2015/09/04 - 2015/09/06
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0712302hさん
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「台湾、いい所だよ」。
よく耳にするけど、行ったことないんだよなあ。
福岡からなら東京に行くより近いし安いらしいし、チラッと行ってみようか。
確かに安くで美味しいものが食べられるし、日本と雰囲気はそっくりだし、治安もいいし、日本語も時々通じるし、いい所だ。
週末に旅を楽しむなら、いいかも、台湾。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- チャイナエアライン
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
福岡空港から台湾桃園国際空港までは約2時間。
インフォメーションで、リムジンバスに乗って「中山分局」で下りるように教えてもらう。
ようやく来たバスに乗ったはいいが、下りるバス停が分からない(なぜ車内で表示しない??)。
どうにかこうにか目的地で下車してホテルへ。荷物を預けて、気が向くまま路線バスに揺られて九份へ。 -
1時間ちょっとで到着。
車窓から見える景色は、日本とほぼ同じ。
緑の色、流れる川の色、湿気の多い空気感、日本と変わらない風景。
「千と千尋の神隠し」のイメージが強いから山深いところにあるのかと思ったけど、山深いばかりじゃなくて、遠くには海も見える風光明媚な場所でした。 -
基山街は行き交う人でいっぱい。
どこからもなく強烈な匂いが……これが噂の「臭豆腐」の匂いか!
結局あの匂いだけは最後まで慣れることなく、食べることもなかったけど、強烈な印象を残す食べ物であることには間違いようだ。 -
それにしても暑い。
どこかに座りたい!(ヨーロッパみたいにベンチは見かけない)。
何か冷たいものを体に入れたい!!。
冷たい台湾風ぜんざい、美味しそう……。
冷房が効いて扇風機が回る店内で一休み。
お団子はモチモチ、小豆は程よい甘さ、見た目以上に美味しかったです。 -
阿妹茶酒館は「千と千尋の神隠し」で湯婆婆(ゆばーば)の湯屋のモデルになったとも言われる店。
周りには写真に収めようとする観光客(私もその一人ですが…)でいっぱい。
もう少し日が暮れるのを待とうかとも思ったけど、暑さも限界、帰りのバスの時間も気になったので、早々に退散。 -
2日目の朝、街を歩くと、マンホールや側溝の形、歩道の模様までも日本のそれととても似ていることに気がついた。
この違和感のなさは、サイズも同じ、だから??。
すんなり眼に入ってくる街の風景が「日本と似てる」と思うのは、こんな小さな違和感のなさの積み重ね、なのかもしれない。
でも、車は右側通行。
日本統治時代は左側通行だったのが、戦後の中国への割譲により右側通行になった(戻った?)ようだ。
同じく日本統治時代に整備された鉄道は左側通行のまま。右側通行への変更は困難だった、ということだろう。
そして、戦後に建設された地下鉄は右側通行。 -
2日目はガイドブックお薦めの平渓線に乗ってみることにした。
1日周遊券は80TWD。
台北駅から平渓線の出発駅・瑞芳へ。
「この電車でいい?」と乗り合わせた女性の2人組に尋ねると「ええ、大丈夫よ」。
しばらくして、彼女たちが少し慌てて私に話しかけた。
「日本人?」
「はい」と答えると、日本語で「この電車は瑞芳へは行かないの。次の次の駅で乗り換えて」。
丁度通りかかった車掌さんにも何かを尋ねて「2番ホームに行ってね」。
彼女たちは次の駅で降りるらしい。降りるときにも「次で降りるのよ」と日本語で念を押してくれた。
台湾には日本語ができる人が意外といる。
ありがたい、と思う心の片隅に、それと同じ大きさの申し訳ない気持ちが広がる。 -
瑞芳駅は人でごった返していた。
台湾、中国、韓国の人が多そう。日本語はあまり聞こえなかったな。
1時間に1本ペースだから、時間に余裕がない観光客は観光タクシーや観光バスで効率よく移動する方が賢いかも。
ま、私は行くあてのないのんびり旅だから、鈍行を楽しみます。
瑞芳駅から一駅、早速「猴※(ホウトン)」で下車。
※石へんに同じ。 -
ここは猫がのんびり暮らす街。
改札口を出て右に伸びる通称「猫橋」に早速ごろりと横たわる猫。 -
そこにも、あそこにも猫、猫、猫。
暑い夏の昼間は寝て過ごします。 -
日陰で一休み。
-
駅を挟んで猫村と反対側には、かつて石炭の採掘工場だった廃墟と化した建物。
日本統治時代に建てられたもののようです。
さらにその先には、石炭を運ぶために使われていた「猴※瑞三煤橋」。
日本人の設計なのか、日本人の感性に合う、というか、とても美しい橋だった。
日本でもなかなかお目にかかれない、設計者のセンスの良さを感じる橋だと思うんだけどな……。
※石へんに同じ。 -
次の目的地は「十分(シーフェン)」。
「十分瀑布はこちら→」の看板につられて、特別興味はないけど、次の列車まで時間があるので行ってみることにした。
が、この軽い気持ちが大きな間違い。
台湾は沖縄のさらに下に位置し、湿気が多く、日差しが強いことをすっかり忘れてた!。
しかも、今日は、雲ひとつない快晴!!。
滝があるのは「十分瀑布公園」。
十分駅から歩いて約30分…迷うことはない一本道だけど、日陰も涼む店もない上り道をダラダラ歩く。
拭っても拭っても汗が首筋、背筋、額を流れ落ちる。
強烈な日差しが容赦なく顔に降り注ぎ「あ〜日焼けする…」とぼーっとした頭で考える。
こんな所で今年一番の夏を感じることになるとは!
ガイドブックには入場料が必要、と書いてあったけど、無料。
(2014年末から無料になったらしい)。
遊歩道をトボトボと歩く。どこからかザーッと音がするのに、なかなか滝に辿り着かない。
トボトボトボトボ……暑さも疲れもそろそろ限界ですが、と思ったころに滝登場。
さすがにここは格別に涼しい。気持ち良い。汗も引いて、一休み。 -
帰り道のことを考えると、うんざり。だけど帰らないわけにもいかない。
猛暑の中、十分の街まで逆戻り。
街で、氷のたっぷり入った「冬瓜茶」に目が奪われた。
茶色で見た目は悪いけど、とにかく冷たいものを体に入れたい!。
一口飲むと、微妙な甘さに一瞬「?」となったけど、馴れると火照った体からすーっと熱が引いていくのを感じる。
疲れた体には、この仄かな甘さがたまらなく嬉しかった。
無我夢中で一気に飲み干す。
たっぷり汗をかいていたせいもあって、十分で飲んだこの「冬瓜茶」が今回の旅で一番美味しかった。。 -
終着駅「菁桐(ジントン)」。
願い事を書いた竹筒が並ぶ。
平渓線で瑞芳まで引き返し、夕方に台北駅到着。 -
天気がいいから夕日が綺麗に見えるかも、と淡水信義線の終点「淡水」へ。
厚い雲に覆われて、期待した夕日を見ることは叶わず。
でも、心地よい海風が吹く海に面した広場は家族連れやカップル、観光客で溢れ、とてもいい雰囲気。
地下鉄一本で行けるから、という理由だけでフラリと訪れた「淡水」、アタリ。 -
通りには屋台がひしめき、そぞろ歩きにぴったり。
「淡水名物・蝦酥」と書かれたお菓子を試食したら、美味しい。
見た目は、日本で言うところのかっぱえびせんの大きい版。味は、かっぱえびせんよりエビの風味が強い本格派。
店員さんから「お味噌汁に入れたら美味しいよ」と言われたけど、かっぱえびせん “もどき” を味噌汁に入れるのには何となく抵抗がある。。
1袋50TWD(約200円)。
後日、会社に持っていたら「見た目より全然美味しい!」。
うん、確かに見た目はイマイチだけど、味はいい。 -
街をウロウロしているうちに、空も一日の終わりを迎える。
台湾は日本の−1時間。
日暮れが早い。 -
通りの入り口で行列ができていた紅豆餅のお店。
日本でいう今川焼きとか蓬莱饅頭みたいな感じ。
小豆がたっぷり入って10TWD(約50円)!。
もちろん焼きたてを袋に入れてくれる。
あまりに美味しかったので、帰りに今度は白い方を買ってみた。
日本で「白」と言えば、インゲン豆だけど、こっちの「白」はカスタード。
う〜ん、カスタードというより練乳のイメージ。こっちも悪くない。 -
最終日は、朝から中正紀念堂を目指して街を南下。
途中、鉄板でクレープのような薄皮を焼き、そこに卵を落とし、くるっと丸めてカンカンカンと均等にカットして頂く台湾朝食の定番「蛋餅(ダンピン)」を売る店を見つけて、列の一番後ろに並んでみる。
でも、ここの店主の女性は台湾語ができない日本人はお好きではなかったようで、怒ったように何かを言ったあと、思い切り睨まれてしまい…指さしで「これ→」って言っても肩をすくめて完全に無視。
私の次に並んだ人たちと話を始めてしまったので、何となく居づらくなり大人しく行列を外れた私。
まあ、色々な国に行ったけど、販売拒否にあったのは初めて。
仕方ないね。
台湾語も話せない、文化も歴史も理解していない私なので、そこは「こういう人もいるんだろう」と諦めて、同時に私が足を止めたばっかりに朝から女主人に気分の悪い思いをさせてしまったことを深く反省。
ごめんなさいね。
でも、二二八和平公園でガイドブックを広げて位置関係を確認していると、男性が日本語で話しかけてきて「こっちが総統府」「あっちが中正紀念堂。歩いたら10分くらい」と説明してくれた。
仕方ない、と思いつつ、ちょっと落ち込んでいた私を助けてくれた男性に感謝。
彼に出会わなかったら、一日落ち込んだままで日本に帰るところでした。
拒絶するのも台湾人なら、手を差し伸べてくれる人も台湾人。
気にしない、気にしない、と男性が説明してくれた道をゆっくり歩く。 -
せめて「台北ニニ八記念館」くらいは行かなくては。
9月6日はなぜか無料開放……なんでだろう??。
台湾の近代史がいかに酷いものであったのか、人々がどれだけ翻弄されてきたのかがよく分かる。
ヨーロッパでもこの手の博物館には足を運ぶが、絶対的に違うのは、ヨーロッパはどこか他人事であり、アジアは当事者である、ということ。
台湾はアジアでは稀有な親日国、と言われる。
確かに日本はインフラを整備したのかもしれない。
教育レベルを引き上げたのかもしれない。
でも、展示を見る限り、台湾の人たちは「今日もサツマイモしか食べられなかった」と空腹を嘆き、日本からの独立を強く願っていた。
ただ、日本の敗戦後に国民政府の行った圧政が「まだ日本の方がましだった」と思わせているだけのような気がしてきた。
貴重な親日国を国として認めていない現実もある。
日本人として大変に申し訳ない。 -
二二八和平公園は、太極拳をする団体がいたり(私も後ろで勝手に参加してみた。もっとがっつり参加したかったな…)、武術を練習する人がいたり、声を出す練習をしている人(?)がいたり、さすが日曜の午前中とあって、市民の憩いの場、という雰囲気。
-
リスが生息しているらしく、リスに餌を与える若者もいる。
-
西門に向かって歩く。
今日も恐ろしく暑い。途中で「冬瓜檸檬」と書かれたドリンクを購入。
はぁ〜、冷たくて美味しい。
でも、昨日飲んだ「冬瓜茶」には負ける。
今日のお昼は「趙記菜肉餛飩大王」へ。
店先には、チンゲン菜をすり潰して豚肉と合わせた緑色の餡を手際よく包む店員さんが4人。
出来上がったワンタンは、熱湯にドボンと投入されて、白い湯気を吹く大釜でグツグツと茹で上げられる。
最後、透明なスープに入れて「野菜と豚肉入りワンタン」完成。 -
6個入り90TWD(約400円)。これで小サイズ、
何せ一つ一つが大きいので、女性ならこれでお腹一杯。
スープはあっさり薄味、セロリの苦みがいいアクセントです。
隣の店は閑古鳥が鳴いているというのに、この店は買い物帰りとおぼしき女性や普段着にサンダルを突っ掛けた男性など、常に人が入れ替わる。
地元の人にも愛される店、ごちそうさまでした。 -
最後に向かうのは龍山寺。
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煙の充満する境内で私も家内安全と旅の無事を祈り、今こうしていられることに感謝する。
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帰りの飛行機は、夕方出発だったせいもあり、1時間の遅延。
待機中、横に座った男性がひたすら女性CAに話しかける、話しかける。
運が悪いことに、CAがちょうど対面に座る座席。
うるさいなあ、と思ってチラッと若くてかわいいCAを見ると、うんざりした表情。
その男、変な奴!と睨みつけても全く動じる様子なし。
何だか気分の悪い最後だったなあ……。
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