列車とバスで巡るブルゴーニュ地方とアルザス地方。。。コルマール編

2015/08/14 - 2015/08/27

４Trトラベラーさんの旅行記やBSの旅番組で見た、フランスの美しい村や街を、列車とバスで巡りました。日程は下記。

８月１４日　成田→フランクフルト経由パリ。パリ泊
８月１５日　パリ→ディジョン。ディジョン観光。３泊
８月１６日　ディジョン⇔ボーヌ。　ボーヌ観光
８月１７日　ディジョン⇔オータン。オータン観光
８月１８日　ディジョン→スミュール・アン・オーソワ。観光　２泊
８月１９日　スミュール・アン・オーソワ　終日観光。
８月２０日　スミュール・アン・オーソワ→アバロン→オーセル。観光　１泊
８月２１日　オーセル→パリ経由ストラスブール。観光　２泊
８月２２日　ストラスブール終日観光。
■８月２３日　ストラスブール→コルマール。観光　２泊
８月２４日　コルマール⇔リボーウィレとリクビィル。
８月２５日　コルマール→パリ。パリ観光　パリ泊
８月２６日　パリ→フランクフルト経由
８月２７日　成田　

表紙の写真は、コルマール旧市街

エリア コルマール(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

８月２３日　　この日はストラスブールからコルマールに移動し、コルマールの街歩きをします。

８時３０分　ストラスブール駅の窓口にて、コルマールまでのチケットを購入します(１２．６ユーロ)。この時間帯は２０分〜３０分に１本　コルマール方面行きの列車が走っています。

８時５１分発のバーゼル行きの列車に乗ります。
ストラスブールの街を離れると、ブドウ畑や山の斜面にワインの里と思われるような集落が見られます。

山頂にオー・クニクスブール城(１２世紀に建てられた要塞)が見えています。
途中のセレスタで下車すれば、そこからシャトルバスで行けますが、今回はパスします。

９時２０分　コルマール駅に到着。塔が付随していておしゃれな駅舎です。

コルマールの宿泊は、Apartments Center Colmar(６０ユーロ)。木組みの一見中世風建物の１階。ここに２泊します。駅から徒歩約１０分、プティット・ベニスまで５分のロケーションです。

部屋はアパートメントタイプ、内装はまだ新しく、ソファー、テーブル、キッチン、大画面の液晶TV等備えられており、一応長期滞在ができそうです。

１０時　部屋をこれから掃除するというので、荷物を置いて、鍵をもらい、玄関の扉の暗証番号を控え、街歩きに出ます。

コルマールの地図を観光トラムのお兄さんからゲットします。
赤ラインがトラムが走る経路ですが、徒歩でもまわれる範囲です。

宿から近いラップ広場に来ました。広場の中央に噴水とフランス革命時に活躍したコルマール生れのラップ将軍の像があります。

広場から大通りを進むと正面に市立劇場が見えてきます。

市立美術館前の通りを右に進むと、ウンターリンデン美術館前の広場に出てきます。観光トラムのスタート地点でもあります。

ウンターリンデン美術館(後ろの建物)は２０１５年８月現在修復中で、２０１５年１２月に再オープンの予定です。

テット通りに来ました。

この界隈は、戦争の影響をほとんど受けなかった為、中世からの街並みがよく残っています。

上を見上げればキュートな看板が・・・料理を運んでいるシェフの図でしょうか。と言うことはレストランかな。

こちらは何の看板かな??

木組みの家。。。筋交いの固定位置が日本のものとは違います。斜めの柱は装飾のためのものかなァ〜。

メガネ屋の看板・・・これは現代的なデザインです。

「テット(頭)の家」と呼ばれている家です。
１６０９年に建てられ、通りに面した壁や出窓に１０５個もの小さな顔の彫刻が施されています。


現在この建物は、ホテル兼レストランとして使用されています。

出窓の部分にも顔顔・・・かお。

木組みの家並みが続く通りを歩きます。

脇道も白壁と木組みの丁寧な造りの家が並んでいます。

お洒落な窓辺・・

運河沿いに出てきました。
橋の欄干、川沿いの花壇の花が綺麗〜。

運河沿いに建つ市場、その入口は桟橋のある運河に面しています。かってはここから荷物を運び込んでいたのでしょう。

　今はお洒落な花壇になっています。むw〜むw。。。コウノトリがいるのかな・・・見ていても動かない・・・・造り物かも。

運河沿いの道路は、車も馬車も通ります。

道の真ん中でカメラを構えていたら、裏から警笛鳴らされました(汗)。

プティット・ベニスと呼ばれるエリアに入ってきています。

こちらの方が小奇麗で、ベニスとは少し感じが違うと思いますが・・・。

運河と平行に走る通りを歩きます。

プティット・ベニス界隈の橋の上から。運河クルーズのゴンドラが行き来しています。

橋の反対側の風景。テントの手前が運河ツアーのゴンドラ乗り場。

橋を通りすぎるとモンタグネス広場に出てきます。広場の中央に１３世紀のコルマールの皇帝の像が建っています。
広場のベンチにて、店で仕入れたサンドウィッチと果物のランチをとります。you家の旅先でのランチは、高級レストランには入らないで、たいていこのスタイルです。中世の街や周囲の雰囲気が何よりの御馳走なのです。

１３世紀にゴシック初期の建築様式で建てられたドミニカン修道院に来ました。

中はウンターリンデン美術館の一部となっています(８ユーロ、シニアは６ユーロ、オーディオガイド込み)。

オーディオガイドを借りて中に入ります。
美術館の中は、元々は修道院の礼拝堂です。

この美術館の目玉の一つは、祭壇に掲げられたマルタン・ショーンガウアー作のこの「薔薇の茂みの聖母」(１４７３年)。豪華な祭壇と中の絵とがよくマッチしています。

薔薇の茂みというには少し薔薇が少ないみたいですが、聖母が羽織った真っ赤な衣が鮮やかで、教会の威厳を感じます。

こちらは、もう一つの目玉、グリューネヴァルドの傑作「イーゼンハイムの祭壇画(１５１２年〜１５１６年)。この祭壇画が見たかったのです。

高さ３m、横幅４mはある大きな板に描かれた宗教画です。
中央にぐったりとしたキリスト、左側に聖母マリアとマグダラのマリア、右側に洗礼者ヨハネ・・・リアルに描かれていて、見ていて心が痛む思いがします。

上の祭壇画の後面。
右側は受胎告知、左側は復活したキリスト。表のキリスト磔刑に見られる苦痛の顔とは対照的に、明るい未来を暗示する穏やかな表情です。

左側　天使の合奏　右側　キリストの降誕。

左側　聖アントニウスの誘惑、右側　聖パウロの訪問。

美術館で頂いた説明書。

これによれば、イーゼンハイムの祭壇画は、もともと祭壇の彫像を納めた箱体の扉部分で、２つの扉が観音開きになるような３段階構造なのです。

１の状態・・１枚目の扉の表の絵が見れます。
２の状態・・１枚目の扉を観音開きにした状態で、２枚目の扉の絵と１枚目の扉の裏側の絵とが見られます。
３の状態・・更に２枚目の扉を観音開きにした状態で、箱の中の彫像と２枚目の扉の裏側の絵が見られます。

イエスの生涯を示す祭壇画。
全部で２４枚が展示されていますが、これはそのうちの４枚で、最後の晩餐(右上)、鞭打ち刑を受けるキリスト(右下)。

１６時　美術館で長居をしてしまいました。外に出たら小雨模様です。午前中は青空の見えるよい天気だったのに・・・。

サン・マルタン教会に来ました。１２３４年〜１３６５年に建設。
屋根の上にコウノトリの巣が見えています。

教会の中に入ります。
キリスト受難の彫像たち。

運河沿いを歩きます。

建物前面のデコレーションに注目です。中世の街に少し違和感あり・・・です。

旧税関に来ました。２階のベランダ一杯に飾られた花が綺麗〜。

旧税関前の広場。広場に面していくつものレストランが並んでいます。

右側の手を挙げている像はパルトルディの作で、あの自由の女神像の作者でもあるとのことです。

う〜ん　左右のどちらかの建物・・・傾いているような・・・気になりますww。

中世から続く古い建物ですから、耐震性は大丈夫なのでしょうか・・・気になります。　地震のないフランス・・・余計な心配かも。

カラフルな木組みの街並、窓辺に飾られた色鮮やかな花、軒先に下がるキュートな看板、心打つリアルな宗教画等などと充実した街歩きができました。

列車とバスで巡るブルゴーニュ地方とアルザス地方。。。コルマール編　おわり。

リボーウィレとリクビィル編につづく。

この旅行記へのコメント （4）

• TSUNEさん 2015/10/14 14:08:47

  昨年のことなのに懐かしい

  youさん、こんにちは。
  ストラスブールとコルマールの旅行記を拝見させてもらいました。
  昨年訪問したばかりなのに懐かしいなあ。
  
  ストラスブールはやはり青空がいいですね。
  コルマールは宿泊されたのですね。
  宿泊すると周辺の村をゆっくり滞在できるしいいですね。
  このあとの旅行記を楽しみにしています。
  
  
  TSUNE

  youさん からの返信 2015/10/14 23:49:15

  RE: 昨年のことなのに懐かしい

  TSUNEさん
  
  こんばんは。
  
  同じ街を旅した方からの嬉しいコメント、有難うございます。
  TSUNEさんは、ストラスブールを拠点にしてアルザス地方を巡ったのですね。
  ストラスブールは素敵な街ですよね。特にノートルダム教会のスケールの大きさには圧倒されました。ストラスブール市立施療院にも行かれたのですね。あそこにワインカーブがあったのですか。
  　youはあの建物の脇を通りましたが、ワインカーブに降りる階段を見過ごしてしまいました。歴史的なワイン樽があっとは、見てみたかったです。
  
  コルマールは２泊して、１日はコルマールの街歩き、残りの１日をリボーヴィルとリクビィルに行きました。他の美しい村にも行きたかったのですが、バスの本数が少なくて無理でした。
  
  その点、TSUNEさんのようにワイン街道を巡るツアーを利用すれば、効率的に廻れますよね。
  
  これからもよろしくお願いします。
  
  you
  

• pedaruさん 2015/10/14 06:39:01

  コルマール

  youさん　お早うございます。
  
  「カラフルな木組みの街並、窓辺に飾られた色鮮やかな花、軒先に下がるキュートな看板、心打つリアルな宗教画等などと充実した街歩きができました。」
  
  まさにその通りです。では、今日はこの辺で・・・・
  
  おっと、失礼をばいたしました。コメント省略しすぎです。
  
  一番心に残るのは美しい木組みの家ですね。宗教画にも感動しました。それに街を彩る花々・・・じゃぁ　全部じゃないかい？　他人の旅行記でこんなに感動するのに、自分がその場に立ったら失神するのではないかと・・・
  
  pedaru

  youさん からの返信 2015/10/14 23:18:05

  RE: コルマール

  pedaruさん
  
  こんばんは。
  
  ハイ。旅して一番心に残るのは・・・・全部ですね。財産は残らないのですが、旅の思い出だけは残ります。だから、心の中だけは旅すればするほど、心 豊かになる。・・・はずですが。
  
  　でも悲しいかな、年と共に、「忘却とは忘れ去る事なり」・・・・の通り、心に残っているはずの数々の旅の思い出が、思い出せなくなりつつあります(涙)。
  
  そのような意味で、youにとって旅の思い出が忘却する前に、４TRに旅行記をUPしておく意義があるように思います。