スカイランタンを打ち上げる幻想的なお祭り「つなん雪まつり」

2017/03/11 - 2017/03/11

今年の冬は念願の「つなん雪まつり」へ。
日本有数の豪雪地帯、新潟県津南町で行われる雪まつりで、2000個のスカイランタンを夜空に打ち上げます。
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の世界のような、とても幻想的なお祭りでした。

ちなみにつなん雪まつりの前日(きっと狙ってこの日にしたよね)、金曜ロードショーでラプンツェルが放送されていました。
事前に見て行ったほうがより楽しめると聞いたので、一緒に行ったメンバーは各自ラプンツェルを鑑賞。

わたしは金曜日は残業だったので金曜ロードショーを見ることは出来ませんでしたが、録画しておいたので、出発当日の朝、スカイランタンのシーンだけを何度か見て、こんな感じなのか～とワクワクしながら家を出て来ました。

エリア 十日町・津南(新潟)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー

名古屋からレンタカーで新潟へ。
10人乗りに8人だったので、広々快適な車内でした。

名古屋から新潟までは結構かかりますが、みんなでワイワイ話しながら、
休憩もこまめに入れながらの車旅だったので、あっという間でした。

本日泊まる旅館「雪国」に到着。
現地集合で2名加わり、今回の参加者10名全員が集まりました。
荷物を部屋に置き、防寒着に身を包みます。

雪まつり会場はスキー場。

車の乗り付けが出来ないため、宿のシャトルバスで向かいました。
バスを降りたところから会場まで少し歩いたのですが、みんなが坂道を登っていくのでついていったところ、まさかの行き止まり。

後ろにもついてくる人たちが大勢いたので、こっちじゃないですよと声掛けしながら、みんなでゾロゾロと坂道を下りました。

スカイランタンは夜に飛ばしますが、大きなかまくらや雪だるまがあったり。

明るいうちにもイベントがあって楽しめました。

オラフもいた！

かまくら神社。行列が出来ていました。

雪でつくられた灯篭。暗くなると火が灯ります。

かまくら神社の中は、優しい灯りで照らされていました。

人だかりが出来ていると思ったら、天狗の舞が始まるようです。
わたしも含め、一緒に行った仲間たちはみんなあまり興味がなく、「地味な天狗だなぁ」と言っていたのですが。

火のついた大きな藁の束が現れ、

天狗が藁の束をブンブン振回しながら練り歩きます。
予想してなかった動きに、みんなシャッターを切る手が止まりません。

天狗は藁を何度か交換しながら、最終的に本丸の藁に点火して役目を果たすのですが、藁が用意されるのを待つ間は子ども脅かしたりしてました(*^曲^*)
見たことないけど、秋田の「なまはげ」みたいですね。

藁が大きいので収まり切れず写真はイマイチですが、迫力があってかっこよかった。
最後は天狗と記念撮影タイムもありまして、わたしたちも一緒に撮ってもらいました。

会場には飲食ブースがありますが、かなり並ぶことになるので、何か買っていた方がいいかもしれません。
わたしはぜんざいを買うために30分並んだうえ、売り切れましたと言われて悲しかった。。。
そのかわり、温かい汁物を購入できたのでよかったですが。

暗くなってきたので、スカイランタンの打ち上げ場所に人が集まってきました。
この日は比較的暖かかったようですが、それでも夜になると冷え込んできます。

ちなみにわたしの雪まつり用の装備はこれでした。

下半身はニットタイツ3枚重ねに裏起毛ボトムを履き、その上に厚手のロングスカート、モコモコ靴下を2枚重ね。
上半身はヒートテック5枚重ねに腹巻、ニットのタートルネックを着て、ウルトラライトダウンを2枚重ね、その上に普段着ているコートを着用。
みんなに「完全防備だね。。。」と苦笑されました。

これだけ着込んだおかけで全く寒くなくてポカポカ快適でしたが、それでも足元は冷たかったですね。
一応雪道滑らない防水ブーツで行きましたが、それでも足がジンジンしたので、靴は本気の雪用の靴をオススメします。

つなん雪まつりのスカイランタンは震災復興の願いを込め、東日本大震災の翌年2012年から毎年開催されています。

打ち上げるスカイランタンは2000個で、抽選で入手します。
わたしたちは宿経由で入手しましたが、抽選はなかなか厳しい競争率のようです。
抽選に落選しても、ボランティアスタッフをすると、スカイランタン1個がプレゼントされ、臨時駐車確保などの特典もあるそうです。

わたしたちは10名で5個入手したので、2～3名で1個打ち上げ、全員で1個を打ち上げました。

ボランティアスタッフの方々がランタンに一つずつ点火し、ふくらんだスカイランタンをそっと空に放つ。

事前にランタンを飛ばす動画見ましたがなかなか難しい。
ランタンが飛ばせる状態になる前に焦げはじめて、だいぶ焦りましたが、なんとか飛ばせました。

会場では「塔の上のラプンツェル」の曲が流れていました。
美しいメロディに乗せて、次々にランタンが打ち上がり、映画のシーンが脳裏に蘇ります。

歓声と共に、優しい橙色のランタンが空を覆い尽くすように舞い上がります。

とても幻想的で、夢の中みたいで。
この光景を見ることが出来て本当に幸せだなと、感動して涙が出ました。

この夜は満月が近くて、明るい月に向かって吸い込まれるようにランタンが飛んでいきました。

またたくまに遠ざかっていくランタンを、思うように撮ることは出来なかったけれど、ランタンを打ち上げる前のドキドキした気持ちや、難しくて全然撮れなかったね！と言いながらも、みんな笑顔が絶えなかった楽しい時間はずっと忘れられないと思う。

ちなみに落下したランタンを必死で追いかけているおじさんが近くにいて、手を貸したのですが、キョロキョロ見回してもおじさんの連れがいないので、1人ではランタンを打ち上げられないので、流れでおじさんと2人でランタンを飛ばすことに。結果、この日3個もランタンを打ち上げました(*^◇^*)

ボランティアスタッフの方のランタンを飛ばしていました。
シャトルバスの時間があるので見ることは出来ませんでしたが、離れたところから見るスカイランタンも美しかった。

帰り道にあったスノーキャンドル。雪とあかりのあたたかさ。

宿に帰ったら、おにぎりが用意されていました。
夕食はなしのプランでしたが、毎年お腹を空かせて帰ってくるお客さんのために、チェックイン時にお願いしたら用意してくれるのだそうです。
写真は撮っていないですが、すごく美味しかった！！

「つなん雪まつり」もまた絶対行きたいと思うのですが、この「雪国」にも再訪したい。とても素敵な場所でした。

この旅行記へのコメント （4）

• *ちょこ*さん 2017/04/01 21:57:01

  この旅行記楽しみにしてました！

  つなん雪まつりのクチコミを書かれていたのを見て、行ったんだぁ！いいなぁ！！と、旅行記が出るのを待ってました(*^▽^*)
  
  TVで海外のランタン祭りを見て素敵～と憧れて、そしたら4トラの宣伝か何かで新潟でも見れると知って、行ってみたい～と思ったのですが、やっぱり遠いのとか雪道とか、結局日本でも憧れで終わってしまう私(^^;
  
  てぶケロさん、レンタカーで雪道を行ったなんてすごいです！
  しかも大所帯で楽しそう。
  
  そして防寒対策、参考になりました！
  あんまり雪国へ行ったことがないので、ここまで着込むんだ～と想像以上で驚き(笑)これなら暖かそう。
  
  つなん雪まつり、3.11の復興の願いを込めてあげられているとは知りませんでした。
  いつか新潟へランタンをあげに行ってみたいです。
  
  
  *ちょこ*

  てぶケロトラベラーさん からの返信 2017/04/07 22:21:35

  RE: この旅行記楽しみにしてました！

  ちょこさん、こんばんわ！
  お返事遅くなりまして申し訳ありません。
  つなん雪まつりの旅行記楽しみにしてくださったのですね。ありがとうございます〜☆
  
  最近旅行記を書く余裕がなかったのですが、久々にこれは記録に残したいと思いまして、勢いで書き上げました。見てくださってありがとうございます！
  
  去年このお祭りのことを知って、でも新潟遠いしな…と思っていたところ、写真仲間が名古屋からみんなで行こうと計画を立ててくれて便乗しました( ^ω^ )
  
  防寒着は、コートの下に着れるだけ着込んだので、ここまではしなくてよいかと思います！
  わたしは寒いと何もやる気が起きなくなるので(;^△^)
  スキー場なので、スキーウェアのような格好だと安心ですよ。
  重要なのは靴ですね。寒さは大丈夫だけど、足裏は冷たくてジンジンする…という人が多かったです。
  
  もっと書きたいことがあるので、近いうちにこの旅行記も加筆修正するかもしれません。
  ちょこさんもいつかぜひ行ってみてください！
  とても幻想的で、忘れられない素敵な思い出が出来ると思いますよ〜☆
  
  
  てぶケロトラベラー
  
  
  
  
  
  
  
  

• ひろさん 2017/04/01 16:14:05

  タイムリーな旅行記(*'▽')

  てぶケロトラベラーさん　こんにちは！
  昨日娘と一緒に録画していたラプンツェルを見る羽目に（笑）
  なので、とてもタイムリーな旅行記でした〜
  
  このイベント、長崎のランタンフェスみたいなものかと思いましたが
  上空に飛ばすだけあって、やっぱり別物のイメージですね！
  それにしても、この日結構着込んだみたいですね。
  相当着膨れしたでしょう。
  
  名古屋から車１台で8人とは、ちょっとびっくりしました（笑）
  移動中もワイワイと楽しそうな感じが伝わってくる旅行記ですね
  
  去年私も十日町に訪れた時に津南も車で通ったので
  一面が雪景色になったところを旅行記で拝見できて嬉しいです。
  
  
  ひろ
  
  
  

  てぶケロトラベラーさん からの返信 2017/04/04 21:45:20

  RE: タイムリーな旅行記(*'▽')

  ひろさん、こんばんわ。
  久々に旅行記書きましたが、読んでいただきましてありがとうございました！！
  ひろさんにとってタイムリーな旅行記だったのですね☆
  
  長崎ランタンフェスティバルの異国情緒溢れるランタンの雰囲気も大好きですが、空に飛ばすランタンも幻想的でとっても美しかったです。
  でも 映画ラプンツェルのようにふんわり浮かんでいくわけではなく、手を離れたスカイランタンはぐんぐん上昇していくので、写真を撮るのはかなり難しかったです(苦笑)
  
  
  新潟に行かれた時、津南も通られたんですね！
  津南駅の近くも雪だるまや、雪で作られた灯籠などが並んでいて、
  わたしたちは車で通り抜けちゃいましたが、歩きながら見るのも楽しそうです。
  
  名古屋からレンタカー借りての大人数の旅は初めてでしたが、とても楽しかったです！
  初対面の方もいましたが、みんな写真好きなのですぐに打ち解けましたよ。
  
  気ままな一人旅や、仲良しだけの少人数での旅もいいけど、
  みんなでワイワイ賑やかに楽しむ旅行もいいなと思いました。
  
  
  てぶケロトラベラー