大変、迷子になってしまったベネチア①

2015/07/29 - 2015/08/06

ベネチアに行ってみたくて旅行を計画。初の夫婦だけでのイタリア、ローマにフィレンツェそしてベネチアに2泊ずつ。STWにて「期間限定の超スペシャル価格、イタリア9日間」

7月29日　カタール航空QR807にて22時20分発。ドーハへ。5時間待ち。

7月30日　ローマ着13時25分　タクシーでパンテオンへ、サンタマリア・

7月31日　ローマ市内半日観光（マイバス）、バチカン美術館へ夜の特別観　　　　　覧（みゅう）

8月01日　フィレンツェへ電車移動。　4時からウフィツ美術館見学

8月02日　ピッティ宮殿にて美術＆衣装鑑賞。サンタマリア・ノッベラ教会　　　　　見学

8月03日　ベネチアへ電車移動。アカデミア美術館見学。（マイバス）演奏　　　　　付きのゴンドラに乗る。あれれ、主人がどこにもいない。えーど　　　　　うしよう。

8月04日　ベネチアサンマルコ広場、予約して並ばずに9時45分から見学　午　　　　　後ムラーノ島へ。

8月05日　再度サンマルコ広場の鐘楼に登る。12時半バスにてマルコポーロ　　　　　空港へ。15時50分出国、ドーハ22時35分到着

8月06日　1時50分ドーハから成田へ向けて出発。17時25分到着。

事件は8月3日に起こった。このジリオゴンドラ乗り場で落ち合う事が出来て本当に良かった。

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0

フィレンツェ、サンタマリア・ノヴェラ駅の電光掲示板。ここにヴェネチア行きの電車が何番線に入るか発表されるのを待ちます。

10時15分発。サンタルチア駅行は10分前ぐらいにようやく掲載されました。

一度到着したホームから何やら移動し始めた人が大勢います。

「あっ、これが多分、間際のホーム変更だわ。」
イタリア人の女性が隣のホームへの移動を教えてくれました。

荷物を持って大移動開始。走って、走って、大慌てです。

さあ、ヴェネチアにむけて10時15分出発です。イタリア版新幹線、250キロ最高時速の表示板が天井にありました。

運河の町ベネチアへ。列車がいよいよ海を渡り、ベネチア本島が見えてきました。
12時半到着。
駅から近いホテル「アマデウス」に歩いて向かう。5分で到着。

快適な寝心地だったベッド。4つ星ホテルに荷物を置いて、ランチのお店を探しに出発。

すでに2時なので30度を超えていました。暑いので店内でランチ。皆外で食べていてエアコンが効いている店内は空いていた。

このお店のピザがとても美味しかった。最終日もここへ行ってしまったほどである。リストランテ「Pasqua　Ligo」

ランチの後、この水上バスヴァポレットでサン・マルコ広場に向かう。30ユーロで48時間乗り放題。このチケットに何度も乗ったのがヴェネチアの楽しみの一つでした。

運河には沢山のゴンドラ乗り場があった。

運河に面した高級ホテルは船着き場からホテルに出入りする事も出来る。

ヴァポレット一番は運河の右に止まったり、左岸に行ったりゆっくりのんびり各駅停車。急ぎは2番に乗りましょう。

有名なリアルト橋、左側工事中で、カバーに絵が描かれているんです。景観を壊さないように配慮されています。

藤棚でしょうか？

「カ・ドーロ」ヴェネチアン・ゴシック建築。とても美しい建物です。

警察官が乗っていました。

カ・レッツォーニコ駅。

ゴンドラも何艘もいます。

サンマルコ広場へ降り立つ。これから夕方のゴンドラに乗るまでの時間はまだ1時間以上あるので、広場を見学。

最終日に登った鐘楼。

サン・マルコ広場は人で一杯でした。こんな風に生演奏をしているティールームがあります。席料もとても高いとのことです。何百年も昔からやっている店内はそれはそれはステキなんだとか。

今日は外の座席はガラガラ。空いていました。無理もありません。3２度もあるのであまり炎天下でお茶したくない感じです。

二日目に見る予定のサン・マルコ寺院。行列がたえない寺院なので、ネットで入場予約しました。2ユーロです。

入って見る勇気はないので写真だけ、ショーウインドウを撮影。

店内に三越のライオンが。

公衆トイレで1.5ユーロ支払いました。さあいよいよ迷路のヴェネチアへ出発。

こんなステキなウインドウの写真を撮ったり、商品に見とれてしまう私。細い道の上に大変多くの人が歩いています。連れが私を待ってくれずにどんどん先へ行ってしまいました。

危ない、見失うかもと思った矢先…。

ついにＴ字路の所で連れの帽子が見えなくなってしまいました。

カーニバルの仮面のお店を見る余裕などなくなりました。

あ、ベレー帽は右にいる。追いかけたら、短いズボンをはいた中国人の男性でした。あわてて反対側を急いて振り返ってみたものの、どこにも連れの帽子は見当たりませんでした。

はぐれてしまったことは間違いありません。さあ、困った。どうしよう。
心臓はバクバク。少し先まで行って曲がってみたけれど、連れは見つかりません。

ステキ、でもショーウインドウを見ているひまはありません。

Ｔ字路分かれ道に戻ってしばらく待ってみました。しかし、連れがあらわれませんでした。大変、ゴンドラ乗り場への集合時間まであと40分足らずです。

日本人のガイドさんを見つけたのでジリオゴンドラ乗り場への生き方を聞いてみました。パンフレットの他社の名前を見たその人は私にはこの乗り場の事はわかりません。と、全く不親切な対応でした。

私に歩いてたどり着けるはずないと思えました。こうなったら戻るしかない。

「ゴンドラに乗る前にトイレにも行っておかないと。」

私は冷静に判断して引き返すことを決意。ゴンドラに乗っている時間トイレを我慢したくないので、先ほどの有料トイレにも行って、それからヴァポレット乗り場に向かいました。

有料トイレには必ず1.5ユーロ用意して行って下さい。おつりは出ないんです。

ヴァポレット乗り場に到着。反対側の方に乗ってさあ3つ戻ればいいのだから、きっと間に合うでしょう。

ヴァポレットのチケットは自分で持っていたので良かった。ドキドキしながら、景色を眺めていました。

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会は美しい。

さっきもこれを見たのだから引き返しているのは間違いない。あと二つで到着する。

「万が一、もしも連れが乗り場に来ていなくても、彼は私を置いて行ったのだから一人でもゴンドラに乗って食事しよう。」この景色を眺めながら考えた結論でした。

ジリオで降りて、ゴンドラ乗り場へ向かう道もこんなに細い道でした。反対側から連れが走って来ました。無我夢中の彼は私の事に気がつかずに追い越して行ったのです。

きっと走り回ったのでしょう。連れのシャツは汗でビショビショでした。青くなって走っている彼を見たら、もう責める気はなくなりました。声をかけて引き留め、はっと我に返った連れの顔と来たら…。

このジリオゴンドラ乗り場に二人で到着した時には集合時間、5分前でした。
この後、連れが脱水症状から、熱中症になっては大変なので急いで今度は私が走って水を買いに行きました。

無事にゴンドラ乗って素敵なカンツォーネを聞くお話はこの次の旅行記「ゴンドラのカンツォーネにうっとり」でご覧下さい。イケメン現る。お楽しみに。