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 1990年まで外国人はもとよりロシア人までも入域が制限され、原潜発射ミサイルや大陸間弾道ミサイルの試射着弾地でもある秘境の極地カムチャツカ。日本の約1.25倍の面積におよぶこの巨大なカムチャツカ半島は300を超える火山がひしめき合い、「火山の博物館」という異名をもっています。この火山群は半島最高峰クルチェフスカヤ山を含むクルチェフスコイ自然公園、クロノツカヤ山のあるクロノツキー自然保護区、州都からほど近いナルィチェヴォ自然公園の他、2つの自然公園および1つの自然保護区を含む6ヶ所がユネスコの世界自然遺産に登録されております。因みに、このカムチャツカ最高峰のクルチェフスカヤ山は、ユーラシア大陸最高峰の活火山でもあり、一般的には標高4,735mですが、幾度となく噴火を繰り返すことによりその標高は定点ではなく、常に変化しています。<br /><br />生きている。貴女は生きているんですね!(ロシア語で山は女性名詞なので「貴女」です)。<br /><br /> 今回、この秘境の極地カムチャツカ半島の火山群でも州都ペトロ・パブロフスク・カムチャツキーから最もアクセスが良く3つの活火山が隣接するナルィチェヴォ自然公園にあるアヴァチャ火山に「登るぞ!」という企画が立ち上がりました。目的はもちろんJICでもトレッキングツアーを!という野望を抱き、現地視察を兼ね実際に登山をするためです。<br /><br /> そこでわたくし自称登山好きがこの視察登山に名乗りを上げさせていただきました。<br /><br /> 行動予定は以下の通りです。<br /><br />7月18日 成田⇒ペトロ・パブロフスク・カムチャツキー市内ホテル泊<br />7月19日 ホテル⇒アヴァチャ山ベースキャンプ(以下、B.Cと略)。ラクダ山ハイク(足慣らし)、B.C.テント泊<br />7月20日 B.C.よりアヴァチャ山登頂B.C.テント泊<br />7月21日 B.C.⇒市内。ホテル視察。市内ホテル泊<br />7月22日 市内観光後、帰国<br /><br />日程を上記のように書くと、なんてことはありません。すでに他の旅行社で似たような登頂ツアーがございます。

カムチャツカ・アヴァチャ山 登山記(1)

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2015/07/18 - 2015/07/22

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

 1990年まで外国人はもとよりロシア人までも入域が制限され、原潜発射ミサイルや大陸間弾道ミサイルの試射着弾地でもある秘境の極地カムチャツカ。日本の約1.25倍の面積におよぶこの巨大なカムチャツカ半島は300を超える火山がひしめき合い、「火山の博物館」という異名をもっています。この火山群は半島最高峰クルチェフスカヤ山を含むクルチェフスコイ自然公園、クロノツカヤ山のあるクロノツキー自然保護区、州都からほど近いナルィチェヴォ自然公園の他、2つの自然公園および1つの自然保護区を含む6ヶ所がユネスコの世界自然遺産に登録されております。因みに、このカムチャツカ最高峰のクルチェフスカヤ山は、ユーラシア大陸最高峰の活火山でもあり、一般的には標高4,735mですが、幾度となく噴火を繰り返すことによりその標高は定点ではなく、常に変化しています。

生きている。貴女は生きているんですね!(ロシア語で山は女性名詞なので「貴女」です)。

 今回、この秘境の極地カムチャツカ半島の火山群でも州都ペトロ・パブロフスク・カムチャツキーから最もアクセスが良く3つの活火山が隣接するナルィチェヴォ自然公園にあるアヴァチャ火山に「登るぞ!」という企画が立ち上がりました。目的はもちろんJICでもトレッキングツアーを!という野望を抱き、現地視察を兼ね実際に登山をするためです。

 そこでわたくし自称登山好きがこの視察登山に名乗りを上げさせていただきました。

 行動予定は以下の通りです。

7月18日 成田⇒ペトロ・パブロフスク・カムチャツキー市内ホテル泊
7月19日 ホテル⇒アヴァチャ山ベースキャンプ(以下、B.Cと略)。ラクダ山ハイク(足慣らし)、B.C.テント泊
7月20日 B.C.よりアヴァチャ山登頂B.C.テント泊
7月21日 B.C.⇒市内。ホテル視察。市内ホテル泊
7月22日 市内観光後、帰国

日程を上記のように書くと、なんてことはありません。すでに他の旅行社で似たような登頂ツアーがございます。

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  • ■海外登山は事前の調査と準備が肝心<br /><br /> ところが、準備が以外と大変でした!<br /><br /> 何が大変かと言うと…、JICの企画ではB.Cでの宿泊を他社さんには無い「テント泊」で設けたところです。海外登山でテントですね。テントですからもちろん食料・燃料・水、その他必要な装備は自己責任。全て自前でございます。ここまでで「ピンッ!」とくる方は登山経験豊富です。それは海外登山での燃料手配です。旅客機では登山用具のガスストーブ本体は持ち込みできますが、燃料の持ち込みは禁止されています。ガスカートリッジやガソリンなどは現地調達です。それ故、事前に現地でカートリッジが販売されているかどうかを調べなければなりません。<br /><br /> 私が愛用しているガスストーブのメーカーは「プリムス」です。メーカー側はオリジナル仕様を推奨。万が一事故が起きても責任はとれないとのこと。当たり前の話です。一方、液体燃料で愛用しているストーブはMSRです。これは海外登山では強い味方ですよね。どんな世界の僻地へ行っても必ず灯油は手に入りますから…。<br /><br /> 液体燃料の灯油はガソリンスタンドで簡単に手に入るので問題無しですが、当のペトロ・パブロフスク・カムチャツキーでは、私が調べたところ中国製の謎めいたカートリッジの販売はあるようですが、プリムス製品を扱っているショップを見つけることができませんでした…。専用カートリッジを入手するのは意外と困難かもしれないのです。後は、現地に入って、ガイドさんに訊いてみるしかありません。<br /><br /> この他、水の確保、登山道・テント場の状態、アクシデントにおける緊急避難経路など、登山に必要な情報は、ほとんど全て現地旅行社の担当者とやり取りしたので問題無し。残るは、二泊三日の夏山登山に必要な行動食・予備食の調達です。これは日本で購入しました(登頂できた場合に自分へのご褒美としてパイナップルとみかんの缶詰も!)。<br /><br /> 後は登山当日の天候だけです。<br /><br /> 初めて行くところは、国内もそうですが心躍りますよね。

    ■海外登山は事前の調査と準備が肝心

     ところが、準備が以外と大変でした!

     何が大変かと言うと…、JICの企画ではB.Cでの宿泊を他社さんには無い「テント泊」で設けたところです。海外登山でテントですね。テントですからもちろん食料・燃料・水、その他必要な装備は自己責任。全て自前でございます。ここまでで「ピンッ!」とくる方は登山経験豊富です。それは海外登山での燃料手配です。旅客機では登山用具のガスストーブ本体は持ち込みできますが、燃料の持ち込みは禁止されています。ガスカートリッジやガソリンなどは現地調達です。それ故、事前に現地でカートリッジが販売されているかどうかを調べなければなりません。

     私が愛用しているガスストーブのメーカーは「プリムス」です。メーカー側はオリジナル仕様を推奨。万が一事故が起きても責任はとれないとのこと。当たり前の話です。一方、液体燃料で愛用しているストーブはMSRです。これは海外登山では強い味方ですよね。どんな世界の僻地へ行っても必ず灯油は手に入りますから…。

     液体燃料の灯油はガソリンスタンドで簡単に手に入るので問題無しですが、当のペトロ・パブロフスク・カムチャツキーでは、私が調べたところ中国製の謎めいたカートリッジの販売はあるようですが、プリムス製品を扱っているショップを見つけることができませんでした…。専用カートリッジを入手するのは意外と困難かもしれないのです。後は、現地に入って、ガイドさんに訊いてみるしかありません。

     この他、水の確保、登山道・テント場の状態、アクシデントにおける緊急避難経路など、登山に必要な情報は、ほとんど全て現地旅行社の担当者とやり取りしたので問題無し。残るは、二泊三日の夏山登山に必要な行動食・予備食の調達です。これは日本で購入しました(登頂できた場合に自分へのご褒美としてパイナップルとみかんの缶詰も!)。

     後は登山当日の天候だけです。

     初めて行くところは、国内もそうですが心躍りますよね。

  • ■いざ、カムチャツカへ<br /><br /> 成田空港を出発して3時間後、搭乗機はカムチャツカ半島上空。窓から見えるのは残雪の山々と曲がりくねる数々の河川。その間に見える湿原の緑と青は日本上空では見ることができない光景でした。<br /><br /> パスポートコントロールを無事通過し、小さい空港でしたから迎えのハイヤー運転手とのミーティングもラクラク。難なく、初日のホテルにチェックイン。なんとスムーズに事が運ばれたのでしょう!早速、熱いシャワーを浴び、ホテルのレストランに着座。<br /><br /> そう言えば、わたくし、久方ぶりの海外。現地通貨を両替していないことを思い出しました…。これは!ここで怯んではいけません!何となく財布の中をチェックしているふりをしていると名刺サイズのプラスチックの神様がちらりと顔を見せております。なんて心強い味方。一瞬の冷汗は心地よい温もりへと変わりました。改めてテーブル上にあるメニューを見てみると…。やはり!残念!両替していないのでメニューに記載される価格を円計算できません。非現実的で恐ろしい値段の羅列にしか見えなくなってしまった私は堅く拳を握りながらそそくさとレストランを後に自室へと戻りました。<br /><br /> 気を取り直すまで自室で数分掛かりましたが、一食抜くくらいなんてことありません!それよりも翌日はいよいよ山岳ガイドさんと顔合わせです。気持ちを入れ換え、気合いを込めてベッドに潜りこみました。

    ■いざ、カムチャツカへ

     成田空港を出発して3時間後、搭乗機はカムチャツカ半島上空。窓から見えるのは残雪の山々と曲がりくねる数々の河川。その間に見える湿原の緑と青は日本上空では見ることができない光景でした。

     パスポートコントロールを無事通過し、小さい空港でしたから迎えのハイヤー運転手とのミーティングもラクラク。難なく、初日のホテルにチェックイン。なんとスムーズに事が運ばれたのでしょう!早速、熱いシャワーを浴び、ホテルのレストランに着座。

     そう言えば、わたくし、久方ぶりの海外。現地通貨を両替していないことを思い出しました…。これは!ここで怯んではいけません!何となく財布の中をチェックしているふりをしていると名刺サイズのプラスチックの神様がちらりと顔を見せております。なんて心強い味方。一瞬の冷汗は心地よい温もりへと変わりました。改めてテーブル上にあるメニューを見てみると…。やはり!残念!両替していないのでメニューに記載される価格を円計算できません。非現実的で恐ろしい値段の羅列にしか見えなくなってしまった私は堅く拳を握りながらそそくさとレストランを後に自室へと戻りました。

     気を取り直すまで自室で数分掛かりましたが、一食抜くくらいなんてことありません!それよりも翌日はいよいよ山岳ガイドさんと顔合わせです。気持ちを入れ換え、気合いを込めてベッドに潜りこみました。

  • ■窓の外には火山が2つ!<br /><br /> 翌日、目覚めるとなんということでしょう!部屋の窓からは火山が2つ見えるではありませんか!しかもその火山の間には、ラクダ山も!!!ネット検索で予習してきた貧しい知識でも見分けが付きます!<br /><br />「よっしゃぁ!あそこに登るんだ!」<br /><br /> ザックの装備をもう一度点検:テント、マット、寝袋(念のためマイナス10℃仕様)、ストーブ2台、クッカー、ヘッドライト、ツェルト、ソーラー充電器、予備電池、ストック、ハイドレーション、救急セット、レイン、防寒具、グローブ、食料、行動食、予備食。一つ一つをチェックして声を上げながら確認をとりました。<br /><br /> さて、いよいよホテルチェックアウト。山岳ガイドさんとロビーでミーティングです。ところが、しばらくの間ホテルロビーで待っていましが一向に山男風の人が現れません(個人的なロシア人山岳ガイドのイメージとしては、真っ赤に日焼けして体格が果てしなくゴッツイ、ありえないくらいの巨人を連想しておりました)。日本人トレッキンググループが続々と出発していくのを横目に少々不安になっていると、奥の方に座っている細身で爽やかな青年と目が合いました。「もしや?このお方?え?イメージと全然違うぞ?」と心の中で疑問符を並べていると、やはり。これまた素晴らしく爽やかな笑顔で私に近づき「MR?」と声を掛けられました。ロシア人山岳ガイドのイメージは木端微塵に粉砕。めちゃくちゃ好印象の爽やか青年に導かれ待機中の送迎車へと案内されました。私が知るアヴァチャ火山B.C.への送迎車は兵員輸送車のような特殊車両でしたが、ここでも予想は覆りました。送迎車はなんと、三菱デリカ‐スペースギア(廃盤)の8インチリフトアップ車にグッドリッチMTの大型タイヤ、さらにシュノーケル付きではありませんか!四駆好きの私としては非常に興味がそそられるお車です。明らかに、日本人オフローダーの手で改造されたと思われるこの車。非常にドキドキしてしまいました。<br /><br /> さてドライバーさんとも挨拶を交わし(ドライバーさんの方が全然山岳ガイド風)、いざB.C.へ出発!事前に、燃料を購入したいと現地の旅行会社に伝えていたので、もちろんガイドさんにも連絡が届いていました。近くのスタンドで軽油を1リットル購入。ガスストーブのカートリッジを購入するためにスポーツショップにも立ち寄りました。予想はしていましたがプリムス純正のカートリッジは販売されておらず手に入れたのは、漢字の羅列がプリントされた怪しげなカートリッジ一個。ただブタン・イソブタンとラテン文字で記載されていたので間違いないですね。本体と結合するためのスクリュー部分も至って普通。実際に結合できるかは分かりませんが購入しました。現地で不具合があれば、即座に使用中止にすれば良いだけのことです。次に現金。ルーブルがまったくなかったので、予定外の銀行立ち寄りをお願いして準備OK。<br /><br /> 街を後に幹線道路へと車は移動して行きます。<br /><br /> 見える景色はと言うと、やはり日本ではまず目にすることができない光景です。一見、北アルプス近くを車で走っているような感じですが、どの方向を見ても火山がどこかに目にはいります。言ってみれば、どの方向を見ても富士山が見えるようなものです。なかなか爽快な景色でした。

    ■窓の外には火山が2つ!

     翌日、目覚めるとなんということでしょう!部屋の窓からは火山が2つ見えるではありませんか!しかもその火山の間には、ラクダ山も!!!ネット検索で予習してきた貧しい知識でも見分けが付きます!

    「よっしゃぁ!あそこに登るんだ!」

     ザックの装備をもう一度点検:テント、マット、寝袋(念のためマイナス10℃仕様)、ストーブ2台、クッカー、ヘッドライト、ツェルト、ソーラー充電器、予備電池、ストック、ハイドレーション、救急セット、レイン、防寒具、グローブ、食料、行動食、予備食。一つ一つをチェックして声を上げながら確認をとりました。

     さて、いよいよホテルチェックアウト。山岳ガイドさんとロビーでミーティングです。ところが、しばらくの間ホテルロビーで待っていましが一向に山男風の人が現れません(個人的なロシア人山岳ガイドのイメージとしては、真っ赤に日焼けして体格が果てしなくゴッツイ、ありえないくらいの巨人を連想しておりました)。日本人トレッキンググループが続々と出発していくのを横目に少々不安になっていると、奥の方に座っている細身で爽やかな青年と目が合いました。「もしや?このお方?え?イメージと全然違うぞ?」と心の中で疑問符を並べていると、やはり。これまた素晴らしく爽やかな笑顔で私に近づき「MR?」と声を掛けられました。ロシア人山岳ガイドのイメージは木端微塵に粉砕。めちゃくちゃ好印象の爽やか青年に導かれ待機中の送迎車へと案内されました。私が知るアヴァチャ火山B.C.への送迎車は兵員輸送車のような特殊車両でしたが、ここでも予想は覆りました。送迎車はなんと、三菱デリカ‐スペースギア(廃盤)の8インチリフトアップ車にグッドリッチMTの大型タイヤ、さらにシュノーケル付きではありませんか!四駆好きの私としては非常に興味がそそられるお車です。明らかに、日本人オフローダーの手で改造されたと思われるこの車。非常にドキドキしてしまいました。

     さてドライバーさんとも挨拶を交わし(ドライバーさんの方が全然山岳ガイド風)、いざB.C.へ出発!事前に、燃料を購入したいと現地の旅行会社に伝えていたので、もちろんガイドさんにも連絡が届いていました。近くのスタンドで軽油を1リットル購入。ガスストーブのカートリッジを購入するためにスポーツショップにも立ち寄りました。予想はしていましたがプリムス純正のカートリッジは販売されておらず手に入れたのは、漢字の羅列がプリントされた怪しげなカートリッジ一個。ただブタン・イソブタンとラテン文字で記載されていたので間違いないですね。本体と結合するためのスクリュー部分も至って普通。実際に結合できるかは分かりませんが購入しました。現地で不具合があれば、即座に使用中止にすれば良いだけのことです。次に現金。ルーブルがまったくなかったので、予定外の銀行立ち寄りをお願いして準備OK。

     街を後に幹線道路へと車は移動して行きます。

     見える景色はと言うと、やはり日本ではまず目にすることができない光景です。一見、北アルプス近くを車で走っているような感じですが、どの方向を見ても火山がどこかに目にはいります。言ってみれば、どの方向を見ても富士山が見えるようなものです。なかなか爽快な景色でした。

  • ■ダートを走り、ベースキャンプへ<br /><br /> さて、車はいよいよB.C.へと続くダート走行に変わります。その昔、四駆でトライアルやクロスカントリーを楽しんでいた私としてはドライバーさんの運転技術を注目してしまいます。流石は慣れていらっしゃいました。涸れた川を(砂地を)走行するため、ダートコースに入り、ちょっとした広場でドライバーさんはタイヤの空気圧を減にしていました。ロックセクションはともかく砂地ではタイヤの抵抗を増やすために空気圧を減らすのは基本中の基本。まさにセオリー通り。内心「ふっ。わかってるじゃん」などと超上から目線で見ておりましたが、もちろんそのようなことは言葉では発しません。おとなしく助手席に座っておりました。と思っているところ!!!見えてきました!B.C.の建物です!目測1500mです!とうとうやってきました。はるばると。行ってみたいなカムチャツカ半島。来てしまいましたカムチャツカ。目の前のB.C.その向こうには、左にコリャーク火山、ラクダ山を挟んでアヴァチャ火山です。壮大な景色!富士山二つ!しかも元気な活火山!!感動でした。<br /><br /> 車はB.C.駐車場に到着、早速チェックイン手続きをして、その間荷物を降ろしてくれていたドライバーさんにもお礼を言い、ホテルで先行していた20名以上の日本人ツアー客がミーティングをしている脇で一気に取りかかりましたテント設営&食事の準備。「何で、あなたテントなの?」と言わんばかりの冷たい視線を感じておりましたが、「山にきたんだからテントでしょ!」と私は背中で答えました。<br /><br /> 早速、愛用MSRガソリンストーブ(燃料は軽油)でお湯を沸かし温かいコーヒー、そしてチキンラーメン。至福の時を満喫。たまらないですねこの瞬間。<br /><br />―つづく―<br /><br />

    ■ダートを走り、ベースキャンプへ

     さて、車はいよいよB.C.へと続くダート走行に変わります。その昔、四駆でトライアルやクロスカントリーを楽しんでいた私としてはドライバーさんの運転技術を注目してしまいます。流石は慣れていらっしゃいました。涸れた川を(砂地を)走行するため、ダートコースに入り、ちょっとした広場でドライバーさんはタイヤの空気圧を減にしていました。ロックセクションはともかく砂地ではタイヤの抵抗を増やすために空気圧を減らすのは基本中の基本。まさにセオリー通り。内心「ふっ。わかってるじゃん」などと超上から目線で見ておりましたが、もちろんそのようなことは言葉では発しません。おとなしく助手席に座っておりました。と思っているところ!!!見えてきました!B.C.の建物です!目測1500mです!とうとうやってきました。はるばると。行ってみたいなカムチャツカ半島。来てしまいましたカムチャツカ。目の前のB.C.その向こうには、左にコリャーク火山、ラクダ山を挟んでアヴァチャ火山です。壮大な景色!富士山二つ!しかも元気な活火山!!感動でした。

     車はB.C.駐車場に到着、早速チェックイン手続きをして、その間荷物を降ろしてくれていたドライバーさんにもお礼を言い、ホテルで先行していた20名以上の日本人ツアー客がミーティングをしている脇で一気に取りかかりましたテント設営&食事の準備。「何で、あなたテントなの?」と言わんばかりの冷たい視線を感じておりましたが、「山にきたんだからテントでしょ!」と私は背中で答えました。

     早速、愛用MSRガソリンストーブ(燃料は軽油)でお湯を沸かし温かいコーヒー、そしてチキンラーメン。至福の時を満喫。たまらないですねこの瞬間。

    ―つづく―

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