2015/04/03 - 2015/04/13
92位(同エリア154件中)
ぽっぽさん
日本では桜の季節に、パキスタンの北部に位置するフンザへ満開の杏の花を求めて。
イスラマバードからひたすら北上する、わけではなくて、途中に8000mの山を眺めたり、山々に囲まれた砂丘に寄ったり、歴史的建造物に足を運んだり、日本と縁の深い地元小学校を訪問したりと、道中を満喫しながら、桃源郷フンザを目指してのツアーに参加してきました。
※書きたいことがスッキリまとまらなかったなかったので、日付を分けてUP。
1日目:成田 → イスラマバード
2日目:イスラマバード → べシャム
3日目:べシャム → シガール
4日目:シガール
5日目:シガール → カリマバード
6日目:カリマバード ⇔ グルミット
7日目:カリマバード
8日目:カリマバード → チラス
9日目:チラス → べシャム
10日目:ベシャム → タキシラ → イスラマバード(→ 機内泊)
11日目:成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 1.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- パキスタン航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
人生初の西アジア。
東南アジアには個人で何度も行っているけれど、今回はあまりにも未知な地なのと、言語の心配から、人生で初の往復添乗員付きツアーに参加。
選んだ旅行先はパキスタン。
この国名を言うとみんなが一瞬黙ったあと、次に言われるのが「何処にある?」との言葉。
中国とインドの隣、というとポカンとされるけれど、アフガニスタンの隣、というと再びみんな黙る。
現在の日本人の多くの感覚では、そういう位置付けの国なことには間違いない。
申し訳ないが、宗教に詳しくなくなく、ネット上にあったヒマラヤ山系からなる美しい山々と可憐な満開のアンズの画像に心惹かれて、それだけで決定した旅行先である。
危険なのも承知の上での、旅行である。
出発の1週間前あたりに同行添乗員から挨拶をかねた電話がかかってきた。
この体験もしたことないから、ツアー会社から「旅行中止」の連絡が来たのだとばかり思っていたらそうではなくて、渡航危険地域なので保険に入っているかどうかの確認を兼ねた電話だそうだ。
カード付帯の保険では保証が緩すぎるため、海外旅行保険を必ず入るのがこのツアーの鉄則。
テロによる遅延・延泊も容易に視野に入るのが当たり前の国なのです。
いざ出発当日、成田空港に着き、添乗員さんや同じツアーの方々とも順調に合流。
だがしかし、肝心の飛行機が遅延。
どうやら成田に着くのが遅れ、折り返しの準備にも時間がかかっているらしい。
15分から20分、1時間と、、、待機時間がどんどん伸びる。
まぁ、東南アジア系旅していると台風だの強風だのでよくある出来事。
ツアーは添乗員さんがいるから、寝てても寝過ごす心配がない!
ということで、2時間ほど成田の待合のソファーでMP3プレイヤー手に睡眠をとってからしてようやく出発。
パキスタン航空の北京経由ラホール行きは、北京では乗客の乗換えだけ、パキスタンに向かう人は機内待機。本人のチケットに印刷された最終目的地までは機外へ降りられない。
古い機体で座席も狭いので、これは結構苦痛だったりする。
それまでガラガラだった座席が北京からは即満状態で、きっちり3時間遅れてイスラマバードに到着。
狭い座席に別れを告げて、空港移動バスに乗り込んでターミナルへ。
パキスタンは国の主要物は写真にとってはいけないとの決まりがあり、空港や橋などの主要道路、軍事施設etcの撮影はNGといろいろ制約が厳しいお国。
怪しまれると怖いし没収は避けたいので、カメラは早々に仕舞い込んだ。 -
イスラマバードに到着して入国審査も難なく終わり、荷物を引きずって空港の外に出ると、深夜にもかかわらず、出迎えの人々の熱さと気温の暑さと埃がお出迎え。
「アジアだなー」と実感すると同時に、到着したことに一安心。
ツアーなので導かれるままバスに乗り、即ホテルにチェックイン。
乗り継ぎ、交通手段を考えなくていいのはツアーの利点の一つ。
空港から15分ほど走ったイスラマバード市内のホテルに到着。
都市部のホテルはとても綺麗。テレビはなかったけれど、見たところで言語が分からないので問題ナシ。
飛行機の座席の狭さに疲れ果てて、そのまま眠ってあっという間に1日目が終了した。ベナジル・ブット国際空港 (ISB) 空港
-
翌朝、指定してないのにモーニングコールは鳴る、ダメ押しで添乗員さんが起こしに来る。
寝坊の心配ないなんて、安心な旅なんでしょう!と感心していると時間がどんどん過ぎていく。
朝食を取ってから、チェックアウトを済ませると、バスの天井に荷物をくくりつけていざ出発。
本日の予定はイスラマバードからスカルドゥへの国内フライト。
このフライト、春は2割を下回る確立なのだとか。飛行機の機体が小さいために、ヒマラヤの強風に耐えられないので、「ちょっとでも天候悪い=飛ばない」になる。
空港に着いたら、なんと『now check in』!
意気揚々と荷物を預け、ボーディングパスを発券して待合室へ。
けれど、待てど暮せどなかなかお呼びが掛からない。
出発予定時間を過ぎて2時間たったころ。
表示がいきなり『Canceled』になった!!
係員に確認しても、結果は覆らず。
これまでに空港に1日以上缶詰だったり、他フライトに振り分けられたりという経験はあったけれど、預けた荷物をそのままターンテーブルから引き戻すという作業は始めて。
幻のチケットはそのままお土産になりました。
というわけで、空路なら1時間のフライト距離を、陸路で2日かけて移動開始。
現地ガイドの電話により、2時間前に分かれたドライバーさんとバスが再び登場。
予期せぬカラコルムハイウェイ北上の旅が開始した。
添乗員と同行してくれる現地ガイドの焦りをよそに、バスからの景色を楽しむことに専念する。 -
途中、バスのエアコンが故障。修理すると路肩に停車すると、ここぞとばかりに物売りがやってくる。
時間を持て余していたのと、皆が珍しがるのが手伝って、現地ガイドさんが購入してくれたのは、豆でできたカレー味のスナック。
結構美味しい。
結局、修理を頑張ってくれたがエアコンは復旧せず、でドライブ再開となる。
「これから北上するんだから涼しくなるし問題ないよ」と、みんな前向き、さすがです。 -
さすがは首都だけあって、道は奇麗で整備されている。
イメージ的には、もっと軍事的で固く物々しい雰囲気だったのだが、こうして町の景色を見ていると、見なれたアジアの一角な感じ。
派手なデコトラとすれ違う。
「おぉ噂の名物トラック」とテンションが上がる。
ここだけ見れば、渡航回避の国とは到底思えない。 -
ハリプールで途中止まってランチタイム。
カレーがメインなお国柄、でも気づいた時にはみんな食べ終わり、空の皿が目の前に。なんだかんだでみんなお腹すいてたんだと笑いあうのもツアーのいいところ。
今回の一押しは、グリーンカレー。 -
郊外へ向うにつれて店構えが露店に変わる。
カラフルな蚊帳、で当ってる? -
川沿いの遊園地、、、アスレチック場?
-
バスから見える景色と、そこに暮らす人々の生活はじつに面白い。
途中、結婚式に遭遇、車も結婚式仕様。
パキスタンは左走行なため、欧州車より日本車が多いとのこと。
現地の人が活用するド派手な乗合タクシーは「スズキ」というのだと教えてくれた。 -
ゆっくりと日が暮れる中、八百屋に立ち寄る。
ここで購入したものがバスで配布されて、結果、本日の晩御飯となった。
くねくねカーブを進むバスに長時間いるので胃に重たくなくて、これが大正解。 -
色とりどり、日本と比較すると野菜は大きいけれど、果物はみんな小さい。
使い込まれた秤は現役です。 -
宿に着くまで、ひたすら走行し続ける。
北上するにつれて道が悪くなり、街灯もどんどんなくなるけれど、バスはひたすら走り続ける、それも結構なスピードで。
途中、何もないところで止まったかと思うと、しばらくして現地の警察が乗り込んできた。
ここから先は警察、もしくは軍が先導、同行しての移動になるとのこと。
これも初体験。
外国人で観光であることの証明をして、車上の人数を確認して、いざ出発。
乗ってきた警察のお兄さんにニッコリ笑ってハローと挨拶されるも、その肩に担いでいるライフルが怖いです。。
こういうのを見ると、安全な国ではないのだなと改めて実感する。
途中、暗闇の中での青空(星空?)トイレなど貴重な休憩をとりつつ、無事にホテルに到着。 -
日付が変わるかも、と計算してた本日の宿への到着は、無事にその日のうち。
ドライバーさん、とても素晴らしい。
この日の宿泊は本当に寝るだけ。
なぜならば、洗面台の水はちょろちょろ、そして、お湯をひねると黒い冷水が!
「おぉ、うわさに聞いていた雪解け水の水道!」
ホテルの状態としては感動してはいけないのだが、聞いた通りの事実に感動する。
お客様が到着してから水道の栓をあけるのが現地流。
お湯は使い切ったら終わりなので、早い者勝ちであるが、田舎に行くに連れ、雪解け水をそのまま使用する宿が多く、ここも例に漏れずその類。
トイレの水も、砂の色をしている。
予備知識があったので、日本から持ってきたミネラルウォーターで歯磨きして、顔を洗った。
暖房器具は無いが、毛布があり、持ってきた衣類で十分寒さは凌げる。
テント泊と思えば、断然OK。
あくまで全て前向きに行くのが楽しむコツ。
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