シチリア　一度は行ってみないと　4 シラクーサからタオルミーナへ

2014/06/28 - 2014/07/04

イタリアの北から南、だいたいのところは巡ってきたものの、なかなかシチリアまでは手が（足が？）まわりませんでした。
今回ようやく訪ねることができたものの、限られた日程だったため、パレルモ、シラクーサ、タオルミーナの三都市を駆け足で。シチリア旅行記というより　「ちょっといってみました」　です。
パレルモでは異文化の結集と、シラクーサでは古代ギリシャと、そしてタオルミーナでは霊との！？出会いがあった五日間でした。

エリア シチリア島(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

シラクーサ駅

タオルミーナまでひとり１５ユーロ

これはトイレに必要な５０セントに１ユーロを両替する機械。今まで何回か１ユーロを入れたものの何も出てこないことがあったので、今回もドキドキでしたが無事両替できました。

列車の終点ははローマ・テルミニ。１２時間くらいかかるみたいですよ。

車内はがらがら

刻印機。チケットに乗る列車の日付や座席が印刷されていたので、必要ないかなとも思ったのですが、ホームにあったので念のため刻印しました。

今日もエトナ山は噴火。明日の飛行機　大丈夫かしら。

シラクーサから約二時間。タオルミーナに着きました。

小さいながらも趣のあるタオルミーナ駅

今夜の宿泊先のサン・ドメニコ・パラス・ホテル。
ここまでは駅前に停まっていたタクシーを利用。１５ユーロくらいでした。

修道院だったころを彷彿とさせるレリーフが門の両脇に。

右手奥がレセプションです

中庭をかこむ廊下を進み、

長い階段をあがり、

これまた長い廊下を進むと

２１５号室の扉

扉をあけるといきなりベッド

部屋の真下にはきれいに手入れされた庭が広がっています

庭園の先にはイオニア海が

なんと蚊取りマットが用意されていました

アメニティはエトロだときいていたのですが、モルトンブラウンのものでした。少し残念でしたが、「ホテルのバスルームにモルトンブラウンを見つけたら、そのホテルの選択は正しかったという証である」と称されているそうなので、まぁ良しとしましょうか

チェックインをすませてから街歩きに出発。カターニャ門から街のメインストリート　ウンベルト１世通りに入ります
タオルミーナの地図はこのサイトから印刷しました。
日本語で書かれていてわかりやすく、お店やレストランの情報もあります。

http://www.shizukohara.com/taomap.html

花嫁さん発見。ウェディングドレスでジェラートを買っています。
確かにそうしたくなるほどタオルミーナの日差しは厳しいです。

シチリア焼きとよばれる陶器のお店

４月９日広場から見たイオニア海

サンタカテリーナ教会

ランチはこの階段をおりたところにあるマンマローザでとりました。

モッツァレラ＆ポモドーロ
丸ごとドカンとチーズがみっつも

アンティパスト・シチリアーナ

スパゲッティ・ネロ

スパゲッティ・マリナーラ
トータル５５ユーロでした

こちらもシチリア陶器のお店。なにやら不気味なものが。

日本ではなかなかお目にかかることのないニンニクやさん。それにしてもすごい迫力でした。日本どころか、イタリアでも遭遇したの初めてかも。

イゾラ・べッラに行くためのロープウェイ。

イゾラ・べッラのある海岸の入り口。ロープウェィの駅から少し歩きました。

この急な階段！！おりる前から帰りが思いやられてしまった

両脇にはリゾートウェアがずらりと並んで目を楽しませてくれました。帰りにゆっくり見るつもりでしたが、帰りは階段を上ることにいっぱいいっぱいで、ショッピングの余裕などなし！　興味のある方は行きに見ることをお薦めします

マッツァーロ海岸。パラソルのむこうにイゾラ・べッラがみえています

イゾラ・べッラ

透明すぎて水かあるように見えないでしょ

こんなに透きとおっています

観光船の看板を発見。５０ユーロ。二人で一時間、この値段が高いのか安いのか　悩みつつも　

青の洞窟ツアーに出発です

カプリの青の洞窟と似たような入り口

中はあまり広くないものの　そこそこきれいでした

このあと湾内を一周廻ってくれます

おじさん曰く　ベルルスコーニのクルーザーだよ！　そういわれて思わず写真とりましたが、ほんとうのところはわからず仕舞い。でも彼のクルーザーでもおかしくないかもね。何しろセレブたちの別荘がたくさんあるタオルミーナですから。

洞窟その２

ライオン岩　　だった・・かな・・・

エトナ山。毎日のように噴火しているそうです

映画「グランブルー」で有名になったホテル、ＧＡカポタオルミーナ。

洞窟その３・・・

ロープウェイのえきに戻ってきました

メッシーナ門の近くのジェラート屋さん。

どんどん溶けていくので　焦って撮ったらボケボケでした。
ピスタチオとスイカ

ギリシャ劇場。
舞台の向こうにはイオニア海とエトナ山。
あら！！　今ＴＶで化粧品のＣＭをやっているのですが、綾瀬はるかさんが立っているのってこの場所では！？

ギリシャ劇場近くにある、ホテル・ティメオ。

さすが五つ星だけあってエントランスも手入れがいきとどいています。

夕食はドゥモ前のリストランテ・ドゥモ。右脇の階段を上がったところが入り口です。一階は違うお店なのに、間違えて入ってしまいました。

通されたのが、二階の小さなテラス席。写真だと分かりにくいかもしれませんが、テーブルがひとつ置けるだけのスペースで、しかもお店の真正面で外に張り出しているものだから、目立つこと目立つこと。

席から店内を見るとこのとおりガラガラです。なのに何故あのテラス席だったのか？
このお店、雑誌やＴＶのタオルミーナ紹介番組などで結構とりあげらるのですが、正面から撮った写真や画像を見るたびに、あっ、あの席！と思いだすので、良い思い出になってはいるのですが・・・

テーブルから見えるドゥモの全景

メランザーネ・アッレ・パルミジャーネ　　茄子のグラタンです

インサラータ・ミスト

ビステッカ

リングイネ・ベッキア　　カラスミのパスタです

ニョッキ・トンノ。マグロのニョッキ。

時計塔。１０時でもまだこの人出。当然お店もまだまだオープンしています。

時計台の下のモザイク画

シチリアンスウィートのひとつフルッタ・マルトラーナ。マジパンでできた小さな果物や野菜たちです。

ホテルに帰ってきました。

夜のレセプション

ライトアップが少し不気味

さて、長い一日も終わり、サンドメニコパレスの紋章のあるシーツにくるまれて、いい夢をみるつもりだったのですが・・・
次の日の早朝、まだ完全に外が明るくなっていない時間に、夫は恒例の散歩にでかけました。私は寝ぼけ眼で「携帯と鍵を忘れないでね」と話しかけ再び眠りに就いたのでした。
それからまもなくのこと、右隣に誰かがいる気配がして、肩を三回たたかれました。「あーもう帰ってきたの」といおうと思った瞬間、「違う！！」
これは話に聞いていた方がおでましになったのだと。
目を開けてはいけないと思いぎゅっとつぶったまま、自分の側のサイドテーブルにそっと手を伸ばして、前の晩に小皿に盛っておいた塩をつかんで握りしめました。
どのくらい時間が経ったのか、おそらく数分だったのでしょうが、恐る恐る目を開けてみましたが、そこには何も・・誰も？いませんでした。
急いで飛び起きて窓のカーテンを全開にしたのですが、トントンされた肩の感触はしっかり残っていました。

このホテルにはいろいろな噂があることは知っていたので、私は決して霊感体質はないのですが、念のためにお清めの塩を用意していました。
塩が外国の霊に効果があるかないかは深く考えていなかったのですが・・

もしかしたら、私が寝ぼけただけなのかもしれませんが・・でも、あの肩の感触だけは今も忘れられないんですよね。

私が恐怖の時間を過ごしているときに夫が散歩していたカステッロロマーナの入り口。これはおりてきてから撮った写真で、行きはもう少し暗かったらしい。

タウロ山頂の城壁に着いたころにようやく明るくなってきて・・

城壁から見るタオルミーナの街や海、エトナ山がきれいだったそうです。
あーあ、私も行けば良かった！！

当然のごとく私の恐怖体験は「寝ぼけてたんじゃないの？　そんなことより飯、めし！」と体育会人間の夫には一笑に伏され、私もそうなのかなと思い込むことにして、朝食に向かったのでした。

なんともすばらしい朝ごはん。さすが一泊４８１ユーロ！の五つ星です。

カットされた何種類ものフルーツや

パンの種類も多くて食べきれないくらい

カンノ−ロ。なんと自分でリコッたチーズを詰めるんです。

たっぷりリコッタチーズ詰めました

バルサミコと並んでキッコーマン醤油が！！

しぼりたてのオレンジジュース

バゲットも自分で好きなだけカット

デザートも全種類いきたいところですが、無理でしょう

こんな素敵なテラスで摂る朝食。最高のぜいたくです。

食べ過ぎた朝食を消化させるためにホテル内を散策しました。
古いデザインの調度品にパソコンが不思議としっくりきています

右端のバルコニーが私たちの部屋

ほんとうにきれいな庭でした

プールサイドに整然と並んだパラソルとデッキチェア

一泊のあわただしい滞在でなかったら、一日中ここで過ごしたいところです

なんとも不思議な植物。花なのかしら

引き続き内部を散策

階段の奥には小部屋の扉が。礼拝室？

さて、いろいろ！？あったサンドメニコ・パレスともお別れです。

バスターミナルまでは時間があったので徒歩で向かいました。
ウンベルト通りを抜けてメッシーナ門を出て右に行くとバスターミナルです。思ったより距離があったので徒歩にしたことを途中で後悔

途中　美味しいグラニーテが食べられると評判のバムバールで休憩。

コーヒー味とイチゴ味。たっぷり朝食の後だったのでブリオッシュはひとつだけにしました。グラニーテをつけてたべるととても美味。
生クリームをのせたコーヒー味は４ユーロ、イチゴは3.5ユーロ、ブリオッシュ、
0・5ユーロ

シチリア焼きのテーブルが可愛かった。

タオルミーナのバスターミナル。
カターニャ空港までのチケットはオンラインで購入。6.37ユーロ。所要時間1時間25分。

http://www.buscenter.it/

チケット売り場。
空港までのバスは結構混んでいたのでチケットは前もって買っておいた方がいいかもしれません。因みにこのバスは、空港までノンストップではなく、途中街中のバス停に結構停まりました。

カターニャのフォンターナロッサ空港。


カターニャ→ローマ５９ユーロ。普通に買ったら300ユーロらしいので早割はかなりお得です
http://www.buscenter.it/

ローマまで一時間15分

ここで四泊五日のシチリア旅行は終了。このあとローマに二泊して帰国となります。