
2015/09/08 - 2015/09/09
132位(同エリア191件中)
さんじゃさん
初めて宮城に行ったのは7年前。
名古屋港から愛車とともに太平洋フェリーに乗り、家族で仙台・松島・石巻を観光しました。
初めての東北の旅で、おいしい食事ときれいな海・優しい人たちが印象に残っています。
東日本大震災から4年。
夫は震災直後の石巻を知っているので、復興状況を見てみたいという気持ちがあったようです。
私も一緒に宮城に訪れることができて、ふるさと割に感謝!です。
今回は、空港から宿泊するホテルがある南三陸町の間を見てきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- るるぶトラベル
-
ANAの小さなプロペラ機で、セントレアから仙台空港まで1時間15分。
台風が近づいていて、朝から雨が降っています。 -
レンタカーで、まずは牛たんの「利久」に行きました。
-
ぐるなび定食1200円+税。
牛たんはもちろん、小鉢やテールスープもおいしかった! -
牛たん丼定食1000円+税。
店員さんが皆とても感じよかったです。 -
石巻市・女川町を経由して、398号線を走って南三陸町に向かいます。
ここは石巻市で、新しい住宅の建設現場でしょうか。
4年前の東日本大震災発生の2週間後、夫は職場から石巻市へ派遣されました。
しばらく行くと見覚えのある道路や商店があったようで、「この辺りは道がボコボコになっていたんだ」「ずいぶんきれいになったなあ」「ここで寝泊まりしていたんだよ」などと話していました。 -
女川町の海沿いを走ります。
すれ違うのはトラック・ダンプカーばかり。
まだまだ復興途中なんだと実感します。 -
大きな建物に「女川は流されたのではない。新しい女川に生まれ変わるんだ」という、女川の人たちの気持ちが掲げられていました。
-
海沿いは何もないです。
本当に静かな海の横を、ただひたすら進みます。 -
くねくね道を来たので、ずいぶん時間がかかって「南三陸ホテル観洋」に到着。
-
広くてきれいな、海の見える部屋です。
私たちを部屋に案内してくれたスタッフは、若くてかわいい女の子でした。
震災のときは地元の高校生だったそうです。
笑顔で、辛い経験や私たちの震災に関する質問に答えてくれました。 -
洗面所の奥にお風呂。
トイレは別になっています。
そして、津波のときの引き潮で海底が見えたという、信じられないような話もしてくれました。 -
海にはワカメとカキの養殖場が見えました。
ウミネコとカモメが飛んでいて、かわいいスタッフが「足が黄色いのがウミネコで、ピンクがカモメです。かっぱえびせんなどをやると食べますよ。」と教えてくれました。
この鳥はウミネコですね。 -
ロビーで、震災直後の南三陸町の様子の映像が3Dで見られます。
-
夕食は大きなホールのテーブル席で。
お肉の料理がない、海鮮会席料理です。 -
火をつけるまでぐにゅぐにゅ動いていたアワビの踊り焼きは、とっても柔らかかった〜
ウニが入った海鮮釜飯もおいしかったです。 -
2日め。
ウミネコの声で目が覚めました。
そして愛知県に上陸すると予想されている台風が気になって、起きてすぐテレビで天気の確認。 -
あ〜やっぱり台風は愛知県直撃のようだ〜
朝食は、夕食と同じ会場です。
ご当地メニューはサンマ煮・カツオの刺身・しそ巻・気仙沼チャウダーなど。 -
朝食後、大浴場へ。
-
温泉は強いにおいを感じない、さらさらのお湯でした。
奥には海が見えるサウナもあります。 -
露天風呂は大きくて海に近く、潮風が気持ちよかったです。
-
これは足がピンクなのでカモメですね!
語り部バスに乗るために、早めにチェックアウトします。 -
語り部バスは、1人500円。
8:45から1時間です。 -
参加した日は、バスは1台でした。
バスが動き出すと、ホテルのスタッフの語り部ガイドさんが震災・津波の話を始めました。 -
最初は戸倉地区へ。
この辺りは、震災前は住宅地だったところ。
今は何もありません。
海に近い小学校と保育所の子どもたちは、山に避難して全員無事だったそうです。 -
バスは坂道を上がって、高台にある中学校へ。
20mの高台にあるのに、1階は水没したそうです。
校舎の向かいには仮設住宅がありました。
4年以上も経っているのに・・ -
次は防災対策庁舎に向かいます。
バスの中で、何枚か写真を見せていただきました。
これは、震災前の町の写真。 -
そしてこれが津波の後の町。
知っているはずなんですが、言葉を失います。 -
津波の後の防災対策庁舎の写真も。
-
そしてバスの窓から防災対策庁舎が見えると、乗客から「ああー」という声が聞こえました。
私も思わず声を出してしまいました。 -
最初は解体する予定でしたが、震災遺構として残すか議論して、16年後に結論を出すことになったそうです。
皆、静かに手を合わせていました。 -
最後に防災対策庁舎近くの結婚式場、高野会館。
こんな高い建物でも、屋上まで水が来たそうです。
今残っているのは、防災対策庁舎と高野会館のみ。
かつて賑やかだった場所は更地になり、草が生えているだけでした。 -
「どれくらい復興したかを、また南三陸に見に来てください」という語り部ガイドさんの言葉に、皆がうなずいていました。
私も必ずまた来ます。
レンタカーでホテルを出るときには、横断幕を持ったスタッフが大きく手を振ってくれました。 -
南三陸さんさん商店街。
イースター島から贈られたイケメンのモアイとしばしの見つめ合い♪
夫はモアイに似てると時々言われますが・・うん、ちょっと似てるかも〜 -
南三陸ポータルセンターに「震災の写真展」がありました。
撮影禁止だったので写真は撮れませんでしたが、見るのが辛い写真ばかりでした。 -
もう少し賑わっている時間に食事や買い物をしたかったのですが、台風でセントレアでは欠航が相次いでいると知って早めに移動しようということになり、ゆっくりすることができず残念でした。
-
津波で大きな被害を受けたJR気仙沼線はバス輸送(BRT)になり、さんさん商店街の横に駅がありました。
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帰りは45号を走り、道の駅「津山 もくもくランド」で地元の野菜をお買い物。
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お昼に道の駅「上品の郷」に着いたので、ここでランチにしました。
ここに滞在しているとき、宮城は風雨がとても強くて、愛知は台風が去って天気が回復していました。 -
レストラン「栞」でランチバイキング1030円。
昆布のてんぷら・地元産のワカメやメカブ・笹かまぼこなどをおいしくいただきました。
食べ終わって「上陸した割に、台風が大したことなくてよかったね」と話していると、ANAから搭乗予定便が欠航になったとのメールが!! -
7年前に訪れた松島に寄りたい気持ちはあったものの、車窓から見るだけで立ち寄らず。
飛行機は1時間後の便に振り替えてもらいましたが、何だか落ち着かなくて・・ -
セントレアは問題なく、仙台空港が悪天候のため多くの便が欠航・遅延になっていました。
もし乗る便がまた欠航になったらどうしようー夜行バスに乗る?なんてドキドキしましたが、1時間後に振り替えてもらった便はさらに1時間遅れてなんとか飛び、家に着いたときには日付が変わっていました -
お土産の、道の駅で買ったカキの佃煮がおいしかった!
最後がバタバタしてしまったけど、震災・津波の事やその後の事を改めて知ることができて本当によかったです。
観光が復興に繋がるなら、おもてなしの心いっぱいの宮城に何度も行きたいと思います。
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