憧れのスペイン一人旅 2 ～サラゴサ・トレド

2017/01/28 - 2017/01/30

大学時代第二外国語としてスペイン語を履修。
身に付いたかと言われると挨拶ぐらいしか覚えていないのだけれど、
それでもスペインへの憧れは捨てきれず・・・。

ということで、春節の長期休暇を利用して行ってきました～。
スケジュールは下記の通り。
今回はバルセロナ・マドリード及びその周辺でいっぱいいっぱいだったから、
今度は南部に的を絞って行ってみたいなぁ。

【全行程】
1/25 退社後香港出発
1/26 ロンドンを経由しバルセロナへ、バルセロナ泊
1/27 モンセラットへ日帰り旅行
1/28 バルセロナからサラゴサへ
日中はサラゴサを観光し、夕方マドリードへ移動
　　 　マドリード泊
1/29 日帰りトレド観光
1/30 日帰りセゴビア観光
1/31 マドリード市内観光
　　 深夜バスにてマドリード出発、バルセロナへ
2/1 朝バルセロナ着、終日市内観光
2/2 ペネディス地区ワイナリー巡りツアー参加
2/3 スペインを出発、ロンドンで乗り継いで香港へ
2/4 香港着、全行程終了

エリア トレド(スペイン)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

スペイン3日め。サラゴサ経由でマドリードに向かいます。

ローコストトラベラーのお約束。
景色を楽しむ、時間がない、等の理由がない場合は、最安の移動手段で。

ということでバスです。

Nordバスターミナルは地下鉄1号線Arc de Triomfの駅を出てすぐ。
朝7時半頃のターミナルの様子です。

（汚いけど）無料のトイレ有り、軽食の購入も可能です。

ALSA　8:00発→11:30サラゴサ着 13.3EUR

余裕を持って行ったつもりが
トイレに並んだり朝食を購入したりで、ちょうど良い時間に。

40Lのバックパックを車内に持ち込もうとしたところ、
大きすぎるからトランクに入れるようにとの指示が・・・がーん。
ちなみに下車する場所によってトランクのどこに入れるか指定があるようです。
係員は手伝ってくれないので、自分で入れましょう。

ターミナルで買ったターキーサンド（多分）、お値段2.25EUR。
ご覧の通りお肉がたっぷり、かなりボリューミー。
しっとりしていて美味しかった。
それに対して水は1.6EUR・・・やはり高い。

水はスーパーで購入するに限りますね。

足元は激狭、荷物棚は極小(なぜバックパック持ち込めなかったかわかった）でしたが、
席にはパーソナルモニターもついていてなかなか良い感じ。

本が読める～～


と開いてみると、こんな感じ。笑



ヨーロッパも文字化けする時は漢字なんですね。

田舎道をぐんぐん進み、高速を通ってサラゴサ到着。

サラゴサバスターミナル。


予備知識ない、ネット接続ない、ガイドブックない。笑


ということで、とりあえずインフォメーションを探します。


この写真の場所では

あれ、インフォメーションない？

となりましたが、ちゃんとありました。
無事に地図をもらい、短時間で観光すべき場所を教えてもらいました。

まずはバックパックを預けます。
ロッカーはこの手荷物保管所の中。

入口は施錠されていて、

荷物を預けたい／受け取りたい人は
インターフォンを押して係員を呼んでね！

的なことが書いてありました。

指示の通りインターフォンを押して3分ほど待っていると、イケメン係員が到着。
荷物をスキャンした後、どのロッカーを使うか指示されました。
ロッカーは5EUR。

地図で方向を確認しながら、自販機で売っていた激甘のお菓子を食べました。
ソニックのキャラシール付で1.2EUR（スーパーで買うと多分半額ぐらい）

ターミナルの概観。
なんだかコンテナみたいだな。

それにしても天気が良い！
気分も上々！

鼻歌混じりに歩き出します。


ちなみに、友達はサラゴサと聞いて真っ先に「サラゴサ条約」を想起したそうです。
歴史苦手な私は知りませんでしたが、サラゴサ条約とは
1529年にスペインとポルトガルの間で締結されたアジア植民地に関する取り決めだそうな。

サラゴサ最初の訪問先は・・・・





じゃーん！


世界遺産、アルハフェリア宮殿です！


とーーーーーーーーーっても美しいでしょう！！？



アラゴンの古都、サラゴサ！
着いたばかりだけど一瞬で大好きになりました！

エントランスは5EUR。
チケット売り場のお兄さんはかっこよくて、とても愛想の良い方でした。
癒されたー??

中はこのようなイスラム調。

建造は11世紀、レコンキスタ後は教会に改築され、
アラゴン王、カトリック王の居城となったそうです。

へぇ～～～


いつも思うけど、歴史は教科書で読んでもまったくこれっぽっちも頭に残らない！
のに、実際足を運ぶと忘れないんですよね。
将来子供を持つことがあれば旅行にたくさん連れて行きたいです。

中庭が素敵。

内装もイスラム調。

廊下。

宮殿を堪能した後は、天気も良いし徒歩で市街に向かいます。

途中で日本食レストランを見つけました。

メニューは日本語とスペイン語が混ざっている模様・・・
美味しいのかな？
実は日本人がやっている、なんてことはないのかなぁ。

お店の人とお話ししてみたかったけれど、残念ながら閉まっていました。

市街地到着！
なんてのどかな・・・・！

今回のスペイン旅行で春節の影響を全く感じなかったのは、
ここサラゴサだけでした。

中国語が聞こえない、写真にアジア人が写り込まない・・・！
（自分も春節満喫中のアジア人だけれど）

それにしても気持ちが良い。
一日中ここに座っていられそうですね～

おや、これはこれは、ゴヤさんじゃないですか！（←テンション上がり気味）

写真ありませんがこの後ピエトロ大聖堂を見学し、もう既に大満足。

近くにあったスーパーへ寄ってみました。

スペインのスーパーは、皆写真のようなかごを引っ張りながらお買い物をしています。
これだと通路を塞がないし重くないし、便利ですね～～

気になったのはカゴのサイズが小さいということですが、
こちらの人は毎日ちょこちょこお買い物をするのでしょうか？？

ドーナツやクロワッサン、ケーキ類が量り売りなのも文化の差を感じます。
消費量が多いのでしょうね。

おもしろいスナックを見つけました。

お馴染みパン・コン・トマテ（トマトを擦り付けたパン）スナックです。
いかにもスペインらしい。
話のネタに購入。持って帰ります。
激安の0.8EUR。しかもけっこう大きい！

マドリードへ向かうバスの時間があるので、
ゆっくりとターミナルへ戻り始めます。

写真はないけれど、途中で見つけた可愛いパン屋さんで
美味しそうなパンとコーヒーを購入しました。
お昼を食べていなかったので、これまたのどかな公園で食べながら休憩。

見上げるとくっきりと飛行機雲。

ターミナルに戻ってきました。

さようなら、サラゴサ。
滞在時間は短かったけれど、立寄って良かったです。


さて、マドリードまでもバスに乗ります。

ALSA 16:50発→20:50マドリード(Avenida de America）着、16.2EUR

ちなみにAVE（電車）の場合は所要時間1時間半、55EUR程で行けるそうです。
サラゴサは電車の駅とバスターミナルは同じ場所です。

マドリードではMAD4YOU HOSTELに宿泊しました。
男女混合8人部屋朝食付きで3泊48EUR。
ベッドはこれまで見た中で一番簡素な造り（パイプベッドの木製版みたい）でしたが、
まぁマドリードの他のホステルと比べても安かったので、仕方がありません。

シャワー付だったので8人で1つのバスルームを共用することに少々抵抗がありました（順番待ちとか）が、
このホステル、夜型の欧米人ばかりだったので、常識的な時間にシャワーを浴びるのは私一人だけでした。

3泊ずっとベッドが隣だったのに、明け方帰ってきて昼まで寝てるから
一度も顔を合さなかった人もいましたよ！

で、ロケーションですが、2号線Naviciad駅から程近く、とても便利。
また、3号線Plaza de Espanaも徒歩10分ぐらいです。

Avenida de Americaでバスを降りてNaviciadoまで行ったのは良いものの、なんと、携帯の充電が切れていた。
そして地図も持っていない。
朝地図を見たうろ覚えの記憶と、住所を頼りに宿を探さなければならない。
しかも、宿は少々わかりにくい内側の小さな通りにあった。

もちろん迷子になって近くのお店の店員さんに道を尋ねたところ、
大阪のおばちゃんみたいな女性（その店のお客さん）が一生懸命教えてくれた。
「これはね、間違いなくこの近くね、でもね、そこはcalleじゃないのよね・・・
待ってて、ホセ（←旦那さん？）ならわかると思うから、ホセに聞いてみるわ。
ほら、あそこにいるの。待っててね。ホセ～～～！！！」（スペイン語）

ホセのおかげで無事に辿りつきました。笑

はい、日が変わって朝食です。
キッチンがオープンする8時ちょうどに行きました。
20分ぐらいいましたが、その間他のゲストは1人しか見ませんでした。
やはりここの宿泊客は夜型の人ばかりです。

シリアル、上下にスライスされたバゲット、バゲットに挟むためのスライスチーズ＆ハム、個包装のクロワッサン、ジャムやオリーブオイル。
そしてジュースが数種類とコーヒーがありました。

・・・1泊2,000円切る値段で朝食付きですからね！

しかし意外なことに、バゲットはパリパリでとても美味しいのです。

使用したグラスやお皿は自分で洗うのがこの宿のルール。

余談ですが、3回目の朝は朝食開始から2時間後ぐらいにキッチンへ降りたところ、
散らかっいて汚いし、バゲットは湿気てるし、ひどい状態でした。
この宿で朝食をとりたい方は、
マナーのなっていないゲストが現れる前の早めの時間帯に終えてしまうのが良いですね！

スペインに一日しかいないなら、迷わずトレドに行け

ということで、マドリード観光もまだですが、まずは古都トレドへ向かいます。

写真はPlaza de Elipticaのバスターミナルで券売機に並ぶ人たち。
メトロとバスターミナルは隣接しております。
ここでチケットを購入、バスが来るまで待ちます。

寝ていたらあっという間につきました！

同じみALSAで10.73EUR。

ターミナルから出ると、すぐそこに市街地が見えます。
なんだか小高い・・・・

でも大丈夫、エスカレーターで簡単に上まで登れます♪♪






かつての要塞もこうなっては・・・・・・



なんだか笑いが止まらなかったのは私だけでしょうか？？

上からバスターミナル方面を見たところ

市街地の様子

マップをもらうべく、OFICINA DE TURISMO (観光案内所）を目指します






しかし、場所を示すサインはたくさんあるのに、なかなか見つからない・・・・・！

ぐるぐる何周もして、やっと見つけました。



目立たないしわかりづらいよ！！！泣

この日はアルカーサルの入場が無料でした。
今は軍事博物館として使用されています。

軍事博物館・・・日本だとなんだか繊細なテーマに繋がってしまいそうですが、
本日無料だったから？ここはかなり賑わっていました。

馬も鎧装着。

と思えば近代的な展示も。

アルカーサルの近くに可愛いショップがありました。


トレド名物マサパンのお店。

自分用に購入。笑
これで2.6EUR

かわいい・・・♡♡

裏から見るとこんな感じです。

マサパンはトレド発祥（諸説有り）のお菓子で、
アーモンド、砂糖、はちみつを練って焼き上げるそうです。


お味はかなり甘く、ちょっとトライしてみるぐらいがちょうど良いと感じました。笑

他にもマサパンを売っているお店はたくさんありました。

さすがトレド名物。

このお店はカフェ併設で、イートイン可能です。

せっかくなので同僚たちへのお土産にこちらを購入しました。
（バックパックに詰めたら箱つぶれちゃった・・・笑）

12個ぐらい入っていて7EUR。

中は個包装になっています。

おしゃべり好きで愛想の良いおじさん店員さんが
スペイン語でずーっとお話ししてくれていました。

言葉はわからないけど、何を言っているかなんとなくわかってしまうのが不思議。笑

次にカテドラルへ行ってみると、ミサ中とのことで入れませんでした。

街のシンボル、観光スポットではあるものの、そこは神聖なる宗教施設。
仕方ありません。

ぐるぐる歩いていたらお腹が空いてきました。
道行く人が生ハムバゲットサンドを頬張りながら歩いているのを見て、
自分もと思い、ショップに立寄る。
と、隣に陳列されていたよくわからないものを勧められました。

ここは外国、生ハムサンドはこの間、食べた。
せっかくなので新鮮なこちらをトライしてみよう、と買ったものの・・・

ディスプレイされていた時はもっと小さく見えたのに、
手に取るとかなり大きく、そして、ずっしり重い。
これは・・・食べ歩きするようなものではないですよね？？？


なんだかよくわからない4.5EURのこちら、
ポークの上下をハムで挟んで（ダブルポーク!!）おり、周りの生地はチーズ？のような濃厚さ。


・・・・・・・ごめんなさい、三分の一ほどでギブアップ。
とりあえず空腹ではなくなりました・・・・・。
これの正しい食べ方は何だったんでしょう？？

この後エル・グレコ博物館にいきました。
こちらも入場無料です。（写真はありません、あしからず。）

実は無料のミュージアムは何か所かあったのですが
軍事博物館でけっこう退屈してしまったので、警戒していました。

が、エル・グレコ博物館、楽しかったです。
ここで彼について学べたおかげで、
後にマドリードのプラド美術館を訪問した際、より楽しめたように思います。

写真はエル・グレコ博物館前の広場からの景色です。

カテドラルに再チャレンジしようかと思いましたが、
少し飽き始めてきていたのでのんびり歩いてバスターミナルへ戻ることに。

この小高い要塞からは遠くに見えるあのバスターミナルも、
エスカレータのおかげで楽々☆


なんだか情緒には欠けますが、ツッコミ始めるときりがないので、やめましょう。



私は帰りの分のバスチケットを予め購入していましたが、
その場で購入しようとしていた人は苦戦しているようでした。
（どうやら席がいっぱいっぽい）
前もって買っておくのが良さそうです。


マドリードに戻り、おもしろい韓国人と知り合って…と色々あったのですが、
基本的には何もせず宿に戻り、のんびりした夜を過ごし、早々に就寝しました。
明日はセゴビアに行きます！



～憧れのスペイン一人旅 3　へ続きます