2015夏スペインへのハネムーン（2）～Madrid～(7/5)

2015/07/04 - 2015/07/14

　2日目はMadrid市内を散策。買い物もしたいところですが、今日は日曜日。ほとんどの店は閉まっています。ヨーロッパに来るといつも日曜日は不便に思うところですが、このほうが人間らしいのかもしれません。私たち日本人にもこれくらいの余裕がほしいところ。とは言っても、最近はシエスタを取る店も減り、都会の中心部では日曜日も営業している店も増えているようです。
　夜は初の闘牛観戦。動物愛護団体の圧力もあり、人気も翳りがみえているようですが、重要なスペイン文化のひとつなので、是非見たかった。

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩

一夜明けて、本日も快晴です。日曜日ということもあり、昨日の喧騒がうそのようにGran Viaは静かです。

まずはPuerta del Solへ。

今日は暑い！やはり3年前と同様に、バルサとマドリーのユニを着た着ぐるみがうろついています。写真を一緒にとるとお金を取られるので、要注意。他にも、ミッキー、ミニー、クッキーモンスター等たくさんいます。

まずはサンイシドロ教会へ。

ここは初です。

日曜日ですが、入れました。

市場でまたつまみます。

王宮の横を抜けます。日曜の朝ということで、チケット売り場は並んでいません。もう、2回来ているので、今回はパス。

騎馬警官。ヨーロッパには良く似合う。

　スペイン広場。ベンチでしばし休憩します。このあとメトロでサラマンカ地区に行きますが、やはり店は空いておらず、Gran Viaへ戻ります。Sol〜Gran Via付近は日曜でも空いている店が多く、El corte Ingresも午後から営業しています。
　ここで、CAMPERの靴を購入。ちょうど今、スペインもバーゲンの時期。どの店にもRebajasの文字が並びます。

　昨日行けなかったCasa Labraへ。とても重厚な店内。今日も人でいっぱいです。

メニューはあまり種類はありません。この魚のフライは美味しい。

　デザートにSan Ginesへ。日本にも出店しており、実は倉敷のアウトレットで食べたことがあります。

空いていました。アジアからの観光客多し。

美味しいけど、デザートにしては、なかなか重い感じです。

　いったんホテルに戻ります。この後プラド美術館に寄り、闘牛観戦に行きます。嫁は闘牛で牛を殺すところを見たくないとのことで、ホテルでシエスタをとるとのこと。Gran Viaからメトロ1号線でAtochaへ。日曜日17時以降はプラド美術館は無料開放されるので、この人だかり。

20分くらい並び、入場券をゲットします。館内はとても広く、ゆっくり見れば半日はかかりそう。私は芸術が全く分からないので、さーっと見学します。

Prado通りをPlaza de Ciberesまで歩きます。四方を重厚な建物に囲まれた、Madridを象徴する広場の一つ。奥にはLinares宮殿。

市庁舎（旧郵便局）

スペイン銀行本店。

Banco de EspanaからメトロでVentasへ。地上に上がるともうLas Ventas闘牛場です。

Somble（日陰席）にして正解です。それでも、座席は石造りでむちゃくちゃ暑い。座布団の貸し出しもあります。

まずは、選手入場。

最初は見習い闘牛士が出てきます。

続いて、Picadorが馬上から牛に槍を刺します。この馬が一番迷惑かもしれません。よろいを着ているので、傷は負いませんが、牛に突進され、かなりの衝撃を受けると思います。ここで、首のあたりに槍を刺し、牛をある程度弱らせる。

次に、Banderilleroが銛を刺す。これで牛が再び息を吹き返します。

最後にmatadorが登場。華麗に牛をいなし、かわします。といっても牛はかなり弱っている。ここで闘争本能を失わない牛が素晴らしいらしい。

やがて、最後に剣でとどめをさす。

これを一突きで決めるのが、優秀なmatadorだとか。

しばらくすると牛は倒れ、馬に引かれて出ていきます。首の後ろから背中に剣を刺して数分後には倒れるので、解剖学的にどこをしとめているのだろうか…

　闘牛場の横には食肉処理場が隣接されていて、食肉にされるとのことです。
　おそらく、賛否の大きく分かれる競技ではあると思いますが、個人的にはと畜場で放血殺されるのも、闘牛場で名誉の死を遂げるのも経済動物としての牛は本質的に変わらないのではないかと。ただ、闘牛の人気は低下しているし、動物愛護団体の圧力もあり、おそらく今後衰退していく気はするので、この機会に見ることができて良かったです。
　ただ、競馬もそうですが、単に動物がかわいそうとかいう観点でこれを述べるのは間違いでしょう。ペットではないのだから。スペインの文化については外野がどうのこうの言う資格はありません。

　夜は嫁と一緒にマッシュルームのアヒージョを。日本人が多い店でした。この後もう1軒はしごして、帰宿。
　いつも思うのですが、スペインの治安について、ネット上では手ぶらでないと狙われるとか、カメラや携帯は出しては危ないとか、面白おかしくかいていますが、3回行って危ない目はあっていませんし、その雰囲気もありません。もちろん普通に注意はしています。もともと夜が遅い国ですし、日付が変わるくらいでもメインの通りは人通りが多いです。とても旅行しやすい国だと思います。
　明日はValenciaを経由して、Barcelonaへ向かいます。