2015/08/15 - 2015/08/18
31位(同エリア93件中)
せるじさん
日本人観光客にとって、平壌地下鉄の謎は主に下記の2つなのではと考える。
・なぜ外国人観光客は特定の駅にしか行けないのか(外国人に見せられない何かがある、という説が有力)
・なぜこんなにも地中深いのか(核シェルター説が有力)
地下鉄に向かう車移動中、こんな会話をした。
私「なぜ外国人は行けない駅があるのですか」
女性ガイドさん「けっこう混んでる駅もありますからね」
男性ガイドさん「外国人の行けない駅はないですよ。今日は行ってみましょう」
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古めかしいが、自動改札であることが驚き。
ガイドさんが駅員に何か言い、私たちは改札横から無賃乗車的に通してもらった。 -
実際かなり深くて不気味。ネットなどで見て予想した通りの光景。
私「なんでこんなに深いのですか」
ガイドさん(来ましたという顔。たぶん定番質問なのであろう。)「理由は2つ。川の下で砂利層なので、深いところまで掘らないと、建設ができなかった。
ピョンヤンの開発で建物がたくさん建っている。建物の土台は地中深くまであるものなので、もっと下に地下鉄を作ることになった。」
私はこの話を聞いて、核シェルター説が真だなと感じた。 -
始発駅のホーム。ネットなどで見たときは豪華なシャンデリアなのかと思っていたが、実際はかなり安っぽい感じ。
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ガイドさん「今いるのが左上の駅。5個先の復興駅まで行きます。」
私「さっき、旅行者もどこまでも行けるとおっしゃっていました。なので今日は一駅先まで行ってみたいです。」
ガイドさん(一瞬よどむ)「それは、旅行を申し込む際に予約しておく必要があります。今日はスケジュールに余裕がないから無理です。(実際はかなり余裕があり、ガイドさんもそのことを再三口にしていた)。次回共和国(北朝鮮のこと)に来るときに一緒に乗りましょう。この前のお客さんとは、左下の駅から、2線が交差している駅まで一緒に行きました。」 -
車内。車内まで含め地下鉄の写真や人の写真が自由に撮れるという意味では、日本など他国以上に写真が撮りやすい国である。プライバシーの概念が発達していないのか、ドル箱である外国人観光客なので許容されるのか?
とはいっても、やはりガイドさんはきちんと見張っている^^
一人、北朝鮮をイメージした映画で見るような貧しそうな人が乗ってきた。赤茶けた顔、大きな荷物。とはいっても日本のこじきと普通の人の中間くらいの身なり。その人をさりげなく含めた写真を撮ったところ、、
ガイドさん「今の写真は消してください。荷物を持っている人の写真は撮ってはいけません。」貧しい身なりの人を撮ってはいけないのは、北朝鮮に貧しい人がいるのが不都合な真実だからだろうか。 -
始発の次の駅。降りてみましょう、とガイドさんに言われた。昔は観光客はこの駅までしか地下鉄に乗れなかった。わざわざ降りて写真を撮らせるだけあって、この駅も次の3つ目&4つめの駅より格段に豪華。そして、この駅でたくさんの人が乗ってきた。
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凱旋門駅。凱旋を喜ぶ様子が描かれている。
ここで、上の写真とこの写真の駅員さんを見比べてみる。
違う駅で撮ったのに、映っている駅員さんが同一人物のようにも見える。まさかうわさのエキストラ演出?でもそうだとしたらいったいなんのため?ちなみに駅員さんはみな、撮影範囲に自分が入っていることを察すると違う場所に歩いていき、なるべく映らないようにしていた。 -
4つ目の駅。特に豪華さはなくいろいろな国にありそうな普通の地下鉄駅。
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