2015/09/07 - 2015/09/08
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morisukeさん
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オッサンネコです。
奥飛騨温泉郷でほっこりした翌日のお話。
このまま帰るのも何なので、飛騨高山によって古い街並みを見に行きましょうという流れになりました。間が悪い事に中部地方に台風が接近していて天気は芳しくなかったのですが、折角の機会に高山の街歩きを楽しみます。
個人的に街歩きベスト3の街は、萩、酒田、そしてこの飛騨高山。若いころは何度も足を運んだ思い入れの大きい街になります。今回久しぶりに古い街並みを歩きましたが、外国人が増えているとか観光色が強くなっているとか、昔とは少し違う装いにも何点か感じさせられました。街も生き物であり環境と時代に順応して行く事が、街における進化の様なものだとしみじみ思いました。
今回訪れた場所はこちら。
・さんまち(古い街並み)
・高山陣屋
・吉島家住宅
・リス園
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
さて新平湯温泉から車で1時間ほど、高山市内に到着です。
まずはさんまち近くの神名駐車場に車を停めて、古い街並みと高山陣屋を見に行きます。
この道をまっすぐ行くと、赤の欄干の中橋を超えて高山陣屋、
さんまち(古い街並み)はこの道のすぐ右手から始まります。
まずは気になる古い街並みを見に行ってみましょう。 -
さんまちの両側は色んなお店があって、気になった店を見て回るのも楽しいかと思います。
藍染の暖簾と軒先の常夜灯、軒下の朝顔など写真好きにはたまらん眺めですね。 -
軒下の朝顔をパシャリ。
夏の名残でしょうか、この風景が見れて良かった(*´з`) -
さんまち通りをもう一枚。
高山は「飛騨の小京都」と呼ばれており、所謂「小京都」の加盟連合だったのですが、
現在は「小京都」の加盟を脱退しています。
確かに高山独特の商家の街並みは京都とは一線を画しており、「小京都」と偏にまとめてしまうには勿体無い気がしますね。 -
うさぎ舎。飛騨高山の古い街並みで評判の雑貨屋ですよ。
ここには色々なウサギの雑貨が売られていますが、
一番有名なのはぼぼ(赤子)とウサギが合体したオリジナルの「うぼぼ」でしょうか。
この暖簾も味わいがあります。餅を突いているウサギの姿も可愛らしいですが、
ようこその「う」がウサギの「卯」になっているのが、やられたって感じです!! (゚ロ゚屮)屮 -
さんまちの旨いものは、ここ飛騨小町を抜粋。
外観の装いが飛騨の古い街並みを象徴しているみたいでSo Goodです。
店内は色んなお土産が所狭しと並んでいますが、
中でも赤かぶのドレッシングが飛騨っぽくて良いかと思います。
ご当地ソフトは飛騨牛乳ソフトと飛騨桃ソフト、また飛騨牛コロッケも旨そうです。
ムスメがいる手前、買い食いは控えたいので眺めるだけに終わりました〜。 -
イチオシ
人力車(ごくらく舎)をプレミアムモルツ風にパシャリ。
運ちゃんはいずこでしょうか… -
さんまちの通りをもう一枚。いい眺めです。
-
おっ、さるぼぼ発見。しかも飛騨牛と合体しとる w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!
飛騨高山は元々は雪が深い地方で、冬の間は仕事がなかったと聞きます。
冬の間、男は木工技術を生かして街に出稼ぎに行き、女は家で人形作りで生計を立てたのが、「さるぼぼ」誕生の背景にあると言われています。
当時生存率の低かった赤子の安全と成長を祈願するお守りとして、
今では飛騨地方独特の特産品に格上げされています。
もちろんオッサンの家にもさるぼぼちゃんがしっかり窓辺に居座っています♪ -
続いて高山陣屋にやって来ました。
入口で入場料420円をお支払い。ちゃりーん。
高山の陣屋が何故にここまで有名か、
簡単に言ってしまうと、高山陣屋は日本全国で唯一現存する郡代・代官所だからです。
代官とは江戸時代に幕府の直轄地を管理・統治する地方公務員みたいなもので、
陣屋とはそれを取り仕切る代官所と、代官の居住区がくっ付いたものになります。
この陣屋の中で、おぬしも悪よのうとか呟いているのはオッサンだけでした。 -
江戸時代、飛騨高山は幕府の天領地でございました。
正確には江戸時代の途中で突然に幕府が飛騨を天領地にしたのです。
その理由はやはり飛騨の豊富な木材資源が欲しかったからで、
当時の木材はそれだけ貴重で金の成る木だったのでしょう。
正面が陣屋の入口ですが、正面に飾られている紫色の紋章は
徳川家の家紋「葵の紋」であり、ここが天領地だという事の証にもなっています。 -
イチオシ
壁に掛けられている鬼灯を発見 w(゚∀゚)wオオッ!
これも秋っぽくてオツなもんですねぇ。 -
入口の前の砂地がWiFiを大量に受信しています。電波強そう(´∀`;)
勿論これはWiFiではなく(当たり前じゃ…)、格式の高い青海波の模様になります。
青海波は波が無限に広がっていく大海原を表しており、家督や暮らしがいつまでも平穏に続いて行く様が広く好まれて行き、江戸時代以降に広まった所以になります。
現在では寿司屋の湯呑とかに色々な青海波を見かけますけどね(笑) -
で、こちらが玄関の間にある大床。ここに本元の青海波模様が描かれています。
-
高山陣屋の中。結構な広さがあります。
代官の仕事をする場所から始まり、順路後半は居住空間を見て回る構成です。
本当はもっと写真を撮りたかったのですが、ムスメが走り回ってあっちこっち行くので、
追っかけ回すのに必死でした( ノД`) -
こ、ここは… <(゚ロ゚;)> ヒイイィィィィィ
見て分かる通り罪人がしょっ引かれて責め苦にあった間のようですね。
右下にある板チョコみたいな石が1枚40?ある「抱き石」だそうで…
それを三角ギザギザの上に正座させた罪人の上へ置くのが使い方になります。
JINのドラマで宗像先生も経験したおっそろしい拷問道具ですね。 -
陣屋を回った後は当時使用されていた倉庫跡とその資料館に行き着きます。
ここもムスメには全く興味がない場所なので、そこそこでスルーして行きます。 -
陣屋の後は前からずっと行きたかったからくり人形の上演を見に行きます。
獅子会館というところでやっているのですが、到着してみるとやたら静か…
そう、お馴染みの臨時休業でした ド━━━(゚ロ゚;)━━ン!!
このツキのなさには慣れているので、気を取り直して次に向かいましょ… -
続いては国の重要文化財である吉島家住宅を見に来ました。
先ほどの獅子会館からは歩いて5分もかからない距離です。
この吉島家住宅は造り酒屋の商家で、飛騨地方の伝統的な建築様式を見る事ができます。
料金は一人500円(ちと高い…)、ちゃりーん。 -
イチオシ
さて吉島家住宅の最大の特徴はこちら、立体交差した吹き抜けの梁構造でしょうか。
ここは家宅の土間にあたる位置になりますが、天井の高さには息を呑みます。
そして天窓から光を採光する造りとなっているため、土間に落ちて来る光の陰影が見る者を圧倒します。
和の伝統的な建築で、ここまで光と影の幻想的な空間が見られるのも珍しいかと思います。 -
これが吹き抜けの天井部。立体交差した梁と天窓からの光が絶妙なコントラストです。
これはすごい… w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!! -
居住区の居間にあたる部分。
この金ピカの屏風に宝のありかとかが書かれていそうな雰囲気ですね〜。 -
こちらは建物の2Fです。隠し階段みたいなのが2ヶ所あってムスメは走り回っていました。
すみません、本当に…。
ここまで家が広いと夜とか怖そうですね。
オッサンは幽霊の類は一切信じていない人間ですが、暗闇が怖いのとは全く別物なのです。 -
吉島家住宅の前の小路。こちらも風情があって良いですね。
手前の紀文はうどんのお店ですが、小さい子供連れには少々難儀で諦めました… -
看板ですら高山らしさを感じます…
-
台風が中部地方に接近しているので、そろそろ関東へ帰る事にします。
最後に昨日のお宿で紹介してもらったリス園に寄ってくことにしました。
このリス園は市街からわずか10分ほどの場所にあり、ちょっと寄るには最適です。
しかも全天候型、つまり今日みたいに雨が降っても大丈夫 w(゚∀゚)w
大人一人780円 3歳以上380円をお支払い。ちゃりーん。 -
中はこんな感じ。
このリス園はシマリスとエゾリスの2種類が放し飼いされています。
餌が100円で売られていて、リスは餌があると分かると足元に群がってきます。
園内には思ったよりたくさんのリスがいました。 -
紙兔ロペのアキラ先輩そっくりです。そりゃそうか。
こやつらリス達はかなり人懐っこくて、餌を持ってる手に飛びのって来るほど活発です。
どれほどかと言うと… -
これくらい !!(゚ロ゚屮)屮
あの、キミ… やりすぎでは…
リスって臆病な動物だって聞いていたんですが、オッサンの錯覚!? -
というわけで愛嬌?のあるリスどもとお別れして帰る事にします。
高山は他にも趣のある神社や山車会館など、見どころはいっぱいあります。
本日は台風接近により断念しましたが、以前来た時に城山公園から俯瞰した市街と北アルプスの絶景は、今でも鮮明に記憶に焼き付いています。
季節に応じた景色が楽しめる街なので、もう少しムスメが大きくなってから再訪する事を心に決めて帰路に着きました。
それではまた。
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