マドリードからバスでショートトリップ　　世界遺産トレドの町並み散策

2015/08/06 - 2015/08/13

マドリードを拠点にした後半の３日間。
とりあえず３日目はバスを利用し世界遺産の古都トレドへ移動。
マドリードからトレドへ行くには、アトーチャ駅からAVANTを利用する列車の旅が一般的なのでしょうが、事前の情報によるとかなり混んでいてなかなか予約が取れないとのこと。
今回は３０分おきに出ているというバスを利用することに。
バスの発着は地下鉄のPlaza Elipticaから。
料金は往復割引で１０ユーロ弱と、電車の1/3の料金で行けます。
ガイドブックでは１時間から１時間半かかるとのことでしたが実際は４０分足らずで到着しなかなか快適でした。
マドリードから半日ツアーで行けるトレド。
城壁で囲まれた小さな町なので１日あれば主だったところは見ることができます。
アクシデントやトラブルは旅につきもの
そう思ってはいたものの、ここでは人生初めての体験をすることに。
ケチャップ強盗ならぬ鳥糞強盗にあい50ユーロまんまと掏り取られてしまいました。

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

マドリードからトレドへはバスを使って移動
列車で行くのと比べると3分の1以下の往復で9.95ユーロとお得です。
ガイドブックには1時間以上かかると書いていましたが、40分ちょっとでトレドのバスターミナルに到着しました。

バスを降りたものの位置関係が良くわからず、どこに行っていいのかしばし迷子状態に
向こうの高台に見えるのが多分アルカサル
あれを目指して歩き出しました。

坂を登って行くと正面に立派な建物が見えてきました。
どうやらこれがタベーラ病院のよう

目の前の公園には露店が出ていました。

旧市街に入る門が見えてきました

ビサグラ新門 建造物

ヒサグラ新門です

インフォメーションを見つけて散策マップをもらったものの、地図がすごくわかりにくくて相変わらず方向感覚がわかりません。

こちらは太陽の門

太陽の門 建造物

バスに乗っていくと川の対岸からトレドの街並みの全貌の見られるビューポイントがあるはず。時間があれば見行きたいところですがどうだろうなあ。

入口に人が並んでいるのは美術館かな？
エルグレコと書いてあります。

先ほど目指した高台にあったアルカサル
このお城は今は軍事博物館になっているそうです。

トレドの街を取り囲むように流れるタホ川

入口が良く分からずとりあえずアルカサルは後回しにしてまずはカテドラルへと向かいます。
あとで考えると、入口を探して入っていれば鳥糞強盗の被害にあっていなかったかも。

狭い迷路のような道を通り抜けていきます。

トレド最初の見学はカテドラルから
オーディオガイド付きで10ユーロ
日本語ガイドはありませんでした。
こちらはライオンの門

カテドラルの内部に入ります。

トレド大聖堂 寺院・教会

フェルナンド3世により1226年に建設が始まり完成したのが1493年
267年かかっているのでサグラダファミリアが完成まで300年といわれたのは普通なんですね。

スペイン。ゴシック様式の大聖堂は各時代の芸術家によって維持されたせいか芸術性に富んだ建物になっています。

エルグレコの『聖衣剥奪』
この部屋はまるで美術館のようでたくさんの絵画が展示してありました。

天井の絵も見事
これはトレドの空に天国がつながっている様子が描かれているとか

バロック様式の傑作といわれる、ナルシソ・トメ作のトランスパレンテ

トレド大聖堂の正面入り口の道は狭く全貌が見れるのは裏側

トレドの街は石畳の道が迷路のようにつながっていて風情があります。

誰もいないビューポイントを見つけました。

セルタイマーを使ってこんな写真を撮っていると30代のカップルが近づいてきました。
『背中に鳥の糞が付いてますよ』
背中を見ると確かに鳥の糞がべっとり

ベンチに座ってシャツを脱ぐと女性がティシュにペットボトルの水を浸して甲斐甲斐しく拭いてくれました。そちらに気を取られているすきに男が後ろに回って横に置いたバッグの中から現金だけ抜き取られていました。
あとで気付いた時は遅かった。
ケチャップ強盗ならぬ鳥糞強盗の手口だそうです。
被害は50ユーロだけでパスポートやカード類が無事だったのが幸いでした。

スペインはスリが多いとは聞いていましたが、まさか自分が被害にあうとはとは思ってもみませんでした。

結局気付いたのはこちらのサンタ・マリア・ラ・ブランカ教会で入館料を払う時。
財布の中身が空っぽで、手持ちのお金はパンツのポケットにむき出しで入れていた10ユーロだけ。

幸い帰りのバスのチケットは無事だったのでマドリードまでは何とか帰ることができました。

窓側に向けた写真は青みがかって全く別な場所に見えます。

祭壇がないので今は教会としての機能は果たしていないようですね。

喉が渇いてエネルギー補給

鐘楼からはトレドの街並みが一望できます。

手持ちのユーロが全くないので両替所やキャッシュディスペンサーをあちこち探したのですが見当たらず