20数年振りの伊勢旅行（1日目）

2015/06/14 - 2015/06/16

娘達夫婦から、今年3月の結婚式の日に「ありがとう」と頂いた旅行券。

私達が余りお世話になったことの無いレベルの、旅館等を対象としたものでした。
奥様とじっくり、行く先を検討した結果、大阪時代毎年のように行っていた伊勢志摩に決定しました。

当時は大阪から名阪国道を通り、三重県内に入っても伊勢へ高速道路もまだ未整備で、3時間以上は掛かっていた記憶があります。
今は鳥取からでも、中国道、第二名神、伊勢自動車道etcで、4時間ちょっとの道のりでした。

ﾒｲﾝは志摩「ばさら邸」での風呂三昧ですが、根っからの貧乏性の私、ゆったりとした滞在型ﾚｼﾞｬｰには中々慣れず、1日目は二見浦から伊勢市（外宮）を巡り、2日目は内宮を参拝し、旅館に入りゆっくりと過ごす計画としました。

梅雨の真っ最中でしたが、天気にも恵まれ、新たな旅の過ごし方を発見できました。

エリア 志摩市・賢島・浜島(三重)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 自家用車

中国道を走行中、娘から連絡があり、宝塚ICで途中下車。
用事は直ぐに終わり、父の日のプレゼントを貰いました。

名神に入り、大津SAで休憩＆昼食です。
向こうには琵琶湖が見えているのですが、旨く写っていませんね。。。

昼食は軽く、京風うどん。

私の注文は（左）、京風きつね蕎麦だったのですが、カウンターで受け取る際、きつねうどんを渡され、そのまま七味を掛けると、奥様から「アレ、蕎麦じゃ無かった？」と言われ、間違いに気付きましたが、もう七味を掛けているし、そのまま頂きました。
きつねうどんの方、ごめんなさい。

奥様は、京風肉うどん。

薄味＝京風では無いと想いますが、どちらも、美味しかったです。

渋滞も無く順調に進みます。

名神草津JCTから新名神に入り、東名阪、伊勢自動車道と走り伊勢市に到着です。

伊勢西ICを降りて、たっぷり時間があるので、ﾙ･ﾙ･ﾌﾞに時間があれば見てみたいとあった、河崎の街並みを散策です。

河崎商人館に入ります。

伊勢河崎のまちづくりと伝統文化継承のための拠点施設として整備されたもので、駐車場も川沿いに有りました。

伊勢の台所として、江戸時代より伊勢と伊勢を訪れる人々の生活をまかなった問屋街の代表的な商家を修復した施設で､12棟の建物が国の登録文化財になっています。

勢田川に面した3棟の蔵が商人蔵として店舗30店が入り、河崎まちなみ館と内蔵資料館の展示室では、伊勢と河崎の歴史と文化の展示を行っています。

じっくり商人館の中を廻っていくと、倉吉に近い臭いを感じました。

昼は軽くだったので、商人蔵ｶﾌｪで休憩です。

勢田川からの気持ちの良い風が店内を渡っています

季節限定のﾛｰﾙｹｰｷとｺﾋｰで、ゆったりと過ごすことができました。

私はﾎｯﾄｺｰﾋｰ。
何故か、おかきが付いてきました。

伊勢河崎の街並み。

道路と電線、あと無粋な色のマンション等が邪魔ですが、時間をかけて街並み整備を進めてほしいと思います。

二見浦に移動です。

伊勢から20分ほどで到着です。
20数年振りですが、参道はあまり変わっていないですね。。

ご神体はかえるでしょうか・・・。

そこらかしこに鎮座していました。

正式名称は、二見興玉神社（ふたみおきたまじんじゃ）ということです。

猿田彦大神と宇迦御魂大神を祭神としていて、猿田彦大神の神使がカエルということです。

ウィキペディアによると、神社参拝の後に神徳を受けた人々が、神社の境内にカエルの塑像を献納するため、境内には無数のカエルの石像が並んでいるとのことです。

この神社の授与品もまた「無事カエル」「貸した物がカエル」「お金がカエル」（カエルと帰る・返るの掛詞）と呼ばれるカエルをモチーフにしたものとのことです。

夫婦岩の沖合約700mの海中に沈む、祭神・猿田彦大神縁の興玉神石を拝する神社で、夫婦岩（めおといわ）は日の大神（天照大神）と興玉神石を拝むための鳥居の役目を果たしているとのことです。

鳥居なんですね。。。

おみくじを見たら、「引くしかない」と思う我が家族。

かえるの口に手を入れて、中のおみくじを引きます。

久しぶりの大吉！

参道のお土産屋さんを冷やかし、再度伊勢市に戻ります。

まだ陽も高いので、夕方の外宮を参拝することといたしました。
この時期は19時まで可能のようです。

駐車場もガラガラ、静かな境内に玉石を歩く音が気持ちよく響きます。

外宮です。

衣食住の守り神である豊受大御神を祀る「豊受大神宮」というのが正式名称のようです。

ちなみに、「伊勢」という地名が付かない、神宮というのが正式名称で、すべての神社の上に位置する神社ということです。

2015年に第62回式年遷宮が行われています。

記録によると、飛鳥時代に天武天皇が定め、持統天皇4年（690年）に第1回が行われ、戦国時代の120年以上に及ぶ中断や、幾度かの延期などはあったものの、およそ1300年間続いています。

神宮の正宮は、皇大神宮（内宮）、豊受大神宮（外宮）の2宮。

こちらは風宮で、、別宮（べつぐう）「正宮のわけみや」です。
神宮の社宮のうち正宮に次いで尊いとされる社です。

外宮には、多賀宮、土宮、月夜見宮（外宮外）、風宮
の別宮があります。

こちらは土宮。

式年遷宮では、別宮もすべて新たに築造されています。

社務所というのでしょうか。

お札や、神楽の申し込みを受け付けておりました。

本日の宿泊は、伊勢市駅(JR参宮線、近鉄鳥羽線）近くの伊勢ｼﾃｨﾎﾃﾙです。

部屋からはﾄﾚｲﾝﾋﾞｭｰ。

私、きれいな夕焼けと共に、飽きずに電車を見ていました。

夕食は、ﾎﾃﾙ併設のｽﾃｰｷの石かわで頂きます。

松阪牛をお手頃価格で頂けるお店ということです。

確かに、目が飛び出る・・・、事はありませんね。

ｵｰｼﾞｰﾋﾞｰﾌ、国産牛もお手軽価格です。

本日の移動距離は480km。

疲れた体に一杯のﾋﾞｰﾙがしみ込んでいきます。
と言いながら、夫婦でｺｯﾌﾟ1杯で十分酔えましたが…。

洋食ｾｯﾄのｶｯﾌﾟｽｰﾌﾟ。

他に、ｾｯﾄにはご飯とﾐﾆｻﾗﾀﾞが付きます。

奥様、松阪牛。。。

私、国産牛。

申し訳ございませんが、そんなに大きな違いは、わかりませんでした。。

夕食後、ちょっと部屋で休んで、街の探索に出かけます。

起点はJRの駅ですが、ﾎﾃﾙからは近鉄の駅が近いです。

2駅を結ぶ通路もないので、切符がないとJRまでは、ｸﾞﾙｰｯと大回りしないと行けません。

綺麗な夕焼けを見ていたのに、雨が降っていました。

駅から外宮への参道を歩きます。

まだ、21時前ですがお店は殆ど閉まっており、ﾁｪｰﾝ居酒屋程度しか開いていません。

聞くところによると、伊勢は参拝者相手のお店が多く、閉まるのは早く、食事処というのも少ないそうです。

旅行の際は気を付けてくださいませ。

伊勢市駅に戻ってきました。

JRは本数が少なく、近鉄の利用者が多いのでしょうね。

1990年代までは、ｼﾞｬｽｺ駅前店・三交百貨店等、ﾃﾞﾊﾟｰﾄや伊勢高柳商店街・伊勢銀座新道商店街等の商店街があり、年末の買い出し・正月の初詣は特に混雑する駅だったそうですが、大型店の閉鎖に伴う中心市街地の空洞化が激しくなり、ｼﾞｬｽｺ跡地は、宿泊・温浴・商業の複合施設「伊勢外宮参道 伊勢神泉」が開業し、三交百貨店跡地はﾊﾟｰｷﾝｸﾞになっていました。

あまり見るところもなかったので、明日参道のお店が営業している時に、再度廻ることとしてﾎﾃﾙに帰ります。

本日はﾂｲﾝ。
設備は古いですが、清掃はきちんとなされており、少し懐かしい昭和のﾎﾃﾙという感じでした。

夕食が少し早かったので、小腹が空いてきました。

散策途中にﾗｰﾒﾝでもと思いましたが、お店が少なく断念。
奥様は、ｽｰﾊﾟｰでお茶やﾖｰｸﾞﾙﾄ等を購入、私は伊勢うどんを購入です。

昔、食したことはあったと思いますが、味等忘れていました。

これはあくまで簡易版でしょうが、甘めの醤油ﾀﾞﾚに七味をかけていただきます。
少し柔らかめのうどんですね。

私としては、関西の「けつねうろん」が好きですね。

伊勢に向かう途中で会った娘から、父の日のﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄを貰いました。

ｽﾇ好きの私に、ｽﾇｰﾋﾟｰのﾜﾝﾎﾟｲﾝﾄ入りのﾎﾟﾛｼｬﾂです。
ありがとね｡｡｡

本日これまで！

この旅行記へのコメント （4）

• 前日光さん 2015/07/01 23:59:26

  伊勢神宮は、このところブレークしてますね！

  まつじゅんさん、こんばんは。
  
  伊勢、二見浦というと、私は高校の修学旅行で行きましたよ。
  
  京都・奈良・彦根・伊勢という、たぶん３泊だったと思うのですが、すごいスケジュールだったなぁと思います。
  この夫婦岩が見える宿で、今でも印象に残っていることがあります。
  いわゆるせんべい布団と言いますが、これ以上はない！というくらいの薄い布団に雑魚寝したことを思い出します。
  朝食のおかずが、味噌汁と海苔以外に食べられるものがほとんどなくて、要するに私が今まで泊まった旅館の中でも、ワーストワンと言っていいくらいの宿でした。
  まぁ、修学旅行ですから仕方ないのですが、とにかく凄まじいものがありました。
  
  伊勢に対するイメージは、もしかしたらこの初伊勢がこんなだったので、その後再訪しようという気になれないのかもしれませんね。
  
  今回まつじゅんさんは、その伊勢でかなりレベルの高い宿に泊まられた由、どんな宿だったのか楽しみにしています。
  実は私たちも娘から旅行券をプレゼントされたものですから、いつどこに行くのに使おうかと考慮中なんです。
  
  娘さんからのプレゼントは、父親にとって特にうれしいものなのでしょうね(^_-)
  いつも微笑ましいまつじゅん父娘の交流、楽しく拝見させていただいております。
  
  
  前日光

  まつじゅんさん からの返信 2015/07/24 17:37:57

  RE: 伊勢神宮は、このところブレークしてますね！

  前日光さん、暑い日が続きますがお元気でお過ごしでしょうか。
  
  山陰も35℃の暑い日が続いておりますが、夜は風が通ると涼しく、昨夜は毛布を掛けて寝ておりました。
  
  私達の年代は伊勢といえば修学旅行というのが定番でしたから、前日光さんの気持ち、よく解ります。
  私の小学校の修学旅行は春で、淡路島への１泊２日でしたが、秋の遠足が伊勢でした。
  当時、夫婦岩とか伊勢神宮を見ても、何も感じなかったですし、昭和45年位は道路も悪く、バスの長旅で酔った記憶しか無いです。
  
  昭和の終わりから平成の初め頃、１２月の安い頃に料理民宿のような旅館によく行っており、相差、安乗崎、浜島、鳥羽等々、殆ど行きましたが、この度、自分の記憶力のいい加減さに驚きました。
  
  内宮と外宮のイメージも違いましたし、その意味では良い記念になりました。
  
  今は、岡山旅行券と島根旅行券を使ってどこに行くか、調査、研究中ですが、島根旅行券って最高一人15,000円（購入額7,500円）しか１回に使用できない事に気付き、60,000円分と言うことは・・・。
  よく考えます。
  
  前日光さんも、冬のカニも良いですが、秋の魚も美味しいですよ。
  山陰で、お待ちしております。
  
  matujyunn
  
  
  

• たらよろさん 2015/06/28 19:20:05

  素敵な娘さん♪

  こんばんは、まつじゅんさま。
  
  娘さんからのプレゼントで
  昔懐かしい伊勢に、
  奥様と一緒にお出かけ♪
  大好きな温泉で癒されて、美味しいお料理で満たされて、
  素晴らしい思い出できましたね〜
  
  カエルの岩、私もみた記憶があるなぁ〜って旅行記を見ながら思い返していました。
  伊勢志摩は、来年のサミットに向けて忙しくなるんでしょうね。
  私もその前に、高速道路を思う存分使わせてもらい、
  ほんと京都からだったら1時間半くらいで着いちゃうのよ伊勢に。。。
  久しぶりの伊勢、お出かけしようかな♪
  
  
  たらよろ

  まつじゅんさん からの返信 2015/06/29 10:37:19

  RE: 素敵な娘さん♪

  たらよろ sama
  
  いつも私の拙いページへのご訪問＆コメントありがとうございます。
  昔から、色々な所に行くのが好きで、滞在型には全く縁が無かった私ですが、齢を重ね年に1回位は、何もせずに別の場所で風呂入って過ごすというのも良いなと思いました。
  それでも、根っからの好奇心に任せ、伊勢神宮だ、街歩き等バタバタしてきましたが、楽しい旅となりました。
  
  おかげ横丁が整備され掛けた頃に行った記憶があるのですが、おはらい町と一緒になって、凄く変わった印象を受けました。
  
  サミットも開かれるという志摩は、大きなホテルが旧館を改修中で、このホテルだけで完結するようにするのでしょうかね。
  
  英虞湾の綺麗な風景の中、世界平和と経済の安定をしっかりと話し合って欲しいものです。（偉そうに申しわけありません）
  
  良い旅を！
  
  matujyunn