2015/06/27 - 2015/06/27
573位(同エリア2148件中)
ロク69さん
6月26日(金)に泊まったモンテローザ・ヒュッテ。翌27日(土)は下山の予定、天候は予想通りの快晴になるのだろうか?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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高所にある山小屋の宿泊客は通常その大半が高峰を目指すアタック組だ。2時半〜3時ごろに起きだして準備を始めるので、その時間帯はやや騒々しい。ところが今回の宿泊客20名は全員ハイキング組(麓から小屋を往復する)なので、朝食は7時からとなっている。我が家は5時前に起きてベッドの窓より外の様子を眺める。予想通りの快晴のようだ、まだ山は静かに静寂の中だが夜明けは近いようだ。
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氷河と山々はまだ眠っているが、空の一条の雲はほんのりと紅い。ダン・デラン、マッターホルンから右端のチナールロートホルンまでずらりと並ぶ。
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6時10分ごろのダン・ブランシュ方面、ピークが染まりだしてきたが、ガーベルホルンはまだ青の世界の中だ。
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4000mを超える高峰ピーク付近に陽があたっている。
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ダン・デランの拡大。このヒュッテからは遠いため他の高峰群に比べて小さく、脇役に徹しているがもとは4174mの巨峰だ。その名に付けられた「d’Herens(デラン)」はそのエランの谷を代表する山であることを意味しているようだ。この山の名誉にかけて改めて光を当てておこう。
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再びダン・ブランシュ。朝の陽光を右斜めから受けて岩と雪の岩壁が立体的で非常に美しい。
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いったん部屋に戻り、寝床に潜り込んで窓から寝ながらにしてマッターホルンを眺めてみる。なんと贅沢なことだろうか、定員8名の部屋を独占し誰にも気兼ねせずにこうして景観を楽しめる。
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しばらくの贅沢な時間を享受して、あとは寝具を整頓しておこう。正面の窓のある上下のベッドを使ったので、布団をたたんで枕を斜めにそっと置いておく。荷物も整理してから朝食に出かける。
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7時前に食堂へ行くとすでに準備はできており、先客のスイス人母娘が「向こうに飲み物とパンなどがあるよ」と教えてくれる。今までのヒュッテより内容は格段に良い、パン2種、バッター、チーズ、ジャムなどとジュース類、コーヒー、紅茶の飲み物が揃えてある。そとの景色を見ながらの食事はとても美味しい。
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20分ほどで朝食を終えて精算ををお願いする。宿泊代は一人当たりCHF85(宿泊45+食事2食40)で、この金額はクレジットカードで支払った。残りのワイン、ビールなどの追加注文分は現金払いだ。出発の支度をしてテラスでしばし景観を眺める。すっかり明けtあ快晴の下、思い出の山々と氷河をしっかりと見つめておく。
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よく見ると、右端の稜線の平らな部分に新しくなった「ヘルンリ・ヒュッテ」(Hoernli Huette、3260m)の白い壁、手前の黒い岩量の中央右にはトロッケナーシュテック駅(Trockener Steg、2939m)、そのずっと左にはガンデック小屋(Gandegg Huette、3029m)がはっきりと見えている。
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ついでダン・ブランシュの偉容、こちらはエランの谷の女王だろうか。
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さらに右手、オーバーガーベルホルン、ヴェーレンクッペ、トリフトホルン、チナールロートホルンと続いている。オーバーガーベルホルンの手前には、ミットラー(MittlerGabelhorn、3685m)、その右へウンター(UnterGabelhorn、3392m)ガーベルホルンもくっきりと見える。手前の黒い稜線にはゴルナグラートのホテルも見える。
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双子のカストールとポルックス。朝のこの2山は光線の加減かおとなしく見える。
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お世話になったモンテローザ・ヒュッテを7時30分に出発、基点のローテンボーデン目指して歩き出す。
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来るときは遠く感じたモレーンのコースへもすぐにたどり着き、ヒュッテを顧みる。
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左側はまだ日が当たらないモレーンの上を降っていく。
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モレーンを降りながらもう一度ヒュッテを見る。真ん中の連続した窓は食堂、その上部の点在する窓は各部屋のものだろう。
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岩盤上に固定された枕木のようなステップをロープを伝って降りる。
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急峻で緊張する岩場はロープを頼りにゆっくりと降りる。登りよりは苦しくはないが、滑落しないよう集中が要る。
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氷河手前の最後の降りは、鉄の鎹階段とロープで降りる。ここが終わればあとは氷河越えが待っている。8時25分に岩場の降りは終わり氷河へと向かう。
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最初の氷河は行ける所までアイゼンなしで歩くことにする。途中でアイゼンが邪魔になる岩場を越えるからだ。
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登っていくときも見た最大のクレバス。目印の木の3本櫓を辿れば問題はない。
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ヒュッテをもう一度眺めていこう。ヒュッテ後方の斜面はリスカムの壁面だ。最初の氷河と続く岩場はアイゼンなしで通過できた。氷の上の歩き方も慣れてきて少しコツを掴むとほぼ滑らずに歩ける。2番目の氷河は結構長い登りがあったが、これもアイゼンを履かずに登ることができた。ただし、最後の部分になって登り斜面が急になりまた終わりには結構滑りやすい降り斜面が20〜30mあるので、氷河の残り150mほどを残してアイゼンを付けることにした。それならもっと早くから付けていたら良かったと後悔するも、安全を期して残り少しの距離で装着した。
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アイゼンを付けて150mの斜面を登り降りして、無事に氷河を通過した。あとはあの長い梯子を登れば地道だけなので安心して歩ける。最後の地道はだらだらした登りなので結構疲れるが、終点のローテンボーデンには11時10分に到着できた。ヒュッテ出発から3時間40分、うち休憩等10分、実歩行は3時間30分だった。停留所横の小屋のような切符売り場でチケットを買って待つこと数分で電車がやって来た。12時にはツェルマットに到着することができた。
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昼過ぎにアパートに着いて、昼食は簡単に済ませる(チキンラーメン、梅茶漬け、漬物、ビール、白ワイン)。
夜は、スーパーへ買出しに行ってから調理する。献立は、馬肉とタマネギの炒め物、トマト・ポテトサラダ、和風漬物類、赤ワインだった。
昨日・今日と今夏最初のハイキングは予定を繰り上げたプランで、足慣らしができていない中、無事にヒュッテを往復できたことを喜んでいる。これも2日連続、快晴に恵まれたおかげだと感謝している。
木の香漂う素敵なヒュッテ、周りを取り巻く高峰群と氷河に魅了されたハイキングだった。
本日の降り300m、登り300mであった。
なお、このハイキングを実行するにあたり「ハイジの小部屋」さんの下記ブログを参考にさせていただきました。ハイジ様ありがとうございました。
http://haizisan.sakura.ne.jp/newmonterosa.html
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