2016/06/26 - 2016/06/28
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Takashiさん
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6月26日。バルセロナからマドリードへ鉄道で移動した。午後の時間を使って、ティッセン・ボルネミッサ美術館に行った。主な目的はダリの傑作である、「目を覚ます1秒前、ザクロの回りのミツバチのばたつきによって見た夢」を鑑賞することである。細部まで詳しく描かれた絵の前にしばらく佇んだ。他にもゴッホ、グレコ、ルーベンスなど多くの画家の傑作があった。フラッシュを使わなければ写真を撮れるのもいい。
夕食はマヨール広場の近くにあるボティンで摂った。世界最古のレストランとして有名で、子豚の丸焼きが名物である。
6月27日。ミュンヘンに飛んだ。途中、アルプスの景色がきれいであった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6月26日。バルセロナ10時発の列車でマドリードに1時10分に着いた。料金は前売り1等で111ユーロ。
快適な座席で、飲み物や簡単な食事が出てくる。 -
インターコンチネンタルホテルにチェックインして、預けていた荷物も受け取った。
午後の時間を美術館で過ごすことにした。プラドはすでに行ったし、ソフィア王妃芸術センターの目玉であるゲルニカはニューヨークで見ている。必然的にティッセン・ボルネミッサ美術館ということになる。
タクシーで美術館に向かった。入場料は1人12ユーロ。日本語の説明をくれるのがうれしい。表紙になっているのはジョヴァンナ・デリ・アルビジ・トルナブオニの肖像。写真を撮れるのがありがたい。ティッセン ボルネミッサ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ここで、ぜひ見ようと思っていたのがカタルーニャの天才画家の1人、ダリ(1904−1989)の1944年の傑作である「目を覚ます1秒前、ザクロの回りのミツバチのばたつきによって見た夢」である。題名の日本語訳は美術館のガイドのものに従った。
ダリの絵の中ではブリュッセルのベルギー王立美術館にある聖アントワーヌ(アントニウス)の誘惑(1946年)には魅せられていた。足の長いゾウの上で踊る美女の幻影に対して聖アントワーヌが十字架を捧げて必死に抵抗しているのだ。今回の絵は、ネットで調べたダリの絵の中で、聖アントワーヌの誘惑と双璧を成すように思われた。
地上階45号室に目指す絵はあった。人だかりしていることもなく、ゆっくり眺めて写真を撮ることができた。それほど大きい絵ではないが、極めて緻密に描かれている。ザクロから、魚が、魚からトラが、そしてまたトラ、最後に銃剣が飛びでしている。その向かう先は裸の美女で、妻のガラがモデルという。足の長い幻のゾウ(宇宙ゾウ)はまだ背後にいる。
迫力満点で面白い絵だ。画面右下のザクロの影がハート形で、ガラへの愛情が示されているという。しかし私には愛情と攻撃欲求の2つの感情が混在しているように思われた。 -
ザクロとその影の部分を拡大してみた。ザクロの右上を題名となったミツバチが飛んでいる。
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ミツバチの部分をさらに拡大した。大きな画面ではないのに、きちんと描かれている。そしてザクロの表面にミツバチの影まで映っている。
壮大なアイディアだけでなく、細部まできっちり描き上げて、この傑作が生じたのだと思った。 -
この美術館には有名画家の絵が目白押しである。これはピカソ。写真は撮らなかったが、鏡を持つ道化師もある。
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カンディンスキー。3つの染みのある絵画196番。
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グレコ。無原罪懐妊。
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グレコ。受胎告知。
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グレコ。十字架とキリスト。
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ゴッホ。オーヴェルの風景。
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ゴッホ。
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ゴーギャン。
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ドガ。緑の服の踊り子。
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ドガ。競馬。
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モネ。ベトゥルの雪解け。
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レンブラント。帽子と2本の鎖を身に着けた自画像。
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ルーベンス。ビーナスとキューピット。
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デューラー。博士に囲まれるジーザス。
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カルパッチョ。若き紳士。
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ゆっくり美術館を見てからマヨール広場まで行き、あたりを散策した。
マヨール広場 広場・公園
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マヨール広場の近くにあるボティンは世界最古のレストランで1725年に創業した。
8時に開店で、少し前に行ってみると、凄い人だかりである。おまけに、ここが世界最古のレストランです、と説明して通り過ぎるツアーまで現れた。ボティン 地元の料理
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私たちは、あらかじめ予約していたので、問題なく、いい席に通された。
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ここの名物は子豚の丸焼きのセットである。まず、冷製スープ。
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そして丸焼き。皮がこんがりしていて、肉は柔らかくとてもおいしかった。
料金はワインも入れて、1人約50ユーロ。
帰りはタクシーとした。店の人が前を走る車を停めてくれた。 -
6月27日。午前11時55分発のルフトハンザでミュンヘンに飛ぶつもりで空港に行った。ところがビジネスクラスのチェックインカウンターで
「チケットが変更されていて、手続きできません」
といわれた。そんなバカなことはないといったが、
「ここではできないから、ビジネスクラスの発券の所へ行ってください」
となった。しぶしぶ行くと、どう見てもビジネスクラスには乗らない少年スポーツ団の団体チケットをあつかっている。こちらはビジネスクラスなのだがといっても、もう作業が始まっているといって、30分以上待たされた。
やっと番が来ると、係の人はチケットは大丈夫ですといった。ついてきてもらって、またカウンターで手続きした。その後もルフトハンザになる度に、チケットがおかしいといわれたが、前の事情を話すと、ちょっとの間格闘して、ちゃんとやってくれた。
カウンターの人は流石にきまり悪げで、ラウンジはいいところに行ってくださいといった。期待して行ったが、写真のように何やらだだ広かった。 -
無事に出発。予想しなかったことに機窓にアルプスが現れた。
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残念ながら山の名前は分からない。モンブランに似ているようなモンテローザのようなである。
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ミュンヘンに2時25分着。タクシーでホテルに向かった。料金は80ユーロ。タクシー天国のスペインは終わった。
宿はシェラトン・ミュンヘン・ウェストパークホテル。朝食付きで214ユーロである。ハウプトバーンホフからそれほど遠くなく、静かな環境にあった。清潔で食事も悪くなく、満足な滞在であった。ドロミテから帰った時もここに泊まったが、写真はその時の夕食のステーキである。夕食代は白ビールをグイと飲んで1人40ユーロ。
私たちは寛いだ後、荷物の大整理をした。ドロミテでの滞在と山歩きに必要なものだけをよりだして、他の荷物はホテルに預けたのである。Sheraton Westpark ホテル
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6月28日。タクシーでハウプトバーンホフに行った。料金は15ユーロ。9時38分発、1時27分着の予定でボルツァーノを目指す。ドロミテへの旅の始まりだ。料金は早割1等で1人48ユーロである。ドイツ国鉄らしきサイト(https://www.bahn.com/i/view/overseas/en/index.shtm)から購入した。とても、扱いやすいサイトだった。
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