2015/05/23 - 2015/06/06
322位(同エリア975件中)
さいたまさん
カンボジアの陸上輸送は、殆どトラック輸送です。
鉄道は、あまり利用されていません。
鉄道の列車の運行自体が、プノンペンとシアヌークビルの間の貨物輸送だけなのです。しかも、それら貨物輸送も、週1〜2便のみです。
旅客列車の運行は、カンボジア全土内でありません。
アセアン諸国において、鉄道の充実のための共通方針が出ていても、カンボジアの鉄道のリハビリ工事がされるのみで、鉄道システムとしての改善事業は進んでいません。
カンボジアの鉄道事業に、オーストラリアのTOLLグループが出資していましたが、改善の遅れにより、昨年2014年12月に株式を売却し、撤退してしまいました。
カンボジアの線路を見ることは、ままあるのですが、列車が走っている場面を見たことがありませんでした。
シアヌークビルからプノンペンへの途上で、カンボジアの列車が健在であることを確認しました。
タイとの国境周辺の鉄道のリハビリ工事の状況は新しく、かつタイ側でも鉄道の工事が実施されていましたので、タイとの鉄道の連接の面で進展があるかもしれません。
注視する必要があるかもしれません。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
外国からの援助は、道路輸送のための道路整備に集中されてきました。
日本のODA援助も、ネアックルンのつばさ橋の建設や国道5号線の道路事業に主として充てられてきました。
鉄道事業については、各国とも等閑視されてきました。
その結果、鉄道関連の施設等は、老朽化の一途を辿っていたのが、現実でした。 -
そのような状況のもと、カンボジアの鉄道事業に参入していたオーストラリアのTOLLグループが鉄道施設のリハビリの遅れ等による経営状況の低迷の理由から、保有株式のすべてをカンボジア側に譲渡し、撤退することとなってしまいました。
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カンボジアの鉄道の原状を見ますと、鉄道は、カンボジアの西側半分に偏在しています。
また、首都プノンペンを中心として、南線と北線に分かれています。
プノンペンから、主要貿易港のシアヌークビルまでの南線とタイとの国境に連接する北線に分かれています。
将来的には、観光地のシェムリアプ方面や隣国のベトナムやラオスへの鉄道建設を計画していますが、実現の可能性には大きな問題がありそうです。 -
鉄道の年間運行便数を見てみますと。客車便も貨物便も、年々、便数が減少していて、現在、客車便は、南線北線ともに運行されていません。
わずかに、南線の貨車便が、年間100便程度、運行されているにすぎません。
週2便未満となっています。 -
カンボジアの鉄道において運行されている貨物便の輸送量を見てみますと、北線は運行が無く、南線が年間約5万トン程度の輸送量になります。
年間50週とすると、1週間に1000トン程度になります。 -
カンボジアでは珍しい走行中の列車の写真です。
列車編成が長く、写真の中で確認される両数だけでも、26両からなっています。 -
列車編成の一部を拡大して見ますと、有蓋車とタンク車が確認できます。
左側には、無蓋車も多数確認できます。 -
ポイペトとシソポンの間のリハビリ工事終了後の北線の状況です。
各種資料には、ポイペトとシソポンの間には、線路が存在しないとの記述がありますが、現実的には、存在し、かつリハビリ工事が実施されています。
敷かれている砕石もまだ新しい状態です。 -
国道5号線から見たポイペトとシソポンの間の線路です。
敷かれている砕石が、まだ新しい状態です。 -
ポイペトとシソポンの間の北線の状況です。
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国道5号線から見たポイペトとシソポンの間の北線の状況です。
5号線の南約100mの付近に敷設されています。 -
国道5号線から見たポイペトとシソポンの間の北線の状況です。
リハビリ工事終了後の状況だと思われます。 -
国道5号線から見たポイペトとシソポンの間の北線の状況です。
5号線の南約200mの離隔した付近に敷設されています。 -
プノンペン西方における南線の状況です。
引き込み線とタンク車が確認できます。
背景にプノンペンのビルが見えます。 -
プノンペンの西方における南線の様子です。
引き込み線から本線に合一されています。
単線となっています。 -
南南西方向に伸びている南線の状況です。
プノンペンからシアヌークビルへ続いています。 -
南線と踏切の様子です。
-
タイとの国境からタイに入ったところです。
鉄橋が見えます。
線路は撤去されていて、見えません。
鉄橋周りの土質は、白く乾燥しているのに反して、タイ側は、整地されて間もない様子に見えます。
草が生えていません。 -
鉄橋の西側(国境から、更にタイ側に入った地点)の状況です。
撤去されたレールの残された部分の端末部が見えます。
付近の地表面は、整地され、草も除去されています。 -
レールの端末部が確認できます。
コンクリート製の枕木は、新しいです。 -
線路部分は、比較的新しいです。
線路の周辺には、草が生えています。 -
タイ領から鉄橋方向を見た写真です。
鉄橋の周辺から、新たなコンクリート製枕木が設置されています。
レールは引かれていません。
工事用のクレーンらしきものが設置されています。 -
鉄橋付近には、工事に従事しているような感じの作業員が見えます。
コンクリート製の枕木は、新品で設置されたばかりの様子です。 -
鉄橋付近で、4〜5人の作業員が、工事らしき業務に従事している感じを受けます。
タイとカンボジアの線路施設の連接が図られているとしてら、朗報かもしれません。
注視していきたいものです。 -
右側のコンクリート製の枕木の設置は、途中までで終わっています。
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