2015/10/11 - 2015/10/12
6290位(同エリア10252件中)
jokaさん
旅行二日目。
喜多方に来たからには(早口言葉みたいだ…)朝食は当然ラーメン(^^♪
新旧実力店を2軒キメてから会津若松へ移動。
Hさんが仕事の都合で正午には帰途に就かなくてはいけないため、飯盛山近辺に絞って観光を。
そのあといつの間にやら福島を代表するB級グルメの座にちゃっかりとおさまっているソースかつ丼の名店で昼食のはずが、「朝食にラーメン2杯食べてから3時間後にソースかつ丼はキツイ」というHさんの意見により急遽予定変更。田楽をいただくことに。
正午に会津若松を発って、郡山から新幹線。
東京まで1時間20分の旅、と思いきや、わたしだけ宇都宮で途中下車。
近くて遠い街、宇都宮を満喫しましたとさ♪
というわけでまずは午前の部から。
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6時20分にホテルのロビーに集合して朝食へと出発!
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15分後、目的地に到着。
『喜一 』0241-24-2480
7:00〜14:00 第1・3金曜定休
ラーメンの街、喜多方で今最も勢いのある店。同じく7時開店の『坂内食堂』とどちらに朝一で並ぶかずーっと悩んでいたのですが、昨晩『坂内食堂』に行くことになったおかげでその悩みから解放されました。
開店25分前で先客3組(8人)。
ほぼ予想通りで一安心。入り口前の予約帳に名前と人数を書いて待ちます。
後客も含め、わたしたち以外の全員が車で来店しており、外で待ってるのはわたしたちぐらい……… -
時間通りに開店。
洒落た内装の店内は、席の配置も余裕を持たせた広々設計。窓の外に坪庭を配置したりとラーメン店としてはかなり贅沢な造りになっています。
喜多方ではこれまで10軒以上の店を食べ歩きましたが、このタイプの店は初めてです。 -
熟成しょうゆラーメン 540円
Hさん注文。
スープを味見させてもらいました。
ストレートかつ単純な旨さで押してくる従来の喜多方ラーメンとは一線を画す重層的な味わい。進化系喜多方ラーメンとでも言いましょうか。やりすぎないギリギリの線で踏みとどまることで喜多方ラーメンとして成立しています。
個人的にどストライクの一杯です(゚д゚)!
しかも安い! -
Sioチャーシューメン 918円
たんぱく質を求めてついついチャーシューメンを選んでしまったけれど、デフォ(基本)のSioラーメンの方がこの澄み切った旨み爆発スープをさらに堪能できたのではと今更ながらに思わないでもないほどの出来。
あえて選ぶなら、味の奥行きが感じられやすい“しょうゆ”かなと思いますが、そんなのどーだっていいほどどちらも美味しいラーメンでした。 -
喜多方のラーメン店では必ずと言っていいほど見かける卓上のお酢。
これまでノーマークでしたが、好奇心旺盛なHさんの真似をして途中から投入してみるとスープがまろやかになってこれはこれであり! -
以外に思われるかもしれませんが、地方の行列店が鳴り物入りで東京進出を果たしても成功(の度合いにもよりますが…)し続けることはごくまれで、短期間で撤退したり期待ほどの成果を挙げられずに細々と営業を続ける店が大半です。
長期にわたって成功した例としてパッと思いつくのは、純蓮(じゅんれん、閉店)@高田馬場や青島食堂@秋葉原ぐらいでしょうか。
例えば同じ喜多方の大人気店である『坂内食堂』や『まこと食堂』は喜多方だからこそあれだけの行列を形成しているのであって、東京に持ってきた場合、短期的にこそ話題になっても先細りになる可能性が大だと思います。
その場所でこそ輝く一杯なんですね。
しかしこの店は、味はもちろんのこと店舗設計や接客などトータルで考えてもそのまま東京で人気店となる実力を持っている気がします。そういう意味で非常に稀なお店です。
ごちそうさまでした♪ -
車社会の地方都市にありがちな例で、ここ喜多方も駅前にはこれといった商業施設が皆無です。
その喜多方にあって謎の繁栄を見せるこの一角。
駅周辺には一軒もないコンビニが至近距離に二軒と大型スーパー、ファミレス、ファーストフード、大型レンタルビデオ店など、盆と正月が一緒に来たような賑わいを見せています。
どうしてこの場所でなくてはいけないのか、その成立過程がたいへん気になります。 -
今日は絶好の外出日和。
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『会津喜多方ラーメン館 本館』
匂うぞ、匂うぞ、がっかり感が! -
出ました!ご当地ポスト。
けっこう好きなんですよね。
なるほど、蔵ですか。 -
『坂内食堂』の行列を華麗にスルー(^^♪
開店30分後でこの状態ですから、こちらで朝ラーをキメようとお考えの人は、少なくとも開店15分以上前には並ぶことをおススメします。 -
向かうはこちらの店。
間が悪くてプチ行列に接続することになりました。
こちらの店は7時30分開店なので、7時開店の店で朝飯第一弾を済ませてから2杯目を求めてやってくる人がけっこういたりします。 -
『あべ食堂』0241-22-2004
7:30〜15:00(スープがなくなり次第終了) 水曜定休
こちらは三度目の訪問。
味だけでなく店構えなどのトータルバランスにおいて、わたしにとっての“喜多方のラーメン店”のスタンダードとも言えるお店です。 -
“舌代”
実にいい響きですね。こういうところがたまりません。
来るたびに気になる“ソースカツ丼”。いつの日かたどり着くことはあるのでしょうか? -
Hさんが頼んだ“中華そば”650円。
醤油ベースを謳いながらも実際には限りなく塩寄りな店が多い喜多方にあって、比較的珍しい直球ストレートの醤油味。
単純に美味しくて、ホッとする一杯です♪ -
こちらがわたしの“中華そば(脂っこく)”650円。
大量の背脂が投入されることでコクとパンチが出て、ノーマルとはまったく別物になります。
これ好きなんですよね(^^♪ -
ふだんは小食のHさんもあっさり完食。
ほんとはもう一軒行きたい店があったのですが、お腹的にも時間的にもちょっと難しいかな…
というわけで駅近くのホテルに荷物を取りに向かいます。 -
表通りのきれいに整備された蔵の街並みもいいですが、路地裏のこうしたなんでもないような家並みの方がさらに好きです。
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途中見かけた“ラーメン神社”。
がっかり名所の新星としての誉れも高い場所ですが、笠木と貫をお箸に見立ててロープで麺を表したこの鳥居はなかなかのアイディア賞。 -
8時31分発の電車で会津若松へ。
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8時49分、会津若松駅到着。
駅前の人気者、あかべこくんとお約束の記念撮影♪ -
タクシーで旧滝沢本陣まで。
Hさんが仕事の関係で会津若松駅11時57分発の電車に乗らなくてはいけないため、本日の午前中はタイトスケジュール。
本当ならまちなか周遊バス“あかべぇ(右回り)”“ハイカラさん(左回り)”を利用して安くあげたいところですが、“あかべぇ”の始発は9時15分。25分の余裕を作るためにタクシーを選択したというわけです。 -
本陣脇のこちらの民家の受付で入館料を払います。
受付に誰もいないので声をかけると奥からご年配の女性が出てきました。
その方から滝沢本陣の歴史をひとしきりうかがった後、いざ入場。
「せっかく確保した25分が…」なんてことは思いもしませんでした(+_+) -
ちなみにこちらは国の重要文化財。
実際に足を踏み入れることのできる昔の建物が大好きなわたしにとってはたまらない場所です。
広々とした土間が印象的。 -
もともとこちらの建物は1678年に豪農の横山家によって建てられた民家で、のちに会津藩主が白河街道を通る際の休息所として使用されるようになりました。本陣の指定を受けてから座敷部分が増築され、戊辰戦争の際には会津藩の本陣として西軍を迎え撃つ大本営となったのです。
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この開放感が日本家屋のいいところ。
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建物内には戊辰戦争時の弾痕や刀傷が今も生々しく残っています。
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弾痕
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柱に残された刀傷
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元が藩主の休憩所だったため、小さいながらも優美な庭もあります。
昔はもっと広かったのかな? -
藩主専用の風呂(というか湯あみ場所)やお手洗いも見学できます。
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規模としては小さいけれど、大変面白い場所でした。
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さて、次は飯盛山です。
タクシーの運転手さんに聞いた飯盛山への近道が見つからずうろうろしていると、見かねた地元の方が声をかけてくれました。
こんなに細い道だとは思ってなかった。 -
なぜかいつも縁のない白虎隊記念館。
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Hさんは今頃になって昨日の疲れが出てきたらしく、「磐梯山よりこの階段の方がキツい……」とこぼしていました。
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黙祷
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連休中ということで、団体客のための記念撮影の準備に余念がない会津藩士。
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白虎隊自刃の地へ。
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視線の先には鶴ヶ城。
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続いて栄螺堂へ。
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これまでの道中、さかんに栄螺堂の魅力を伝えようとするわたしに対して「要するにお堂でしょ」と素っ気なかったHさんですが、実物を一目見た瞬間「これは凄いね!」と。
どうだ!参ったか(゚д゚)! -
思えば第一回目の旅の一番の目的はこの栄螺堂を訪れることでした。
入場料400円を払って中へ。 -
堂内は二重らせん構造になっていて、上りと下りで別通路を通ることになります。
つまり一度も同じ場所を通ることなく上って下れるわけです。
この特異な構造こそが外観にも生き物のような独特な雰囲気を生じさせ、栄螺堂を特別な存在たらしめていると言ってもいいでしょう。 -
最上部。
こうした歴史ある建物に貼られた真新しい千社札や落書きは迷惑以外の何物でもありませんが、それ相応に古びたものは実にいい味を出しています。
わたしは無信心者なのでついつい己の美的観点からこうした意見に傾きがちですが、法律的にはともかく倫理的にどこまでが許容されてどこからが迷惑かの判断は非常に曖昧で、きっちり線を引くのは難しい問題です。
ただあえて言うなら、最終的にはそこに信仰心があるか否かなんじゃないかなと思います。美観うんぬんはしょせん観光客など傍観者の意見ですから。
寺社仏閣などの宗教施設を観光目的で訪れる際、いつも感じるジレンマです。 -
正式名称は「円通三匝堂」(えんつうさんそうどう)。飯盛山にあった正宗寺の住職郁堂によって考案されたのだとか。
建立当時は通路に沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるという仕掛けでした。明治になって神仏分離令により正宗寺が廃寺された際観音像も撤去され、今では会津藩第八代藩主松平容敬の編纂した「皇朝二十四孝」の絵額が掲げられています。 -
観る者に不安感を与える微妙なアシンメトリーが素晴らしい♪
ほんと生きてるみたいだ。 -
「そうだ京都、行こう。」
この旅行記書くまでずっと「そうだ、京都に行こう。」だとばかり思っていました。
思い込みって怖い…… -
戸ノ口の洞穴
今から約400年前に猪苗代湖の水を会津地方に引くために作られた洞穴です。
飯盛山の山腹に約150mの穴を開けるため、使役人夫5万5千人と3年の歳月を費やして完成させました。
戊辰戦争時、白虎隊士中二番隊20名が城の安否を確かめるべくこの洞穴を通って飯盛山に到着したのだとか。 -
今でも通れるのかな?
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機会があれば日新館にも行ってみたいものです。
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タクシー効果があったのか、はたまたわたしが2回目の訪問だったからなのか、予定より20分ほど早く飯盛山観光が終了。
バスが来るまで20分。それなら今から歩きだせば到着時刻は同じぐらいだな!
歩くのが大好きで、特に旅先では他に選択肢がない時以外はなるべく“ぼーっと待つ”ということをしたくない性分のわたし。
迷うことなく次の目的地まで歩くことにしました。
が、あとで聞いてみるとHさんはバスの方がよかったみたい……
すみませんでした……… -
!!!
お散歩中のマガモ発見。 -
飼い主さんが「モモちゃん、前向いて」と言った瞬間、しっかりカメラ目線(゚д゚)!
凄い!! -
ちなみにモモちゃんはオスです。
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会津若松の中心街ではどうやらお祭り開催中。
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いつ聞いても凄いネーミングの通りだと思う。
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あれは?
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乗りたいっ!と思いましたが、あいにく(幸いにも?)試験運転中でした。
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先頭車両はリアルタッチ。
汽笛も鳴ります。 -
飯盛山から40分で到着。予定通りです。
『満田屋』0242-27-1345
10:00〜17:00 第1・3水曜定休
焼きたての田楽を食べられるお店。
当初の計画では福島B級グルメ界の王者、ソースかつ丼を食べに行くはずでしたが、「もう少し軽いものを」というHさんからのリクエストがあり急きょ予定変更。飯盛山観光中に予約の電話を入れた次第です。 -
テーブル席も空いていましたが、やっぱり囲炉裏前でしょ!
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二人とも田楽コース(6種類:1250円)に“しいたけ”を追加注文。
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まずはこんにゃく2本。
それぞれ柚子みそと甘みそで味付け。 -
もちろん飲みます♪
付きだしに出てきたこのお新香がとても美味しかった。
田楽も含めてこれが一番好みだったかも。 -
とうふ生揚
山椒みそが塗られてます。ビールのつまみにピッタリ。 -
おもち
これは甘みそで。
食べ応えあり。 -
しいたけ
コースには入ってません。
ふっくらして美味しかった。 -
さといも
こちらも甘みそ。
ホクホクです。 -
身欠きにしん
貴重なたんぱく源!
これに“しんごろう”(ご飯を半潰しにしたものにじゅうねんみそで味付け)が加わり、6種7本で1250円。田楽コース安い!
炭水化物が多いのでかなりお腹いっぱいです。 -
お土産スペースも充実。
あのお新香買えばよかったな。 -
二日ぶりのコーヒーに酔いしれるHさん。
う〜ん、ダンディー… -
七日町白木屋前バス停発11時28分のバスで会津若松駅まで。
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それにしても今日の晴れっぷりは凄まじいな。
11時57分発の磐越西線で一路郡山を目指します。 -
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猪苗代駅から見る磐梯山。
昨日は影も形も見えなかったのに。ちょっぴり悔しい… -
郡山からは新幹線。東京まで1時間20分です。近いな、郡山!
実質1泊1.5日にしてはイベントてんこ盛りだった今回の旅。
Hさん、楽しんでいただけたでしょうか?
あれこれ引っ張り回してすみません。次回があればさらにハードな旅を用意しますのでよろしくお願いします(゚д゚)!
というわけで宇都宮編につづく………
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旅行記グループ 2015年10月磐梯山
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