2015/06/24 - 2015/06/27
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trip232015さん
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「ミュンヘンといえばビール、昼間からビアガーデンはいっぱいだ」と聞いて、一度はぜひその仲間に入りたいと思い続けてきました。
また、ミュンヘンからは、「アルプスに日帰りができる」とのことです。日本アルプスは何度も楽しんだことがありますが、”本物”のアルプスに登れると聞いて、迷うことなく出かけることにしました。ビールの前に。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イタリア・ボローニャ行のEC85は13番線ホームからの出発です。
まだ、列車は入線していません。行先から考えて、イタリア人ぽい人が多いように見えませんか。ここでは、切符はホームの入口にある自販機で買うのですね。 -
EC85が入線しました。
どうもこの列車には山行きの人も多いようです。地図を思い浮かべてみれば、イタリアに向かうということは南へ向かうということ。途中、国境に横たわるアルプスの山々を越えていくということなんですね。 -
いよいよ定刻、出発です。
9:38 ミュンヘン中央駅発で、ボローニャには 15:42着だそうですが、途中のインスブルックまで行こうと思います。到着予定は 11:23 、1時間45分の乗車を楽しみます。 -
ユーロシティのレストランです。
未だ朝が早いので、お客はまばらです。コーヒーを飲みながら、南ドイツの緑の多い風景が流れて行くのをゆっくり楽しむことができました。 -
インスブルック駅ホームに降り立ちました。
インスブルックも天気が良さそうです。ホームの階段を下って、通路を出た所に駅ロビーがあります。そこにはカフェやお土産ショップおよびコインロッカーはもちろん、スーパーマーケットもあります。本屋の中に観光案内所もあり、インスブルックカードも売っています。 -
”本物”のアルプスが目の前に、、、。ここはオーストリア・チロル地方です。
インスブルック駅の表玄関を出たところです。すぐ前に、トラムと路線バス共用の停留所があります。あの山を目指すのには、まずケーブルカーに乗りますが、その駅までは「H」系統のバスを使います。 -
バスはこの停留所で降りて、ケーブルカーのコングレス駅に向かいます。
道路左側の白い庇の建物がコングレス(会議場)で、その先の白いキノコの傘のような建物の地下に、ケーブルカーの始発駅があります。ここを起点にケーブルカーとゴンドラを乗り継いで、憧れのアルプス・ハーフェレカー山に登ろうと思います。 -
ケーブルカーがホームを離れると、間もなくイン川を渡ります。
インスブルックは「イン川の橋」という意味だそうです。写真左手側の旧市街と、右手側のこの地に最初にできた集落を結ぶ「橋」が街の名前の由来だそうです。ハプスブルク家の末裔が「最初の集落」側に今も住んでいるそうです。 -
フンガーベルク駅に到着、少し歩いてゴンドラに乗り換えます。
ここは標高868mだそうで、すでにケーブルカーで約300m近くを上ってきたことになります。この辺にはまだ人家もあり、車も走っていますが、ここからは山に入ります。ゴンドラに乗り換えて次のゼーグルーベ駅を目指します -
ゼーグルーベ駅展望台です。インスブルックの街が眼下に、南東アルプスが眼前に広がります。
ゴンドラの下では、トレッキングを楽しむ人々や、若者がマウンテンバイクでS字蛇行しながら登って行くのが見えました。写真の右奥、ジャンプ台の右側をA13号線と鉄道が並走しています。南下して、後にそびえるアルプス連峰の、かのモーツァルトやゲーテも越えたというブレンナー峠を越えると、そこはイタリヤです。 -
標高2256mのハーフェレッカー駅に到着です。
ここから右手奥の十字架の見えるところまでは自分の足で登ります。道は整備されており、健脚の人なら15分足らずで登ります。今日は太陽も見え、風もほとんどなかったので、この高さでも寒さは感じませんでした。 -
まさにアルプス!ついに来たぞ。
リヒャルト・シュトラウスは、少年の頃アルプス登山をしたときの経験をもとに、「アルプス交響曲」を作曲したといわれています。彼のよく行った山はドイツの最高峰・ツークシュピッツェ(高さ2,962m)だそうですが、こんな景色だったのでしょうか。ここからそんなに遠くはないはずですが、西北西に目を凝らしたのですが、見つけられませんでした。 -
ハーフェレッカー山、標高2334mの山頂です。
ケーブルカーがコングレス駅を離れたのが、手元の時計で 11:53 、現在が 12:43 なので、所要時間 50 分で山頂です。同じようにロープウェイで登る日本アルプスの木曽駒ヶ岳(高さ2,956m)より少し低いのですが、”本物”のアルプスはまた格別でした。ハーフェレカー 山・渓谷
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せっかくなので、チロル料理を食べたくなりました。
旧市街の中心にある、市長も常連の伝統的な(600年の歴史のある老舗だそうです)チロル料理レストランというところに来ました。ヴァイセス レッセル (レストラン) 地元の料理
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「肉じゃが」と「目玉焼き」、味も日本と変わりません。
メニューには、”Tilorer Grostel" とあり、「チロル風肉じゃが」と日本語がついていました。 -
マリア・テレジア通りは途中から歩行者天国になっています。
観光名所の王宮、宮廷教会/チロル民俗博物館、黄金の小屋根、市の塔なども一応(外観だけですが)観ながら南下して来ますと、マリア・テレジア通りの北側部分に出ました。
広い通りには観光客の休憩所や子供の遊び場まであり、金曜日の昼下がりでしたが、大道芸人のパフォーマンスが人を集めていました。 -
帰りの便、ミュンヘン行のEC84がホームに入ってきました。
ウィー行などもこのホームを使うらしく、混雑しています。乗車した車内もイタリア人でいっぱいで、自分の指定席を退いてもらうのに、小さな子供連れでしたので少し気が引けました。約10分遅れの発車でした。
明日はビールだ。 -
翌朝、27号線トラムでアルテ・ピナコテークへ向かいます。
目的のビアガーデンに行くにはいくらなんでも早過ぎるというわけで、アルテ・ピナコテークに絵を見に行くことにしました。カールスプラッツでこのトラムに乗り換えて、バラー通りを北上します。 -
この部屋にはダ・ヴィンチやラファエロの作品が展示されています。
2つ手前の部屋(?初期ドイツ絵画)には、ドイツ最大の画家デューラーの作品『4人の使徒』がありました。この部屋(? イタリア ルネッサンス絵画)に入って右側の奥の壁にはレオナルド・ダ・ヴィンチの作品が並んでいます。彼はその生涯の中で多くの聖母子を描いたようですが、写真右端の『カーネーションの聖母』は彼が描いた初期( 1480年ころ)の聖母子像だそうです。アルテ ピナコテーク 博物館・美術館・ギャラリー
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ダ・ヴィンチの反対側の壁にはラファエロの作品が並んでいます。
写真の左から2番目の小さな額に入った作品・『テンピの聖母』(1507年)には、時のバイエルン王ルートヴィヒ1世が何としても入手したいと恋い焦がれた歴史があるそうです。王は家臣をイタリアに送り込んで、暗号名「メバト」と呼んで何としても入手するように催促したのだそうです。そして、20年後の1828年2月、当時の大臣20年分の年棒を払ってついに入手、夢がかなってここにあるのだそうです。
生まれたばかりの赤ん坊を慈しむ母、見ていて心和む、優しい気持ちになる絵ですが、時の王がなぜこのような絵をそんなに欲しがったのでしょうか。
ビールでも飲みながら考えよう。 -
絵を見た後は、待望のビールです。
トラムとUバーンを乗り継いでマリエン広場へ、そして、その隣にあるヴィクトリアンマルクトにやってきました。時より小雨がぱらつくというあいにくの天気ですが、市場はにぎわっています。この奥にビアガーデンはあります。ヴィクトアリエンマルクト 市場
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何と言ってもミュンヘンはビアガーデンでビール!
昼を過ぎて1時に近いのですが、まだ満員。日本を出た時からの楽しみをあきらめかけた時、さっきからうろうろしている我々を見てかわいそうに思ったのでしょうか、ドイツ人の夫婦が席を立つときに声をかけてくれました。ダンケ! -
ミュンヘンのビアガーデンでの定番をごちそうになりました。
ヴァイスビール(白ビール)にヴァイスブルスト(白ソーセージ)、ブルストサンド、それにプレッツェル。相席となったポーランド人親子とも話ができ、大満足のひと時でした。
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