2013/12/25 - 2014/01/03
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kobutaさん
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子供のころにマチュピチュ遺跡の写真を見て、人里離れた山奥と、そこに造られた古代の都市遺跡という不思議な景観に心を奪われ、いつかこの目で見てみたいとずっと思っていました。今回、ずっと温めてきたあこがれのマチュピチュにふさわしい最高の旅行にするため、フライトはANA特典ファーストクラスとユナイテッド航空のビジネスクラスを用意したほか、ワイナピチュ登山に備えてサンクチュアリロッジを予約し、万全の態勢で臨むことにしました。本編は、出発からサンクチュアリロッジ到着までとなります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 航空会社
- ラタム チリ ANA ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回はANAのファーストクラスでロサンゼルスに向けて出発するので、成田空港のZカウンターでチェックイン手続きです。今回の旅行に至るまで、いつも見慣れた第1ターミナルのこんなところにカウンターがあるなんて気が付きませんでした。
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お昼過ぎに到着したのですが、カウンターにはスタッフのほかは誰もおらず、当然待ち時間はありません。チェックインの後は、専用の通路から専用の手荷物検査場を通過し、出国手続きの後にファーストクラスラウンジに向かいます。
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ファーストクラスラウンジ。内部のしつらえは、ビジネスクラスラウンジとそれほど変わらないかなと思います。この時間はヨーロッパ線やアメリカ東海岸線が出発した後ですが、西海岸線は夕刻出発でまだ時間が早いので、私たちのほかには誰もいません。
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でもさすがはファーストクラスラウンジ。こういうオシャレなアミューズが置いてあるところは、ビジネスクラスラウンジとは一味違うところです。
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シャンパンとともに、アミューズをいただきます。いつもながら、ラウンジでいただく昼酒はたまらんです(酒好き)。
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ほかにも、アラカルトで食事を頼めるカウンターも用意されていますので、ハンバーグとカレーをいただくことにしました。
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私をはじめ、お酒が大好きな呑兵衛の皆さんのために、ほかにもステキなお酒がいっぱい。でもファーストクラスは、機内でふるまわれるお酒のほうが豪華なので、ここは控えめに。
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お酒が苦手な方もご心配なく。スイーツもいろいろ用意してあります。妻はお酒が苦手な甘党なので、ケーキをたくさんいただきます。
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時間があったので、ちょっと場所を変えてみました。ここはユナイテッド航空のファーストクラスラウンジで、ANAのファーストクラス利用者もここを使うことができます。金屏風とかでっかい陶器の壺とか、いかにもアメリカ人が好きそうな調度品が並んでいます。
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やっぱりファーストクラスラウンジなので、お寿司やカナッペなど軽食の内容も1つ上のランクのものになっています。
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さて、夕方になってそろそろロサンゼルス便の搭乗時刻になりました。機材は、おなじみの777−300ERです。
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いつもでしたら右の通路ですが、今日は左に行かせていただきます。搭乗機の入口ではチーフパーサーの方がすでにスタンバイ。「kobuta様ですね、お待ちしておりました」とさっそくごあいさつ。
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こちらがファーストクラスのシート。腰をおろすと、チーフパーサーの方が「何か読むものをお持ちしましょうか?」とおっしゃるので、「何がありますか?」と尋ねるも「なんでもございます、ファーストクラスですから(笑顔)」とのこと。日刊紙や雑誌のほか、カーグラフィックとか家庭画報とかセレブ系のものまで、確かになんでもそろってました…
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モニターもやたら大きいサイズで、足もともありえないほどの広さがあります。もうこれ快適性はマンガ喫茶やネットカフェ(このたとえってどうなんだろう…)にいるのと変わらないですね、何時間居てもまったく苦になりません。
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お手洗い。お手ふきのほか、そこかしこにランの花がちりばめられているのがまた贅沢な。
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用意されていたウェアに早速着替えちゃいました。しかしこのシート、以前テレビ番組でもやってましたが、マツコデラックスが乗ってもきつくないほど十分な横幅があります。また、角度の調整も細かくできるので、ずっと座っていてもまったく疲れない優れモノ。
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離陸すると、おまちかねの機内食タイムです。まずは、アミューズからスタート。ドリンクは、ファーストクラスだけで期間限定で出されていた馨和(KAGUA)という地ビールをいただきます。
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前菜です。キャビアは食べたことがありますが、1瓶まるごといただいたのは今回が初めてです。
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フォアグラと宮崎金柑のテリーヌ。もう機内食ではなく、地上で食べるフレンチと何も変わらないです。
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メインの宮崎ハーブ牛ほほ肉のベルギー黒ビール煮込み。とろけるような食感がたまりません。CAさんは、よろしければほかのお食事もどうぞとおっしゃるのですが、こちら普段は少食なので、そろそろおなかがいっぱい…ああ胃袋もっと大きかったらなあ…
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こちらは妻のいただいた和食。こちらもウニやナマコなどの高級食材のオンパレードで、しかも盛り付けも大変にきれいです。もう機内食の限界に挑戦という感じ…。
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チーズプレートをいただきます。おそらくとっても高級なチーズなんでしょう、私がいつもいただくチーズよりはるかにおいしいです。
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こちらは妻がいただいた食後のデザートのマカロンにアイスクリーム。こういうキレイな盛り付けを、CAさんがギャレーでやっているというのがまたすごいですね。
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フォンダンショコラ。クリスマスのフライトということで、クリスマスレースが飾られています。演出という点でも抜かりがありません。
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すっかり満腹となった後は、CAさんにベッドをつくってもらってお休みです。シートをフルフラットにしただけではなく、マットレスを敷いてさらに掛け布団まで用意してくれるという…もうなんだか飛行機の中とは思えない状況で、あまり現実感がなかったのが正直なところです。
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往路のロサンゼルス線は飛行時間は10時間弱しかないため、目を覚ましたらあと1時間半で到着とのこと。せっかくなので、時差ぼけの解消のためにも朝食をいただくことにします。これにてしばらく和食はおあずけです。
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ロサンゼルス国際空港には定刻で到着し、本日宿泊するエアポートホテルに向かいます。ロサンゼルスはエアポートホテルがいくつもあり、各ホテルを巡回するシャトルバスが何台も発着してて便利です。
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今日宿泊するヒルトンロサンゼルスエアポートホテルに到着です。本当はこの日にリマまで行ければよかったのですが、乗り継ぎ便の接続が悪かったので、無理せず1泊して明朝にリマに向かうことにしました。
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十分に広い部屋で、窓から滑走路が見えるほど空港に近いですが、防音性も悪くないです。まだお昼過ぎで時間があるので、ロサンゼルスの街に出ようと思ったのですが、夫婦ともに強烈な睡魔に襲われてしまい、大事をとって寝ることに。後で考えると、結果的に体力を温存することになってかえってよかったかと思います。
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翌日の早朝5時ごろに、ロサンゼルス空港に到着です。写真はロサンゼルスのユナイテッド航空のラウンジ。早朝なのでほとんど人もおらず静かです。
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乗り継ぎ地のヒューストンに向かうユナイテッド航空便に乗り込みます。早朝なので外はまだ真っ暗。朝の7時30分に出発し、ヒューストンには昼の12時50分に到着する予定です。
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ヒューストンには定刻で到着。こちらはヒューストンのユナイテッド航空ラウンジで、ペルーのリマ行きの搭乗を待っています。このラウンジ、とても広いのですが、置いてあるツマミが少ないのがなんだか…
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リマ行きのフライトは、15時50分の定刻出発の予定とのことでなにより。中南米方面へのフライトは結構遅延とかあるそうですから。
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リマ線に投入されているこの機材は、改修が行われてフルフラットシートが導入されています。離陸前なのに、フルフラットシートがキターって遊んでいたら、CAさん笑いながら「Oh〜!」とビックリ。
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リマまでの飛行時間は6時間半を予定しています。離陸すると、早速機内食タイムの始まりです。
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いかにもアメリカの航空会社だなと思わせる大きいステーキ。こういうお国柄が出ている機内食キライじゃないです。
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食後にフライトマップを見ると、メキシコのカンクンの近くを飛行しています。シートをフラットにして、リマ到着までしばらくウトウト。リマ到着は、23時20分を予定しています。
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遅れもなくリマに無事到着。写真はリマの空港ロビーで、翌朝出発するクスコ行きフライトの搭乗券を発券してもらってから、空港に隣接した今夜のホテルに向かいます。
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こちらが今日宿泊するコスタデルソルラマダホテルです。空港の2階にある連絡通路から直接行けるので、便利で安心です。ただ、エアポートホテルとしては料金がちょっと高いですが。
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ホテルの部屋に到着しました。もう時計の針は12時を回っています。明朝の飛行機の出発時刻も早いので、1階ロビーに隣接したバーでウェルカムドリンクのピスコサワーをいただいて早々に休むこととします。
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朝の8時発のクスコ行きのフライトに乗り込みます。クスコ行きのフライトは、天候不良による遅延やキャンセルが比較的多いため、少々値段が高くても、便数が多く機材も新しいLAN航空にしておいたほうが無難だと思います。
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ありがたいことに、ほぼ定刻で出発です。天気もとても良く、アンデス山脈の山々を眼下に眺めながら、順調に飛行を続けています。
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あまり高度を落とさないまま、海抜3,400メートルにあるクスコの空港に到着。ここはマチュピチュの最寄りの空港で、ここから車と鉄道を乗り継いでマチュピチュまで向かいます。
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リマはほぼ海抜0メートルですが、そこから一気に海抜3,400メートルの高地に着くため、高山病でぐったりしている方を何人も見かけました。写真は空港の中の売店で売っていたコカ茶(高山病に効くらしいのですが、あまりおいしくない…)。日本やアメリカでは、コカの葉の所持は違法になりますので、コカ茶をうっかり持ち帰らないようにご注意。
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無事に現地旅行会社のドライバーさんと合流して、専用車にて一路ペルーレイルのオリャンタイタンボ駅に向かいます。実は空港からはポロイ駅のほうが近いのですが、この時間にはポロイ駅発の列車はもうないので、オリャンタイタンボまたはウルバンバの駅まで行く必要があります。
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クスコの街を出ると、山々の風景が広がり、車窓からの景色もなかなか見ごたえがあります。道路もちゃんと舗装されているので、乗り心地も快適です。
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眼下にウルバンバの街並みが見えてきました。オリャンタイタンボまではもうすぐです。ここの海抜はクスコより低く(2,800メートル)、高山病にはなりにくいので、パッケージツアーを検討中で高山病が気になる方は、クスコではなくウルバンバやオリャンタイタンボで宿をとるツアーにしたほうがよいでしょう。ちなみに、マチュピチュはもっと海抜が低いところにありますので(2,400メートル)、高山病の心配はありません。
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空港から2時間ほどのドライブで、オリャンタイタンボ駅に到着しました。ここからマチュピチュまでは車道がないので、マチュピチュに向かうには、ペルーレイルに乗るか、トレッキングロードを日数をかけて歩いて行くしかありません。そのため個人で行く方は、ペルーレイルの切符を確実に押さえておく必要があります。私たちは、現地ツアー会社で切符を手配してもらっています。
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ペルーレイルに乗車するにあたって、特に注意すべきなのはこれ。手荷物のサイズ及び重量が制限されており、しかも各人1個しか持ち込みが認められていません。したがって、大型のスーツケースはどこかに預けてくる必要があります。私たちは、飛行機に乗る前にリマの空港内にある有料の手荷物預かり所に預けてきました。
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駅のホームで待機していた機関車と1枚。ちなみに、列車に乗車する際には、係員が列車の入口でパスポートと切符に記載された氏名を照合するので、パスポートを必ず用意しておきましょう。
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私たちの座席はビスタドームという、天蓋のある見晴らしのよい車両です。ちなみに、進行方向左手がウルバンバ川、右手が山側の壁になっている景色なので、おススメは左側の座席です。
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車窓からは、すぐそばを流れるウルバンバ川を眺めることができますが、この時期は雨季のため水量が多く、激しい濁流となっています。おいおいこれ大丈夫なのかね…と思いますが、雨季はいつもこんな感じのようです。
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1時間半ほどの乗車で、終点のアグアスカリエンテス駅に到着しました。ホームを歩いていると「kobutaさんですね、お待ちしておりました」とサンクチュアリロッジの係員が迎えにきていました。急いで、急いでと言われるままにバスに乗り込みます。
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バスはつづら折りとなっている道を上へ上へと登り、20分ほどでサンクチュアリロッジ入口に到着しました。雨季のため、フライトや鉄道が大幅に遅れる可能性があり、うまく乗り継げなかったらヤバイな…という懸念がありましたが、無事にここまで到着することができて、とりあえず一安心です。
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いちばん安い部屋(それでもメチャクチャ高い…)なので、とりあえず最小限のスペース。そうは言ってもこのホテル、マチュピチュに隣接している唯一のホテルのため、とても人気があるので、ハイシーズンは1年前から予約しないと取れません。泊まりたい方は計画を早めに立てて早めに動きましょう。何せライバルは世界中にいるんですから。
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今日はもう夕方に近いので、ホテルの中庭を散歩するだけにします。ランの花などのきれいな花が咲いています。
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ハチドリがたくさん集まって蜜をすすっています。私たちもそろそろ食事の時間です。
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さて、ここは食事は宿泊料に含まれていて、メニューからアラカルトで注文するスタイルです。ドリンクも一部のワインを除いてはすべてフリーとなっています。明日の天候が回復することを祈って乾杯します。
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アルパカのお肉がメニューにあったので、思わず注文。上質な赤身肉という感じで、とってもおいしいです。以前南アフリカに行ったときに食したインパラのお肉も、こんな感じだったと思います。
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川マスのお料理。ほかにもいろいろ頼みましたが、ここのお料理はどれもとってもおいしかったですね。すっかり満腹となり、明日の早朝のワイナピチュ登山に備えて、部屋に戻って休みます。本編はこれにて終了。マチュピチュ遺跡&クスコ市内観光編に続きます。
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