2015/09/17 - 2015/09/23
679位(同エリア1378件中)
もっちさん
3度目のイタリア。ずっと行きたいと思っていた、ナポリとポンペイ。
ナポリは治安が悪いと聞いていたので、まだ敷居が高いかな・・、と思って避けていましたが、意を決してシルバーウイークを利用し行ってきました。
ポンペイ、エルコラーノ、国立考古学博物館(こちらは20日に訪問)と2000年前を満喫してきました。
【行程】
9/17 成田から出国
9/18 FCOからローマ・テルミニ駅→フレッチャロッサでナポリ中央駅→ルチアーノで食事
★9/19周遊鉄道でポンペイ・エルコラーノ、中央駅からフリグレイ駅でスタジオ・サン・パオロ(セリエA・SSCナポリの本拠地)→ダ・ミケーレ
★9/20 考古学博物館→カポディモンテ国立美術館→トレド通り→G&I美術館→マリィ→プレビシート広場→ブランディ→スタジオ・サン・パオロ
9/20 中央駅からカセルダ宮殿→ディ・マッシオ→スパッカナポリからサンローゼ礼拝堂、サンタ・キアーラ教会、ジェス教会→ヌーボ城→中央駅からローマテルミニへ
9/21 早朝FCO→9/22 早朝帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ポンペイの見学を終えて、周遊鉄道でエルコラーノ・スカーヴィ駅で下車。海方面の1本道を進みます。
これなら迷子にならずに済みます。
この通りにはバールやレストラン・日用品のお店などあって、日常生活のナポリという感じがします。 -
こちらは駅前です。
ナポリからポンペイ、エルコラーノを結んでいる観光バスの発着所が駅前にあります。 -
入り口に入ってい行くのですが、ここが切符売り場ではありません。
さらに奥です。
注意:ここに勤務カードをぶら下げた方が寄付を募っているのですが、エルコラーノの係員ではないので無視したほうがいいです。
英語わかりますか?って少しでもわかるそぶりを見せると、説明しだすので、無視・無視。 -
ずんずん進んでいくと右手に遺跡が見えてきます。
下が遺跡で、上が現在のおうち。
現在のおうちの下にも、遺跡があるかも知れないけど、発掘はできませんね。
実際エルコラーノはポンペイより先に発見されましたが、エルコラーノはかなり(20Mくらい)掘り進めなければならなかったため、発掘は困難を極め、ポンペイが発見されてからは放置されてしまったそうです(ポンペイは4M位の深さ。)。 -
切符売り場は立派な建物で、お手洗いもありました。
早速遺跡の中へ。
この入り口、へんだと思いませんか。だって、サイドががら空きなんだもの。
設置している意味ないですよね。
意味ないよ、と言わんばかりに係員がいらっしゃいました。
(イタリアのこういうところが理解できないわ) -
昔はここまで海が迫ってて、手前が港だったんですって。
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たぶん桃の木だと思います。昔もこんな感じだったのかな。
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エルコラーノはポンペイより海に近い(昔も)からいっそうブルーが素敵に感じてしまいます。
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エルコラーノはポンペイの別荘地ということもあり、こじんまりとしているのですが、建物が凝っているのが多いなと思いました。
大理石かな。。 -
フォロの浴場。
別荘地でも浴場は共通だったのかな。ここらへんはポンペイと同じ。
プライベートのお風呂もあったのかなあ。 -
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ここでもバール。
ここは大規模だわ!カラフルな大理石。
そして、保存状態が良好ですね。 -
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この玄関先のモザイクは現在でも使用してます、って言っても不思議ではない。
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外に出てきました。海岸のボートハウスの近くまで来ました。
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文字が書いてある。
ラテン語かな。 -
噴火当時の海岸のボートハウスまで来ました。
噴火当時、ここで海からの助けを待っていた人たちです。
約250体の人骨がここで発見されました。
この場所で言葉を発する見学者はいませんでした。 -
遺体の発見状況がポンペイと全く違います。
以下、wikiより。
火砕流が発生し、400°Cのガス、灰、石が入り混じり時速160kmでヘルクラネウムに押し寄せた。午前1時頃火砕流はボートハウスに到達し、そこで助けを待っていた人々は猛烈な熱により瞬時に命を失った。このときの火砕流とそれに続く幾度かの火砕流により噴出物が下から徐々に建物を覆ったために建物は大きく損傷しなかった。〜〜
エルコラーノでは人骨が発見されましたが、ポンペイでは、人骨ではなく火山灰で中が遺体が朽ち空洞となって発見されました。
人間は外部の温度によって遺体の残り方まで違うんだ。 -
ネプチューンとアンピトリティスの家まで来ました。
有名なネプチューンのモザイクがあります。 -
保存状態が良好ですね!
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ここはエルコラーノの中では屋内のスペースも広いし、裕福な方の別荘だったのかしら。
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これが2000年前のものとは思えない。
(日本だと縄文時代)
いいもの見せてもらったわ〜。 -
エルコラーノはポンペイから近いくて、ポンペイよりはこじんまりしていていますので、行きやすく、歩きやすいと思います。
この日はお天気が良くて、ツアーの団体さんも何組かおられました。ただ、アジア系のツアーはなかったので(失礼ながら特に騒がしい某国)、静かに見学できました。
なお、アメリカ・オーストラリアからの観光客も結構いらっしゃいました。 -
ポンペイとエルコラーノの見学を終えた翌日、早速国立考古学博物館に向かいます。
ポンペイとエルコラーノで発掘されたオリジナルは考古学博物館に多く保管されてます。
写真は朝のナポリ中央駅の地下。地下鉄との接続部分です。
エスカレーターもありますので便利です。 -
カブール駅まで地下鉄2号線で行き、博物館を目指します。
2号線のカブール駅と1号線のムゼオ駅は地下でつながっているのですが、私は地上までで歩いてみることにしました。 -
アルテカードで10ユーロが9ユーロになりました。
特別展が開催されてたこともあって、通常の6.5ユーロではありませんでした。
ちょっとお高いですね。
ひとまず1Fの彫刻群から。
人が蛇?に絡まれてます。。 -
アルテミス(多産と養育の女神像)
ずいぶんストレートに表現してます。 -
後姿から。
(私は彫刻の後をみるのが結構好き。)
ちょっとぷりケツすぎます〜。 -
(正面から)
ファルネーゼのヘラクレス。ローマのカラカラ浴場から発見されたもの。
これもギリシア時代のコピーと言われてますが、ここまで古いもの(紀元前)になると、コピーでもなんでもよく保存した!と思います。 -
足の数か所がメンテされているのが分かります。
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ファルネーゼの雄牛(こちらもローマのカラカラ浴場から発見されたもの)。ディルケーの拷問とも言われます。
ディルケーは夫の前妻がゼウスの愛を受けて妊娠・出産(双子)したのに激怒して前妻に虐待したんですが、生まれた双子(ゼートスとアムビーオーンだっけ?)は実母に加えられた屈辱を晴らすため、ディルケーを雄牛に縛りつけて復讐します。そしてディルケーがアムビーオーンに許しを得ようとしている場面。
これ状況によってはアムビーオーンも危ないですよね? -
実はこれ、噴水として使用されたらしいです。
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おーっと、カエサルシーザー。
白人の老夫婦がこの彫刻の前で「カエサルシーザー」と静かにつぶやき、談笑していたのが、印象的でした。
やっぱりカエサルって欧州の中では断トツの知名度あるんだなあ、って思いました。 -
ポンペイから発見された調理器の数々。
日本人としてはたこ焼き器と思いたいが、実際はエスカルゴの調理器であったというのが有力。
フライパンもいろいろ種類があるんですね〜。
我が家より種類多いわ。2000年前に負けてるw -
ここらへんからポンペイで発掘されたフレスコ画が続きます。
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こういう下半身は動物で上半身は人間の絵が結構あるんですが、ギリシャ時代の影響をモロに受けてますね。
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秘儀荘の中の絵だったと思います。
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こういうおしゃれなモザイクは現在の壁紙でもいけます。
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本当は2体あるらしいのですが、1体は出張中。
これ、いつも1体が出張のような気がします。。 -
後から。
筋肉のオーバーな表現はなく本当の人間ににせていると思います。
かなり筋肉質よ。 -
猛犬に注意のモザイク。
出張中〜。
なんてこった。
(結構出張中が多いのよ、ここ) -
-
私のお目当て。
アレクサンドロ大王の戦い。世界史の教科書でもおなじみですよね。
私は高校は日本史選択だったので世界史は疎いのですが、世界史の教科書を読んだ時に「これ、観たい!!」と直感で思いました。
近くに椅子があったので、しばらくじーっと見学してしまった。
このためにナポリに来たようなもの。
本当にモザイクなの?って思うほど、表情が豊かなんです。 -
アレクサンドロ大王をズームイン!キャー、カッコイイ♪
若干31歳で死去(毒殺説が有力)。
偉大なのはわかるんですが、「一番強いものが王となれ」っていう遺言はまずいでしょ。
争いの元を作っているようなものですわ・・。
でも大王自身、まさかこんなに若く死去するとは思ってなかったんだろうな。。 -
ダレイオス3世もズームイン!
兵の数としてはペルシア軍のほうが勝っていたんですが、その兵力としてはマケドニア軍のほうが勝っていたとのこと(マケドニア軍は6メートルの槍を使いこなせていたけど、ペルシア軍は2.3メートルくらいの槍だったそうです)。
ダイオレス3世の夫人、娘がマケドニア軍の捕虜になりますが、アレクサンドロ大王は粗雑扱うことはなかったし、それを聞いたダイオレス3世は感服したとのこと。
戦いの翌年にダイオレス3世は側近の裏切りで暗殺されますが、アレクサンドロ大王は丁寧に葬ったそう。
アレクサンドロ大王、さすが!(といってもペルシアの首都はメタメタにしてます) -
本当にモザイク?って疑問におもったので、ぎりぎりまで近づいてみました。
馬の表情も豊かでしょ〜。 -
ペルシア軍の馬なんですが、「もう戦いやだよう〜」という表情に見えませんか?
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滑りやすいので注意、って表示かと思ったら、秘密のお部屋の入り口でした。
いわゆるエロチックなお部屋。
ポンペイって性にかなり解放だったんですね。
思わず「くすっ」としてしまう展示物も多くて、以外となごんだw
ここの人口密度、高いですw -
あえて拡大はしませんし、一枚一枚のせません。
ポンペイの娼婦の館にあったもの。
ポンペイは貿易の町でもあったので、言語の通じない人にもわかりやすいようにこういう表示があったのだそうです。
この下中のも出張中なんですが、こういう絵を貸してくれ〜っていう美術館もあるんですね(2000年前はただの絵でも2000年たつと、立派なモザイクになるんだなあ) -
日本ではこういう発想ないですね〜。
おやじたち、ご機嫌〜。 -
こういうのをインテリアにしてしまうのってすごい。
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ヴィーナスの後ろにいるキューピット(と思います)の表情がかわいい。ほんわりした表情〜。
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下の絵。
生と死を表現しているといわれてます。 -
1Fの帰り際にカプアのヴィーナス発見。
楽器をもっていたと予想されてます。
上半身に女性らしさがにじみでてて、とても魅力的でした。
ナポリの国立考古学博物館、大充実でした、おなかいっぱい!
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