜の汚れた部分に当てて、泥汚れなどをシャァー、と削り取っていく訳です。
単純作業ですが、実は奥が深くて、延々と同じ作業をしていると、同じ南瓜の同じ品種でも、泥汚れの状態や大きさなどによって、いかに効率よく泥を落としていけるか、これを考えながらやるのが結構面白い。ある意味職人芸です(笑)。 -
あまりに酷い汚れの箇所にはこの霧吹きを使います。お水ではありませんよ。中には焼酎が入っています。最初のうちはつい掛け過ぎてしまいますが、逆に埃などが磨いた南瓜に吸着して、白い皮膜がかかったような状態になりますので、いかに少なく、効率的に”ふわっと”かけるのかが重要です。これも結構な職人技が必要で、考えて作業している人と考えていない人とでは、磨き上がりに大きな差が生まれてしまいます。
-
そして、回転ブラシで大雑把に磨き終わった南瓜は、更にこちらのブラシが両サイドに設置された磨き機に流されていきます。
-
磨き機から流れ落ちたカボチャ達はこちらに溜まっていきます。磨き機から落ちる際に南瓜が傷つかないよう、このように布が敷かれています。落ちた後、どこに転がっていくかわからないので、磨き機出口を囲むように”ストッパー”が配置されています。
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そして、磨き終わったカボチャが溜まるポジションの横には、このような秤が設置されていて、これに一箱の規定重量(正味10キロですが、大体多めの10.5〜11キロになるように入れられます)になるように、南瓜を詰めていきます。
尚、南瓜のサイズは大体揃っていることが重要で、箱詰めの熟練者なら、それぞれのカボチャを持って、これは5玉、これは6玉、などと大まかな見当が付きますので、それぞれ同じ位の玉を各箱に収納していき、重さを合わせた上で、奥のローラーに随時載せていきます。 -
収納する箱に関しては、このように予め底をテープで貼った箱を10箱位積んで、それをズラッと並べておきます。
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そしてローラーの反対側には、収納が終わった南瓜の箱の上側をテープで止めて、それを玉数別に分けて並べていく担当者が控えている訳です。
尚、これらの南瓜の箱は大体コンテナ便で出荷しますので、決まった数を延々と作っていく訳です。 -
まだ磨かれていない南瓜の鉄コン達。
ここが終わってもまだ別の場所に収納されていますが、徐々に減っていくことで今年の終わりも感じていく訳です。 -
2段、3段に積まれた鉄コンは、流石にフォークリフトを使って移動させますが、1段だけの場合はこういうハンドリフトがあって、人力で移動させることが出来ます。左側のハンドルを上下に駆動し、鉄コンをちょっとだけ浮かせることができます。丁度、車のタイヤ交換の際のジャッキのような感じですね。ただ、押すときにちょっと力がいるのですが…。
-
そして南瓜を磨き終わった後の空になった鉄コンは、このような感じで折り畳んで積んでいく訳です。これが増えていく過程でも、徐々に年の瀬を感じていきます。
-
尚、南瓜磨きの際に、勿論、”規格外”の南瓜や腐った南瓜も混じっているので、それらははじいていかなければなりません。品種によって腐りやすかったり腐りにくかったりするのがありますが、勿論、農家さんとしては腐りにくい品種の方が良い訳で、最近の傾向では、やはり”売り物”としては、腐りにくい品種を作る農家さんが多くなっています。(でも、この南瓜はまずいんだよなぁ〜、なんて声を聞くと、やっぱり商売として割り切る部分と、美味しいものを食べたいという欲求との葛藤があるんだなあとつくづく思います。)
-
収穫の段階で、無駄だと思われる南瓜は、敢えて採らずに放置、なんてこともありますね。
-
そんなこんなで、午前中の南瓜磨きを終えてお昼休み。
お天気いいわ〜。
普段は部屋に籠って寝て過ごしますが、あまりに天気が良いので散歩したくなりました。 -
この秋枯れの大地に、もうすぐ白い冬がやって来ます。
-
そして、今年も終わっていくんだろうなぁ〜。
なんて物思いに耽る晩秋の昼下がり…。 -
でも実はこの南瓜磨きの作業、結構各農家さん毎に差があるようで、雑にやっている所は焼酎を豪快にかけてどんどん流すだけ(作付が多く、出荷量が多い農家さんは、ゆっくり磨いていると間に合わない、というのもあります)ということもあります。
私がお世話になっている農家さんは、凄く丁寧に磨いているので、商品の受けもよいようで、結局それが価格の上昇になって跳ね返ってくる訳です。
やっぱり南瓜の世界も”ルックス”が重要なんですよ(笑)。 -
さあ、午後も頑張ろう!
という訳で本旅行記は終了となります。
今回は、”日々旅にして旅を住処とす”の気持ちで、本旅行記は最近の日常風景に関して記させて頂きました。
最後までご閲覧下さった方どうも有難うございました。
皆様ももし和寒の南瓜を見かけることがありましたら、その”ツヤ”を御確認下さいね。もしかしたらそれは、私が磨いた南瓜なのかもしれません…(;'∀')。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 一歩人さん 2015/11/05 21:48:08
- 日頃のご苦労、泣けます
- 社会科見学的でいいですね
職人気質大好きです
目の行き届いたコメントも魅力です
農家さんのカボチャと思えると、
カボチャを通して、農家さんの考え方も
おもしろいです。
そういえば、スーパーでも生産者さんの
写真入りで紹介されているのも、
こうゆうことだったのか、こだわりを感じます
じつは、江戸切り子工房へ、通っていて、
職人さんの頑固さに触れ、感動しました。
そうゆうことなんですよね。
ありがとうございました。
失礼しま〜す。
- ケロケロマニアさん からの返信 2015/11/06 06:51:32
- RE: 日頃のご苦労、泣けます
- 一歩人さん、こんにちは。
メッセージを有難うございます。
どんな世界でも、内側から眺めると見方が変わって良いものですよね。
正直、私の現在やっている作業は単純ですが、
それを何も考えずにやるのと、色々考えながらやるのとでは、
結果が全く違ってくるのも面白いんです。
江戸切り子工房ですか!
そちらはまさに職人芸の世界でしょうね。
拘りがあって生まれるからこその素晴らしい作品の数々、
また奥が深いことでしょう。
私もどんな世界でも、職人気質は大好きなので、
また色々と教えて下さいね。
それでは、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
byケロケロマニア
> 社会科見学的でいいですね
> 職人気質大好きです
> 目の行き届いたコメントも魅力です
> 農家さんのカボチャと思えると、
> カボチャを通して、農家さんの考え方も
> おもしろいです。
> そういえば、スーパーでも生産者さんの
> 写真入りで紹介されているのも、
> こうゆうことだったのか、こだわりを感じます
> じつは、江戸切り子工房へ、通っていて、
> 職人さんの頑固さに触れ、感動しました。
> そうゆうことなんですよね。
> ありがとうございました。
> 失礼しま〜す。
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