シンガポール第３日目は朝からヘイズ（煙害）の影響で街中は靄がかかったように白くかすんでいました。表紙の写真はラッフルズプレイス駅を出たところからフラトンホテルを撮影したものですが、まるで霧のロンドンのようです。<br /><br />２年前の旅行と比較すると、全体的に薄暗くぼけた感じになっています。<br />https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10828139/<br /><br />実は、夜ホテルで現地ＴＶの「チャネル５」を見たときにヘイズについてようやく知ったのですが、そんな深刻な影響を認識していない私は前回時間切れで訪問できなかった博物館に足を運ぶべく散々街中を歩いてしまいました。<br />それでも（自然災害はともかく）変化に富むシンガポールらしく、博物館の展示もすっかり変わり、新たな視点からシンガポールを取り巻く文化的歴史的背景を知って充実した旅行ができました。

異文化が交差するシンガポールを再び訪れて(その3:博物館訪問)

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2015/09/22 - 2015/09/25

8883位(同エリア15512件中)

#美術館・博物館

Peco3さん

シンガポール第３日目は朝からヘイズ（煙害）の影響で街中は靄がかかったように白くかすんでいました。表紙の写真はラッフルズプレイス駅を出たところからフラトンホテルを撮影したものですが、まるで霧のロンドンのようです。

２年前の旅行と比較すると、全体的に薄暗くぼけた感じになっています。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10828139/

実は、夜ホテルで現地ＴＶの「チャネル５」を見たときにヘイズについてようやく知ったのですが、そんな深刻な影響を認識していない私は前回時間切れで訪問できなかった博物館に足を運ぶべく散々街中を歩いてしまいました。
それでも（自然災害はともかく）変化に富むシンガポールらしく、博物館の展示もすっかり変わり、新たな視点からシンガポールを取り巻く文化的歴史的背景を知って充実した旅行ができました。

エリア

シンガポール(シンガポール)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ホテル: 4.5

グルメ: 4.5

交通: 5.0

一人あたり費用: 10万円 - 15万円

交通手段: 鉄道観光バス徒歩

航空会社: ANA シンガポール航空

いつもと同様、朝食はしっかりいただきます。
マリーナスクエアでは、日本の食品を扱うコーナーが設けられたことを知り、ちょっと行ってみました。
朝早い時間だったので開店前の様子でしたが、店内は日本の楽曲が流れ、沢山の日本の食材が販売されていました。
夕方にも立ち寄ってみたのですが、価格が高いということもあって買い物客が少ない印象でした。
このコーナーはいつまで持つのかなぁと少し心配になりました。
シンガポールの祝日では、地下の商店街の開店時間が遅くひっそりしていました。

ラッフルズプレイス駅から出て「カヴェナ橋」をワンショット。
この旅行記の表紙にも使用しているフラトンホテルのワンショット。

ここはどこの風景？と思わせるワンショットです。
「カヴェナ橋」は建設当時の姿を今も残している唯一の吊橋とのことです。
前回時間切れで足を運ぶことができなかった「アジア文明博物館」へ行きました。
私の手元にあるガイドブックには８Ｓ＄（約６５０円程度）の入館料が必要と記載されていましたが、無料でした。

ところどころリニューアル工事をしていて見学できない個所があることが影響しているのでしょうか？？？

日本語のガイドが提供される時間に受付に行ったのですが、祝日はガイドツアーの提供がないと言われました。要注意ですね。
（確か１９７０年頃の）シンガポールの国土開発計画の図面。
今のシンガポールの状況と対比して見てみると面白いと思います。
アジア文明博物館では、アジア各地の歴史的文物が豊富に展示されています。

フラッシュをつけなければ写真撮影は自由にできます。
見事な工芸品が沢山あります。
オーナメント等の小物装飾品も目を引きます。
アジア文明博物館を出るとビクトリアシアター＆コンサートホールがあります。

1905年にビクトリア女王を記念して建てられた美しい意匠の建物です。

近くには、ダルハウジー伯爵がシンガポールを訪問したことを記念して建てられた記念碑があります。シンガポールが自由交易の地になったことと関係しているようです。
前回時間切れでそばを通り抜けるだけになってしまったアートハウスの正面でワンショット。
ところが、こちらも工事中で中の見学ができませんでした。
また、次回の旅行に持越しですね…。
前回の旅行では、リニューアル工事中だった旧最高裁判所。

http://4travel.jp/travelogue/10828139

工作中の覆いがとれて美しい建物の全体を眺めることができます。
美術館になると聞いていたのですが、残念ながら開館は１１月２４日でした。
入口の窓越しには、開館に向けて作品が展示されていました。

こちらは次回の旅行の楽しみにしたいと思います。
現在の最高裁判所をワンショット。

後で知ったのですが、日本の佐藤工業が建設に携わっているのだそうです。
シンガポールの国会議事堂のモニュメントでワンショット。
警備員さんの監視の目がちょっと怖かったのですが、建物の正面付近でワンショット。
国会議事堂のピンク色の花をよく見ていると、花弁の中に花が咲いているようなお花でした。

ドービーゴート駅の出口でも見かけたのですが、何という名前の花でしょうか…。
シンガポール中央消防署の建物をワンショット。

土曜日には無料の消防体験があって家族づれに好評なのだそうです。
シンガポールの土産物を購入するため、近くの切手博物館に足を運びました。

館内の展示の見学は今回は見送りました。
２年前に旅行した時には、動植物のリーズナブルなメモ帳がお土産品としてちょうどよかったのですが、残念ながら取り扱いがなくなってしまいました。

http://4travel.jp/overseas/area/asia/singapore/singapore/kankospot/10319225/tips/10880052/

その代わりとして、シンガポールらしいデザインが特徴的な期間限定のクリアファイル（１つ約２５０円）を購入しました。
いよいよ今回の観光のメインの一つの「シンガポール国立博物館」へ行きました。

前回（上段）と同様のアングルで撮影した写真を比べると、ヘイズの影響で付近の建物や植木が白くかすんでいます。
いつみても美しい国立博物館の建物です。
シンガポール国立博物館も撮影は自由です。

リニューアル工事が終わって、２年前と比べて展示の内容や展示方法が大きく変わっていました。
祝日の午後早い時間に差掛ったため、家族連れで非常に混雑していて、落ち着いて見学できませんでした。

次回は訪問日や時間についてよく検討しておく必要がありそうです。
今回の博物館展示で新鮮だったのが、シンガポールの大衆文化の展示が豊富だったことです。
昔ラジオから聞いていた楽曲が、シンガポール人作曲家のDick Leeの作だったことを知り、帰国してから中古ＣＤを購入して懐かしく聞いています。

以前の博物館ではロシア人作曲家が制作した「シンガポール」という曲が流れていたこと、そしてDick Leeの楽曲の一部が発禁対象だった経緯を思うと、シンガポールの国に余裕が出ているのかなと勝手に解釈していました。
シンガポール博物館でアフタヌーンティーを頂こうと思ったのですが、個人利用での提供はしていないと言われて、いったんホテルで休憩しようとマリーナスクエアを歩いていたところ、階上のフードコートを見つけて食事をすることにしました。
日、中、韓その他アジアの食材が、ＭＲＴの地下街のフードコートよりも手ごろなお値段で提供されていて、フードコート内は混雑していました。
シンプルなランチセットを注文。
社員食堂並（４７０円程度）のお値段です。
冷たいものが食べたくなって、いつも行列ができていたスペイン発祥のフローズンヨーグルトのお店「llaollao」に立ち寄りました。

２時半あたりの時間だったためか、この時間は空いていました。
フローズンヨーグルトに好みの果物をトッピングします。

美味しかったのですが、これで５００円強かかりましたので、食事よりも高いデザートでした（笑）。
観光疲れがピークに達していたため、ホテルのお部屋で２時間程度休憩した後、サンテックシティーモールの「富の噴水」の噴水ショーを見に行きました。
前日の夜景のショーと比べると規模は小さいですが、それでも目の前で鮮やかな光と噴水の迫力ある景色を落ち着いて眺められるのはよいですね。
この日の最後の食事は、先ほどのフードコートで気になっていた麺料理のお店で目米粉の麺をいただくことにしました。

こちらも（確か）６００円程度のリーズナブルな価格でいただきましたが、疲れた身体には、麺類がぴったりでした。