夏の中央ヨーロッパ4週間(2)ザコパネ（ポーランド）～ポプラド（スロバキア）

2014/06/28 - 2014/07/24

ポーランドのザコパネからバスで山越えをし、スロバキアのポプラドへ。
ポプラドでスピシュ城、タトラ山地を回りました。
写真はザコパネのペンション。

エリア スピシュ城周辺(スロバキア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

■　2014年7月4日　ザコパネ〜ポプラド（スロバキア）
宿提供の朝食を摂ってからチェックアウトし、ザコパネ駅へ向かう。ザコパネ駅そばにバス停があります。切符売り場でバス停は8番と言われたが、表示がなく分かりにくかったです。スロバキアのポプラドまで直通のバスに乗りました。22PLNでした。

今日は快晴でポーランドとスロバキアの国境の山岳越えには最高の日です。
上高地のような、志賀高原のような穏やかな山容が続きます。

11時30分ごろポプラドのバスターミナル到着。大きなバスターミナルですが、人は少ない。田舎な感じがとてもいい。ここは鉄道のポプラド駅でもあります。

宿まで歩いて5分ほど。レストランの2階が宿になっていました。
このレストランは地元の人でいつも賑わっています。

宿に荷物を置き、スピシュ城に行くために再びバスターミナルに。
ところが、バスの切符売り間が昼休みで閉まっている。
ここでバスの時間を聞いたり、切符を買ったりするつもりだったので、仕方なく12：30まで窓口の開くのを待ちました。窓口がやっと開いたのでスピシュ城へのバスを訪ねると12番で13時発という。しかし、そこで待ってもバスは全然来ない。近くにいたバスの運転手に聞くと5番に乗りLevocaで乗り換えろという。近くにいた女性に尋ねると、身振りでついて来いと言い、バスの時刻表一覧の場所に案内してくれました。こんなのがあったのにちっとも気づきませんでした！やっとSpisske Podhradie行きの時間と乗り場が判明。切符もバスの中で買えばよいのでした。

13時35分発のバスに乗り、1時間ほどでSpisske Podhradie下車。そこから徒歩35分でスピシュ城に到着。
晴れ渡り暑い。草原の中、小高い丘にくっきりと存在する古い荒れ果てた城です。近づくとそれなりに修復されているのが分かります。入り口では中世の服装のお兄さんが愛想よく迎えてくれます。
城のてっぺんから眺める周りの景色は広々として素晴らしい。遠くに山並みが連なり、手前には緑の草原が広がり、ところどころに小さい町と教会の尖塔が見えます。

駐車場が城のすぐ脇にあり、車でくれば35分も歩かなくて済みます。

城の中は博物館になっています。
気が済むまで城の中を行きつ戻りつし、城壁を散策しました。
町まで戻り、ポプラド行18:38で帰りました。
幸い帰りのバスがありましたが、バスの本数が少ないので帰りのバスの時間は必ず確認しないといけませんでした。自戒。

■2015年7月5日　タトラ山地散策
ポプラドのバスターミナルから8時50分発ザコパネ行のバスに乗り、Taranska Lominicaで下車。ロープウェイで山にのぼります。ロープウェイ乗り場は近いかと思ったら15分も歩きました。ここでロムニツキ行の乗車券を購入。乗車時刻は予約制で14時とのこと。まだ9時半なのにそんなに売れているかとびっくり。買えてよかったと一安心しました。
スカルナテまでゴンドラで行き、そこからロムニツキまで別のロープウェイになります。スカルナテから下りは歩くつもりで片道にしました。デポジット込みで38ユーロ）。山の地図5ユーロもここで購入。

ゴンドラでスカルナテについてみると、案外人がいます。レストランや休憩所があり、冬はスキー場になるようです。小さな池もあり、高曇りですが見晴しもよく、気持ちの良いところです。
14時まで時間があるので、リフトに乗って山の肩まで上がってみました。リフトは往復8ユーロ。

リフトの終点から山道があります。ポーランド側の山が一望です。深い谷になっていて息を飲むような素晴らしい景観です。時間は充分あるのでのんびり景色を楽しみました。道は少し行くと行き止まりになっているようでした。ちょっと雨がちらつきましたが、そばにいたおじさんは「ポーランドは雨だけどスロバキアは大丈夫だよ！」と笑っていました。
そのまま下へ降りる道もついていましたが、ここは素直にリフトで下ります。

やっと時間になり、14時のロープウェイでロムニツキに行きます。このロープウェイは間の支柱が全然ない。頂上には天文台。20分毎の運行で頂上での滞在時間は1時間限定です。

頂上からの景色は、長い間ロープウェイを待っても来る価値があります。標高2634mにこんなに簡単に来られるとは。しかも岩壁のてっぺん。ロープウェイの支柱を作りたくても作れないような場所です。

山頂の天文台。

ロープウェイを下りた時、札をもらいます。帰りのロープウェイの時間になるとこの番号が呼ばれます。

15時10分にロープウェイで山を下りました。乗車券を返却してデポジットを返してもらう。スカルナテプランからフレビエノフまで歩きます。野の花が咲き、大きな滝や渓流があり楽しいコースでした。トレイルはいくつかのコースがあり、色分けした案内板が整備されていて歩きやすいです。
フレビエノフからケーブルカーに乗り、終点からはタトラ電気鉄道でポプラドに戻りました。

歩きやすいトレイル。親子連れも見かけました。

渓流や滝も迫力があります。

小屋周辺では野の花が咲き乱れていました。