2015/08/06 - 2015/08/12
198位(同エリア346件中)
m-aさん
ウトロから羅臼に移動。春先はこの界隈でシャチの大群が現れたとか。何かを見せてくれるに違いないと期待して、クルーズを予約しています。そしてシマフクロウ!目の前の川にエサを取りに来る民宿があるとのことで、それはそれは楽しみにしてきました。
□1日目 移動
□2日目 知床五湖、カムイワッカの滝、シーカヤック
□3日目 羅臼岳
■4日目 ホエールウォッチング、シマフクロウ観察
□5日目 清里町へ移動
□6日目 斜里岳登山
□7日目 摩周湖経由で帰路
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3日間過ごしたウトロから、羅臼へ移動します。朝方、テントを引き払う準備をしていると、キャンプ場に鹿の親子が遊びに来てました。子供が近づいても全然動じません。
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知床横断道路に入る手前で、ちょっと寄り道。一昨日カヤックで下から眺めたフレペの滝へ。
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アマツバメが飛び交う崖の上。滝が川から落ちるのでなく、岩から湧き出してくるのが知床なのだそう。
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さて、知床横断道路。羅臼町に向かいます。登る羅臼岳も良かったけど、こうして眺めるのもオツなものです。
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知床峠。羅臼岳の撮影スポットです。写真を撮ってる人たちに「わたしあそこ登ったんだよ」と声を大にして叫びたい!
道路下はハイマツがおいしげってました。山登りしててハイマツ帯に来ると「ずいぶん高いところまできたなあ」と思うけど、普通に車で通る場所にハイマツとは、さすが北海道。 -
羅臼の中心部に入る手前に、無料露天風呂の熊の湯があります。熱めのお湯で、脱衣所も囲いもあるけど、空が広く見渡せる開放感のある露天風呂でした。
無料だけにマナーには厳しい露天風呂だそう。別に特別な感じはしなかったけど、男湯はほんとに厳しかったと後でききました。 -
国後展望台。曇っていたので国後島は見えません。昔の国後の町の生活の様子がパネル展示してあるのが興味深かったです。
羅臼にいると、国後島を知床半島と一体に思っていて、「見えるのに。すぐに行けるのに。同じ生活圏なのに。」と思っているのを肌身に感じます。羅臼岳登ってても、「あれが◯◯山、あれは△△山」って話の中に、国後島の爺爺岳も自然に入ってくるし。 -
お昼は純の番屋で。昔の昆布漁の番屋を食堂にしてるらしく、店内には大漁旗がいっぱいでした。冷ケースからメニューと料理してもらう魚を選んで注文します。
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トキシラズの定食をチョイス。脂たっぷりで美味。近くの道の駅で海産物屋も出しているそうで、お土産はそこで買って送ることにしました。
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ホエールウォッチングに向かいます。
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沖へ一時間以上出たでしょうか。途中、イシイルカが飛び跳ねているのが見れました。
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クジラは水面で呼吸(=潮吹き)してるのが7分くらい、一度沈むと40分くらい上がってこないのだとか。各社の船と漁師さんたちが連絡を取り合い、クジラがいると聞いた場所には一斉に向かいます。
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いた!マッコウクジラ!
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潮吹いたー!
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ダーイブ!
マッコウクジラは垂直に沈むのが特徴で、尾びれを振り上げて沈む様子がウリのようです。これを3頭見ました!
漁の邪魔モノのクジラが観光資源だと気づいて、漁のみんなで連絡を取り合って観光客に見せる仕組みを作ったこと、同時に海洋生物を保護する価値に町の人みんなが気づいたこと、後で話を見聞きしました。羅臼のホエールウォッチングは、深いです。 -
クルーズ後は車を10分ほど走らせて、シマフクロウが観察できる民宿へ。
宿泊者用の部屋のほか、泊まらなくても観察だけさせてもらえる部屋もあります。
外国からの観光客も多いのだそう。ピークは流氷と合わせて見にくる2月だそうです。
この日は宿泊者と外からの観察希望者を合わせて6名くらい。 -
民宿の目の前の川。民宿が水産加工場だった昔から、シマフクロウが魚を食べにきていたそう。今も川魚がとれる環境を守るべく、いけすを作っています。
決して餌付けではなく、餌のとれる自然な環境を作るのだそうです。 -
夕食。豪華だし、今日はもう運転もないからお酒買ったし、なのですが、シマフクロウが気になって気もそぞろ。
ちょっとおかずを残しておいて、後で酒の肴にしようと思ったら、すっかり食べ忘れてしまいました。 -
きたきたきたー!シマフクロウ!
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この眼光!この大きさ!迫力です。
子育て中で、子どもに餌の取り方を教えようとしてるお父さんだとか。
子どものエサくれアピールの鳴き声が、ピーピー響いてました。お父さんは自分で取らせようと焦らすこと焦らすこと。 -
羽根を広げるのは水に飛び込んで魚をとるとき。水に濡れると、羽根が傷ついてしまうらしいです。ガイドしてくれた先生によると、「進化の間違い」だそう。
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お母さんフクロウは、春に死んでしまったそう。寿命は30年くらいあるらしいです。子育てに苦労したお父さんは、一度巣立ちさせた若鳥を縄張りに呼び戻し、子育てに協力させてるのだとか。
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キツネも魚を狙っています。
子育て手伝いの若鳥はまだ弱くて、こんな小さいキツネなのに追い払えずに逃げてました。 -
シマフクロウの番の鳴き交わしは、すごく良いものだそうです。ボーボーブー、だそうなのですが、お父さんだけでは鳴いてくれませんでした。
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このいけすは、このお父さんフクロウのもの。ほかのフクロウは道路の電柱とかにも止まっているそうです。
クジラと同じで、当たり前にそこにいる環境の価値に気づくことが保護の第一歩だと教えてもらいました。
寡のお父さん、電柱に止まるメスとしばしばお見合いしてるのだとか。 -
街灯の明るさが、シマフクロウにはちょうど良いそう。この観察エリアも、街灯の明るさで、シャッタースピード1/80でちょうど撮影できるようなライトを設置してあります。
観察は建物内でとか、外に出たらフクロウのことはあくまで無視するとか、ライトがあるんだからフラッシュは禁止とか、人と野生動物がルールを守って共存して楽しむ仕組みができてました。 -
シマフクロウを観察し、社会生活の様子を聞きながら夜は更けて、気づけば23時。5時間があっという間。
もっといいカメラが欲しかった…。ISO3200がMAXのカメラだと、これが限界でした。
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