2015/10/24 - 2015/10/24
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morisukeさん
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オッサンネコです。
今回はバンコクの郊外はノンタブリー県にあるクレット島まで行って来ました。
クレット島は海に浮かぶ島ではなくて、運河によって造られた人口の島。
なので島と言っても美しい海やビーチリゾートがあるわけではございません。
クレット島は昔ながらのタイの生活風景やスローライフを楽しむそうな。
しかし興味深いことには、この島は何とネコの楽園と呼ばれているそうな…。
それはネコ好きとしては行かねばいかんでしょうと一人勝手に思い立ち、
バンコクから片道1時間かけてクレット島へ行って来ました。
果たしてネコの楽園とは?
期待を膨らませてクレット島に行ったのでありました。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船 自転車 タクシー 徒歩
-
クレット島まではBTSモーチット駅からタクシーを利用しました。
料金は片道160バーツ(560円)ほど。やっぱタイのタクシーは安いですね。
ちなみにクレット島はタイ語で「コ・クレット」
タクシーの運ちゃんにミャンマー人に間違われるハプニングを乗り越え、
対岸のワット・クラン・クレット(Wat Krang Kret)までやって来ました。
おばちゃんに聞くとここから船に乗ってクレット島に行けると。ふむふむ。
2バーツを支払って船着場で待っていると、ちょうど船が見えてきましたよ。 -
船の上から撮った写真。対岸のワット・クラン・クレットです。
手前の川は人工的に造られた運河ですが、今やこっちがチャオプラヤの本流となってます。 -
クレット島の地図です。
これを見るとクレット島は舌の形をした川の中州である事が分かります。
チャオプラヤの流れは蛇行してる部分で、東の直線状の川が人工的に掘られた運河です。
さて船で着いたのが島の右下の角。
クレット島は大きく分けるとハイライトが3つあります。
① 島の東川岸 ここは住人の民家が密集しており、素朴な路地歩きが楽しめます。
② 島の北川岸 商店街通りになっていて、色んなお菓子や小物を売る店が並んでいます。
③ 島の西から南 タイの原風景エリア、
チャオプラヤの下流の街は元々沼や池などの湿地を開拓地であり、このエリアは昔ながらの高床式の住居を見る事ができます。
個人的には③のエリアが一番おススメです。
今日のミッションは島一周。それでは行ってみましょう(*´з`) -
①川の東川岸エリアからスタートです。
船着場の近くで自転車をレンタルできるので、早速移動手段を確保です。
料金は1日40バーツ(140円)、別途デポジットが200バーツ必要でした。
クレット島は隔離された中州なので、車は一台も走っていません。
島の南北を結ぶ唯一の道がこちら。
こんな木道の道が要所にあるので、そもそも車を入れても走る道がないのです。 -
島の東川岸のお寺、Wat Chimphli Suthawat。
確実に地元の方用のお寺ですね。
エメラルド色の仏塔と、お寺の本堂は中々見ごたえがあります。 -
Wat Chimphli Suthawat からもう一枚。
この寺院は僧坊が立派で多くのお坊さんがここで修行されていました。
タイの田舎の寺は鐘楼が備え付けられているのですが、鳴らすのは鐘ではなく太鼓です。
日本と同じく時計がなかった時代に時刻を知らせるのは寺の役目だったそうです。 -
川のほとりにはスローな時間が流れています。
使い終わった後の鍋とか皿が桟橋に放置されてて、生活感たっぷり(*´з`)
この川の水で皿とか洗うのでしょうか? まさかね…。
そもそも電信柱が川の中に立っているのが不思議な光景ッス。 -
何度もしつこいですが、これが島唯一の道なんです。
民家と路地のの距離が近くて、庭先から住民の生活感がめっちゃ漂って来ます。 -
木でできた質素な橋の上からパシャリ。
船を持っている家が多いのですが、おそらくは漁とかじゃなくて洪水対策でしょう。
今年のタイは水不足に悩まされましたが、例年洪水はタイで当たり前の様に起きるんです。
これも水辺に生きる人達の知恵なのかもしれまへん(*´з`) -
イチオシ
あ、ネコ発見。
-
いすの上は冷たくて気持ちいいッス〜(猫)
-
黒猫さん、こんにちは。
まぁこの辺は確かにネコの数は多いんですが、思ってたほどはいなかったです。
にゃんこののんびり姿は和みますが、期待していただけに少し残念でした(ノД`)・゜・。 -
イチオシ
路地の風景が続きます。
うーん、こういうレトロ感、大好きです。 -
民家を縫うように路地が続きます。
ネコいないかなぁ…。 -
あ、いた。
-
これも素晴らしい。この狭い路地でまさかの直角の曲がり角です。
子供の頃にはこういう路地裏の道を見るとどこに繋がるのか必ず探検しましたが、
今では知らない路地に入る事は確実に躊躇います。
昔を思い出して少しノスタルジックな気分に浸ります。ひたひた。 -
こちらの珈琲屋では素焼きの薬缶を使った独特の珈琲を出してくれます。
一杯30バーツ(105円ほど)。
うんまっ(*゚ロ゚)b -
この珈琲屋はカフェが併設されていますが… むむむ… 斬新ですなぁ。
意外と人気ですが、この色の川のホトリでお茶はしたくないッス。 -
路地をいくつか潜り抜けると、視界がパッと広がります。
やっぱ川の景色が最高ですな(´∀`;)
ここを抜けるとクレット島で一番大きな寺院 Wat Poramai Yikawat に到着します。 -
こちら Wat Poramai Yikawat。地図で言うと島の右上になります。
通常であれば観光客の船着場はここになり、観光客で寺院内はごった返していました。
Poramaiはタイ語でフルーツの事ですが、この名前が何に由来しているかは不明でした。
敷地内にはモン様式の白亜の仏塔が何基もあって、中々爽快な眺めです。 -
涅槃仏の礼拝堂もあります。
タイ語ではウィハーン・プラプッタ・サイヤードと言うそうな。
礼拝堂の根立はラーマ5世の時代まで遡りますので、100年くらい歴史のある仏像です。
足の裏にはバラモン教における宇宙観が描かれてますので、
これはバンコクにあるワット・ポーの巨大涅槃仏と同じですな。ふむふむ。 -
涅槃物を逆からパシャリ。
悟りを開けばこんな達観した顔になれるのでしょうか。
しかし、指の長さが気になる。気になる。何でそんなに長いんですか…。 -
敷地内にいた鶏さん。黒いのは烏骨鶏でしょうか。
これぞ放し飼いの極みですね。
島には鶏を捕食する大型の動物がいないので気ままに放し飼いが出来ると思うのですが、
それでも犬とか猫に追っかけられないのか気になりますなぁ。 -
ここはタイの寺院によくある魚にエサをあげる(タンブン)桟橋です。
パンの切れ端が10-20バーツくらいで売っていて、それを川の魚にあげるわけですが、
パンを川に投げ込むと、そりゃあもうメコンナマズの大変な騒ぎになります。
この群がり様… はっきり言って不気味。
奥にはクレット島の象徴、傾いたムタウ仏塔が見えていますよ。 -
クレット島の象徴。
傾いた仏塔 名前をムタウ仏塔と言います。
八角形の形が珍しいモン様式で、既に建てられてから300年以上が経っています。
ちなみに傾いているのは川の浸食によるからだそうです。
ここは撮影スポットらしく、多くのタイ人で撮影待ちの列が出来るほどでした。
見た感想は、まぁまぁです。 -
お寺の敷地内で珈琲やジュースをを売っています。
クレット島では素焼きのツボに飲み物を入れて売ってくれるのが特徴です。
風情があって良いんですが、これ飲み終わったら確実に邪魔になりますね(笑) -
さて次は②島の北川岸、商店街通りに入ります。
クレット島ではOTOP活動(一村一品運動)を推進しており、
名物である素焼きやお菓子など、ここでしか買えない物がこの商店街に多数あります。
写真の商店街はたまたま人が少ないときに撮ったもので、
実際にはこの路地を埋め尽くすくらいの人の流れがあります。
これも島内唯一の道なんです。 -
商店街には素焼きの鍋が売っていたり…
クレット島は素焼きの一大産地であり、タイの素焼きの殆どはここで作られているそうな。
これはタイ東北部(イサーン)の郷土料理、チムチュムに使う鍋ですね。 -
手作りのかばん屋があったり…
これいいなぁと思ったのですが、自転車を引いていたので寄りそびれてしまいました。
今思えば買っておけば良かった… -
カエルの雑貨があったり…
こういう小物はつい買いたくなる衝動に駆られますが、使い道がないのでグッと我慢です。 -
イチオシ
ネコが寝てたり… ド━━━(゚ロ゚;)━━ン !!
なんて幸せそうに寝るんだ、キミは…。 -
商店街の終着は、ワット・パイ・ロン(Wat Phai Lom)。
こちらはモン族が信仰する、非常にご利益が高いと言われる寺院です。
寺院の前にある鳥の像や仏塔、三角形のなで肩屋根はバンコクとは異なった様式です。
少しモン族について。
モン族のルーツは長い歴史を持ち、古くは紀元前からタイ中部で繁栄してきた民族なのです。
全盛期にはモン族からなるハリプンチャイ王国がタイ北部に君臨していたのですが、
病気の蔓延やタイ族/ビルマ族に何度も攻められ、ハリプンチャイ王国は最終的に陥落。
残った民族はそのまま南下を始め、結局タイとミャンマー付近に落ち着いたわけです。
タイ政府はタイの国籍を持っている人は一様に皆タイ人として、民族間の差別や貧困差を無くそうとしています。
従って、モン族はタイ族ではないですが、歴とした「タイ人」なのです。 -
本堂(ウソボット)の裏手にある金色の仏塔。
眩いほどの異彩を放っていますぞ(;・∀・) -
鐘楼と黄金の仏塔をセットでパシャリ。良いですね〜。
-
この寺院では素焼きの瓦に願い事を書いて奉納する事ができます。
日本で言うと絵馬の様なものでしょうか。
よーく見ると、この瓦の形はクレット島の形をしています。 -
この鳥の像はクレット島のシンボル的な存在でしょうか。
形は大小ありますが、非常に多くの鳥が寺院や道などに飾られています。
沖縄で言うとシーサーみたいな役割になるのでしょか。 -
Wat Phai Lom の前はすぐに川の眺めが広がります。
いやー、この長め最高ですな(*´з`) -
タイではどこでも広く見られるアミニズム(精霊信仰)。
タイの方の根底は仏教ではなくこの精霊信仰です。
古くは森や川、その土地や家屋、大樹・巨石には精霊が宿っていると言う考えを持ち、
祠を建てて手厚く祀れば、その人を守ってくれる守り神の様な存在として扱われてきました。
日本の神道における「八百万の神」と概念はかなり似ていますね。 -
こちらが精霊(ピー)を祀る祠。
この祠や精霊を祀る慣習は全てヒンドゥー教の影響の中で生まれたものです。
田舎ではピーは精霊の事を指しますが、都会では単に幽霊やお化けを指す様です。 -
さてここから③バンコクの原風景ゾーンに突入です。
唯一の道になんかいるのがお分かりでしょうか。
犬ですね。そこに寝られると非常に困る…
間違いなく飼い犬だとは思いますが、それでも咬まれる事(狂犬病)は怖いのです。
お犬様に刺激を与えないよう、恐る恐る隣を通行させてもらいます。
徳川綱吉の時代の犬に怯えながら暮らしていた町人の気持ちがよく分かります… -
軒下のネコ。日陰で気持ち良さそうです。
我が家の働かないニートネコと同じガラですな。うちのニートネコと交換しようかな…。 -
午後の日差しを受けてどこか物憂げ。
夕飯まではまだ時間あるしな〜(猫) -
こちらのネコは警戒しまくりです。
トモダチ、トモダチと言いながら近付きましたが、一目散に逃げられました。
自称、怪しいものではないのに(ノД`)・゜・。 -
少し奥まった道を行くとこんなジャングルの原生林を見ることが出来ます。道は少し高台になっており、その両サイドはほぼ湿地帯なんです。
こーんな風景の道をチャリで進んでいくのは至福の時間だと思います。 -
イチオシ
パステル調の手作り風車を発見。
本日は天気も良くて最高です。 -
あっ鶏を発見。こちらはしっかり祀られてますよ〜。
-
もう一度本筋の道に戻ります。
レンタサイクルをして島を回るのは欧米人だけではなく、タイ人の若者も多いです。
ここからは昔ながらのタイの家屋を横目に見ながらチャリを漕いで行きます。 -
昔ながらのタイの高床式居住区です。これはモン族の家の特徴でもあります。
元々タイは洪水が毎年起こる地域であり、だからこそ稲作が毎年二期作も出来るのです。
高床式にしておけば洪水が来てもへっちっら。床下に船まで持ってる家もあります。
これが本来あるべきタイの姿だったのですが、最近のタイは豊かになった反面、
ものが増えすぎて洪水に対する耐性が無くなっているのもまた事実なのです。 -
これは何の花か分かるでしょうか?
答えはバナナですね。
食用にもなるので、その辺の屋台とかで普通に揚げたやつが売ってたりします。
味は… 是非一度お試し下され…。
さすが南国、民家の軒先にバナナやらパパイヤやらザボンなどが普通に生っています。 -
このエリアではあんまりネコがおらず、むしろ犬ばっかりって印象です。
ネコは路地裏こそ良く似合いますが、あまり山野の風景とは合わない気がします。 -
高床式居住区をまたパシャリ。
これも家の下は水が溜まって湿地になってますね。
せっかくキレイなテラスがあっても蚊にめっちゃ刺されそう… -
高床式居住区をまたまた一枚パシャリ。
ゴミゴミした装飾がかっちょいいです。 -
民家は基本的に点在で、この原生林に囲まれた細い道を疾走します。
ひたすらにスローモーションな青い空の下、気分爽快ですよd(゚∀゚)b -
虫類はあんまり詳しくないんですが、おそらくスジグロカバマダラ(筋黒樺斑)。
日本では沖縄以外ではあまり見られない蝶で、林などの山野に生息しています。
こいつ、毒蝶のはずです。
勿論体内に毒があるだけで、毒を撒き散らして飛ぶ様な迷惑なやつではないのでご安心を。 -
軒下のにゃんこ。毛並みがツヤツヤですな。
近付いても逃げはしませんが、特に相手もしてくれません(´∀`;)ヤレヤレ。 -
イチオシ
こちら島の南にある ワット・サラクン(Wat Salakun)
この寺院も観光用ではなく、完全に地元の人たちのための寺院です。
写真は本堂(ウソボット)ですが、何かの式を行っており、立入りは出来ませんでした。
この破風の模様が抜群に素晴らしいッス。 -
少し縁起でもないんですが、タイの地方の寺に必ずある煙突付きの建屋。
こいつは火葬をするための建屋です。
日本は火葬場と葬儀場が完全に分かれますが、タイでは寺の敷地中で全てを行います。
田舎のタイの風習では納骨は行いますが、家には持って帰らず寺の境内に埋めます。
仏教の基本理念は輪廻転生で、心は旅立って行ったのだから体は本来の土に帰るべきだというのが、タイの方の考え方のようです。
人の死生観は同じ仏教民族でも日本人とは大きく異なるようです。 -
さて当初の目的、島1周を無事に達成して元の場所まで帰ってきました。
ここで珈琲を飲みながら一服です。
あちこち寄り道しながら、結局3時間くらいこの島にいたことになります。
最初の船着場で船を待ってると、騒がしいディーゼル音と共に船がやって来ました♪
船首に主みたいな人が座ってますが、船頭でも何でもない、ただの島の住人です。
中々この風景とお別れするのは名残惜しいですが、この船に乗り込んで帰路に着きます。 -
イチオシ
対岸まで帰ってきました。
船が岸に着くとすぐにまた通行客が乗り込んできました。
これがこのクレット島と川岸に生きる人達の日常風景なのでしょう。
お坊さまの橙色の袈裟がチャオプラヤの黄土色とすごく会いますね〜(*´з`) -
クレット島へ向かう船を見送ってオッサンもバンコクへ戻る事にします。
川と生きる地元の人たちのアイデンティティが濃縮されている様な一枚です。
決して華やかな何かがあるわけではない島ですが、都会の喧騒に飽きてしまった方には
この島の素朴さや昔ながらの風景は新鮮に映るかと思います。
想像以上にクレット島、満喫できました。土地神様にも感謝感謝です。
それではまた。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- karasukkoさん 2016/06/01 15:07:18
- 旅行記への投票ありがとうございました。
- morisukeさん
旅行記への閲覧、投票ありがとうございました。
投票をいただいたのに気づくのが今日で、お礼が遅くなってしまいました。
私も、旅の途中で出会う動物たちにはつい目が行ってしまいます_家で猫を飼っているというのもありますが_
やはり、動物達がのんびりゆったり過ごしているのも見るとホッとしますね。
川沿いのカフェ、蚊は大丈夫だったのかなぁ…?
karasukko
- morisukeさん からの返信 2016/06/06 02:56:14
- RE: 旅行記への投票ありがとうございました。
- karasukko さん
こんばんは。書き込みありがとうございます。
若いころにヨルダンを中心とした中東諸国を旅したことがあります。マンスール(コーダ)ホテルはまだサーメルが経営している時に泊まった事があり、色んな話をしたのを今でもよく覚えています。うーん懐かしい…。ヨルダンは情勢が悪くなったと聞いていたのですが、写真で見る限り大丈夫そうですね。いつか時間が持てたらまた行ってみたいと思います!
海外を旅する限り蚊のリスクは常につきものですね。私の友人もタイでデングにやられた事があります。こればっかりは運ですね(笑)
またよろしくお願いします(^^ゞ
Mori Neko
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