2015.7姫路・西脇出張旅行6-兵主神社，荘厳寺，内橋ラーメンで昼食，朝光寺

2015/07/01 - 2015/07/01

黒田庄町へ．1229兵主神社．わらぶきの拝殿がとても印象的だ．黒田官兵衛の故事が残る由緒ある神社．しかし境内には森もなく小さい敷地が印象的だった．そのあと黒田官兵衛の家系図を持つ荘厳寺へ．官兵衛は姫路の生まれと思っていたが黒田本家の家系図はこのあたりの生まれとしている．
地元の人たちの並々ならぬ思いと熱意が伝わってくる．
1326昼食に西脇ラーメンの内橋ラーメンに．ラーメン中盛りと餃子を食べる．ラーメンは昔織物の女工さん好みの甘い味が特徴と．織物の町の面影を残す．最初食べたときは醤油味を感じるが，食べ勧めるにしたがって甘く感じる．そうね甘さが嫌でなければまあまあの味．
最後に加東市の朝光寺へ．室町初期の国宝の本堂と重文の鐘楼が残る．静かなところで見学者一人いない．本堂も無防備．下の鹿野川には滝がある．無造作に並べられたような伽藍に見えるのは周辺が整備されていないからだ．国宝のある名刹だが，忘れられているようなお寺だ．このお寺には本当に来てよかったと思う．本堂も山門も鐘楼も独特の室町初期の建物で素晴らしい．
この近くにすごい寺院があるとのタクシー運転手の言葉で行ってみたら，すごい新興宗教の建物があった警備が厳重で写真撮れなかった．直接タクシーで粟生駅に向かう．1551着　これで西脇の見学もおしまい．小さな市だったが，普段来ないところでとても面白かった．

エリア 多可・西脇・加東(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: その他
• 交通手段: タクシー ANAグループ
• 旅行の手配内容: その他

1225黒田庄町を行く．畑瀬橋で右折

加古川を渡る

大きな鳥居が踏切の先に見えてきた

1229兵主神社

兵主神とは、漢の高祖が「蚩尤：シユウ」を祀って勝利を祈った事に由来する。 貝塚茂樹氏は兵主神とは武器製造の鍛冶屋神としている。

鐘楼

「ひょうすさん」と呼ばれる大志郷の氏神様。
戦国時代、豊臣秀吉が三木城の別所長治を攻める際、家臣の黒田官兵衛に戦勝祈願させた古社。
その奉納金で改築された拝殿は、安土桃山時代の建築様式をとどめた貴重なものです。http://www.nishiwaki-kanko.jp/guide/history/hyosujinja.html

拝殿

奥に本殿

拝殿の奥

本殿の裏側

吹き抜け式の屋根の拝殿

土俵，小さいので子供相撲かな

目の前は大きなため池

黒田官兵衛ゆかりであることがわかる

さらに北へ，

山間の荘厳寺へ

1249　荘厳寺に到着

荘林山荘厳寺（しょうごんじ）は高野山真言宗の寺院です。
当山は、白雉三年（652）、法道仙人の開基と伝えあり、
これによれば、当山は約1360年ほどの歴史がある古刹です。
法道仙人開基の寺院は播磨東部と丹波西部に多数あり、
当山もそのうちの一寺です。（中略）そして当山は、近年注目されている黒田官兵衛ゆかりの寺です。
当山所蔵の播磨黒田氏系図、「荘厳寺本 黒田家略系図」は、
歴史研究家に史料的価値を評価され、研究がすすんでおります。
それによれば、黒田官兵衛のご先祖、播磨黒田氏は、
観応二年（1351）以来、多可郡黒田城主として
九代、二百数十年にわたり当地・黒田に存続しました。
荘厳寺本系図は、播磨黒田氏の起源と歴史を示す根本史料です。
この系図にも明記されているように、黒田官兵衛は
八代黒田城主・黒田重隆の子であり、当地の生まれです。
http://www.geocities.jp/kurodasyougonji/

駐車場のプレハブには

黒田官兵衛生誕地の会と書いてある．一般的には黒田官兵衛は姫路の生まれだよね

何とか官兵衛の生誕地にしたいんだね，ゆかりの地であることは確かだと思う

山門

本堂

これが荘厳寺本黒田家系図（複製）　孝隆の名で最後に官兵衛が書いてある．校正の創作ではないのかなあ．黒田庄の人たちに怒られちゃうよね

ともかく一生懸命さが伝わってくる

本堂への入り口

大師堂

この山の先に本堂，多宝塔，鐘楼などがあるがおなかが減ったので登る気はしなかった．

さあおなかが減ったので西脇ラーメンを食べに行くことにした．タクシー運転手さんのおすすめは大橋ラーメン．ところが水曜日でお休み！残念．

1326二番手の内橋ラーメンに

ラーメン中と餃子

ラーメンは昔織物の女工さん好みの甘い味が特徴と．織物の町の面影を残す．最初食べたときは醤油味を感じるが，食べ勧めるにしたがって甘く感じる．そうね甘さが嫌でなければまあまあの味．しかし播州大橋ラーメンたべてみたかったな．

ぎょうざはぱりぱり

1410出発，加東市の朝光寺へ．国宝のある名刹だ．

そびえる三草山の周辺は、平安時代末期の寿永3年（1184年）に源義経が平資盛を夜襲にて破った「三草山の戦い」の舞台である。その三草山の山腹には、鹿野川という加古川の第二支流が流れているのだが、その鹿野川沿いの谷間に建つのが、真言宗の仏教寺院、鹿野山（ろくやさん）朝光寺（ちょうこうじ）だ。落差6メートルのつくばねの滝が落ちるその袂、行きかう人もほとんどいない、静かな山間にたたずむ朝光寺の境内には、そのひっそりとした寺の雰囲気にそぐわない、まことに立派な中世の大規模仏堂が建っている。それは中世折衷様仏堂の代表例として、国宝に指定されている。http://kankodori.net/japaneseculture/treasure/118/
このブログの説明は素晴らしい．

現代の本堂　総持院

鐘楼　鎌倉時代後期の建造で、重要文化財に指定されている

この解説の年代は多分間違っている

多宝塔

本堂　素晴らしい国宝！しかしこんなに無防備でいいのだろうか　誰もいない．
現在の本堂は、室町時代中期の応永20年（1413年）に再建されたと考えられている。本堂内陣に安置されている厨子裏板の墨書より、応永20年に京都の三十三間堂から千手観音像を一体譲り受けて本尊として祀った事、正長元年（1428年）に屋根の瓦葺きが完成した事が記されており、本堂もその同時期に建てられたと推測されるのだ。
http://kankodori.net/japaneseculture/treasure/118/

室町初期　建築年代の明らかな、室町時代密教仏堂の代表作の1つであり、和様に禅宗様の要素を加味した「折衷様」建築の代表例でもある。wikipedia

鹿野川からの階段がある．周りは日も当たらぬようなうっそうとした森．今日は雨だから余計に水気を感じる

山門

この朽ち果てたような看板

仁王像　吽

阿

本堂の中に入る．国宝なのに無防備．中世密教仏堂の典型とのこと．

本堂から山門を見る

周りには仏様．素晴らしい名刹だ！見学者もいず，看板も少ない．隠れた名刹，もったいない気がした．

本堂の下には滝がある

滝の落下点に降りることができる．徒歩3分前後

少し手前に吉祥院がある．1452出発

タクシーの運転手さんがすぐそばにおおきなびっくりする寺院があると．念佛宗三寶山無量壽寺 総本山．たくさんおたてものがある．

新興宗教のようだ．たくさんの警備員がいる．このときは新興宗教とは気が付かないで「けんがくできるか」ときいたら「許可があれば」といわれた．今もすごく工事をしている．大成建設など一流の建築会社がやっている．宗教法人のすごさをみせつけられた．警備がすごいので写真はこっそり車の中からとった．

直接タクシーで粟生駅に向かう．1551着　これで西脇の見学もおしまい．小さな市だったが，普段来ないところでとても面白かった．

荘厳寺のパンフ．今から考えると無理して本堂まで行けばよかったなと思う

西脇市は観光に力を入れていろいろなパンフがある

これ以外に「西脇ごはん」というパンフもある．雨が降っていたが知らない街を訪ね歩くのはとてもたのしかった．今はタクシーでしか仕事の際は回れないが，レンタカー借りられたら一番いい．