リトアニアのクリスマス（カウナスの朝散歩）

2011/12/08 - 2011/12/08

昨夜、巨大スーパーで、クリスマスグッズと膨大な量のケーキに驚いた夜散歩（実際には１７時なんですが）を楽しみました。
そして、パークインカウナスにて１泊後、朝の暗いうちから（といっても７時半）お散歩です。
今度は純粋にホテルから歩ける範囲を、三脚を引っ担いで撮影して来ました。
ツアーでの観光と併せて１回にするつもりでしたが、かなり写真の枚数があるので分割します。
早暁（そうぎょう）のカウナスの新市街をご覧ください。

エリア カウナス(リトアニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

パークインカウナスホテルで朝食です。紅茶のティーバックとカップがお揃いだったので、珍しいなと撮りました。
「Ｄｉｌｍａｈ（ディルマ）」はスリランカの紅茶ブランドです。セイロン島で生まれたメリル・Ｊ・フェルディナンド氏が、１９５０年２０歳の時にイギリスへ渡りティーテイスターの勉強をしました。
セイロンに戻った後、それまでヨーロッパなどでブレンドされて販売されていたセイロンの茶葉を、国内で製品に仕上げ、販売することでステイタスを確立しました。
現在、日本では名古屋地方を中心に販売店が展開しています。

Radisson Hotel Kaunas ホテル

さあ、美味しい紅茶を頂いた後、散歩に出発です。真っ暗ですが、７：３９ａｍです。

ホテルの前のドネライチオ（Ｄｏｎｅｌａｉｃｉｏ）通りを東に向かいます。

ドネライチオ通りはトロリーバスの通る大きな通りです。
カウナスの町はネムナス川とネリス川の合流地点にあり、先端部分が旧市街です。
その東側に広がるのが新市街で、東西に細長く連なっています。
中央を貫くのがライスヴェス（Ｌａｉｓｖｅｓ）通りで、独立広場から一直線に１．５ｋｍあります。
その北側を並行しているのが、このドネライチオ通りです。

オレンジ色の街灯が味わい深い色合いにしています。
紫を帯びた早朝の空の色も絶妙です。

古い建物は、不思議な魅力を讃えて建っています。
足元の赤い線は、撮影中に前を通過した車のテールランプです。

７：４８。暗い道を人々が出勤して行きます。Ｄａｕｋａｎｔｏ通りです。

Ｄａｕｋａｎｔｏ通り正面です。とにかく暗いです。
この暗がりの中を殆ど音も立てずに人々が歩いて行きます。心の中まで冷えそうな雰囲気です。

オフィスビルの窓に、ところどころ灯りが点いています。もう仕事でしょうか。

ヴィエニーベス（Ｖｉｅｎｙｂｅｓ）広場です。
旗を掲げた女神像は、自由記念碑です。

ヴィエニーベス広場 広場・公園

ヴィタウタス大公戦争博物館。
この建物の裏手には「悪魔博物館」なるものがあるそうです。一体何が展示されているのでしょう。

ヴィエニーベス広場脇の塔。
右の時計は１：５５を指していますが、左の時計が指している７：５５が正解です。

この明るさの時間は、建物や木々を芸術作品にしますね。
車のライトがそれにアクセントを付けます。

ヴィエニーベス広場の一角にある「リトアニアの独立のために犠牲になった英雄たちの記念碑」です。
この碑を形成しているのは、リトアニア独立のために戦った地から集めて来た石だそうです。
ソ連によって撤去されましたが、１９８９年に再建されました。
中には無名兵士たちの灰が収められているそうです。

ヴィエニーベス広場 広場・公園

碑の表面には花を捧げる少女の姿が描かれています。先ほどの写真では、炎に隠れて見えない場所です。
カウナスでは、結婚式の後に、ここで献花をするのが慣習となっているそうです。

鎮魂の碑に、これだけの十字架が必要だったんです。
リトアニアの人々にとって十字架は心の拠り所なんですね。

道路を挟んで向かいにあるリトアニア銀行（ＬＩＥＴＵＶＯＳ　ＢＡＮＫＡＳ）です。

斜めになった家。坂道に建っているんです。
クリーム色の壁には、よく見ると白い漆喰の化粧が施されています。

さきほど通勤者を見かけたＤａｕｋａｎｔｏ通りの入口です。
８時を過ぎて、ようやく明るくなって来ました。

Ｄａｕｋａｎｔｏ通りがライスヴェス通りと交差する地点には、クリスマスツリーがありました。

ライスヴェス通りの東の先には独立広場に建つ聖ミカエル教会が見えます。

これは、交差点から南側を見たものです。真っ直ぐ歩いて行くと、ネムナス川に出ます。

この辺りは、一番の繁華街なので、お洒落な建物も目に付きます。
ただ、景観条例でもあるのか、建物は低層階と決まっているようです。

そろそろ魔法の時間が終わります。
空が青から白へと変わり、夜明けがやって来ます。

ライスヴェス通りは、この先西の旧市街に向かってまだ１ｋｍほど続きます。

古くてお洒落な街並みが、だんだんと姿を現して来ます。

通りには、本物の花束を抱えた銅像が立っています。

彼がだれなのかわかりませんが、燕尾服を着ているように見えるので、指揮者か何かでしょうか。
これだけ生花が捧げられているということは、余程愛されている人物なのですね。

これから、この通りが賑やかになっていくところを見ることはありません。
ホテルに戻ったら、旧市街の観光をして、シャウレイに向かいます。

このビルの１階はスーパーだったようです。営業中なのかな？

夜明けの魔法が解けると、団地のような建物とどんよりした雲が重い雰囲気を形成し始めます。
今日も一日晴れないのかなあ。

建築としては、おもしろいデザインの建物です。
けれども、堅くて重い印象が気分を滅入らせます。

ライスヴェス通りを代表する眺めですね。

建物は古いけれど、最新モードを販売する店が並んでいます。

ホテルの方向に歩いて行きます。

この辺の建物は、新しく改築されていますね。全部こうなったら、つまらないなあ。

８：３０ホテル到着です。そろそろ夜が明けた頃です。
これからバスで旧市街に向かいます。
その様子は次回の旅行記で。

Radisson Hotel Kaunas ホテル