2015-08のんびり北海道【前編】

2015/08/20 - 2015/08/25

自分の過去の旅行記の中でかなりの比重を占める北海道。今回は初めてのエリアも織り交ぜながらの旅行記になります。8月の後半、早くも北海道ではどこか秋の気配を感じました。

今回は前編。北海道を目指すところからスタート。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 新幹線 JR特急 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

夕方まで仕事して、東京から新幹線へ。お弁当は新宿で購入。
新幹線で北に向かうのも久しぶりです。

前回の夏に引き続いて今回も鉄路で北海道へ向かうことにしました。東京駅を18:30に出発するはやぶさ31号です。

東京からおよそ3時間20分。新青森駅へ到着です。
ここからは普通列車に乗り継いで、お隣の青森駅へ向かいます。

新青森駅 駅

青森から札幌へは急行はまなすで。JR唯一の(定期)急行列車です。

青森駅 駅

この旅の一泊目はこのB寝台です。この列車で最上級の座席です。

備え付けの浴衣。JRの紋が入っています。

寝台に荷物をおいて機関車を見にいきます。

青森駅 駅

客車についているマーク。

青森駅 駅

みんなして撮影しに来ていました。

青森駅 駅

青い車体の夜行列車も今やこのはまなすのみ。

青森駅 駅

青森を22:18に出発。最初の単線区間は行き違い箇所の揺れや停車でなかなか寝付けず。青函トンネルは走り滑らかでよく寝れましたが。
順調に行くかと思ったら五稜郭あたりで工事用の機材に突っ込んで緊急停車。20分ほど止まって函館駅へ。北海道…やりおる。

急行はまなす 乗り物

函館駅に到着。

函館駅 駅

函館では機関車の付け替えをします。こんな時間ですが函館で降りる人も乗り込む人もいます。

函館駅 駅

函館駅のホームは大きく弧を描いています。

函館駅 駅

ここまで繋いでいた電気機関車。反対側にディーゼル機関車を繋いだのですが、見に行く気にはなれず…。

函館駅 駅

さて、寝ることにしましょう。
函館駅は定刻の1:23に発車です。

急行はまなす 乗り物

朝。苫小牧あたりで目が覚めました。
函館からは揺れが少なくよく寝れました。

急行はまなす 乗り物

誰もいない最後尾。ぼんやり眺めてしまいました。

急行はまなす 乗り物

朝の寝台車。みんな寝静まっています。こりゃ誰もいないわけです。

急行はまなす 乗り物

一路北の大地を進む。

急行はまなす 乗り物

だんだんと町になってきました。まもなく札幌に到着。

朝6時過ぎ、定刻で札幌駅につきました。

札幌駅 駅

青森から7時間とすこし、途中アクシデントもありつつでしたがとうにか到着。

札幌駅 駅

函館から引っ張ってきた機関車。おつかれさまでした。

札幌駅 駅

朝の札幌駅。風が爽やか。

札幌駅 駅

乗り継ぎが1時間以上あったので途中下車して見物。

北海道大学 名所・史跡

北海道大学の門。本当はクラークの胸像まで行こうかとも思ったのですが、荷物もあったのでやめることに。

北海道大学 名所・史跡

続いては特急オホーツク。5時間半の長旅です。

路線の配線上、本来札幌では途中下車が出来ないので精算をしてます。

牛乳でも飲みながら東へ進みます。

うとうとしていたらだんだんと緑が深くなっていました。

やけに減速したなぁと思ったら、大雨で地盤が流出した現場を通過するとこでした。

遠軽で進行方向を変えて、留辺蘂へ。ここまでくると一応北見市内です。

留辺蘂駅 駅

北見駅に到着。なんとも長かった…。

北見駅 駅

列車はさらに網走へ。

北見駅 駅

小さな北見駅。

北見駅 駅

少し遅めのお昼は地元でも人気のこちら。回転寿しトリトン。札幌やスカイツリーにも支店があるらしい。

回転寿し トリトン 夕陽ヶ丘店 グルメ・レストラン

まずは秋刀魚。肉厚。

回転寿し トリトン 夕陽ヶ丘店 グルメ・レストラン

サーモンも肉厚。脂がのっています。

回転寿し トリトン 夕陽ヶ丘店 グルメ・レストラン

えびもぷりっぷりでした。おなかいっぱいごちそうさまでした。

回転寿し トリトン 夕陽ヶ丘店 グルメ・レストラン

長旅の疲れから、昼食後は知人宅で休息をとっていたので急に夕食です。ここは職場の北見出身の方に教えてもらった「龍巳」です。ここも人気店なので事前に予約をして伺いました。

焼肉の龍巳 グルメ・レストラン

これで2人前。しかも1人前で300円もしなかったはず。

焼肉の龍巳 グルメ・レストラン

美味しいお肉を前にビールも進みます。

焼肉の龍巳 グルメ・レストラン

しこたま肉を焼きます。とにかく美味しい。

焼肉の龍巳 グルメ・レストラン

メニューにはないおにぎり。これまた巨大。

結局飲んで食べてお昼の寿司より安かったという。おすすめのお店ですが、服は考えないと煙がつくのでご注意を。

続いては翌日↓↓

焼肉の龍巳 グルメ・レストラン

翌日は知人の運転でドライブ。前日に引き続きあいにくの天気。北見市内から40〜50分ほど北上してサロマ湖畔へ。

道の駅 愛ランド湧別 道の駅

道の駅と遊園地がおんなじ場所にある施設。高台にあるので見張らしはよい。

道の駅 愛ランド湧別 道の駅

再び快調に車を進める。久しぶりに古典的なネズミ取りを見た。

道の駅湧別からさらに40分、紋別市に到着。冬は流氷見物で賑わうそう。

流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ 乗り物

昔の流氷砕氷船もある。けど、今は夏なのでこれに乗る訳ではない。

お目当てはこのとっかりセンター。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

ここは怪我をしたり親からはぐれてしまったアザラシの保護施設。1日に数回設定されている餌やりタイムには柵の内側でアザラシとふれあうこともできます。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

ちょうど1回目の餌やりが終わるところでしたが、柵の内側へ入れてもらえました。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

アザラシの知能はおおよそ犬と同じくらいなんだとか。ちゃんとしつければいろいろなことをしたり覚えたりするそう。これはみんなで手をふってバイバイをしている様子。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

あざらしをさわることもできますし、一緒に写真を撮ることもできます。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

施設としては本当に小さいです。でもあざらし好き、動物好きにはたまらないです。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

愛くるしいあざらし。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

別のところで餌やりがはじまりました。飼育員さんは餌をやりつついろいろと解説をしてくれます。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

この子はワモンアザラシという種類。「ゴマちゃんランド」というくらいなのでゴマフアザラシが多く保護されているので、この子は少数派。体に輪のような模様(輪紋)があることがその名の由来。アザラシにしては小柄で、大型犬くらいの大きさ。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

途中芸を織り交ぜながらも、飼育員さんの手渡しでパクパク食べていきます。餌はホッケ。
ほかのアザラシたちが横取りとかしないのは、今行ってももらえない、あとで自分の順番が来るってことを理解しているからだそう。賢い。

この施設は入場するのに大人200円。安いなぁと思いますが保護がメインの施設なのであくまでそれは「餌の協力代」なのだそう。そう思うと尚更安く感じます。

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

とっかりセンターから車で2分。紋別のシンボル「カニの爪」へ。

高さ12メートル。とても大きなオブジェです。道の駅オホーツク紋別の裏の方にあります。

オホーツク紋別 道の駅

再び走り始めます。サロマ湖を左手に見ながら快走。

サロマ湖の東端、栄浦というとこにある直売所。知る人ぞ知る民宿「船長の家」がやっている？お店。海産物安かったので自宅に発送。家人いわく美味しかったそうだ。今宵の夕食にも少し購入。
近くに日本最高学府の研究所があるとかで、そこの学生かと聞かれたけど、さすがに我々のアホ面じゃ入れませんよ…笑

買い物を終え、更に東へ進みます。

網走駅までやって来ました。にしても小さな駅です。

網走駅 駅

網走市の市街地ですこし遅めの昼食。現地在住の知人が何度か訪れているという「ホワイトハウス」という洋食屋さんへ。あくまで洋食屋さん。

ホワイトハウス グルメ・レストラン

海鮮丼とカットステーキのセット。恐ろしい……。でも美味しい、侮れない。

ホワイトハウス グルメ・レストラン

さすがに海鮮丼のセットは厳しそう、ってことで自分は普通に洋食。昨日もお寿司食べたし海鮮はパス。
エビフライおいしい。洋食屋さんとしてのクオリティも高いです。

ホワイトハウス グルメ・レストラン

これなら食べれる、と思ったのですがあとからきたライスの量が尋常じゃない。もはやエアーズロック。
美味しくいただきました。

ホワイトハウス グルメ・レストラン

とりあえずお腹も満たされたので次なる場所へ。ベタですが網走監獄。

博物館網走監獄 名所・史跡

ここは昔使用していた建物を移築して集めた場所。なので別の場所に現在の刑務所はあるそうです。

博物館網走監獄 名所・史跡

ニポポ人形。こけしに似たアイヌの郷土玩具ですが、現在では網走刑務所の受刑者さんが製作されているものが有名なんだとか。

博物館網走監獄 名所・史跡

網走監獄には昔の裁判所の建物もあったりして、当時の裁判の様子が実物大人形を用いて再現されています。

博物館網走監獄 名所・史跡

これがまたなんともリアルなのです。

博物館網走監獄 名所・史跡

これは昔、受刑者が刑務所の外で開墾をさせられていた時の宿舎のようなもの。枕が1本の丸太になっていて、刑務官が丸太を叩くことで受刑者が全員一度に目を覚ませる仕組みになっていたとか。「叩き起こす」という言葉の由来はここにあるらしいです。

博物館網走監獄 名所・史跡

ここは現代の刑務所を再現したコーナー。これは独居房。

博物館網走監獄 名所・史跡

これは雑居房。

博物館網走監獄 名所・史跡

昔の拷問道具。人権問題などで段階的に使われなくなりました。

博物館網走監獄 名所・史跡

畑作をする受刑者を再現したもの。過去網走刑務所で生産された農産物は網走市民に販売されていて安くておいしく人気だったそう。

博物館網走監獄 名所・史跡

網走監獄で一番有名な「五翼放射状平屋舎房」

博物館網走監獄 名所・史跡

見張り場所を中心に、すべての通路が見渡せるように5方向に通路がのびています。
この建物は世界で現存する刑務所建築としては最古だそう。

博物館網走監獄 名所・史跡

網走監獄は時折このような小ネタを出してきます。これがまたいい。

博物館網走監獄 名所・史跡

北見の知人宅に戻る道中、道の駅へ寄り道。アイスもあったけど気分じゃなかったので牛乳を。美味しい牛乳でした。

道の駅 メルヘンの丘めまんべつ 道の駅

昼に買ったほっけ。道の駅で買った野菜と合わせて焼いて食べました。おいしかったなぁ。

この旅行記はここまで。
後編に続きます。