2015/07/18 - 2015/07/20
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Fluegelさん
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2週間のVeneto一人旅。Abano Termeに2泊後、いよいよVenezia入り。折しも、年に一度のla Festa del Redentoreの日。街中がお祭り騒ぎの真っ最中だった。
表紙写真:Il Redentore(レデントーレ教会)。Venezia本島から架かった仮設橋より撮影。
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ネットで同日程にVenezia滞在の日本女性を見つけ、待ち合わせ。ところが、私の指定した店が閉まってた…待ち合わせの10分前に店の前に立ち、呆然としていたら、彼女の方から声をかけてくれた♪ 2人でブラブラとS.M.G.d.Frari(フラーリ教会)まで歩いた。教会は、煉瓦造りのゴシック様式。ヴェネツィア派の画家・ティツィアーノ(1490頃-1576)も、この教会に埋葬されている。
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教会の目の前、ponte dei frariにあるbarに、2人で入ってみた。ここのcameriere兼cuoco,兼自称gondoliereも、名前がTiziano.二の腕に、鯉の入れ墨をしている。店に入った時、一人でなく旅の相方があると、地元の人とも話が弾みやすい。ところが、私の旅の道連れさんは、声をかけられる天才らしく、この日の夜、思わぬ恩恵に与ることに。
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barを出て、2人でブラブラとリアルト橋へ。橋の袂(S.Polo側)で、土産物屋の狭間に小さな入口が…S.Giacomo di Rialtoだった。ヴェネツィア最古の教会で、リアルト市場に隣接、12世紀には文献に登場し、銀行や両替商のための教会だったらしい。現存する建物は、17世紀のもの。この入口は、教会の横から入るドアで、正面入口は広場に面している。中には、ヴァイオリンなど古い弦楽器が陳列されているものの、ベンチ(椅子)もありミサも行われるようだった。
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一度、旅友とお別れして、一人でS.Vidalへ。1084年からある教会だけど、現存する建物は17世紀のもの。今は、教会の機能はなく、コンサートホールとして使われている。スペースのない水都Veneziaで、人々が座れる場所は教会だけ。店では、立ち食いに立ち飲みが基本。狭い街に教会が林立し、住民が少なく教会として機能しない元教会の建物は、博物館や美術館になったりもする。
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Interpreti Veneziani. 本日の演目-ヴィヴァルディ:四季全曲、ロッシーニ:弦楽ソナタ第3番、ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲RV.418. ヴィヴァルディはVenezia人。楽器編成が面白い。チェロが一人で、それに弦バス一人が入る。solovn1+vn2+vla2+vc1+cb1+cem1=8人。プルートを1と数えると、やっぱり5重奏?古楽器ではない。本拠地がS.Vidal(教会)で、残響が長いからか、シャープな演奏はしない/できない?途中でvn soloが交代して、真打ちに。教会内は暑く(外気は日中35-37℃)、演奏者には扇風機があてられるけど、それがポロッと舞台から落ちる…複数回(笑)。酷暑の中、演奏お疲れ様。
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22:20 終演。旅友と再度、待ち合わせ。この日(土曜)19時に開通した仮設橋へ。S.Vidalより歩き、アカデミア橋を渡りZattereに出て、軍隊が造ったという浮き橋へ。この時期、21時くらいが薄暮だけど、今は真っ暗。日本を発つ直前、空港で求めたLEDライトを握りしめる(笑)。浮き橋から、今歩いて来たaccademia di belle artiを振り返る。
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S.Maria del Rosarioの前の船には、人がぎっしり乗っている。これから夜通し踊るのかも知れない。
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Giudecca Hilton.
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Redentoreのvaporetto乗り場。Giudeccaから花火を観ようという人々で、狭い道はぎっしり。23時キッカリに、浮き橋では人払いが行われた。23時半の花火は、浮き橋からは観られないようだ。Giudeccaに着くと、私達も人の波に乗って歩き始めた。すると、若い女性に「パスタと米、どちらが良いですか?」と聞かれた。"Quanto costa?"と私。無料…
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彼らはヴェネツィア建築大学の学生で、たくさん作り過ぎたのだという。お相伴に与りワインも頂き、学生さん達と共に地面に座り、花火を見上げた。
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思いがけない展開に、イタリアの祭りは面白いと思った。
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イタリアの花火は、結構、音がするような気がする。
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翌朝も、旅友さんと待ち合わせ。2人でフラリと立ち寄ったのが、Cannaregioのosteria。barでなくosteriaなのは、とても狭い店なのに、テーブルもトイレもあるから?
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この店で、軽く朝ご飯。サーモンと生ハムのcicchetti.材料をパンに乗せただけの素朴な味で、正にオープンサンドという感じ。カウンターで立ったまま、ずっと新聞を読んでいる白髪の老人を見て、ヴェネツィア人は本当に頑強だと思った。
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Cannaregioの家は、S.Poloより綺麗で可愛い。玄関ドアの上に、ヴェネツィアのlogo,有翼のライオンを発見。
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有翼のライオンは聖書を持っていて、ヴェネツィアの守護聖人・S.Marcoの象徴。開いた聖書にはラテン語が。PAX=平和、MARCE=マルコ。
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F.te NuoveよりvaporettoでMuranoへ。所用15分。Palazzo da Mulaで下船すると、すぐにmazzegaという店があり、入ってみた。奥の部屋には、高級感あふれるネックレスが陳列されていた。
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この地図の辺りの店を、2人で冷やかして歩いた。Muranoは、ヴェネツィア本島の北に位置する島で、人口5,500人程。
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電話でお喋りしながら作業するガラス職人さん。彼女は、とても小さな(指の爪くらい)ガラスの人形を作っていた。
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Museo del Vetro.1659年より司教の邸宅だった。博物館にしたのが1861年のこと。15-16世紀にフランスで流行したFlamboyant(フランボワイヤン様式)のゴシック建築。切符売り場の前に無料コインロッカーがあり、リュックなどはそこに預けるよう言われる。でも、館内は撮影可なので、カメラをお忘れなく。
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展示室は、1F(日本の2F)がメイン。
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今夏、イタリアで最もよく見かけた花が、oleandro(夾竹桃)。インド原産の夏に咲く花。排気ガスに強く、日本でも車道脇の街路樹として、いつも見ているので、何だか懐かしい。博物館の庭にて。
次の旅行記では、博物館の展示品をご紹介しますね。
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