盛夏2015東北三大祭りをイク！②奥入瀬・十和田湖からの竿灯祭りでどっこいしょー！

2015/08/05 - 2015/08/05

４トラベルの日本地図塗りつぶし大作戦、
東北４県周遊、東北三大祭りへ行ってきます！

写真は、どっこいしょーの掛け声がアツイ
秋田竿灯祭り、美しい提灯の列。

旅の予定はこちら
□札幌→東京
□東京→仙台→青森（ねぶた祭り）→十和田
■奥入瀬渓流・十和田湖→秋田（竿灯祭り）
　→酒田
□酒田→加茂水族館→庄内物産館→仙台
　仙台（仙台七夕祭り）→東京→札幌

エリア 秋田市(秋田)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

おはようございます。
奥入瀬渓流のすがすがしい朝。十和田バラ焼き
も、ビール飲放も遠い昔のことのよう。

今日は、奥入瀬渓流・十和田湖畔からの、夜は
東北三大祭り２日目、秋田竿灯祭りの予定。

奥入瀬渓流、休憩所下の石ヶ戸（いしげど）。
石の下には「鬼神のお松」というコワいけど、
美人の盗賊が隠れ住んでいて、旅人から金品を
奪っていたという伝説が残る。カツあげお松。

渓流沿いには遊歩道が整備されている。
この日は東北三大祭り関連で全国から集結した
観光客の皆さんでこの夏一番の大混雑。

そんな観光客の喧騒とは裏腹に木漏れ日の中、
キラキラと美しい白糸の滝。

十和田湖から流れ出た奥入瀬川の焼山までの
14Kmを奥入瀬渓流といい、このあたりは滝が
次々と続く「瀑布街道」と呼ばれている。
どこかで見たぞ。滝、滝、滝のオンパレード。

苔むした岩の間を流れるさまは日本的美しさ。
奥入瀬渓流の本領発揮。

緑のトンネルが続く遊歩道。
社団法人日本ウオーキング協会が推奨する
「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に
選ばれている。
あなたの街にも歩きたくなるみちがあるかも。

涼やかな渓流の流れにココロ洗われる。
ああ、美しい日本の夏。

時折カモ「シカ」という名の、実はウシ科の
カモシカに出くわすこともあるらしい。

落石と「落枝」に注意して進めば･･･

しっぽりステキな大人の夏デートが楽しめる、
木漏れ日美しい奥入瀬渓流でした。

そうそう、遊歩道の最後には
奥入瀬渓流本流にかかる銚子大滝。

高さ7メートル、幅20メートル。激しい滝音。
･･けれどかわいそうなワタシの銚子大滝。

お昼の御膳にささやかだけどきりたんぽ鍋が。
ちゃんとセリが入っている正統派。

十和田湖近くなのにやはりバラ焼きは出ず、
昨晩強行した深夜のバラ焼きは正解。
名物を食べ逃すと、モンサンミッシェルの
オムレツのごとくなかなか「次」がないのだ。

きりたんぽ昼食の後は十和田湖畔散策。
まずは御前ヶ浜に建つ「乙女の像」。

このモデルは作者、高村光太郎氏の奥様で
詩集「智恵子抄」で知られる智恵子夫人。

どっちが？って、たぶん、どっちも。
お顔のモデルってことで、少なくとも奥様が
二人ということではない。芸術はむずかしい。

札幌近郊の道民は中学の修学旅行で来るし
お隣ということもあり？なじみ深い乙女の像。
乙女っていう割にはけっこう豊満ですよね。

湖に目をやると甲島とえびす大黒島。
空が青い。緑が濃い。

湖面がキラキラと輝いている。
なに秘めたるやこの湖の色。by 九条武子。

絶景ビューポイントを遊覧船でめぐることも
できる。湖上から見る乙女の像もまた趣あり。

絶景めぐりはスワンボートでも可能。
出番待ちのスワンボートの皆さんの奥には
ピンクの「ダイナソーボート」。
出た〜！十和田湖にも「恐竜伝説」か。

続いて十和田の展望台の中で最も美しい景色が
眺められる発荷峠（はっかとうげ）展望台へ。

「峠」にはことごとく裏切られた今年の夏。
あまり期待せずに進む展望台内部から見ても
･･･霧の気配なし。お！これは期待できる。

きたー。展望台屋上。
峠の苦い思い出を一掃する素晴らしい眺め。
遠くには八甲田の山々まで見えちゃってる。

湖を望む峠は、こうでなくちゃと美幌峠さんに
教えてあげよう。

感動に震えながら寄った休憩どころには
十和田湖畔名物、乙女もち。乙女の像並みの
ふくよかさ。

バスは秋田へ。
市内に着くと皆、お祭り前の腹ごしらえ？
竿燈屋台村が賑わってたー。

いわゆる屋台の焼き鳥・焼きそばといった
定番ものだけなくご当地グルメも有名。
なかでも北限「秋田ふぐの唐揚が旨い」と
帰ってから知った。･･･旅ってそんなもん。

始まる前に秋田藩主佐竹氏の居城だった
久保田城の本丸・二の丸跡地につくられた
千秋公園にイッてみよう！

っていうのも、バスからハスが見えたから。
こんな大量のハスを見るのは、初めて。
しかもデカい。

中に光を貯めてるような。
･･･神々し過ぎて言葉がでません。

ハスにインスパイアされてババヘラアイスを
いただく。こちらはバラがモチーフかと。

ピンクはイチゴ味、黄色はバナナ味だそう。
だよねー。梅干しとコンソメな訳ないしー。
甘いの苦手なんだけど１本イケるかな。

うちのが一番おいしいよ〜。と宣伝に
余念のないお母さん。･･はい。出来上がり。
上手〜。かなり控えめな甘さでさっぱり。
なんとか1本完食〜。

日が暮れ始めた19：00、賑やかな囃子にのって
竿灯の入場〜。

Lady's＆Gentleman！
英語を交えた秋田市長の力強い開会宣言が
あって、いよいよ竿灯祭りの始まりです。

若と呼ばれる竿灯。一番大きいものが大若。

竿灯祭りでは企業色はかなりうすめ。
町内ごとの披露、差し手の演技となります。

縁起物が描かれた提灯。
町の繁栄など願いを込めて描かれていて
町の歴史と誇りを示している。I'm proud。

竿燈自体は、全体を「稲穂」に、さらに提灯を
「米俵」に見立てていて、一番大きい大若だと
12ｍ程の竹に提灯が46個、重さは約50?にも
なる。･･･それを持ち上げる。まぢで。

観覧席は竿灯大通りの中央分離帯に設置された
ひな段。目の前で、差し手の一挙手一投足を
じっくり見ることができる。

どっこいしょ！どっこいしょ！の掛け声と共に
巧みなバランスで竿灯を高く差上げる差し手。
竿燈を手のひら、額、肩、腰へと乗せていく。

五つの基本技（流し、平手、額、肩、腰）で
観客を魅了。技・技・技のオンパレード。
ポーズが決まると歓声と拍手がわき起こる。

大通りに約270本もの竿燈が連なって揺れる。
さらに継竹（つぎたけ）を足しのばして
天へ天へと差し上げるさまは圧巻だー。
どっこいしょ！の掛け声にも力が入る。

継竹された竿灯は竹の反りがすごい。
差し手がバランスを崩し、竿灯が自分の方へ
倒れてくるハラハラ感もこの祭りの醍醐味。

観覧席の上にはロープが張られていて、
倒れても被害が出ないようになっている。
･･･とはいえ時折アクシデントもあって、
継ぎ竹が折れたり、提灯が引っかかったり。

向こう側で、大惨事！と慌てましたが、

差し手のリカバリーもスゴイ。一致団結。

一定時間の演技が終わると通りを移動。
竿灯を倒して進みます。この移動が３回あって
観客は目の前で３町内の竿灯の演技を見れる。

位置につくと、するすると竿灯を起こして
再び演技が始まります。

キッズは幼若、小若と呼ばれる小さい竿灯を
差す。自分の順番が待ちきれない様子で
ソワソワな感じがカワイイ。

熟練者は腰で支える難易度の高い技を披露。

行燈の光源は今でもろうそく。
10000個を超える優しい光が美しい。

五穀豊穣を祈って続く稲穂の列〜。

差し手の渾身の技。
提灯を吊るした270本もの竿燈とお囃子。
熱気に包まれた竿灯祭り。忘れえぬ夏の夜。

２時間ほどの演技が終わると、15分間の
「ふれあいの時間」。観客も大通りに出て
記念撮影、継竹を持たせてもらったりできる。
提灯の中のろうそくをもらえることも。

ぜひまた秋田に来てくださいの放送があって
どっこいしょ！と声をあげながら去っていく、
演者の皆さん。感動した、すごいなー。
ありがとう！竿灯祭り〜。

２夜連続で地元愛炸裂のアウェイのお祭りを
見たら、観客としての振る舞いが解ってきた。

声を限りに声援する、手拍子で盛り上げる、
地元民との一体感を楽しむ。

･･･やばい。これならリオもイケるかも。
新たな野望がわき上がる秋田の夜だった。

この旅行記へのコメント （4）

• ドロミティさん 2016/07/27 09:22:11

  東北の夏☆

  akepi48さん、おはようございます^^
  
  朝から清らかな渓流を見て、暑い（と言うほどでもない今朝の東京^^;）,
  爽やかな一日がスタートしそうな予感♪
  奥入瀬渓谷、行ってみたいと思っていました。やはり行かなくちゃ〜〜！
  
  秋田竿灯祭りも、本当に美しくて迫力のある提灯の行列ですね☆
  お写真から今にもかけ声とため息が聞こえて来そうでした〜！
  
  う〜ん、これならビール星人も咽を潤さなくても乾きを覚えなかったでしょう\(^o^)／
  
  盛夏、微力ながらビールの消費に貢献したいと思います♪　ﾄﾞﾛﾐﾃｨ

  akepi48さん からの返信 2016/07/28 23:28:31

  RE: 東北の夏☆

  ﾄﾞﾛﾐﾃｨさん、こんばんは！
  
  奥入瀬渓谷は中学の修学旅行以来なので
  実に○年振り〜。
  清らかな渓流に心、洗われました〜。
  今がベストシーズンかも。
  
  竿灯祭りは職人技の披露、というか
  賑やかな祭りの中にあって
  凛とした緊張感を感じました。
  今年は8/3〜8/6だったかな。
  人が多く集まるところのトイレ事情は
  どこも厳しい･･･。
  
  ところで、ﾄﾞﾛﾐﾃｨさん、
  しばらくのお留守はあちら方面と伺ってます。
  旅行記、熱烈執筆中！ですよね。楽しみ♪
  ようやくの梅雨明けだそうですが、
  どうぞご自愛くださいませね。
  
  akepi48
  
  
  
  

• 尚美さん 2015/08/18 09:56:27

  ババヘラアイスの本当の名前は？

  akepi48様
  
  いつも、いろいろとコメントしたくなるakepi48さんの旅行記ですが、今回の一番の疑問は「ババヘラアイス」が「婆（きっとお若い方もいらっしゃるでしょう、ゴメンネ）がヘラを使って作るアイス」なのでババヘラなのかどうかです。
  ちょっと謎が残り気持ち悪いので、お時間があったらご教示をお願いいたします。
  
  奥入瀬渓流、拝見しただけで涼しくなりました。
  心まで洗われるような、皆さまそれを求めて行かれるのでしょうか。
  私も行かねば。
  白い泡立ちも美しい滝で、と言えば今回はビールのお写真がない。
  でも、見ごたえのある旅行記を楽しませていただきました。
  
  では。
  
  尚美より
  
  

  akepi48さん からの返信 2015/08/19 00:38:41

  RE: ババヘラアイスの本当の名前は？

  尚美さま
  
  こんばんは！おっしゃるとおり〜
  ババヘラアイスとは、中高年(以上）の方が
  ヘラで作るアイスのことです。
  
  たぶん採用条件に「それなりの年齢」以上と
  あるとみた〜。ババヘラ屋台を30軒ほど見ましたが、
  若いお嬢さんは一人もいませんでした。
  
  そしてなんと！このババヘラアイス、
  進藤製菓というところが商標登録しています。
  
  ワタシが食べたのは進藤製菓ではなかったで
  正しくはババヘラアイスでは無いのですが
  ＴＶでみたそれを食せて、満足、満足。
  
  そしてご指摘のとおり、
  今回はビール画像が少ないっ。
  
  トイレ休憩は頻繁にあるものの
  バスツアーに単身参加で、ランチビールを控えたのと、
  おはようビール、お休みビール画像を載せなかったのが
  敗因かと。って、何に負けたのかわかりませんが。
  
  次回はご期待に沿えるよう、
  ガンバリます！おー。
  
  akepi48