2015/09/05 - 2015/09/05
293位(同エリア596件中)
いちごさん
お盆に香川へ帰省したら、いつも、買って帰える徳島の梨。
特に夫は楽しみにしていて、結構、大量に買い込んできます。
でも、それも、毎日毎日食べ続けていると、梨が無しになる日が必ずやってくる(>_<)
そうなると、決まって、夫は【道の駅】に梨を買いに行こう〜と言い出すのです。
なので、今年も買いに行きました・・・・・東近江市にある【道の駅 あいとうマーガレットステーション】へ。
今年は、私の母も誘って。
そして、東近江市へ行くなら【石塔寺(いしどうじ)】へ行きたい〜と私が言い出し、お参りしました。
【石塔寺】へは前々から、1度行ってみたかったのです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
東近江市の国道307号線沿いにある【道の駅 あいとうマーガレットステーション】
母をピックアップした甲賀市から行くと、彦根方面に向かって、水口、日野を越えた先にあります。
周辺には、紅葉の名所、湖東三山がひかえていて、もうちょっとしたら、ドッと観光客が押し寄せる地域です。 -
菜の花、ポピー、ラベンダー、ひまわりやコスモスのお花畑も見どころのひとつです。
今は、お花の端境期のようですが・・・・・
でも、130台も止められる駐車場にスペースが見つけられないほど賑わっています。
土曜だからか、めっちゃ多い。 -
紅葉も花もないけど、梨とブドウがある。
隣接している【あいとう直売館】が大人気。
すべて地元で収穫された旬のとれたて野菜や果物が販売されています。
営業時間:夏期 9:00〜18:00(5月〜9月)
冬期 9:00〜17:30(10月) 9:00〜17:00(11月〜4月)
休館日 : 12月〜4月は毎週火曜日 12月31日〜1月3日 -
この梨、買いにやって来ました。
みずみずしくて、甘くて美味しい〜
先日のローカルニュースで知ったけど、そばに【梨狩り園】があって完熟梨がその場で食べられるらしい。
大阪から団体さんが来られて食べておられました。
やはり、完熟は、もっと〜甘いとか。
直売所には、ブドウや、さまざまな野菜も販売されているけど、我が家が着いたのがお昼前だったので、ブドウは10袋くらい、野菜もあまり残っていなくてザンネン(>_<)
ブドウは、マスカット・ベリーAという品種で、一袋に、きれいで大きな房が2つ\1000、ちょっと不揃いな房4〜5つ¥1100と二種類。
私は、梨と不揃いな方のブドウを買いました。 -
何でも、【石塔寺】は、渡来人とゆかりがあるらしい〜と聞いたのは、ずぅーーーっと前のことです。
もう〜それだけで、興味をグイグイ引かれます。
東近江市へ行く用事があったら、行ってみようと思っていました。 -
駐車場らしき広場に着きました。
コスモスが秋の訪れを告げています。
例年なら残暑で、まだまだ夏を引きずっている時期だけど、今年は早々と秋がやって来そうで、うれしい〜
昨年もそうだったけど。。。 -
【石塔寺(いしどうじ)】は、東近江市にある天台宗の寺院です。
山号は【阿育王山(あしょかおうざん)】
本尊は【聖(しょう)観世音菩薩(秘仏)】
開基は、聖徳太子だと伝えられています。
ひと際目を惹く【下馬】の石碑は、ここで馬から降りなさい〜!という案内ですね。 -
参道は、とても整然としていて、綺麗な道です。
-
脇に、ひとかたまりの小さな石仏が。
-
その石仏に、寄り添うように咲いている桔梗の紫が高貴です。
-
まずは、こちらで参拝料を。ご朱印もこちらです。
参拝料 大人400円 小人100円
9:00から17:00(5月から10月は18:00まで) -
そこから、158段の石段が続きます。
私の母は来月で84歳。
とりあえず、杖は持参しているものの、上まで行けるのか?ちょっと心配。
ムリなら、途中で休んで待ってて〜と言ったけど、果敢に上り始めています。 -
石段は、高くはなく、急でもないので、ゆっくり上れば大丈夫かも。
私も・・・・・(^_^;) -
石段の横には、参拝する人を見守るかのように、ずら〜っと、多数の石仏が。
-
三層になった石仏
-
仏さまが彫られているみたいだけど、風化して元の姿も分からなくなった石仏、
-
長い時を経て、さまざまな形になった石仏が、
-
所狭しと並んでいます。
-
やっと上が見えて来ました。
石垣の苔にも長い歴史が感じられます。 -
石段を上りきって、目の前に現れた景色にビックリしました。
もちろん、ネットで調べて来たから写真は見たけど・・・・・
でも、私が見ていたのは、ほんの1部。
全体を写すには広すぎたのですね。
この場に立って見て、初めて、このお寺のスゴさが分かりました。 -
総高7.5mの石塔【阿育王塔(あしょかおうとう)】と、それを取り巻くおびただしい数の石仏。
【阿育王塔】は国重文です。
寺伝によると、インドのアショカ王が8万4千の塔を作り、世界に配ったおり、日本に2基来たうちの1基が当山中に埋まっているというのを聞いて、一条天皇の命により平安時代中期に見つけて掘り出されたということです。
その時、寺院の名称も【石塔寺】と改められました。 -
【阿育王塔】を取り囲むように、整然と並ぶ石塔石仏、何万基とあるそうです。
-
これらの石塔石仏は、鎌倉時代以降、功徳の為
-
または、先祖の供養の為に
-
【阿育王塔】のまわりに奉納されたのが、
-
年を重ねて、無数になったということです。
-
学説によると、【阿育王塔】は推定飛鳥時代で日本最古の塔です。
寺伝は、アショカ王が配ったウチの1基だということですが、実際には、朝鮮半島系の渡来人によって建立されたものであるとの見方が一般的なのだそうです。
【日本書紀】には、669年、ペッチェ(百済)からの渡来人700名余を、近江国蒲生野(滋賀県蒲生郡あたり)へ移住させた旨の記述があります。 -
そして、この石塔は、日本各地にある中世以前の石塔とは全く異なった様式をもつもので、朝鮮半島の古代の石造物に類似しているらしい。
そう〜、私も見たことがある。 -
キョンジュ(慶州)市にある、世界遺産【プルグッサ(仏国寺)】で、
-
キョンサンナンド(慶尚南道)ハプチョン( 陜川)にある、世界遺産【ヘインサ(海印寺)】で、
-
チョルラナンド(全羅南道)スンチョン(順天)市にある【ソナンサ(仙岩寺)】で
見かけました。 -
1300年も前のことです。
真偽のほどは分からないけど、両国の塔を見ると、そんな感じが。
そうであれば、いいなぁ〜
ロマンやなぁ〜
と、韓流ファンは思ってしまうのです。。。 -
石段を下りて、受付の前を左の小道に折れると、その先には本堂があります。
-
山門には【阿育王山】の山号が。
-
境内も美しい。
-
緑の草木が茂る中、ルコウソウの真っ赤な花が映える〜
-
先ほどの石塔の場にくらべたら狭いけど、なんか〜いい雰囲気のお庭です。
-
【本堂】
安土桃山時代、織田信長の焼き討ちにより、七堂伽藍、木造建築物、寺宝が全て焼失し、寺は荒廃しましたが、江戸時代初期、一部が復興されました。 -
建具が少し開けられていて、「本堂へ入ってお参りください」とあります。
ピシャっと閉まっているよりは、こうして少し開けておいてくださると入りやすい。
しかも、閉まってしまわないように、短い桟が挟まれてます。
お・も・て・な・し ですね(*^_^*) -
訪れてみて、期待以上のものがありました。
遠い昔の事が、はっきり分からないもどかしさも感じるけど、それゆえに、そこにはロマンがあります。
こうして何年もの間、脈々と時を刻んできて、また、次の時代につながっていくという雄大な歴史の流れを感じました。
そして、我が県に、こんな素晴らしい寺院があることを、うれしく思います。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
40