異文化が交差するシンガポールを再び訪れて(その1:入国からボートタクシー乗船まで)

2015/09/22 - 2015/09/25

複数の民族の文化が交差するマレーシアとシンガポールは、個人的にとても魅力を感じる地域です。
建国５０周年かつリークアンユーがなくなった年にシンガポールを訪れることは意義があるようにも思いましたので、９月にＡＮＡが新規就航する成田−クアラルンプール線を利用して、シルバーウィークにクアラルンプールとシンガポールを旅行しました。

この旅行記は、クアラルンプール国際空港からシンガポール入国、夜のボートタクシー乗船までの記録になります。

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 航空会社: ANA シンガポール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

クアラルンプール３日目の朝は窓際の席を確保して、前日同様オムレツを注文しました。

ただし、６：３０頃はまだ暗くてツインタワーはあまりきれいによく見えませんでした。

１０時２５分のフライトだったため、７時過ぎにはチェックアウトしてクアラルンプール国際空港へ行くことにしました。

前日の夜にホテルのコンシェルジュにタクシーをお願いしてＫＬセントラル駅までお願いしていたのですが、タクシーの運転手がしきりに「空港まで行かないのか？」と聞かれ、再び「ＫＬセントラル駅まで」というと不機嫌そうでした。

ＫＬセントラル駅に到着。

かなり大きな駅ですが、KLIAエクスプレス日本語の表示もあって、カウンターまで迷わずに行くことができます。

朝早い時間のためかチケットカウンターは空いていました。

カウンターの対応もスムーズです。

ＫＬセントラルから空港まで運賃は３５リンギット（約１０００円程度）。

チケットを再利用するためか、やや疲れた感じのカードです。

ロンドンのヒースローエクスプレスを彷彿させる社内でした。

今後のサービス向上に役立てるためということで、２８分程度の短い時間ながら、アンケートが配付されました。

私はサービス時間（最終は０：５５）の延長をお願いするコメントを入れました。

今回の旅行では、クレジットカードで利用できるラウンジを訪ねることも目的の一つでしたので、プレミアムラウンジに足を運びます。

ただし、受付でかなり待たされましたので、ここではあまりゆっくりする時間を確保できませんでした。

成田空港のＫＡＬラウンジに比べると、ちょっとした飲食が可能でした。

落ち着いた雰囲気ではありましたが、ちょっと暗いかなぁという印象でした。

２年ぶりのシンガポール航空機搭乗。

飛行時間は約４５分程度のため、ビジネス利用の方を多くみかけました。

インターネットチェックインでは座席の変更ができなかったため、よほど混雑しているのかと思いきや、私の座席（４３）から後ろは「がら空き」でした。

短いフライトということもあってか、イヤホンの配付もありません。

途中飲み物の提供だけはありました。

トイレに入った時に、おそらく日本や韓国とシンガポール間を往復する機体として活躍したのだろうなぁということをうかがわせる表示がありました。

クアラルンプール-シンガポール間の飛行機はターミナルの端に到着するようです。私はシンガポールで初めて空港内モノレールに乗車しました。

日本語も表記されている入国審査ゲートで審査を済ませます。
シンガポールの入国審査は東南アジアの中でも手続きが迅速です。

（審査ゲートを出ると、スクリーンタッチで評価するスクリーンが設置されていますので、フィードバックを回答しておくとよいと思います。）

今回は空港送迎サービスを申し込みませんでしたので、ホテルまでＭＲＴで移動します。

今年は建国５０周年ということもあって、プリペイドのezlinkカードも50周年特別デザイン仕様です。

このカードは、旅行の最終日に返金手続きした際に回収されてしまいました。
記念に取っておきたい場合は、返金手続きしない方がよいかもしれません。

前回の旅行で、esplanade（アスプラネード）の駅との通用口を確認していましたので、知る人ぞ知る（？）ような通用口を利用してチェックインします。

ホテルに12時頃到着しましたが、チェックインできました。
角のアップグレードされたお部屋でした。

お部屋の入り口から吹き抜けの廊下をワンショット。

時間が早かったたか、他の部屋のメンテナンス中でセメダインのような臭いが充満していました。

夜お部屋に戻ってみると臭いはなくなっていましたので、メンテナンス時間のチェックインが早い場合は要注意だと思います。

プレミアルームとはいえ、年季を感じされる鍵の状況を見たときに正直ちょっと面食らいました

プレミアルームのベッドルームです（予約時点では前回同様のデラックス ルーム指定でした）。

ベッドの間の引き出しを開けてみたところ、聖書ではなく世界中で活躍する中国人を特集した書籍が収納されていました（北京の出版会社が発行したものです）。

世相を感じされられますね。

ちょっとスタイリッシュな作りです。

テレビは韓国ＬＧ製でした。

ミネラルウォーターが２本常備され、紅茶、インスタントコーヒー、緑茶のパックは無料で利用できます。

インルームアイロンは、ありがたいです。

インルームアイロンの反対側にセーフティボックスが設置されています。

洗面所のワンショット。

ウォシュレットはありません。

シャワールームが独立設置されています。

シティ側のお部屋を指定していましたので、窓からは（前回の旅行同様）アスプラネードシアターが見えます。

こちらのホテルでは象徴的な建物が見えるのが魅力です。
写真の真ん中にある少しユニークな意匠の建物は、現在の最高裁判所。

低い建物は、ラッフルズホテル。

シンガポール５０周年のロゴが入ったビルの手前にある白い記念碑は、前回の旅行時に訪れた「日本占領時期死難人民記念碑」。

当初はシンガポール博物館へ行く予定でしたが、クアラルンプールでの旅行で疲れが溜まってしまったため、急遽スケジュールを変更して、オーチャードのＩＯＮオーチャードのＴＷＧでアフタヌーンティーを頂き、お土産の購入を検討することにしました。

アフタヌーンティセットを注文しました。
ダージリンティーは普通のテイストでしたが、サンドイッチがとても美味しく、またスコーンにつけるクリームがロンドンで頂いたクリームよりも格段に美味しいと思いました。

しかし、付加価値税（７％）とサービス料（１０％）込みで４４．１５Ｓドル（約４０００円超）。

混雑してる店内の雰囲気と併せて考えると個人的には微妙な印象でした。

オーチャードへ足を運びましたので、高島屋に立ち寄りました。

中秋節の時期だったため、月餅の販売コーナーに中秋節の伝説を紹介する掲示がありました。嫦娥奔月（と思われる）の一部が紹介されています。

地元の著名な菓子店やホテルがオリジナルの月餅を販売していて、買い物客であふれていました。

オーチャード通りには、キヨスクのような簡単な店舗のセブンイレブンがありました。

こちらのセブンイレブンで５００ｍｌのミネラルウォーターが１６０円程度。
物価が高くてびっくりします（エビアンはもっと高額です）。

ホテルにチェックインした時に、50周年記念としてリバークルーズを利用できるチケットをいただきました。
クルーズチケットをいただけるのであれば、日本からオプショナルツアーを申し込む必要はなかったかも…等と思いましたが、翌日の予習ということで急遽クルーズを利用することにしました。

７時過ぎ頃の景色です。

ホテルの窓越しに見えた最高裁判所の建物が目の前に見えます。

昔ながらの建物が見えます。
その昔、建物の高さは財力を象徴していたのだそうです。

また、建物の税金が正面の横幅で決まるため、正面は狭く奥行が長い建物を建てていたという話を次の日のワークショップで聞きました。

老舗のフラートンホテル。

マーライオンをワンショット。

マリーナベイサンズ。

金融街。

リバークルーズは、お昼か夜のどちらかに参加した方がよさそうです。

シティーホールの駅を経由してホテルに戻る途中、以前から気になっていた中華のファーストフードのお店「ＤＩＭＤＩＭ」で簡単に食事をしました。

海老ワンタン麺とメニューに記載していたように思いましたが、予想と違ったものが出てきました。味は美味しかったです。

海鮮の具材が入った春巻き（３００円弱）。

日本とほとんど変わらない衛生状態のお店で提供されるフードコートでは、美味しい食事が手ごろな値段で頂くことができました。