2015/08/29 - 2015/08/30
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あやにゃーさん
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トリエンナーレに合わせて、新潟まで週末トリップ。1日目は越後湯沢から、ダイジェストツアーで作品をめぐり、2日目は越後湯沢温泉と貝掛温泉に浸かりました。
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大地の芸術祭には初参戦。雰囲気を知るにはツアーが一番!ということで、ダイジェストツアーを予約しておきました。朝9時過ぎに越後湯沢駅に集合。土曜の朝、早く家を出て上越新幹線で乗り付けました。
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越後湯沢駅から十日町駅までバスに乗り、十日町駅でいったん受付。受付が済んだら、ツアー開始です。まずは、有名なジェームス・タレルの「光の家」に連れて行ってもらいました。いきなりのビッグネームに胸がドキドキ。
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ジェームス・タレルは、空の光を感じさせる作品が売りです。先ほどの民家の中に入り、当該の部屋で寝転がると屋根を開けてもらえます。
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ただ四角く穴を開けているだけのようですが、自然光が理想的に入るよう、エッジの角度などを細かく、絶妙に調整しているそうです。あいにくの曇り空ですが、眺めていると、雲の流れや、その向こうから来る光を感じます。
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曇り空の日は、天然の蛍光灯のようになるそう。雨が降ると屋根を開けないとのこと。運が良かったです。
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まぁ、天井を見るために一度にこんなに寝転がるんですけどね。その図は、なかなかおもしろい。
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宿泊もできる家なので、他の部屋を見せてもらえます。お風呂には発光ダイオードがついていて、人工的な光の中で入浴できるとのこと。他の部屋もセンス良く、泊まってみたくなりました。
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光の家から駐車場に帰るまでの作品。展望台ですね。
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作品から景色を見ると、山並みが美しく広がっていました。
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これも、駐車場までの道のりにある、「レイチェル・カーソンに捧ぐ」という作品の一部。鳥がイケメン。
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見応えのある彫刻です。環境問題へのメッセージが込められています。
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これは…二宮金次郎のオマージュ( ゚д゚)
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続いては、鉢集落にある森と木の実の美術館。この集落の方々は、結束力が強く、廃校となった小学校を作品とすることに積極的に協力してくれてきたそうです。
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物語の登場キャラクターがオブジェとなって置かれています。立体絵本ということで、物語を読み進めていくように、作品を見る構成です。色づかいがかわいい。
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絵本の主要キャラギター、ペトラトトがいます。クラゲに似てる…
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今度は、松代農舞台へ。スパイダーのような、面白い形をした建物です。広場にはテントが出て、ボランティアの方々が冷たいお茶でおもてなししてくれます。
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お昼ごはんは、このお弁当。本当に美味しかった。野菜がたっぷりで、品数が多くて、しかも、おかずの味が被らないようにいろんな調理をしてくれています。食べれば食べるほど、手が込んでるとわかります。
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展望台から見られる、イリヤ&エミリヤナバコフの作品、「棚田」です。生命力あふれる緑色の棚田を切り取って見ます。作品のスケールはすごい大きいはずなんですが、前に立ってみると、フレームは意外と小さかったです。
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これもまた有名な、草間彌生の「花咲ける妻有」
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よく雑誌やらパンフやらで見かける作品です。
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山にはトンボが。
それにしても、晴れてよかったなぁ。 -
山側からの農舞台。松代地区は、開催当時から芸術祭に賛同していた数少ない地区だったため、周辺にたくさんの作品が置かれています。ツアーの時間では駆け足でも全部回れませんでした。豪華です。
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バスに乗って、今度は、森の学校キョロロに。私の貧弱なカメラでは、全貌を収められませんでしたが、錆色の重厚かつモダンな建物でした。ここも、建物自体が、アートですね。
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この展望台には、階段で上がります。いつまで階段が続くんだー!!!って感じにゼエハァなるので、体力に自信がない方は、上り始めないほうが良いかも笑
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わたしも死にそうになりながらなんとか到達し、下を見ると、駐車場が特徴的な形をしておりました。疲れた…
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展示は、里山の自然についてが中心。自然科学博物館です。家族旅行だと、とりわけおすすめな場所でした。
中には、幻想的な生き物の標本も。妖精が実在したら、こんな感じなんでしょうか。 -
キョロロの近くにある、美人林。美しいブナ林からマイナスイオンが出てる気がしました。周辺より、明らかに涼しい。
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クリスチャンボルタンスキーの、「最後の教室」。こちらも廃校になった小学校を利用した作品です。
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ネットでは、暗くて怖い!なんていう意見もある作品ですが、私は、この日見た中で最も気に入りました。空間に踏み込んだ瞬間に鳥肌が立つような感覚。誰もいなくなった空間を表現しているのだと思いますが、意味なんて考えなくてもいいほどドキドキしました。
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2階では、心音とともに光が点滅しています。瀬戸内の豊島にある、ボルタンスキーの作品、「心臓音のアーカイブ」とつながりを感じました。
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最後の部屋。この奥には、地域の人が持ってきてくれた思い出の品をひっそりと展示するコーナーがありました。
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またまたバスに揺られ、ラストに訪れたのは、芸術祭の中核施設、十日町里山芸術館のキナーレです。
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蔡國強の作品、蓬莱山。芸術祭の目玉です。
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同じく、 蔡國強の火薬アート。
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キナーレの2階が、美術館スペース。新潟の土を集めた作品。
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床屋さんの看板の中にいるような感覚を味わえる作品です。
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こちらも作品。キナーレのなかは、沢山作品がありますが、ひとつひとつのサイズが小さいので、意外と短時間で見て回ることができます。
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キナーレの中の、レストラン。地のものを使った美味しそうなドリンクやメニューがありました。
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もぐらさん。といってもこの方、開発公明さんという有名なアーティストさんで、芸術祭期間中、きぐるみを着て活動されているようです。
ダイジェストツアーはこれにておしまい。越後湯沢まで帰ります。
時間がタイトな部分は多いですが、有名ところをコンパクトにまとめてくれてるのはありがたい限り。大地の芸術祭は、かなり広範囲に作品が点在しているため、車が無い人はバスツアーが便利だとは思います。
次のトリエンナーレでは、2日かけて北回りツアー+南回りツアーを利用し、よりたくさんの作品を見たいなぁ。 -
ツアーが終われば、良い時間です。お腹がすいたー(/_;)
越後といえば、へぎそば。ふのりをつなぎにしているところが、特色なのだとか。観光案内所で教えてもらった、駅前の中野屋さんで夕食としました。おそばも天ぷらも大変美味しい。
スキーをやってない時期はオフシーズンなのでしょうか。お店は空いておりました。 -
一人旅だったので、夏休み中の土日に旅館はなかなか泊めてもらえず…。というわけで、ロッヂスエヒロさんにお邪魔しました。浴室は小さいですが源泉かけ流しの温泉。おかみさんとご主人は、とても温かみのある方でした。いただいたのは朝食だけですが、自家製の野菜と卵を使っていて、美味しかったです。なんと、このお宿の息子さんは、オペラ歌手なんだそう。食堂でオペラのCDが流れていました。
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2日目は、温泉めぐり。まずは、観光案内所でお湯が良いと教えてもらった公衆浴場、山の湯。駅からは少し遠いので、タクシーで行きました。着いてからみると、歩けない距離でもなかったですが。
硫黄の香りがする、かけ流し。泉質は抜群でした。 -
次は徒歩で、公衆浴場駒子の湯に。小説「雪国」に関する展示コーナーがあり、浴室や休憩所も綺麗。人気の高さも頷けます。
ただ、お湯の質は山の湯に叶いませんね。 -
越後湯沢駅に戻り、今度はバスに乗り込んで20分程度。貝掛温泉に着きました。といってもここから…
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10分ぐらいは歩きます。
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清津川。清らかな水です。
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とうとう温泉に到着しました。日本秘湯を守る会に入っているとのこと。田舎風のステレオタイプではあれど、綺麗に整えられていました。一軒宿の旅館ですが、立ち寄り湯もできます。
貝掛温泉は、眼病への効果で有名。色や香りが強いというわけではなく、素直なお湯でした。温湯の浴槽があるので、1時間でも2時間でものんびり入っていられます。
とりあえず、眼は洗っておきました。視力良くならないかな…笑 -
温泉のお湯で鯉を飼っています。
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旅館のロビー。新潟は、オブジェもコメ推しです。
帰りは、バスの時間に合わせてバス停まで送ってもらえました。
バスの本数が少ないので、計画段階で少し気をつける必要はありますが、越後湯沢から足を伸ばすにはちょうどよい距離でした。リラックスできたー!! -
越後湯沢にもどり、少し遅めの昼食。
駅ナカにある回転寿司屋さんに入りました。
まずは、カニづくしと、こぼれ3種盛り。日本海は、お魚が美味しい。 -
金目鯛のづけ
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ご当地ネタ、鱒。
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中トロの海苔巻き。
お腹いっぱいです。高いお皿を頑張って取って食べまくったので、悔いはありません。 -
帰りの時間が近づいてきました。
最後の最後まで温泉。越後湯沢駅内にある、酒風呂です。お湯がショボいから、お酒でごまかしてるのかしら、と思いきや、ちゃんと硫黄の香る温泉でした。大きな荷物が置けるロッカーがあるし、タオルセットも入浴料に込みなので、新幹線乗る前におすすめです。 -
おみやげものやさんが駅ナカにたくさんあるので、最後のショッピングまで楽しめます。職場に買って帰った笹だんごラングドシャが大変好評でした。
こんな感じで、日曜の夕方新幹線に乗り込みます。新潟から関東は意外と近い。そんなに帰宅が遅くならないので、次の日余裕で仕事に行けますね。
芸術祭、1日では到底見終わらないボリュームでした。しかも、食事がどこも美味しそうで、迷ってしまう。次は、3年後になってしまいますが、ツアーを複数組み合わせてしっかり作品を見つつ、温泉旅館なんかで旅情に浸ってみたいです。
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