2015夏スペインへのハネムーン（7-1）～Pamplona(Iruna)～Encierro編(7/10)

2015/07/04 - 2015/07/14

　本日はこの旅のメインイベント、エンシエロに参加します。正直危険極まりない行事ですが、なんとしても死ぬまでに一度は走ってみたかった。週に1-2回はフットサルしてるし、走る距離も短いから、体力的な面は特に心配はしてなかったけど、あの人ごみの中走るだけでも大変でした。
　日本にも岸和田のだんじりや諏訪の御柱祭など、危険な祭りは沢山あるけど、基本的に外部の人間は参加できません。San Feriminに限らず、海外のお祭りは誰でも参加できるところが多いのが良いですね。
　午後からはレンタカーを借り、フレンチバスクに足を延ばします。今日は盛りだくさんの1日です。ひとまずこの旅行記は午前中のencierroについて。

エリア パンプローナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩

　エンシエロは8時開始。7：30までにコース上に入っておけば良いとのこと。7時前にホテルを出て、コースを歩きます。すでに沢山の人が歩いています。
　ちなみに、走る人は基本荷物を持参できないので、今回は携帯をポケットに入れていくにとどめます。以下すべて携帯からの写真です。

　嫁は闘牛場で観戦なので、7：30過ぎにホテルを出るとのこと。エンシエロ終了後闘牛場で落ち合う予定ですが、人ごみがすごいので、8：30前に見つけられなかったらホテルに戻っておく約束に。
　この時期のPamplonaは朝はとても寒い。半袖では無理です。参加される方は長袖を持参することをお勧めします。

　コースにはこうして木の柵がめぐらされています。ところどころ切れ目があるので、そこを探して中に入ればOKです。時間になると切れ目の所が閉鎖され、入れなくなります。

市庁舎 建造物

　市庁舎前は7時過ぎでこの人だかり。みんな早朝から飲んでいます。いや、一晩中飲んでいるんでしょう。

市庁舎 建造物

少し時間があるので、スタート地点まで歩いてみます。

この辺りはまだ人通りは少ない。

朝っぱらからみんな元気です。

牛が放たれる所。

市庁舎前に戻ってきました。ここでしばらく待機。というか、人ごみで身動きがとれません。

やがて、人の波が動き始めます。みんな思い思いのスタート地点に移動します。

　エンシエロは牛の囲い場から、St Domingo通り（坂）-市庁舎前-Estafeta通り-闘牛場への約800mのコースで通常2-3分で走り終えます。ずっと牛と一緒に走るのは無理なので、各自自分の好きな場所からスタートし、そのポイントに牛が通りかかった瞬間に走りだします。牛は一瞬で通過するので、どんなに長く走っても全速力で50-100m程度です。

　私はEstafeta通りの終盤、少し道が広くなる地点で待機することに。初心者にはすこしでも道幅が広いほうが走りやすく、安全だと思ったからです。ちなみにもっとも危険なのは闘牛場の入り口で一気に通路が狭くなるうえに、群衆が殺到し、さらに牛もそこに加わるので、人が将棋倒しになる可能性が高く、その上を牛が走っていくこともあるみたい。さらにカーブがある地点では牛が外に膨らむので、外側にいると牛にぶつかることが多いみたいです。

　スタートまでもう少し。スタート地点では祈りの歌のようなものが参加者全員で歌われているようです。みんな思い思いのウォーミングアップをしています。

見物人も多数。このバルコニーを予約するのも一苦労のようです。それなら走ってしまったほうが手っ取り早い気がしますが。

　いよいよです。動画を取ろうと思って、腕に巻くランニング用の携帯ホルダーを持ってきてましたが、全然無理です。そんな余裕ありません。とにかく走るので、精一杯。みんな周りを見てないので、こけまくりです。私も一度こけて、何人かに乗られましたが、なんとか立ち上がれました。そうすると、目の前に牛が！数十メートル全力疾走して、併走しました。牛のお尻にもタッチ！（本当は触ってはダメ）
　そのまま、闘牛場までなだれこみます。牛は数頭ずつバラけて走ってくるので、最後まで気が抜けません。闘牛場入口は沢山の人がこけて、倒れていましたが、それをよけ、ジャンプして飛び越えながら、ゴールイン！牛の前は走れませんでしたが、ある程度牛のそばを走れたのと、無事完走できたので、大満足です！

　無事、闘牛場へ。みんな無事をたたえあいます。闘牛場のビジョンでは早速リプレイが放送されていました。動画は投稿できないので、以下にyou tubeにアップした動画を貼っておきます。

　今回、私はたまたま無傷（軽い擦り傷）でしたが、本当にクレイジーな祭りだと実感しました(笑)。ただ、牛と群衆に近づかず、端を少し走るくらいなら、なんとかいけるかもしれません。もちろん自己責任で。参加することによる臨場感と一体感はバルコニーから見ていては味わえません。本当に参加して良かったです。

　今後参加される人に助言？するなら…
・長袖・長ズボンで（寒いのと、こけた時のダメージが少ない）。
・なるべく道幅の広い直線で待機。カーブでは外側を避ける。
・なるべく周りの人の動きをみる（みんな前と牛しか見ないので人とぶつかる）。
・楽しみ＞恐れ　と感じたときのみ走る。無理に走らない。

https://www.youtube.com/watch?v=YEtf7h3oMtU

闘牛場 スタジアム・スポーツ観戦

　闘牛場では素人闘牛が始まります。小さめで角をガードされた牛が放たれ、めいめいが闘牛のようなものを始めます。実際は牛をおちょくって、逃げ遅れた人が牛に体当たりされて飛ばされるといった感じです(笑)。以下にアップしています。
　牛に気をつけながら、嫁を探しますが、観客席も広く、嫁は結局見つけられず。おそらく寝坊でもして、ホテルのテレビでも見ているのかと思い、適当なところで切り上げてホテルに戻ります。しかし、ホテルにはまだ戻っていないみたいで、20分後くらいに戻ってきました。闘牛場で最後まで観戦していたようです。
　
　しかし、こけたので、下のズボンがかなり汚れてしまいました。半年の解剖学実習で毎週使っていたものなので、思い出の品ですが（嘘）、泣く泣くホテルのゴミ箱に捨てていきます。I川先生ごめんなさい。先生との思い出の品は、ここPamplonaに置いていきますが、ずっと授業の内容は覚えていますよ(笑)。

　さあ、昼からは今度はフレンチバスクを車で巡ります。朝からすでにお腹いっぱいだけど、今日は盛りだくさんです。

https://www.youtube.com/watch?v=K8Aw-eMUMBc

また、以下に私が走った7月10日の動画（オフィシャルっぽい）のもあるので、ごらんください。（San Fermin2015で検索したらいろいろ出てきます）

https://www.youtube.com/watch?v=W5jleY60TSg　

闘牛場 スタジアム・スポーツ観戦